転生幼女具現化スキルでハードな異世界生活

高梨

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泣いたらお休みとメイドがもらえました。それと美坊主の医者と出会えました。

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 結局、私は泣き疲れて寝てしまったようで目が覚めたら夜中の病室……。けれども治癒部隊の病室とは配置が大分違うしらない病室だ。全ての仕事を終わらせたグラスとカロネちゃんが病室でそれぞれの暇つぶし、本読んだり、怒られない程度に魔法練習で手のひらに水を発生させたり。そうして寝ている私のベットを挟むように座って居た。二人の名前を呼んでみると、それぞれが魔法の練習の水を握りつぶし、読んでいた本は姫とは思えないほどに乱雑に床に落として、二人とも心配と安堵が混じったなんとも言えない表情で身を乗り出して来た。

「カリス様……よかった。本当に、無理しないでください。お世話になった私が、言えたことでないけど。私の……私の二人しか居ないお友達なんですからぁ……。カリス様は4歳なんですから、遊びも勉強もほどほどにしてください!


 カロネちゃんも、姫としての教育と私との勉強で忙しいはずなのに……。以外と自分はちゃんと見ていてくれる人がこの世界には居るのかと思って、また泣きそうになるもここは心は大人の意地でなんとか耐えて、泣きそうなカロネちゃんに謝罪と泣かないで欲しいという意味を込めて、頭を撫でると抱きつかれたので、背中をヨシヨシと摩ると結局泣かれてしまった……。カロネちゃんを慰めながらも、グラスに顔を向けると先ほどの心配そうな顔は潜めいつもの鉄面皮で、私の状況を答えてくれた。

「ここは医師団の病室です。貴方は高熱を出したんですよ。高熱でも効く、解熱効果のある薬が効かなかったので疲労による高熱との診断です」

 高熱の部分のイントネーションを強調して説明してくるので、「泣いてることは言っていない」と伝えたいのだろうと察する。その配慮はとても嬉しいし、世間知らずで愚かで自分勝手な子供で居るつもりだから、本当に、ありがとう。今でもそう伝えたいほど感謝してもしたりない配慮だった。

「ええ、そうです。カリスティアさんのスケジュールと傾向を見るにほぼ休みなしで動き詰めですからね。ドクターストップということで、最低4日はこの病室ですごしてもらいます。子供ですから疲れが出たのでしょう」

 なに、この音もなく現れた白衣着た美坊主の男は……でもなんかフランケンシュタインみたいに所々継ぎ接ぎだらけだけれども……もしかして?という人が頭に浮かぶけど確証がないので、思ったままを口にして聞いてみる。

「アンタ誰?」

「失礼、あのときは首を落としっぱなしで来てしまったので、身体だけ会ってますね。ボクはエピオス・べゼナ一といいます。魔法では治せない病魔を治療する専門部隊……医師団の団長ですっと、あぁ、彼……じゃなかった彼女のこと忘れてまーした。入ってきていいよー!リュピアちゃ~ん!」

 エピオスは、頭を支えながら丁寧にお辞儀をしたあとに、忘れていた!っと病室の閉まった部屋に向かってリュピアちゃんの名前を呼んだ。あれ、彼? っとは思ったけれども遠慮がちにゆっくり開かれた扉から覗く橙色の髪は綺麗に切られて、顔を包み込むようなショートレイヤーのボーイッシュかつキュートなメイドさんになったリュピアちゃんが現れたので、くんだのちゃんだの彼だの彼女だのの考えは一気に吹き飛んだ。

「は、はい! えっとご恩を果たす為にメイドになりました。リュピアです……。僕は、えっと、生活が不規則なカリスティア様の身辺を整える為にご奉仕させて頂きます」

「……よろしくお願いします!」

 僕っこでボーイッシュかつふんわりかわいいメイド服と上目遣いで「ご奉仕させて頂きます」なんて言われたら女の私でも鼻血だしてノックアウトしそうになる。カワイイ、メイド喫茶には行ってみたいなとは思ってたけどまさか生のメイドを拝めるとは……。ありがたやーっと拝んで居たら「カリス様!」っと嫉妬したカロネちゃんの雷と「異性だけでなく同性もたらし込むとは」グラスの呆れたと言わんばかりの不本意な言葉をプレゼントされた。我、病人ぞ? もうちょっと優しくしてよ。

「えっと……僕、がんばりますね!」



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