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セイント・ナイスミドルガイコツマン
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「これでナイスミドル骸骨さんじゃい!!! 崇めるが良いぞ~ってー。早朝ぶり~、カリスティアは~ん」
「おお、グラス君ところの嬢ちゃん! 契約魔物をちょっとおかりしてるよー」
「あ、はい、こんにちは……庭の手入れがはかどる良い天気ですね。おじいちゃん。んで、何が良いのか分からないけど、骸骨さんなんで動いてるの。てか何故私の名前知ってるのさ……あ!」
グラスに昼手前にたたき起こされて、顔を洗いご飯を食べる前に庭でも眺めて、グラスのご飯を待ってようと庭に出ると、グラスの家のお隣さんのおじいさんが、骸骨と一緒にえいさ、えいさと薪を割っていた。見なかったことにして、扉を閉じようとすると、よりによってその骸骨に見ていることがバレてしまった。
凄く気の抜ける~なんか似非関西人&似非広島人を無理矢理まぜたような口調の骸骨を、隣のおじいさんが“契約魔物”と言ったことで、記憶が呼び起こされる。呼び起こされた記憶に全身の血の気がさぁ……っと引くような気がする。そうだ……コイツ!!!
「じゃあじいさん、うちの主来たんでお手伝いここまでや、また言ってくれれば、わし手伝うでんなー」
「ありがとよー」
カコカコと、骸骨のくせに聖職者のようなナリの奴が身軽に隣のうちからこっちの庭へジャンプでひとっ飛び、私の目の前へと傅くように着地する。さぁ、いきまひょか~♪ っと骨張った手で私の手を握って家へと入ろうとするところで、入ろうとする骸骨の目の前に大の字で立ち塞がり、待ったを掛ける。待って、待って、待って!!!
「待って待って、グラスに見つかったらヤバいから」
「え~そんなん、言わはっても、もう主はんの後ろに居るからかわらへんって」
骸骨にそう言われた瞬間に、刺すような冷気が背中全身にぶち当たる。この魔力とこの冷気と……この足音と香りで、もう、そこに居るのが分かる。わかるのだけれども、人間は本当の恐怖を前にしたら、無謀な一縷の望みに縋ってしまうものでして、ギギギ……と、後ろを振り向く。怒っていませんようになんて無謀な願いを持ちながら。
「何が、やばいのですか? カ リ ス テ ィ ア?」
「ひぃぃぃぃぃ、やばくないです。喋りますごべんなざああああああい!!!!」
満面の笑みが余計に冷たい氷を思わせる。この場をわかりやすく言うなれば、氷の鎌を持った死神に今まさに首をかききられようとするような、恐怖だろう。エプロンを着て腕を組みながら怒っているグラスを見て身体が縮こまり観念しましたと、骸骨に繋がれた手をほどいて両腕をあげる。
(どう、説明したものか……トホホ)
ーーーーー
そう、最終階層は実は無事に終わることはなく、転移紋を触る瞬間に、この聖職者の亡骸と自称する骸骨に腕を捕まれたのだけど、危害を加える様子もない。なにより、カリスティアは心身疲れ果てて居たので、骸骨がなんのようか聞こうかと、普通ならば正気ではない(本当に正気を失いかけてる)判断をくだして骸骨と話をすることになったのだ。
「わて、昔のう……といっても六年前までなんけんなー。そりゃごっつーえっっっっらい法王でんな。宗教国家ヘレ・ケッテ・ガルゲンのトップだったんじゃけぇ……。けんど、変わりの神様を見つけたから、わて、見たいなノリ軽、ノータリンの法王いらん言うて。ここに放りこまれたんよ……ひっどなーい?」
「うん、酷いね。骸骨さん。じゃあ」
「まってまって!!! わて神聖属性が強すぎて、逆にここの魔族性の魔力に囚われて出られんのよ!!! なぁ……。わて元法王やからの、魔物化して若干衰えたとはいえ、多少の予知能力で、あんさんが、お友達助けたくてこうして、個々に居るのわかるんし、このまま行けば、世界まるごと悪魔の恋愛のまねごとに食い潰されるのもわかるんや……。どや、どんな知略も知識も上回る予知をわてはもっとる。そんなわてと、契約すれば……」
「うん、分かった契約しよう。私カリスティア……よろしく、じゃあね」
「決断はやない!? あとじゃあねじゃない!!! わてと契約して~。額にチューしてあんさんもしてくれれば、契約完了や」
疲れ果てたカリスティアは、骸骨の必死の自己PRを聞き流して、全肯定イエスマンも驚きの速さで了承したのだ。そんなこんなで、法王……つまり神聖属性の骸骨は魔族性封じの結界をやすやすとすり抜けて、グラスが途中だった庭の手入れを勝手に完了させて、それに目をひんむいて、驚く隣のおじいさんの手伝いと世間話をこなして今に至る。
ーーー
こんなことを、ガイコツさんと一緒にグラスに向けて、リビングでお茶をすすりながら説明したのだけれども、このギャル+似非広島弁+似非大阪弁混ぜたような口調がなんとも……。俗っぽい。
「俗っぽい法王だな」
「よくいわれるん。けど、今は法王の立場や無い。セイント・ナイスミドルガイコツマンや!!」
戦隊もののポーズのように両腕をビしーっと、伸ばしたまま、ガイコツなのに、わかりやすいどや顔で、グラスの方を見て、ツッコみ待ってるで? と目線を送るが。
「ふむ、やっぱりカリスティアが行動すると、普通にはことが終わりませんね」
「ちょっとーグラスは~ん。無視せんといてー」
グラスは華麗にスルーして、左腕を顎にあてて考え込ながら、現在言われて居る宗教国家の情勢をガイコツに伝えた。流石に自国のことは、気になるのか、先ほどの軽々しさはなりを潜め、真面目に腕を組んで現在の宗教国家の話しを静かに聞いている。グラスにこんな簡単に信用して良いのかと聞いてみると。
「私はこの魔物ではなく、カリスティアの人を見る目を信用して話しているだけです。何だかんだ、貴女の連れてくる人に悪人は居ませんからね。ウィーン様やリュピア様と……尋常じゃない魔力保有量のこの……元法王様といい」
接客業で養った見る目がこんなところで生きたのか? そんなことはさておき、素直に褒めて信用してくれるのが嬉しい。ガイコツも微笑ましそうに見て?くれている。目玉がないから多少わかりにくいけど。本当に法王なのか信じられないと、ガイコツに言ってみると。
「主はん、もう、わての主はんなんで、嘘をつくことを封じる。お前は元法王であっているかって、喉に魔力込めて言ってくれれば、嘘ついてないのわかるで~。あっでも悪用したらや~よ。ってなー」
そんなこんなで、元法王かつ予知能力もちのガイコツの命名【スケイス】(スケルトン+ナイス)が仲間に加わった。そんなこんなで、ウィーンママと顔合わせとともに、スケイスがぽつりと。
「今、降りてきたわ~。今すぐに知識の国から、こっちにもってくるやつ助けに向かわんと死ぬで」
「今降りてきたわ~。じゃない!!! はよ言わんかい!!!」
「お、主はん ナイスツッコミー」
「また、カリスティアちゃん色濃いの連れてきたわね」
「ウィーン様、他人事のようにいってますが、貴女もそうですからね」
こんなわけで、ゆっくりでいいって言われたのに結局急いで付け焼き刃のまま慌てて旅支度を進めることとなったのです。とほほ……。
「おお、グラス君ところの嬢ちゃん! 契約魔物をちょっとおかりしてるよー」
「あ、はい、こんにちは……庭の手入れがはかどる良い天気ですね。おじいちゃん。んで、何が良いのか分からないけど、骸骨さんなんで動いてるの。てか何故私の名前知ってるのさ……あ!」
グラスに昼手前にたたき起こされて、顔を洗いご飯を食べる前に庭でも眺めて、グラスのご飯を待ってようと庭に出ると、グラスの家のお隣さんのおじいさんが、骸骨と一緒にえいさ、えいさと薪を割っていた。見なかったことにして、扉を閉じようとすると、よりによってその骸骨に見ていることがバレてしまった。
凄く気の抜ける~なんか似非関西人&似非広島人を無理矢理まぜたような口調の骸骨を、隣のおじいさんが“契約魔物”と言ったことで、記憶が呼び起こされる。呼び起こされた記憶に全身の血の気がさぁ……っと引くような気がする。そうだ……コイツ!!!
「じゃあじいさん、うちの主来たんでお手伝いここまでや、また言ってくれれば、わし手伝うでんなー」
「ありがとよー」
カコカコと、骸骨のくせに聖職者のようなナリの奴が身軽に隣のうちからこっちの庭へジャンプでひとっ飛び、私の目の前へと傅くように着地する。さぁ、いきまひょか~♪ っと骨張った手で私の手を握って家へと入ろうとするところで、入ろうとする骸骨の目の前に大の字で立ち塞がり、待ったを掛ける。待って、待って、待って!!!
「待って待って、グラスに見つかったらヤバいから」
「え~そんなん、言わはっても、もう主はんの後ろに居るからかわらへんって」
骸骨にそう言われた瞬間に、刺すような冷気が背中全身にぶち当たる。この魔力とこの冷気と……この足音と香りで、もう、そこに居るのが分かる。わかるのだけれども、人間は本当の恐怖を前にしたら、無謀な一縷の望みに縋ってしまうものでして、ギギギ……と、後ろを振り向く。怒っていませんようになんて無謀な願いを持ちながら。
「何が、やばいのですか? カ リ ス テ ィ ア?」
「ひぃぃぃぃぃ、やばくないです。喋りますごべんなざああああああい!!!!」
満面の笑みが余計に冷たい氷を思わせる。この場をわかりやすく言うなれば、氷の鎌を持った死神に今まさに首をかききられようとするような、恐怖だろう。エプロンを着て腕を組みながら怒っているグラスを見て身体が縮こまり観念しましたと、骸骨に繋がれた手をほどいて両腕をあげる。
(どう、説明したものか……トホホ)
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そう、最終階層は実は無事に終わることはなく、転移紋を触る瞬間に、この聖職者の亡骸と自称する骸骨に腕を捕まれたのだけど、危害を加える様子もない。なにより、カリスティアは心身疲れ果てて居たので、骸骨がなんのようか聞こうかと、普通ならば正気ではない(本当に正気を失いかけてる)判断をくだして骸骨と話をすることになったのだ。
「わて、昔のう……といっても六年前までなんけんなー。そりゃごっつーえっっっっらい法王でんな。宗教国家ヘレ・ケッテ・ガルゲンのトップだったんじゃけぇ……。けんど、変わりの神様を見つけたから、わて、見たいなノリ軽、ノータリンの法王いらん言うて。ここに放りこまれたんよ……ひっどなーい?」
「うん、酷いね。骸骨さん。じゃあ」
「まってまって!!! わて神聖属性が強すぎて、逆にここの魔族性の魔力に囚われて出られんのよ!!! なぁ……。わて元法王やからの、魔物化して若干衰えたとはいえ、多少の予知能力で、あんさんが、お友達助けたくてこうして、個々に居るのわかるんし、このまま行けば、世界まるごと悪魔の恋愛のまねごとに食い潰されるのもわかるんや……。どや、どんな知略も知識も上回る予知をわてはもっとる。そんなわてと、契約すれば……」
「うん、分かった契約しよう。私カリスティア……よろしく、じゃあね」
「決断はやない!? あとじゃあねじゃない!!! わてと契約して~。額にチューしてあんさんもしてくれれば、契約完了や」
疲れ果てたカリスティアは、骸骨の必死の自己PRを聞き流して、全肯定イエスマンも驚きの速さで了承したのだ。そんなこんなで、法王……つまり神聖属性の骸骨は魔族性封じの結界をやすやすとすり抜けて、グラスが途中だった庭の手入れを勝手に完了させて、それに目をひんむいて、驚く隣のおじいさんの手伝いと世間話をこなして今に至る。
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こんなことを、ガイコツさんと一緒にグラスに向けて、リビングでお茶をすすりながら説明したのだけれども、このギャル+似非広島弁+似非大阪弁混ぜたような口調がなんとも……。俗っぽい。
「俗っぽい法王だな」
「よくいわれるん。けど、今は法王の立場や無い。セイント・ナイスミドルガイコツマンや!!」
戦隊もののポーズのように両腕をビしーっと、伸ばしたまま、ガイコツなのに、わかりやすいどや顔で、グラスの方を見て、ツッコみ待ってるで? と目線を送るが。
「ふむ、やっぱりカリスティアが行動すると、普通にはことが終わりませんね」
「ちょっとーグラスは~ん。無視せんといてー」
グラスは華麗にスルーして、左腕を顎にあてて考え込ながら、現在言われて居る宗教国家の情勢をガイコツに伝えた。流石に自国のことは、気になるのか、先ほどの軽々しさはなりを潜め、真面目に腕を組んで現在の宗教国家の話しを静かに聞いている。グラスにこんな簡単に信用して良いのかと聞いてみると。
「私はこの魔物ではなく、カリスティアの人を見る目を信用して話しているだけです。何だかんだ、貴女の連れてくる人に悪人は居ませんからね。ウィーン様やリュピア様と……尋常じゃない魔力保有量のこの……元法王様といい」
接客業で養った見る目がこんなところで生きたのか? そんなことはさておき、素直に褒めて信用してくれるのが嬉しい。ガイコツも微笑ましそうに見て?くれている。目玉がないから多少わかりにくいけど。本当に法王なのか信じられないと、ガイコツに言ってみると。
「主はん、もう、わての主はんなんで、嘘をつくことを封じる。お前は元法王であっているかって、喉に魔力込めて言ってくれれば、嘘ついてないのわかるで~。あっでも悪用したらや~よ。ってなー」
そんなこんなで、元法王かつ予知能力もちのガイコツの命名【スケイス】(スケルトン+ナイス)が仲間に加わった。そんなこんなで、ウィーンママと顔合わせとともに、スケイスがぽつりと。
「今、降りてきたわ~。今すぐに知識の国から、こっちにもってくるやつ助けに向かわんと死ぬで」
「今降りてきたわ~。じゃない!!! はよ言わんかい!!!」
「お、主はん ナイスツッコミー」
「また、カリスティアちゃん色濃いの連れてきたわね」
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