5 / 124
入社して3ヶ月
しおりを挟む
12月。
入社してからの3ヶ月は築20年の建物なのでかなりトラブルが多かった。
各所職員もすぐに連絡してくる。
みんな私を見かけたら「東條さんすいませーん」って呼び止める。
私「どうしたー?」
介護士「テレビが映りませーん」
私「どれどれーテレビのアンテナ線のコネクターの接触不良だから、新しいの持ってくるわ」
介護士「よろしくお願いしますね」
私「ほいよー」
ってなやり取りが多い。
それか事務課に連絡がきて、誰かから私のPHSに連絡があるかだ。
竹田さんは事務課にかかってきた電話にすぐ出るので、私に修理依頼が来た連絡をよくしてくる。
単なる業務のやり取りなだけなんだけど。
竹田「事務課竹田ですけどー、4階詰め所の水道の水が止まらなくなったそうなんですけどいけますか?」
私「おー、今ね~202号室の扉外れたのを直してるんで、済んだら行くから、タライで水貯めるなりして耐えてて!って言ってあげて」
竹田「わかりました、伝えときます」
いろんな職員や利用者がいるので、すぐ物が壊れる。
毎日なにかしら壊れる。
修理、破損、修理、破損。
業者に修理依頼する場合は、稟議書ってのを書いて修理の見積もりでこんぐらいかかるが、修理していいのか?って聞いて管理職の許可が出たら依頼出来る。
水漏れや、建具の破損など、私は電気専門なので、停電や漏電、電気工事はお手のものだが、それ以外は、専門業者を呼んで対応してもらい、応急処置は学ぶしかなった。
さらに車の管理もしてるので、車検、点検、リコール、鍵の管理、交通事故が起きた時の警察と保険会社と修理会社の手配など、バイトのやるレベルを大幅に越えていた。
もう私の手には負えないなーんて思うこともなく。
送迎車両に無傷の車はあるのかというくらい施設の車は傷だらけだ。
自分の車じゃないから、慎重さが足りない職員も多い。
デイサービスの送迎から帰って事務課に帰ってドアを開けると、竹田さんと目が合うとすぐに依頼が来る。
竹田「ヘルパーさんが車を駐車場でぶつけて、ランプが壊れてるみたいです」
私「ヒー!今帰ってきたばかりなのに、ビニールテープでも持っていって貼っとくか」
竹田「車の故障って最近多くないですか?」
私「60台も車があれば運転する職員もいっぱいいますしね」
親分「自分の車じゃないから、ぶつけても平気なやつが多いったい」
私「いかにも」
竹田「たいへんだ」
修理依頼、代車が来る、ぶつけた人に事故報告書を書かせるって言うのが流れだ。
入社して3ヶ月、竹田さんとは相変わらず仕事の話ばかりでプライベートの話しをすることは少なかった。
たまたま事務課にふたりっきりになった時に話しかけてみた。
私「竹田さんって高校どこなんすか?」
竹田「商業高校です」
私「山南中の同級生っています?」
竹田「本丸さんや、友坂さんとかかな」
私「おお、2人とも同じクラスになったことあります。本丸さんはバレー部で友坂さんはバスケ部なんすよ」
竹田「そうなんだー、仲良しなんですよー」
私「本丸さんは小学校6年間同じクラスでした。友坂さんは5.6年が同じクラスでした。会うことあるんすか?」
竹田「成人式以来かなぁ、facebookやインスタは繋がりあるんですけど県外にいたりすると、会うことはほとんどないですよね」
私「あぁー、俺も転校生だからこっちの高校卒業してないんで、山南中の同級生とたまに会うけど、みんな県外が多いですね」
竹田「田舎より都会にみんな出ちゃうから」
私とは高校は違うけども、中学時代や小学校の時の同級生が竹田さんと同じ商業高校に通っていたと言うことがわかった。
「あの人知ってる?この人知ってる?」でかなり盛り上がった。
未だに私が連絡を取り合う同級生の事もよく知っていた。
意外な同級生の話題も出たけど、この話はまたいつかすることになるでしょう。
3ヶ月が過ぎたので、かなり施設の職員の名前も覚えて慣れてきた。
10時と15時に事務課ではコーヒータイムがある。
みんなそれぞれマグカップを持参していて、よっしー課長や、ともさんや、竹田さんが何かしら用意してくれている。
みんなお菓子タイム大好き。
入社してからの3ヶ月は築20年の建物なのでかなりトラブルが多かった。
各所職員もすぐに連絡してくる。
みんな私を見かけたら「東條さんすいませーん」って呼び止める。
私「どうしたー?」
介護士「テレビが映りませーん」
私「どれどれーテレビのアンテナ線のコネクターの接触不良だから、新しいの持ってくるわ」
介護士「よろしくお願いしますね」
私「ほいよー」
ってなやり取りが多い。
それか事務課に連絡がきて、誰かから私のPHSに連絡があるかだ。
竹田さんは事務課にかかってきた電話にすぐ出るので、私に修理依頼が来た連絡をよくしてくる。
単なる業務のやり取りなだけなんだけど。
竹田「事務課竹田ですけどー、4階詰め所の水道の水が止まらなくなったそうなんですけどいけますか?」
私「おー、今ね~202号室の扉外れたのを直してるんで、済んだら行くから、タライで水貯めるなりして耐えてて!って言ってあげて」
竹田「わかりました、伝えときます」
いろんな職員や利用者がいるので、すぐ物が壊れる。
毎日なにかしら壊れる。
修理、破損、修理、破損。
業者に修理依頼する場合は、稟議書ってのを書いて修理の見積もりでこんぐらいかかるが、修理していいのか?って聞いて管理職の許可が出たら依頼出来る。
水漏れや、建具の破損など、私は電気専門なので、停電や漏電、電気工事はお手のものだが、それ以外は、専門業者を呼んで対応してもらい、応急処置は学ぶしかなった。
さらに車の管理もしてるので、車検、点検、リコール、鍵の管理、交通事故が起きた時の警察と保険会社と修理会社の手配など、バイトのやるレベルを大幅に越えていた。
もう私の手には負えないなーんて思うこともなく。
送迎車両に無傷の車はあるのかというくらい施設の車は傷だらけだ。
自分の車じゃないから、慎重さが足りない職員も多い。
デイサービスの送迎から帰って事務課に帰ってドアを開けると、竹田さんと目が合うとすぐに依頼が来る。
竹田「ヘルパーさんが車を駐車場でぶつけて、ランプが壊れてるみたいです」
私「ヒー!今帰ってきたばかりなのに、ビニールテープでも持っていって貼っとくか」
竹田「車の故障って最近多くないですか?」
私「60台も車があれば運転する職員もいっぱいいますしね」
親分「自分の車じゃないから、ぶつけても平気なやつが多いったい」
私「いかにも」
竹田「たいへんだ」
修理依頼、代車が来る、ぶつけた人に事故報告書を書かせるって言うのが流れだ。
入社して3ヶ月、竹田さんとは相変わらず仕事の話ばかりでプライベートの話しをすることは少なかった。
たまたま事務課にふたりっきりになった時に話しかけてみた。
私「竹田さんって高校どこなんすか?」
竹田「商業高校です」
私「山南中の同級生っています?」
竹田「本丸さんや、友坂さんとかかな」
私「おお、2人とも同じクラスになったことあります。本丸さんはバレー部で友坂さんはバスケ部なんすよ」
竹田「そうなんだー、仲良しなんですよー」
私「本丸さんは小学校6年間同じクラスでした。友坂さんは5.6年が同じクラスでした。会うことあるんすか?」
竹田「成人式以来かなぁ、facebookやインスタは繋がりあるんですけど県外にいたりすると、会うことはほとんどないですよね」
私「あぁー、俺も転校生だからこっちの高校卒業してないんで、山南中の同級生とたまに会うけど、みんな県外が多いですね」
竹田「田舎より都会にみんな出ちゃうから」
私とは高校は違うけども、中学時代や小学校の時の同級生が竹田さんと同じ商業高校に通っていたと言うことがわかった。
「あの人知ってる?この人知ってる?」でかなり盛り上がった。
未だに私が連絡を取り合う同級生の事もよく知っていた。
意外な同級生の話題も出たけど、この話はまたいつかすることになるでしょう。
3ヶ月が過ぎたので、かなり施設の職員の名前も覚えて慣れてきた。
10時と15時に事務課ではコーヒータイムがある。
みんなそれぞれマグカップを持参していて、よっしー課長や、ともさんや、竹田さんが何かしら用意してくれている。
みんなお菓子タイム大好き。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ワイルド・プロポーズ
藤谷 郁
恋愛
北見瑤子。もうすぐ30歳。
総合ショッピングセンター『ウイステリア』財務部経理課主任。
生真面目で細かくて、その上、女の魅力ゼロ。男いらずの独身主義者と噂される枯れ女に、ある日突然見合い話が舞い込んだ。
私は決して独身主義者ではない。ただ、怖いだけ――
見合い写真を開くと、理想どおりの男性が微笑んでいた。
ドキドキしながら、紳士で穏やかで優しそうな彼、嶺倉京史に会いに行くが…
雪の日に
藤谷 郁
恋愛
私には許嫁がいる。
親同士の約束で、生まれる前から決まっていた結婚相手。
大学卒業を控えた冬。
私は彼に会うため、雪の金沢へと旅立つ――
※作品の初出は2014年(平成26年)。鉄道・駅などの描写は当時のものです。
恋とキスは背伸びして
葉月 まい
恋愛
結城 美怜(24歳)…身長160㎝、平社員
成瀬 隼斗(33歳)…身長182㎝、本部長
年齢差 9歳
身長差 22㎝
役職 雲泥の差
この違い、恋愛には大きな壁?
そして同期の卓の存在
異性の親友は成立する?
数々の壁を乗り越え、結ばれるまでの
二人の恋の物語
壊れていく音を聞きながら
夢窓(ゆめまど)
恋愛
結婚してまだ一か月。
妻の留守中、夫婦の家に突然やってきた母と姉と姪
何気ない日常のひと幕が、
思いもよらない“ひび”を生んでいく。
母と嫁、そしてその狭間で揺れる息子。
誰も気づきがないまま、
家族のかたちが静かに崩れていく――。
壊れていく音を聞きながら、
それでも誰かを思うことはできるのか。
今さらやり直しは出来ません
mock
恋愛
3年付き合った斉藤翔平からプロポーズを受けれるかもと心弾ませた小泉彩だったが、当日仕事でどうしても行けないと断りのメールが入り意気消沈してしまう。
落胆しつつ帰る道中、送り主である彼が見知らぬ女性と歩く姿を目撃し、いてもたってもいられず後を追うと二人はさっきまで自身が待っていたホテルへと入っていく。
そんなある日、夢に出てきた高木健人との再会を果たした彩の運命は少しずつ変わっていき……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる