結婚する事に決めたから

KONAN

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入社して3ヶ月

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12月。


入社してからの3ヶ月は築20年の建物なのでかなりトラブルが多かった。


各所職員もすぐに連絡してくる。


みんな私を見かけたら「東條さんすいませーん」って呼び止める。


私「どうしたー?」


介護士「テレビが映りませーん」


私「どれどれーテレビのアンテナ線のコネクターの接触不良だから、新しいの持ってくるわ」


介護士「よろしくお願いしますね」


私「ほいよー」


ってなやり取りが多い。


それか事務課に連絡がきて、誰かから私のPHSに連絡があるかだ。


竹田さんは事務課にかかってきた電話にすぐ出るので、私に修理依頼が来た連絡をよくしてくる。


単なる業務のやり取りなだけなんだけど。


竹田「事務課竹田ですけどー、4階詰め所の水道の水が止まらなくなったそうなんですけどいけますか?」


私「おー、今ね~202号室の扉外れたのを直してるんで、済んだら行くから、タライで水貯めるなりして耐えてて!って言ってあげて」


竹田「わかりました、伝えときます」


いろんな職員や利用者がいるので、すぐ物が壊れる。


毎日なにかしら壊れる。


修理、破損、修理、破損。


業者に修理依頼する場合は、稟議書ってのを書いて修理の見積もりでこんぐらいかかるが、修理していいのか?って聞いて管理職の許可が出たら依頼出来る。


水漏れや、建具の破損など、私は電気専門なので、停電や漏電、電気工事はお手のものだが、それ以外は、専門業者を呼んで対応してもらい、応急処置は学ぶしかなった。


さらに車の管理もしてるので、車検、点検、リコール、鍵の管理、交通事故が起きた時の警察と保険会社と修理会社の手配など、バイトのやるレベルを大幅に越えていた。


もう私の手には負えないなーんて思うこともなく。


送迎車両に無傷の車はあるのかというくらい施設の車は傷だらけだ。


自分の車じゃないから、慎重さが足りない職員も多い。


デイサービスの送迎から帰って事務課に帰ってドアを開けると、竹田さんと目が合うとすぐに依頼が来る。


竹田「ヘルパーさんが車を駐車場でぶつけて、ランプが壊れてるみたいです」


私「ヒー!今帰ってきたばかりなのに、ビニールテープでも持っていって貼っとくか」


竹田「車の故障って最近多くないですか?」


私「60台も車があれば運転する職員もいっぱいいますしね」


親分「自分の車じゃないから、ぶつけても平気なやつが多いったい」


私「いかにも」


竹田「たいへんだ」


修理依頼、代車が来る、ぶつけた人に事故報告書を書かせるって言うのが流れだ。


入社して3ヶ月、竹田さんとは相変わらず仕事の話ばかりでプライベートの話しをすることは少なかった。


たまたま事務課にふたりっきりになった時に話しかけてみた。


私「竹田さんって高校どこなんすか?」


竹田「商業高校です」


私「山南中の同級生っています?」


竹田「本丸さんや、友坂さんとかかな」


私「おお、2人とも同じクラスになったことあります。本丸さんはバレー部で友坂さんはバスケ部なんすよ」


竹田「そうなんだー、仲良しなんですよー」


私「本丸さんは小学校6年間同じクラスでした。友坂さんは5.6年が同じクラスでした。会うことあるんすか?」


竹田「成人式以来かなぁ、facebookやインスタは繋がりあるんですけど県外にいたりすると、会うことはほとんどないですよね」


私「あぁー、俺も転校生だからこっちの高校卒業してないんで、山南中の同級生とたまに会うけど、みんな県外が多いですね」


竹田「田舎より都会にみんな出ちゃうから」


私とは高校は違うけども、中学時代や小学校の時の同級生が竹田さんと同じ商業高校に通っていたと言うことがわかった。


「あの人知ってる?この人知ってる?」でかなり盛り上がった。


未だに私が連絡を取り合う同級生の事もよく知っていた。


意外な同級生の話題も出たけど、この話はまたいつかすることになるでしょう。


3ヶ月が過ぎたので、かなり施設の職員の名前も覚えて慣れてきた。


10時と15時に事務課ではコーヒータイムがある。


みんなそれぞれマグカップを持参していて、よっしー課長や、ともさんや、竹田さんが何かしら用意してくれている。


みんなお菓子タイム大好き。
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