結婚する事に決めたから

KONAN

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モチアイさんの告白

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年末になり、忘年会シーズン到来。


デイサービスの迎えが終わって、親分とソファーに座って話していた。


介護士田中「大島さん、東條さん、忘年会来れる?」


親分「ワシはいける」


私「俺もいける」


介護士田中「所長が異動するからお別れも兼ねてだけどね」


親分「あのババ異動だからな。みんな喜ぶやろ」


私「嫌われ者か」


親分「性格が悪いったい。みんな毛嫌いしとる」


介護士に向かって聞いてみた。


私「毛嫌いしてる?」


介護士田中「私の口からは何も。笑」


デイサービス職員の忘年会に、私と親分は行く事になった。


金曜日の晩18時から。


送迎業務で関わっている親分と私が事務課から参加。


金曜日の夕方。


デイサービスの送りが済んで事務課に帰った。


私「よっしー課長、俺デイサービスの飲み会行くから送ってくれん?」


よっしー課長「いいよー、家までついていって、それから送ってあげるわ」


私「よろしく」


親分「ワシもええか?」


よっしー課長「いいよー。大島さん、東條くんの家の近くだしね」


親分と私はよっしー課長が会場まで連れてってくれることになった。


家によっしー課長が来て、親分の家へ。


親分も乗って店へ。


よっしー課長「今度、事務課でも忘年会あるからね」


私「それはそれはたのしみですなぁ」


親分「ワシは婦長室の忘年会にも誘われてるったい」


私「人気者~」


よっしー課長「はい、ついた。いってらっしゃい」


親分「サンキュ」


到着し店の中へ。


すでに何人か来ていた。


介護士福田「大島さん、東條さんこちらへー」


1次会開始。


デイサービスにいるみんなが嫌ってる所長が、1月から別の施設へ異動となり、本人は泣いていたがみんなは大喜び。


嫌われ者の所長は大島親分と飲み会でもバトルしていた。


それを見守る新しい所長や主任たち。


私はよくわかってなかったので、そこらへんの介護士、看護師の人と酒を飲んで話していた。


介護士大室「東條さんって仕事何でも屋さん?」


私「まあ、そうだよねぇ、建物がデカいから壊れまくりだもん」


介護士大室「事務課にほとんどいないよね、PHSにかけないと会えないもん」


私「施設内ウロウロしてるからね、PHSもよく鳴るし、いそがしす、いそがしすー」


介護士大室「すごいわぁーなんでも直せるの尊敬します」


私「俺は電気専門で他は業者に頼むのよ。でも、介護士や看護師の人らもすごいがん。腰痛とか怪我でやめる人も多いんでしょ?」


介護士大室「私もほらこれ撒かないと痛くて痛くて」


コルセット巻いてたり、痛み止め飲んでたり。


看護師、介護士は過酷だ。


介護士五原「今度うちの照明交換してくれん?」


私「あぁ、いいですよ。また日にち教えてください」


介護士大室「電気工事なら何でもできるの?」


私「家の電気工事なら出来ないことはないんすよ」


介護士大室「すご」


嫌われ者の所長の挨拶話は、真面目に聞いてないので特に覚えていない。


飲み放題、食べ放題で時間が進みお開きとなった。


1次会で所長は帰り、みんな楽しみにしていた2次会へ。


私「よーし、2次会へレッツブー」


親分「ワシはこれで帰るったい」


私「おぉ、ほんまかー、じゃあ親分また来週~」


親分は娘が迎えに来てて帰った。


嫌われてる所長以外の仲のいいデイサービス職員のほとんどが2次会に参加。


2次会の会場へ到着し、ビールでまた乾杯。


私「中取主任!所長昇進おめでとー!カンパーイ!」



一同「カンパーイ!」



中取主任「ありがとー!」


私「みんな大喜びだな!」


みんな相当所長の異動がうれしいようで、話は盛り上がった。


所長と喧嘩するのは大島親分くらいなもんで、みんなは所長にいろいろ言い返せずイライラしていたようだった。



嫌われている所長は、1次会で「まだデイサービスでみんなと働きたかった」と言っていたが、みんなはそう思っていなかった。



どこの職場でも性格の悪い人は嫌われる。



2次会は嫌われ者がいない為、みんな忘年会を楽しんでいた。


隣の席に准看護師のモチアイさんが座っていた。


向かいにも准看護師の山西さんが座っていた。


突然あまり知らないけどモチアイさんが話しかけてきた。


モチアイ「東條さん!私、東條さんのことが好きなんですよー」


私「えぇ!?俺のことが好きなの?!」


山西「東條さんが入社してから、モチアイさんは仕事中もずーっと東條さん東條さん言ってますよ」


私「でも俺、残念ながら既婚者なんですよー」


モチアイ「私も結婚してるし子供もいますよ」


私「ただ好きなだけなのね。笑」


モチアイ「そおなんです。好きなんだから仕方がないですよぅ」


山西「今日の飲み会も絶対東條さんの隣に座るって朝からめっちゃ言ってましたよ」


モチアイ「めっちゃタイプなんです。私のことどうですか?」


私「そんなこと言われても。笑」


モチアイ「ふふふー、東條さん可愛い~好きです!」


私「そんな事言われたの初めてだわ。笑」


モチアイ「ねぇねぇ東條さん!」


私「なんだー?」


モチアイ「ハグしていいですか?!」


私「ええー!」


山西「ハーグ!ハーグ!」


私「山西さん、何言ってんすか。笑」


隣に座るモチアイさんは頻繁に自分のことをどう思うのかを、酔った勢いで聞いてきていた。


2次会も終わりが近づき、モチアイさんと、山西さんと花見君【男性看護師】の4人でカラオケに行きませんか?と誘われた。


モチアイ「東條さんカラオケ行くでしょ?」


私「いや、俺はもう帰っておねむの時間」


モチアイ「なに言ってるんですか、明日土曜日で休みなんだから行きましょうよー」


山西「私は勤務だけど行きますよ!」


私「まじか、すごい気合いだね!じゃあ行きますか!」


もう時刻は23時。


まったく若者は元気だ。


と言っても、モチアイさんは31歳、山西さんは35歳、花見君は24歳と。


酔った勢いで駅北のカラオケへ。


部屋に入るとまたモチアイさんが絡んできた。


カラオケでも酒を注文。


部屋に入るなりモチアイさんがまた隣に。


モチアイ「東條さん、うー、ハグしていいですか?」


私「ダメダメー」


山西「どおぞ!どおぞ!花見君も私も目をつむってますから!」


花見君「東條さん、いいじゃないですかー、ハグくらい。誰にも言いませんって」


私「いやいや、独身ならまだしも。笑」


モチアイ「むー、ハグしたいのに」


私「ハグしたところで、何もならんでしょうよ」


山西「アイちゃん、ハグしちゃえー!いけー!」


私「おわー!」


モチアイさんが背中に抱きついてきた。


モチアイ「東條さん最高~好きです!」


私「めちゃくちゃだぜ!」


モチアイ「あー、元気出た。東條さん、一緒に歌いましょうよー」


私「それは全然いいけど」


モチアイ「えー、やっぱもっとハグしたいー」


私「そんなに好かれてるなんて」


山西「そう!アイちゃんは東條さんのこと大好きなんですよ!」


私「まいったなぁ」


花見「2人が独身同士なら良かったかもしれませんね」


私「すごい話だぜ」


2時間ほど歌って時刻は2時。


私「いやぁー、飲んだ飲んだ」


山西「今日、起きれるかなぁ」


モチアイ「たのしかったぁ、次は新年会ですね!」


花見君「やりましょうよ!」


モチアイ「次の飲み会では最初っから、ハグしてくださいね!」


私「ヒー!俺は既婚者~」


モチアイ「関係ない関係ない」


時刻は2時になってやっと帰ることに。


花見君は駅南のアパートだから、歩いて帰ると。


モチアイさんは旦那さんが迎えにくると。


ついでに山西さんも乗せてもらって帰った。


私は駅から実家まで歩いて帰ることにした。


面白い忘年会だった。


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