結婚する事に決めたから

KONAN

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髪の赤い看護師VS設備のおじさん

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エレベーターで4階へ上がり、チーンとドアが開き、詰所前を歩いていると、廊下の向こう側から髪の赤い看護師がこっちを睨みつけながら歩いてきた。


髪の赤い看護師「東條さーん!」


私「川木さーん!俺に会いたかったんですか?」


髪の赤い看護師「はぁ?何言ってんすか」


髪の赤い看護師は化粧が派手だ。


すっぴんはどんな感じなんだろう。って思いながら顔を見ていた。


髪の赤い看護師「事務に電話して前に聞いたんですけど、エアコンから風が出てないんですけどどうなってるんですか?利用者の家族の人が扇風機を使って何とかしてるんですけど。対応遅くないですか?」


私「何言ってんすか、そんなのとっくの昔に対応しましたよ?!利用者家族にも空調の風について、説明して納得してもらってますよ。そんなこと今更話されても。そもそも、利用者家族にその後の話を聞いてから俺を呼びつけましたか?」


髪の赤い看護師「え?ご家族さんに会われたんですか?」


私「もつろん!しかも、調べに行った日は川木さん休みだったから、次の日ご家族さんに会って説明したのに、なーんも聞いてないんですか?」


髪の赤い看護師「私はここ数日休みを取ってて、さっき出勤したんで、まだご家族さんに会えてないのでその話は聞いてないです。東條さんに聞いてから、ご家族さんに説明しようと思ってましたから」


私「数日休むからそんなことになるんすよー。川木さんはご家族に俺が説明してるにもかかわらず、扇風機がまだあったから対応してないと勝手に思って、確認もせずに文句の電話を事務にかけて、俺を呼びつけたって事ですか?!」


髪の赤い看護師「文句って、、、」


私「事務の竹田さんが川木さん怒ってましたよって言うから来てみれば、俺がなーんもしてくれない人と勘違いして文句を言おうとして呼びつけたんでしょ?!」


髪の赤い看護師「ご家族さんに説明したって他の職員に言いました?」


私「もつろん、師長にも言ったし、(加藤)ゆみぴーにも川木さんに言っといてって言ってあるけど聞いてないんすか!?師長からも聞いてないの?」


髪の赤い看護師「加藤さんは今日休みなんでー、聞いてなかったです。師長も当直準備で詰所にいないんで引き継ぎもありませんでした」


私「じゃあ、川木さんもこの件がどうなったのか周りに聞くとかすればよかったわけですね」


髪の赤い看護師「まぁ、そうですけど」


私「どんまいとしか言いようがない。4階職員間では伝言や引き継ぎが出来てないってことですね。とりあえずちゃんと把握せずに俺に文句を言おうとした事の罪は重いので、反省文を原稿用紙400字のやつに5枚書いて明日までに提出してもらいましょうか。」


髪の赤い看護師「なんでですか。笑  小学生じゃないんだから。」


私「ふふふふー、俺を怒らせると怖いんで気をつけてください。悪魔の子なんで。」


髪の赤い看護師「何言ってるんですか。笑」


私「ところで、川木さんだいぶ前、3階のおばばの部屋でも会いましたよね?今回初めてまともに話をするけど、名札してないしエレベーター前の職員の顔写真のやつにも載ってないから名前がわからなかったけど、どうなってんすか?」


髪の赤い看護師「前に事務の人に写真撮ってもらって作られて貼られてたけど、ダサいんで剥がして私のロッカーにしまってあります。」


私「そんなんだから俺に髪の赤い看護師って呼ばれるんすよ。日本でそんな頭の看護師は川木さんぐらいしかいませんよ」


髪の赤い看護師「東條さん、なかなか言ってくれますね」


私「口がツルンと滑りました。じゃあ、俺は帰るんで、さいならぁー。」


髪の赤い看護師「おつかれっす」


事務課に戻ってドアを開けるとすぐ竹田さんが話しかけてきた。


竹田「どうでした?」


私「全く問題なかったですよ。髪の赤い看護師に、あれこれ言ってやりましたよ」


竹田「私は怖くて話したくないです」


私「まぁみんなそうでしょうねぇ」


3階の施設の介護士、門脇ポンタから連絡が入った。


施設内の網戸があちこち破れているところがあるので、直してもらえないかと。


窓開けても虫が入ってくるので、網戸は必須だ。


すでに少し前からホームセンターで網戸張り替えグッズを買ってきて、日々網戸張り替えをしている。


更に、開け閉めが快適に出来るように、コロも新品にして快適な網戸生活が出来るようにすることにした。


4階の廊下で網戸張り替え作業をしていると、髪の赤い看護師が、やってきた。


髪の赤い看護師「おつかれっす」


私「ティス」


髪の赤い看護師「そんなことも出来るんですか!?何でも屋ですね」


私「はい、俺は何でも出来るんでー」


髪の赤い看護師「あははぁー」と笑って去って行った。

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