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必然
15.
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そんなことがあっても、そいつは普通にまたやってきた。もう来ないと思っていたのに。なぜ、どうして、とは訊かなかった。きっと『なんとなく』で意味はないのだ。千晶は慎一郎に意見し怒らせた、その事実はそのまま。謝って無かったことにはしなかった。
差し出された土産を見て千晶は薄く笑った。慎一郎もわずかに口角を上げた、それが答えだ。
千晶の不快感は女友達に愚痴って解消された――かもしれない。
お前にだけは言われたくないだろうが、慎一郎の提案は合理的だとばっさり、実に千晶の友人らしい。
「千晶なら御すると思ったんじゃない? 適材適所よきよき」
「ひっど」
「最小の被害で最大の効果」
「人柱みたいに」
海外の交友事情は開放的で効率的、常識も文化も違うのだから仕方ない。おまけに千晶の嫌い様は遺伝子レベルで何かあるんじゃないかと、話の方向性がズレていった。
「えー、そのおっぱい星人とひょっとして血が繋がってたりして、やっと気持ちが通じたところで驚愕の事実、泣く泣く別れを」
「…飛躍し過ぎ、真紀ちゃんおばさんに似てきたね」
「やだぁ、お母さん最近ゾンビ物ハマっててさ(中略)じゃぁ兄弟ルートいっちゃう?どっちがいい? あたしは兄ちゃんだな、あの顔でご飯三杯いけちゃう。なんだっけ一緒に暮らしてると」
「ウェスターマーク、…もうやめて吐きそう」
「それそれ、もう両方でいいか、三角関係は王道でしょ――」
話はどんどん脱線し続け次第にどうでもよくなっていた、よくある流れだ。
誠仁のことも、直嗣のことも、正解はない。その時々で状況は変化する。先のことは分からない。
「どっちから食べようかな」千晶はチラっと伺うフリをしてから、南部せんべいの袋を開けた。胡麻と落花生の詰め合わせの、まずは落花生から。もうひとつはイカせんべい。
「素朴な甘さが止まらないね。岩手産の小麦粉使用、豆は――」
千晶がパッケージを読み上げながら袋を差し出すと、慎一郎は首を振った。
「…ピーナッツの国内自給率は近年10パーセント強、ゴマに至っては0.1パーセント」
「はいはい、」
何をか言わんや。「私も、これ」と千晶が茶色の袋を差し出すと、慎一郎は無表情に受け取った。
「味噌ピー?」
慎一郎のために用意していたのではないが丁度いい。偶々知ってる知らないと大学で話に上がり、埼玉在住くんが持ってきたのを貰ったのだ。ピーナッツに甘味噌を絡めたもので、千葉茨城近郊の郷土食。
慎一郎は知らなかったようで色合いも含め実に怪訝そうにパッケージを確認する。
細工はしてないよ、千晶が鼻で笑うと、渋々封を切った。
「…悪くないね。おかず? おつまみ?」
「さぁ、埼玉だと給食に出たとか」子供時代、友達の家でおやつ代わりに食べたのが千晶の初味噌ピーだった。群馬か栃木から転校してきた子で、プリンのグラスで麦茶を飲んだ。元気だろうか。
「箸休め? お茶請け?」
慎一郎は首を傾げながら、もう一つ小袋を開け頬張る。そのピーナッツも輸入品だと思うが、いいのか。千晶はイカせんべいに手を付ける。
慎一郎はぽつぽつと仕事に付随する他愛もない話題を口にする。変わらず多忙で、時には顔つなぎやら社交という名の情報収集も外せない。
千晶はまだ商売人的な感覚はわからないが、こうしてフラットな視点で話を聞けるのはうれしい。異業種なんたらやと話をする機会はあっても同性からは千晶がどの程度使える人間かどうかを測られ、そして男性からは自慢話と武勇伝とくそみたいなアドバイスしか聞けないのだから。
「…来週はゼミの皆で集まることになってね、これは男限定で本当の息抜き」
「へぇ、楽しみだね。同性だけってのも気楽でいいよね」
慎一郎にとってビジネスに無関係とはいかなくても、気心の知れた仲間はいい。本音は口にできなくても、建前がなくなるだけで会話は気安いものになる。毛色や帰属意識は集団毎で差がある、どこが一番というのではないが、大学はちょうどいい濃さなのだ。
世間は狭いようで広い、千晶は地元駅で知り合いに会うことも少なくなった。慎一郎の友人知人とは畑違いなのか会う機会は全くない。数度しか会ったことのない今では顔を覚えているかどうかも怪しい。
イカせんべいも香ばしくて美味しいよ、千晶は満足そうに差し出す。慎一郎は店先で貰って食べたから全部どうぞ、とこれまた遠慮…拒否する。イカはイカだろうが、何か細工でもしてあるのだろうか。
「女同士って何話すの」
「え? 下らない話だよ。聞かれて困るような話はしてないけど。殿方にはショックかも」
千晶たちでも姦しいのか、そんな視線に目だけで笑ってみせる。当然だ、千晶は電話もメッセージも手短に済ますが、会えば長い。そして話は取り留めもなく分岐し、メンバーによってはあられもない話で盛り上がる。お酒が入っていれば最後はぐっだぐだ。
「大学の子とは反省会とか勉強とか建設的な内容だよ。二三人だと割と重い話になるね。私は聞くだけだけれど」
「アキは聞くだけ?」
千晶の話はいいのか、そう含まれたのには頷いてみせた。
「もう気軽に相談できる女の先輩がいないんだよ。元々自分で決断できる人達だけど、ちょっと話したいことってあるでしょ。うちは研究より臨床むけの大学だからね、学部卒(M.D.)で十分ってスタンスだし」
「ああ、私学のほうが医学博士(Ph.D)に熱心らしいね、」
医師免許取得後、2年間の初期研修(給与あり)を経れば、医学博士過程(後期研修/専攻医と並行可)へ進める。修業期間は4年~、当然学費は必要。女性はいても他の大学出身か年齢が離れている。
「ここから先は手探りで進んでいく感じ。それぞれ立場も目標も違うから、荷物のない私は聞くだけだよ。患者さんの立場で語れるほど病院に縁は無かったし」
「背負うものか、突然渡されたら?」
「うーん、重さによるかな。重過ぎれば誰かに手伝ってもらって、協力者が足りなければ、道具を作るところからかな」
抽象的すぎる問に、千晶は何を想定して答えているのか。慎一郎も、本当に問いたい相手は千晶ではないのではないか。
「とりあえずはやってみるの?」
「そうだね、私でなければって状況はそうそうないだろうけど。軌道に乗ったら他に少しずつ渡して、引き継いで、っていうか丸投げ、別の荷物まで引き受けたりはしない。で、奥多摩に隠居する」
「小田原あたりにしたら。冬が楽でしょ」
「そうね、箱根も近いし、いいかもね」
隠居すらどうでもよさそうな響きに――再び、実体が、崩れていく。
慎一郎は再び何かあったか問うたが、答えは同じだった。何があったわけではない、ちいさなことの積み重ねなのかな、千晶はそう呟いて、困ったように笑ってみせた。
「私はきっと捨て石なんだよ。それでもいいんじゃないかな、私には成し遂げたいものがあるわけじゃない。ほんとはね、道端で転がってるままでいいの、でも、拾われちゃったらしようがないよね」
慎一郎は返す言葉なく目を細める。
誰にも必要とされたくない、そう言っているように聞こえた。
『ああいう子は都合よく使われてお終い、女で売るなら道はあるのにね。慎だって散々見て聞いてるでしょ、器用にこなせる奴の末路』
慎一郎は誠仁の言葉を思い出していた。周囲からの期待値が大きすぎるのは慎一郎も、誠仁も同じ。能力を生かさないことは悪なのか。
慎一郎が自分に課せられた役割を抗いつつも受け入れるのと、千晶のようにあるようでない選択肢を自ら決めた末の戸惑いの差なのか。
千晶は、笑いなよ、そう不貞腐れてみせ、ゴマ入りの南部せんべいを慎一郎の口にそのまま押し込んだ。
差し出された土産を見て千晶は薄く笑った。慎一郎もわずかに口角を上げた、それが答えだ。
千晶の不快感は女友達に愚痴って解消された――かもしれない。
お前にだけは言われたくないだろうが、慎一郎の提案は合理的だとばっさり、実に千晶の友人らしい。
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「ひっど」
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「人柱みたいに」
海外の交友事情は開放的で効率的、常識も文化も違うのだから仕方ない。おまけに千晶の嫌い様は遺伝子レベルで何かあるんじゃないかと、話の方向性がズレていった。
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「ウェスターマーク、…もうやめて吐きそう」
「それそれ、もう両方でいいか、三角関係は王道でしょ――」
話はどんどん脱線し続け次第にどうでもよくなっていた、よくある流れだ。
誠仁のことも、直嗣のことも、正解はない。その時々で状況は変化する。先のことは分からない。
「どっちから食べようかな」千晶はチラっと伺うフリをしてから、南部せんべいの袋を開けた。胡麻と落花生の詰め合わせの、まずは落花生から。もうひとつはイカせんべい。
「素朴な甘さが止まらないね。岩手産の小麦粉使用、豆は――」
千晶がパッケージを読み上げながら袋を差し出すと、慎一郎は首を振った。
「…ピーナッツの国内自給率は近年10パーセント強、ゴマに至っては0.1パーセント」
「はいはい、」
何をか言わんや。「私も、これ」と千晶が茶色の袋を差し出すと、慎一郎は無表情に受け取った。
「味噌ピー?」
慎一郎のために用意していたのではないが丁度いい。偶々知ってる知らないと大学で話に上がり、埼玉在住くんが持ってきたのを貰ったのだ。ピーナッツに甘味噌を絡めたもので、千葉茨城近郊の郷土食。
慎一郎は知らなかったようで色合いも含め実に怪訝そうにパッケージを確認する。
細工はしてないよ、千晶が鼻で笑うと、渋々封を切った。
「…悪くないね。おかず? おつまみ?」
「さぁ、埼玉だと給食に出たとか」子供時代、友達の家でおやつ代わりに食べたのが千晶の初味噌ピーだった。群馬か栃木から転校してきた子で、プリンのグラスで麦茶を飲んだ。元気だろうか。
「箸休め? お茶請け?」
慎一郎は首を傾げながら、もう一つ小袋を開け頬張る。そのピーナッツも輸入品だと思うが、いいのか。千晶はイカせんべいに手を付ける。
慎一郎はぽつぽつと仕事に付随する他愛もない話題を口にする。変わらず多忙で、時には顔つなぎやら社交という名の情報収集も外せない。
千晶はまだ商売人的な感覚はわからないが、こうしてフラットな視点で話を聞けるのはうれしい。異業種なんたらやと話をする機会はあっても同性からは千晶がどの程度使える人間かどうかを測られ、そして男性からは自慢話と武勇伝とくそみたいなアドバイスしか聞けないのだから。
「…来週はゼミの皆で集まることになってね、これは男限定で本当の息抜き」
「へぇ、楽しみだね。同性だけってのも気楽でいいよね」
慎一郎にとってビジネスに無関係とはいかなくても、気心の知れた仲間はいい。本音は口にできなくても、建前がなくなるだけで会話は気安いものになる。毛色や帰属意識は集団毎で差がある、どこが一番というのではないが、大学はちょうどいい濃さなのだ。
世間は狭いようで広い、千晶は地元駅で知り合いに会うことも少なくなった。慎一郎の友人知人とは畑違いなのか会う機会は全くない。数度しか会ったことのない今では顔を覚えているかどうかも怪しい。
イカせんべいも香ばしくて美味しいよ、千晶は満足そうに差し出す。慎一郎は店先で貰って食べたから全部どうぞ、とこれまた遠慮…拒否する。イカはイカだろうが、何か細工でもしてあるのだろうか。
「女同士って何話すの」
「え? 下らない話だよ。聞かれて困るような話はしてないけど。殿方にはショックかも」
千晶たちでも姦しいのか、そんな視線に目だけで笑ってみせる。当然だ、千晶は電話もメッセージも手短に済ますが、会えば長い。そして話は取り留めもなく分岐し、メンバーによってはあられもない話で盛り上がる。お酒が入っていれば最後はぐっだぐだ。
「大学の子とは反省会とか勉強とか建設的な内容だよ。二三人だと割と重い話になるね。私は聞くだけだけれど」
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慎一郎は返す言葉なく目を細める。
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