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必然
11.
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「誠仁と風呂いったよ、彼初めてでね」
「え、…?」
(おふろ? 二人とも自発的に行くようには見えないけど、接待的なやつ? 一緒? 別々? 普通は呼ぶんじゃないの? でもサービスする側の安全はお店のほうが――)
いつも通り抑揚も感情もこもっていない――こともなく、やや満足そうな口調に、千晶は一瞬固まり、眉を軽く顰めた。
「…そっちじゃない」
「え?」
(もしかして…男ばっかりのほう? そういう場所があるらしいけれど、えええぇ)
慎一郎の仕事仲間の写真を見せてもらったら、体格の良い文武両道的な男性陣だった。誠仁の「まんじゅうこわい」も本気で嫌がっている空気が増してきていた。だからって。
偏見とマイノリティ尊重の狭間で言葉を探す。
「その話きかないとだめなの?」
誠仁と同じ勘違いはわかる、彼女の目線が泳ぐ今、何を想像しているのは知りたくもない。慎一郎の眉間が僅かに寄る。
「…駅の南の温泉だよ? 今度は直も連れていこうかな。風呂のコミュニケーションっていいもんだね」
「ああ、あの人お姉さんとお風呂に入ってたんだっけ」
「何その話」
「…いやいや、ちょっとね。本人から聞いて」
千晶は勘違いにほっとしつつ、恥ずかしさで明後日に話をはぐらかせたが、更に藪蛇。誠仁の卒業祝いのホームパーティでちょっと聞きかじっただけだ。
――初恋がキンダーガーテンの赤毛の子、昆虫採集が趣味だったこと、地下室で怪しげな実験をしていたこと、ピーちゃんという名のビーグル犬を溺愛していたこと、10歳まで歳の離れた姉と風呂に入っていたこと、それからそれから――
千晶と誠仁姉、話が弾んだだけ。ゲストのお嬢様方は誠仁を紳士な眼差しで語り、男性陣はちょっとふざけた過去を蒸し返し、その温度差も面白かった。ひとつ悔やまれるのは卒業アルバムを見損なったこと。
「俺も知らない話を知ってそうだね」
千晶の思い出し笑いをこらえきれない顔は、ちょっとどころか、満遍なく話を聞き出したと語っている。
「さぁ? ピーちゃんって犬を飼ってたとか、そんな話だよ?」
個人のプライバシーに配慮し、当たり障りのない例をあげる。誠仁がゲームに負けたことは黙っておいたし、帰りは気前よくタクシー代を出してもらったことだけ付け加えておいた。
ここ最近の、元カノに未練がましく会いに行った話や、勉強会で会ったイイ感じの研修医に家が立派すぎと退かれた話に、高IQソサエティに嫁探しに行った話も黙っておいた。
「懐かしい、よく吠えながらしっぽを振って嬉ションする犬だったよ、性格はほがらかだったけれど何一つコマンドを覚えなくてね」
「……ピーナッツのピーじゃないの? ビーグルだって聞いたよ」
「それもどうなの」
某ギネス記録の英国新聞漫画は日本でもおなじみ。その犬キャラのモデルがビーグルの雑種なのは本国ならよく知られた話。だが、そんなことは考えたことはなかったと、十数年の誤解に慎一郎はぴーちゃんの冥福を祈る。千晶は慎一郎の発想の残念さを白い目でみるが、どっちもどっち、正解はパウル(=Paul)君だ。
慎一郎は初めて誠仁の家に遊びにいった時を懐かしそうに語った。それから毎度毎度、行く度に、吠えながらしっぽを振り漏らすぴーちゃんと、コマンドを教え込む慎一郎とは、最後まで平行線のままだった。
「彼と初めて会ったのは入学の面接でね。『子供は親をえらべないんだって、しかたないね』ってさ」
「ぶふっ」千晶は吹き出してから、今のは時田さんに対してね、と詫びた。
「笑っていいよ」
「ノーコメント。でも時田少年は目に浮かぶわ、『ま、人間の存在自体が意味ないからね』って。もう20年近く? すごいねぇ」
人生の大半を過ごした間とはどんなだろう、千晶が羨ましそうに尋ねると、単に縁が途切れないだけとそっけない。小学校は同じクラスだったが、中学は2年生だけ、あとは別のクラスで、大学も別。勉強や習慣を教え合った間だがスポーツも趣味も方向性が違う、彼がちょっかいを出してくるから続いてるだけだと不承不承と言った体。
「…それより誠仁と最近連絡とった?」
「ううん? 何で?」
「ちょっと連絡してみてよ」
話すことなど何もない、資材関連でメールのやり取りをしたのが先月、慎一郎がしつこく連絡してみてと言うので千晶は渋々電話を掛ける。
「出るかなー手が離せないんじゃないかなー…あ、どーも、ご無沙――、 その節は、…… 、へぇ、…… センセ、除毛クリームをね、…… ああ、…… うんうん、白靴下も地味に効きますよ ブリーフと、 …… そう、さすがですねー、…… ふふ、 …… お好きにどうぞー、ブラもしてみます? …… 」
相変わらず下らないやりとりが交わされているな、そんな慎一郎の視線を受け、千晶は面倒くさそうにスピーカーに切り替えた。誠仁のアイコンが例の漫画の安心毛布を手放さないキャラクターなのが妙にシュール。
『…きょう当直なのー。当直は月3回なんだけどー、今日でもう3回目ー、ねー、今月あと20日もあるんだ、知ってたー? 僕のお夕飯はね、カップ蕎麦なの、もう僕しんじゃう、太るどころじゃないよ。ご飯作りにきてよ、あ、ねえ、妹がいるんだって? ひどいなー教えてくれたらいいのに、妹ちゃんと遊び――』
「…あのこは潔癖だしグロいの無理だから、諦めて」
妹の単語だけで全てを察した千晶は、慎一郎に冷たい視線を送る。
『上位互換な妹に全部掻っ攫われたクチでしょ、とりあえず会わせてよ。話だけ――』
「あー、充電がー、お弁当くらいなら頼んでみますよ」
『えー、まぁそれでも、ちあきちゃんの上位互換か、楽しみー、タコさんウインナーとミートオムレツ入れてね、それからスペアリブ食べたいー、僕ブロッコリーとちっちゃいコーン嫌いなの、いま第二外科西棟の5階ねー、プチトマトもいらなーい、肉巻きのおにぎりとー、シソの葉のおにぎりも、あとー』
「はいはーい、善処するよう伝えまーす」
『あとで時間できたらほんとにさぁ――』
うっかり指が滑って通話終了。
乾電池のアイコンは半分、充電が切れそうだとは言っていない。細かい注文は聞いてないようで聞いていたが、弁当を作らせるとも届けるとも言っていない。
「え、…?」
(おふろ? 二人とも自発的に行くようには見えないけど、接待的なやつ? 一緒? 別々? 普通は呼ぶんじゃないの? でもサービスする側の安全はお店のほうが――)
いつも通り抑揚も感情もこもっていない――こともなく、やや満足そうな口調に、千晶は一瞬固まり、眉を軽く顰めた。
「…そっちじゃない」
「え?」
(もしかして…男ばっかりのほう? そういう場所があるらしいけれど、えええぇ)
慎一郎の仕事仲間の写真を見せてもらったら、体格の良い文武両道的な男性陣だった。誠仁の「まんじゅうこわい」も本気で嫌がっている空気が増してきていた。だからって。
偏見とマイノリティ尊重の狭間で言葉を探す。
「その話きかないとだめなの?」
誠仁と同じ勘違いはわかる、彼女の目線が泳ぐ今、何を想像しているのは知りたくもない。慎一郎の眉間が僅かに寄る。
「…駅の南の温泉だよ? 今度は直も連れていこうかな。風呂のコミュニケーションっていいもんだね」
「ああ、あの人お姉さんとお風呂に入ってたんだっけ」
「何その話」
「…いやいや、ちょっとね。本人から聞いて」
千晶は勘違いにほっとしつつ、恥ずかしさで明後日に話をはぐらかせたが、更に藪蛇。誠仁の卒業祝いのホームパーティでちょっと聞きかじっただけだ。
――初恋がキンダーガーテンの赤毛の子、昆虫採集が趣味だったこと、地下室で怪しげな実験をしていたこと、ピーちゃんという名のビーグル犬を溺愛していたこと、10歳まで歳の離れた姉と風呂に入っていたこと、それからそれから――
千晶と誠仁姉、話が弾んだだけ。ゲストのお嬢様方は誠仁を紳士な眼差しで語り、男性陣はちょっとふざけた過去を蒸し返し、その温度差も面白かった。ひとつ悔やまれるのは卒業アルバムを見損なったこと。
「俺も知らない話を知ってそうだね」
千晶の思い出し笑いをこらえきれない顔は、ちょっとどころか、満遍なく話を聞き出したと語っている。
「さぁ? ピーちゃんって犬を飼ってたとか、そんな話だよ?」
個人のプライバシーに配慮し、当たり障りのない例をあげる。誠仁がゲームに負けたことは黙っておいたし、帰りは気前よくタクシー代を出してもらったことだけ付け加えておいた。
ここ最近の、元カノに未練がましく会いに行った話や、勉強会で会ったイイ感じの研修医に家が立派すぎと退かれた話に、高IQソサエティに嫁探しに行った話も黙っておいた。
「懐かしい、よく吠えながらしっぽを振って嬉ションする犬だったよ、性格はほがらかだったけれど何一つコマンドを覚えなくてね」
「……ピーナッツのピーじゃないの? ビーグルだって聞いたよ」
「それもどうなの」
某ギネス記録の英国新聞漫画は日本でもおなじみ。その犬キャラのモデルがビーグルの雑種なのは本国ならよく知られた話。だが、そんなことは考えたことはなかったと、十数年の誤解に慎一郎はぴーちゃんの冥福を祈る。千晶は慎一郎の発想の残念さを白い目でみるが、どっちもどっち、正解はパウル(=Paul)君だ。
慎一郎は初めて誠仁の家に遊びにいった時を懐かしそうに語った。それから毎度毎度、行く度に、吠えながらしっぽを振り漏らすぴーちゃんと、コマンドを教え込む慎一郎とは、最後まで平行線のままだった。
「彼と初めて会ったのは入学の面接でね。『子供は親をえらべないんだって、しかたないね』ってさ」
「ぶふっ」千晶は吹き出してから、今のは時田さんに対してね、と詫びた。
「笑っていいよ」
「ノーコメント。でも時田少年は目に浮かぶわ、『ま、人間の存在自体が意味ないからね』って。もう20年近く? すごいねぇ」
人生の大半を過ごした間とはどんなだろう、千晶が羨ましそうに尋ねると、単に縁が途切れないだけとそっけない。小学校は同じクラスだったが、中学は2年生だけ、あとは別のクラスで、大学も別。勉強や習慣を教え合った間だがスポーツも趣味も方向性が違う、彼がちょっかいを出してくるから続いてるだけだと不承不承と言った体。
「…それより誠仁と最近連絡とった?」
「ううん? 何で?」
「ちょっと連絡してみてよ」
話すことなど何もない、資材関連でメールのやり取りをしたのが先月、慎一郎がしつこく連絡してみてと言うので千晶は渋々電話を掛ける。
「出るかなー手が離せないんじゃないかなー…あ、どーも、ご無沙――、 その節は、…… 、へぇ、…… センセ、除毛クリームをね、…… ああ、…… うんうん、白靴下も地味に効きますよ ブリーフと、 …… そう、さすがですねー、…… ふふ、 …… お好きにどうぞー、ブラもしてみます? …… 」
相変わらず下らないやりとりが交わされているな、そんな慎一郎の視線を受け、千晶は面倒くさそうにスピーカーに切り替えた。誠仁のアイコンが例の漫画の安心毛布を手放さないキャラクターなのが妙にシュール。
『…きょう当直なのー。当直は月3回なんだけどー、今日でもう3回目ー、ねー、今月あと20日もあるんだ、知ってたー? 僕のお夕飯はね、カップ蕎麦なの、もう僕しんじゃう、太るどころじゃないよ。ご飯作りにきてよ、あ、ねえ、妹がいるんだって? ひどいなー教えてくれたらいいのに、妹ちゃんと遊び――』
「…あのこは潔癖だしグロいの無理だから、諦めて」
妹の単語だけで全てを察した千晶は、慎一郎に冷たい視線を送る。
『上位互換な妹に全部掻っ攫われたクチでしょ、とりあえず会わせてよ。話だけ――』
「あー、充電がー、お弁当くらいなら頼んでみますよ」
『えー、まぁそれでも、ちあきちゃんの上位互換か、楽しみー、タコさんウインナーとミートオムレツ入れてね、それからスペアリブ食べたいー、僕ブロッコリーとちっちゃいコーン嫌いなの、いま第二外科西棟の5階ねー、プチトマトもいらなーい、肉巻きのおにぎりとー、シソの葉のおにぎりも、あとー』
「はいはーい、善処するよう伝えまーす」
『あとで時間できたらほんとにさぁ――』
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