113 / 138
蓋然
14.
しおりを挟む
スチール製ドアのサムターンが回り、住人の帰宅を告げた。ドアの開く音に陰鬱な鼻歌が続く。
(ジム・モリ〇ンか…キてるな)
住人の本来の好みはキャッチーでダンサンブルな楽曲。今は病院の待合でサン=サンスが流れるような心地悪さだ。
慎一郎がゆっくりと玄関に顔を向けると、住人はダーツボードから矢羽根を二本抜いたところだった。メモボード代わりに壁に掛けてある簡素なものだが、ダーツの先端は金属チップ。
住人は慎一郎と目が合うと、無表情のまま首をかしげてみせた。首が痛いの――ではなく、わっりゅどぅーぃんひあ? といったところだろう、鼻歌だけがよどみなく流れ続ける。慎一郎の脳裏にはメロディにのせて暗鬱な歌詞も思い出される。
「おかえり、あとはナンを焼くだけさ」
慎一郎は両手を上げた。彼女のダーツの腕前は知らないが、多分、悪くない。靴はちゃんと脱いだよと、片足も上げてみせる。
「ナツ君から鍵を預かったんだよ、ほら、その服届けてくれって」
但し兄も合鍵を持っているのでくれぐれも用心してくれ、と七海は言った。兄の前ではそもそもシリンダー鍵もドアチェーンも意味のないものらしいが。
紙袋からは変なプリントのシャツが覗いている。こんなの着るわけないでしょ、って言うところだ。
だが、千晶は服には軽く頷いただけで表情を変えず、ゆっくりと前進し、台所の真新しい圧力鍋のほうに微妙な視線を投げかけた。部屋には食欲をそそるカレーの香りが漂う。
「鍋は洗ったよ、千晶ちゃんはお手々洗ってきて」
以前、新品の衣類をそのまま着るかどうかで意見が分かれた。千晶は洗ってから着る派。しまってある食器はそのまま、調理器具は軽くすすいでから使う。慎一郎もそれにならい、鍋は説明書に洗剤で洗ってから使えと書いてあったからちゃんと洗った。中の具材も七海に聞いてチキンは皮無し、ペッパーの種も除いたと、自信満々である。
千晶のまだまだ言い足りなさそうな視線をかわし、そっと距離を詰め、矢を取り上げる。
「行ってきたの?」
「ああ、――あれを全部思い出せなくなるのか」(※幼児期健忘)
慎一郎はすっと視線を落とした。たった半日で、直嗣がいかに手の掛からない弟だったか思い知った。――エイリアンズも単体なら可愛いのだ、舌足らずな幼児に擬態した怪獣どもは特殊な意思疎通能力を有していた。
温かいお茶を飲み、一息ついた千晶はやっと言語出力が戻ってきた。
「どうかなー、ナツはお風呂で溺れたことを覚えてるし、私も父と兄に神社の階段から落とされて、ナツが2歳前、私はまだ歩く前――、あと車のハンドルを握らされたことも、――って話をすると父も兄もいやーな顔すんのよ」
「ちあきちゃんは打ちどころが」
「だよねー」
幼い弟は浮き輪が大好きでお風呂の必須アイテムだった。ただまだ頭の重い幼児のこと、バランスを崩し反転してよく犬神家状態に。ある時気づくのが遅れた。すぐ引き上げたが弟は硬直、焦ってつつくといつものように笑った。千晶はお宮参りの帰り、最下段まで転がり落ちた。が、きょとんとして無傷だった。
つまり、お前らは気にしてないと思ったのにネチネチとうるさい、と言う訳だ。
ところがしかし、当人たちの記憶とは齟齬がある。
七海はいつ気づいてもらえるのかと待ちわびたところで記憶が途切れ、千晶は呆然とするだけで動かない父と兄とに失望した。
「危機的状況は忘れない――のか、興味深いね」
「あの兄が何も覚えてないの。不思議よねー」
慎一郎自身も幼児期の記憶はない。そのころは生家に祖父母と伯母もいた。悪いことはなかったのだろう。
「馨さんは、君らでも覚えていない幼少期を覚えている、それがたまらないそうだ」
「あはは、なるほどねー」
親を親とも思わず一人で大きくなったような面をした子供らにも、人の手を煩わせた時期があったのだ。千晶の父親はその記憶だけが彼を父親にさせているのだと、少し悔しそうに、でも愉しそうに笑っていた。
「いただきます」
千晶も手伝い二人でナンを焼き、コールスローサラダも加えて、それらしい食卓になった。
「おいし」
「ふっ」
当然だろ、俺はやればできる、と言わんばかりに口角を少し上げた。当人も気づいているが、褒めるとつけあがり、けなすといじける(ふりをしてやりかえす)面倒な男。そう、やらなかっただけで出来てしまった。千晶も男の立つ瀬をなくすタイプだが、慎一郎も同類。
食べながら、慎一郎は幾枚かの名刺と、新しい部屋の鍵を渡す。慎一郎は生家に戻らず別に部屋を借りた。空き待ちをしたガレージ付きメゾネットタイプのマンションへの熱い想いはまた後で。
「どれがメインなの?」
「まだね、どれがいい? 電話番もヘリのパイロットも却下されちゃったよ」
「ビルメンテナンスは? 私なら社食のおばさんがいいなー」
「それここだけの話じーさんが趣味でやってる」
「バレないもんなのかね。あ、ここはナツが持ってる」
「げ、」
軽い冗談も交えぽつぽつと近況を話す。「まぁ、予想はしてたけどね」いきなりの役員待遇と商習慣の違いに慎一郎もやや疲労の色が滲む。
「直はここ、」と名刺の裏の一覧のひとつを示す。「今は一社員として――」
千晶は食べる手を止めず、声のトーンが変わった兄に生ぬるーい視線を送る。
どうして世の男性、特に父親というものは子供が同じ道を進むことに苦言とそれ以上の喜びを隠さないのだろう。
慎一郎も今、同じ顔をしている。
「べつに? 俺は直まで泥船に乗る必要はないって言ったの。現に彼は中学まで企業局志望だったんだ」
両生類に興味があったが、そこは現実的だった。安定した仕事で母親を安心させたかったのだろう。口にはしないが、千晶も頷いた。
父親や周囲は兄を支えて――と言ってきたがそこは面従腹背。直嗣が船頭をやってもいいし、好きなことをしても、俺らが大きくなるまでに会社はなくなってるかもしれないと、慎一郎はあらゆる可能性を伝えたに過ぎない。
「それを『この先やっていけそうなのはこれ位しかないでしょ、父さんとは関係ないですよ、でも同業他社はバレたら面倒じゃないですか、偶々(教授)推薦も被らなかったですしねー』だって」
「言い草」
千晶のぬるい視線は粘度を増す、そう言っても、お兄ちゃんの思惑どおりなんでしょ、そんな目だ。
「んふふー、でも?」
「まぁ、追々ね」
「使われるほうじゃ限界があるものね」
「お、千晶センセもついに上昇志向が芽生えたのかい?」
「違うわよ、水面下ではいろいろね、気難しい人たちだから一枚岩ではないんだけれど」
千晶は千晶で思うところがあるのだろう、困ったよう眉を下げた。
「アキが正しいと思うことをしたらいい――ってのも二元論で危険か」
「んー少数派だしね、自分の正当性を証明したがるのは危険、でも分断は起こってしまうのよね。だからって従順系AS――」
「千晶ちゃーん、自分で考え動けるなら使われていてはだめだよ」
「むぅー」
千晶も慎一郎も、人付き合いも仕事もそつなくこなす。だが、仕組みを変えていくのは容易ではない。中から変えていくだけの時間はもうない。千晶はここまで経験と勘だけでやってきたが、上を目指すなら訓練が必要だ。
「恵美子さんは直にどちら側でも生きていけるよう教えてた。俺はそこでしか生きられないと思い込んでた」
千晶は目を軽く細めると、フルーツ茶のクランベリーを掬って、口に運んだ。
直嗣が生まれた時と環境も法律も大きく変わった。千晶もまた、どちらでも生きていけるよう道を残している。
慎一郎はそんな自惚れを感じずにはいられない。
(ジム・モリ〇ンか…キてるな)
住人の本来の好みはキャッチーでダンサンブルな楽曲。今は病院の待合でサン=サンスが流れるような心地悪さだ。
慎一郎がゆっくりと玄関に顔を向けると、住人はダーツボードから矢羽根を二本抜いたところだった。メモボード代わりに壁に掛けてある簡素なものだが、ダーツの先端は金属チップ。
住人は慎一郎と目が合うと、無表情のまま首をかしげてみせた。首が痛いの――ではなく、わっりゅどぅーぃんひあ? といったところだろう、鼻歌だけがよどみなく流れ続ける。慎一郎の脳裏にはメロディにのせて暗鬱な歌詞も思い出される。
「おかえり、あとはナンを焼くだけさ」
慎一郎は両手を上げた。彼女のダーツの腕前は知らないが、多分、悪くない。靴はちゃんと脱いだよと、片足も上げてみせる。
「ナツ君から鍵を預かったんだよ、ほら、その服届けてくれって」
但し兄も合鍵を持っているのでくれぐれも用心してくれ、と七海は言った。兄の前ではそもそもシリンダー鍵もドアチェーンも意味のないものらしいが。
紙袋からは変なプリントのシャツが覗いている。こんなの着るわけないでしょ、って言うところだ。
だが、千晶は服には軽く頷いただけで表情を変えず、ゆっくりと前進し、台所の真新しい圧力鍋のほうに微妙な視線を投げかけた。部屋には食欲をそそるカレーの香りが漂う。
「鍋は洗ったよ、千晶ちゃんはお手々洗ってきて」
以前、新品の衣類をそのまま着るかどうかで意見が分かれた。千晶は洗ってから着る派。しまってある食器はそのまま、調理器具は軽くすすいでから使う。慎一郎もそれにならい、鍋は説明書に洗剤で洗ってから使えと書いてあったからちゃんと洗った。中の具材も七海に聞いてチキンは皮無し、ペッパーの種も除いたと、自信満々である。
千晶のまだまだ言い足りなさそうな視線をかわし、そっと距離を詰め、矢を取り上げる。
「行ってきたの?」
「ああ、――あれを全部思い出せなくなるのか」(※幼児期健忘)
慎一郎はすっと視線を落とした。たった半日で、直嗣がいかに手の掛からない弟だったか思い知った。――エイリアンズも単体なら可愛いのだ、舌足らずな幼児に擬態した怪獣どもは特殊な意思疎通能力を有していた。
温かいお茶を飲み、一息ついた千晶はやっと言語出力が戻ってきた。
「どうかなー、ナツはお風呂で溺れたことを覚えてるし、私も父と兄に神社の階段から落とされて、ナツが2歳前、私はまだ歩く前――、あと車のハンドルを握らされたことも、――って話をすると父も兄もいやーな顔すんのよ」
「ちあきちゃんは打ちどころが」
「だよねー」
幼い弟は浮き輪が大好きでお風呂の必須アイテムだった。ただまだ頭の重い幼児のこと、バランスを崩し反転してよく犬神家状態に。ある時気づくのが遅れた。すぐ引き上げたが弟は硬直、焦ってつつくといつものように笑った。千晶はお宮参りの帰り、最下段まで転がり落ちた。が、きょとんとして無傷だった。
つまり、お前らは気にしてないと思ったのにネチネチとうるさい、と言う訳だ。
ところがしかし、当人たちの記憶とは齟齬がある。
七海はいつ気づいてもらえるのかと待ちわびたところで記憶が途切れ、千晶は呆然とするだけで動かない父と兄とに失望した。
「危機的状況は忘れない――のか、興味深いね」
「あの兄が何も覚えてないの。不思議よねー」
慎一郎自身も幼児期の記憶はない。そのころは生家に祖父母と伯母もいた。悪いことはなかったのだろう。
「馨さんは、君らでも覚えていない幼少期を覚えている、それがたまらないそうだ」
「あはは、なるほどねー」
親を親とも思わず一人で大きくなったような面をした子供らにも、人の手を煩わせた時期があったのだ。千晶の父親はその記憶だけが彼を父親にさせているのだと、少し悔しそうに、でも愉しそうに笑っていた。
「いただきます」
千晶も手伝い二人でナンを焼き、コールスローサラダも加えて、それらしい食卓になった。
「おいし」
「ふっ」
当然だろ、俺はやればできる、と言わんばかりに口角を少し上げた。当人も気づいているが、褒めるとつけあがり、けなすといじける(ふりをしてやりかえす)面倒な男。そう、やらなかっただけで出来てしまった。千晶も男の立つ瀬をなくすタイプだが、慎一郎も同類。
食べながら、慎一郎は幾枚かの名刺と、新しい部屋の鍵を渡す。慎一郎は生家に戻らず別に部屋を借りた。空き待ちをしたガレージ付きメゾネットタイプのマンションへの熱い想いはまた後で。
「どれがメインなの?」
「まだね、どれがいい? 電話番もヘリのパイロットも却下されちゃったよ」
「ビルメンテナンスは? 私なら社食のおばさんがいいなー」
「それここだけの話じーさんが趣味でやってる」
「バレないもんなのかね。あ、ここはナツが持ってる」
「げ、」
軽い冗談も交えぽつぽつと近況を話す。「まぁ、予想はしてたけどね」いきなりの役員待遇と商習慣の違いに慎一郎もやや疲労の色が滲む。
「直はここ、」と名刺の裏の一覧のひとつを示す。「今は一社員として――」
千晶は食べる手を止めず、声のトーンが変わった兄に生ぬるーい視線を送る。
どうして世の男性、特に父親というものは子供が同じ道を進むことに苦言とそれ以上の喜びを隠さないのだろう。
慎一郎も今、同じ顔をしている。
「べつに? 俺は直まで泥船に乗る必要はないって言ったの。現に彼は中学まで企業局志望だったんだ」
両生類に興味があったが、そこは現実的だった。安定した仕事で母親を安心させたかったのだろう。口にはしないが、千晶も頷いた。
父親や周囲は兄を支えて――と言ってきたがそこは面従腹背。直嗣が船頭をやってもいいし、好きなことをしても、俺らが大きくなるまでに会社はなくなってるかもしれないと、慎一郎はあらゆる可能性を伝えたに過ぎない。
「それを『この先やっていけそうなのはこれ位しかないでしょ、父さんとは関係ないですよ、でも同業他社はバレたら面倒じゃないですか、偶々(教授)推薦も被らなかったですしねー』だって」
「言い草」
千晶のぬるい視線は粘度を増す、そう言っても、お兄ちゃんの思惑どおりなんでしょ、そんな目だ。
「んふふー、でも?」
「まぁ、追々ね」
「使われるほうじゃ限界があるものね」
「お、千晶センセもついに上昇志向が芽生えたのかい?」
「違うわよ、水面下ではいろいろね、気難しい人たちだから一枚岩ではないんだけれど」
千晶は千晶で思うところがあるのだろう、困ったよう眉を下げた。
「アキが正しいと思うことをしたらいい――ってのも二元論で危険か」
「んー少数派だしね、自分の正当性を証明したがるのは危険、でも分断は起こってしまうのよね。だからって従順系AS――」
「千晶ちゃーん、自分で考え動けるなら使われていてはだめだよ」
「むぅー」
千晶も慎一郎も、人付き合いも仕事もそつなくこなす。だが、仕組みを変えていくのは容易ではない。中から変えていくだけの時間はもうない。千晶はここまで経験と勘だけでやってきたが、上を目指すなら訓練が必要だ。
「恵美子さんは直にどちら側でも生きていけるよう教えてた。俺はそこでしか生きられないと思い込んでた」
千晶は目を軽く細めると、フルーツ茶のクランベリーを掬って、口に運んだ。
直嗣が生まれた時と環境も法律も大きく変わった。千晶もまた、どちらでも生きていけるよう道を残している。
慎一郎はそんな自惚れを感じずにはいられない。
0
あなたにおすすめの小説
【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
人狼な幼妻は夫が変態で困り果てている
井中かわず
恋愛
古い魔法契約によって強制的に結ばれたマリアとシュヤンの14歳年の離れた夫婦。それでも、シュヤンはマリアを愛していた。
それはもう深く愛していた。
変質的、偏執的、なんとも形容しがたいほどの狂気の愛情を注ぐシュヤン。異常さを感じながらも、なんだかんだでシュヤンが好きなマリア。
これもひとつの夫婦愛の形…なのかもしれない。
全3章、1日1章更新、完結済
※特に物語と言う物語はありません
※オチもありません
※ただひたすら時系列に沿って変態したりイチャイチャしたりする話が続きます。
※主人公の1人(夫)が気持ち悪いです。
橘若頭と怖がり姫
真木
恋愛
八歳の希乃は、母を救うために極道・橘家の門を叩き、「大人になったら自分のすべてを差し出す」と約束する。
その言葉を受け取った橘家の若頭・司は、希乃を保護し、慈しみ、外界から遠ざけて育ててきた。
高校生になった希乃は、虚弱体質で寝込んでばかり。思いつめて、今まで養ってもらったお金を返そうと夜の街に向かうが、そこに司が現れて……。
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
**2026.01.02start~2026.01.17end**
◆エブリスタ様にも掲載。人気沸騰中です!
https://estar.jp/novels/26513389
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
元恋人と、今日から同僚です
紗和木 りん
恋愛
女性向けライフスタイル誌・編集部で働く結城真帆(29)。
仕事一筋で生きてきた彼女の前に、ある日突然、五年前に別れた元恋人が現れた。
「今日から、この部署に配属になった」
そう告げたのは、穏やかで理性的な朝倉。
かつて、将来や価値観のすれ違いから別れた相手だ。
仕事として割り切ろうと距離を取る真帆だったが、過去の別れが誤解と説明不足によるものだったことが少しずつ見えてくる。
恋愛から逃げてきた女と、想いを言葉にできなかった男。
仕事も感情も投げ出さず、逃げずに選び直した先にあるのは「やり直し」ではなく……。
元恋人と同僚になった二人。
仕事から始まる新しい恋の物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる