雌汁  ― お股つたうは嬉し涙か はたまた尿か ―

余次元

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第五章 交渉(仮)

オープンクロッチの隙間から

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 蝉時雨降る路地裏に、半裸の女が立っている。顔には大振りなサングラスを掛け、口元はマスクで隠しているというのに、下半身は穴の開いたショーツ一枚という出で立ちで、そのアンバランスさが実に淫靡だった。女の履いたオープンクロッチの開口部から整った陰毛が圭司を覗いていた。



“おしっこ売りの少女”では、客とスタッフが知り合いだったという事故が発生したこともあり、スタッフ保護のためにスタッフの顔を隠す処置を以前よりも引き上げていた。そのスタッフの顔が引き攣っている。マスクの上からでもわかるくらいだった。



「なん、でっ‥‥ここに居るのよっ。さっき何も言わなかったじゃないっ」



 結衣が圭司を責める。

 結衣がバイト終わりに、霜次郎へバイトを辞める話をする。その場に圭司も立ち会って欲しいという話で着いてきたのだと彼女は思っていたのだ。それだというのに、予約の客が圭司なのだから、圭司が結衣を呼び出したみたいな話になっていた。



「いやぁー、霜次郎さんから新しい趣向があるとお聞きまして‥‥」



 霜次郎からの営業電話が最後のトリガーだった。圭司としては、少しでも早く結衣に辞めてほしいという想いもあったし、普段は排尿を見せてくれない彼女のそれを合意の上で見られる最後の機会になるかもしれないのだから、有り金を振り絞って予約したのだった。



 大きな溜息をついて、サングラス越しに結衣の眼が圭司を睨んだのがわかる。羞恥でか、怒りでか少し顔が赤くなっていた。



(後で怒られよう)



 羞恥に悶える女の子の表情はとても良いものだと圭司は常々思っていた。

 圭司はアスファルトの上に横になる。男は誰だって一度はアスファルト舗装の道路になって、女性のスカートの中を観察したいと思うものだ。今日は道路になった圭司の上で、女性がおしっこをかけてくれる、そういうシチュエーションプレイなのだった。



「準備できましたぁ? 」



 霜次郎が声を掛ける。



「よろしくお願いしますっ」



 仕事だからねと霜次郎から促されて、結衣が圭司を跨いで立った。 



「‥どうぞ、ご覧くださぃ‥‥」



 結衣はオープンクロッチの開口部を広げると、怒気を孕んだ声と共に、二回前後にヘコヘコと腰を振った。そして、和式便所でするように圭司の顔の上に腰を下ろす。路地裏とは言え、夏の日差しが入り込んでくれば、それなりに明るくなっている。結衣の股間がよく見えた。

 立っている時には細やかに見えていたものが、拡げられたオープンクロッチの額に縁どられて一枚の絵画のように見えなくもない。整った陰毛の下に広がる花びらのように広がる陰唇の中で硬く結んでいる蕾は熱を帯びてきている。更に下流では、蜜壺が湿り気を帯びているのがわかった。



「きれいだよ」



「‥シネ‥‥」



 お客さんへの暴言には、ペナルティが与えられる。圭司だけに届けたかった言葉は霜次郎の耳にも届いてしまった。短い叱責の声と共に、結衣の肛門にクスリが注入される。



「んうっ」

「あっ」



 程なくして、結衣の尿道口から慈雨が降る。それは圭司の喉を潤して、更に溢れたものは乾いたアスファルトに染み込んでいく。圭司の後頭部も、Tシャツも濡れていく。桃の香りに包まれながら、圭司は悦びの声を上げた。
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