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第六章 土下座JD 涙の肛門性交
へやのみ
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デートの終わり、駅前のファミリーレストランで夕飯を食べると、結衣と圭司は春香を家まで送ってくれた。二人は結衣の部屋に帰るのだろう。話を聞いていると、半同棲のようになってしまっているようだった。二人の夜のコミュニケーションを想像して、圭司のゴツゴツとした指が自身の下腹部を苛めるのを妄想して、春香はひとり自分自身を慰めた。
自身の身体を預けられるパートナーがいることを羨ましく感じる。以前に買ったディルドーで彼女の泉を泡立つくらいに攪拌した。日中から火照っていた身体はすぐに至ってしまう。終わった後のシングルベッドが酷く広く感じた。
時折、事件の時の夢で目が覚めることもある。そんな日は、決まって今頃ふたりは身体を寄せ合って眠っているのだろうかと思い、それが春香の気持ちをいっそう惨めなものにさせた。
「春香のための男性恐怖症克服デート」と銘打たれた会の3回目は映画館で、巨匠アニメーション監督の引退作として話題になっているものだった。3回目ともなれば、春香にも少し余裕ができていて、圭司と手を繋いでいても、さほど手汗は気にならなくなっていた。
近所の定食屋で夕ご飯を食べながら「お茶でも飲んで帰らない?」とお誘いがあったのは結衣からだ。お茶でもという話ではあったが、ドラッグストアでチューハイと発泡酒とスナック菓子を買い込んで、結衣の部屋へと向かうことになった。
ローテーブルを囲んで乾杯すると、定食屋からの続きの映画の感想から会話が再開される。ストーリーが分かりづらいとか、タイトルが説教臭いだとか、それでも見終わっての爽快感がよかった等、同じような話を気が付けば繰り返していた。言ってしまえば、三人とも酔っぱらっていたのだろう。
三人で過ごす時間は随分と気安いものになっていた。
ほんのりと酒気で顔を赤く染めた結衣が、つつぅと圭司の側に身体をスライドさせると、コテンッと彼の肩に頭を載せる。
「酔っぱらっちゃったの?」
「‥ふふふっ、まだだいじょうぶ」
そういうと結衣は瞼を閉じる。呂律は辛うじて回っているが、表情が随分と柔らかくなっていた。春香と二人の時には見なかった表情だ。恋人に体重をかけて、文字通りに心も身体も預けてしまっている。その安心感が羨ましかった。
「‥‥うらやましい」
気が付けば口に出していた。圭司が困った顔をするのを見て、自分の口に出した言葉を反芻、一拍置いて春香の顔が赤くなる。
「わたしも酔っぱらっちゃった、かな」
「お水もってこようか? 」
圭司がとても紳士的に見える。「春香のための男性恐怖症克服デート」を繰り返す中で、春香の圭司への評価は少しずつ上がっていた。友人の彼氏であること自体が既に気に入らないとも思っていたが、友人が彼氏として選んだ事実が圭司の評価を底上げしていた。
「ううん、自分でとってくるよ。結衣の頭、肩に載せたまま動けないでしょ」
春香はそういうと冷蔵庫の方まで行って扉を開ける。
「羽原君はなんかいる? 」
「ぼくはまだあるから」
冷蔵庫の中には、お茶、お水、発泡酒、チューハイそれから、誰が飲むのか350ml入りの日本酒が入っていた。春香の右手が、お茶とお水の間を3回往復するように宙を彷徨った挙句、お水‥‥‥ではなく新しくチューハイを取り出した。
もう、お酒のせいにしてしまおうと、その時には決意していた。
「あー、酔っぱらっちゃったなぁー」
わざとらしくそう言うと、圭司の隣に、結衣と二人で挟むように座る。チューハイのステイオンタブをぷしゅっとあけて、口いっぱいに流し込んだ。
「だいじょうぶ? 」
「あら、心配してくれるの?‥‥圭司くん、やさしいなぁ」
圭司の心配に便乗して、春香も結衣と同じようにスススッと間合いを詰める。彼の肩にもたれかかった。男の身体に自身を預ける、ということがどんなものなのか単純に知りたかった。
硬い。春香にはゴムのように感じられた。首筋から圭司の匂いがする。結衣のベッドで嗅いだ、あの匂いがした。
頬から伝わる筋肉の触感が春香に男を意識させる。フェロモンが結衣の股間を刺激した。
「春香酔っぱらっちゃったぁ。だいじょうぶじゃないのぉ」
実際、素面ではこんなことできなかっただろう。明日の春香なら、頭がどうかしてたんじゃないかと吐き捨てたかもしれない。
結衣と圭司への甘えだった。親友の彼氏が、彼女の横でその友人に手を出すことはないだろう、男性にもっと慣れるようにと手を尽くしてくれている二人なのだから、多少のことは赦してくれるに違いない、そう思ってしまっていた。
「ねぇ、二人はさぁ、どんなエッチするの? 」
彼女の友人の思わぬ接近と質問に、圭司がたじろぐ。結衣は半分寝てしまっているようだった。
「後学のために教えてくださーい」
「え、えーと‥‥ふつうだよ。人並み‥‥だと思うよ? 」
「わたし、人並みって言われてもぉー、人様のセックス、見たことないから‥‥わかんないんですよぉ」
圭司が答えに窮していると、結衣が突然目を開けて
「わたしたちのセックス、見せて上げようよ」
そう提案した。
自身の身体を預けられるパートナーがいることを羨ましく感じる。以前に買ったディルドーで彼女の泉を泡立つくらいに攪拌した。日中から火照っていた身体はすぐに至ってしまう。終わった後のシングルベッドが酷く広く感じた。
時折、事件の時の夢で目が覚めることもある。そんな日は、決まって今頃ふたりは身体を寄せ合って眠っているのだろうかと思い、それが春香の気持ちをいっそう惨めなものにさせた。
「春香のための男性恐怖症克服デート」と銘打たれた会の3回目は映画館で、巨匠アニメーション監督の引退作として話題になっているものだった。3回目ともなれば、春香にも少し余裕ができていて、圭司と手を繋いでいても、さほど手汗は気にならなくなっていた。
近所の定食屋で夕ご飯を食べながら「お茶でも飲んで帰らない?」とお誘いがあったのは結衣からだ。お茶でもという話ではあったが、ドラッグストアでチューハイと発泡酒とスナック菓子を買い込んで、結衣の部屋へと向かうことになった。
ローテーブルを囲んで乾杯すると、定食屋からの続きの映画の感想から会話が再開される。ストーリーが分かりづらいとか、タイトルが説教臭いだとか、それでも見終わっての爽快感がよかった等、同じような話を気が付けば繰り返していた。言ってしまえば、三人とも酔っぱらっていたのだろう。
三人で過ごす時間は随分と気安いものになっていた。
ほんのりと酒気で顔を赤く染めた結衣が、つつぅと圭司の側に身体をスライドさせると、コテンッと彼の肩に頭を載せる。
「酔っぱらっちゃったの?」
「‥ふふふっ、まだだいじょうぶ」
そういうと結衣は瞼を閉じる。呂律は辛うじて回っているが、表情が随分と柔らかくなっていた。春香と二人の時には見なかった表情だ。恋人に体重をかけて、文字通りに心も身体も預けてしまっている。その安心感が羨ましかった。
「‥‥うらやましい」
気が付けば口に出していた。圭司が困った顔をするのを見て、自分の口に出した言葉を反芻、一拍置いて春香の顔が赤くなる。
「わたしも酔っぱらっちゃった、かな」
「お水もってこようか? 」
圭司がとても紳士的に見える。「春香のための男性恐怖症克服デート」を繰り返す中で、春香の圭司への評価は少しずつ上がっていた。友人の彼氏であること自体が既に気に入らないとも思っていたが、友人が彼氏として選んだ事実が圭司の評価を底上げしていた。
「ううん、自分でとってくるよ。結衣の頭、肩に載せたまま動けないでしょ」
春香はそういうと冷蔵庫の方まで行って扉を開ける。
「羽原君はなんかいる? 」
「ぼくはまだあるから」
冷蔵庫の中には、お茶、お水、発泡酒、チューハイそれから、誰が飲むのか350ml入りの日本酒が入っていた。春香の右手が、お茶とお水の間を3回往復するように宙を彷徨った挙句、お水‥‥‥ではなく新しくチューハイを取り出した。
もう、お酒のせいにしてしまおうと、その時には決意していた。
「あー、酔っぱらっちゃったなぁー」
わざとらしくそう言うと、圭司の隣に、結衣と二人で挟むように座る。チューハイのステイオンタブをぷしゅっとあけて、口いっぱいに流し込んだ。
「だいじょうぶ? 」
「あら、心配してくれるの?‥‥圭司くん、やさしいなぁ」
圭司の心配に便乗して、春香も結衣と同じようにスススッと間合いを詰める。彼の肩にもたれかかった。男の身体に自身を預ける、ということがどんなものなのか単純に知りたかった。
硬い。春香にはゴムのように感じられた。首筋から圭司の匂いがする。結衣のベッドで嗅いだ、あの匂いがした。
頬から伝わる筋肉の触感が春香に男を意識させる。フェロモンが結衣の股間を刺激した。
「春香酔っぱらっちゃったぁ。だいじょうぶじゃないのぉ」
実際、素面ではこんなことできなかっただろう。明日の春香なら、頭がどうかしてたんじゃないかと吐き捨てたかもしれない。
結衣と圭司への甘えだった。親友の彼氏が、彼女の横でその友人に手を出すことはないだろう、男性にもっと慣れるようにと手を尽くしてくれている二人なのだから、多少のことは赦してくれるに違いない、そう思ってしまっていた。
「ねぇ、二人はさぁ、どんなエッチするの? 」
彼女の友人の思わぬ接近と質問に、圭司がたじろぐ。結衣は半分寝てしまっているようだった。
「後学のために教えてくださーい」
「え、えーと‥‥ふつうだよ。人並み‥‥だと思うよ? 」
「わたし、人並みって言われてもぉー、人様のセックス、見たことないから‥‥わかんないんですよぉ」
圭司が答えに窮していると、結衣が突然目を開けて
「わたしたちのセックス、見せて上げようよ」
そう提案した。
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