魔王少女は溺愛されるのがお決まりのようで非常に困っています

蒼葉縁

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使い魔登場

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いつもの通り学校から帰り,家の扉を引く
いつもならば両親がいるはずが今日は居なかった
きっとおちゃかいにいくといっていたからまだかえっていないだけだ
我はランドセルを下ろし勉強を開始する
「ぐぬぅ,分からん」
頭を抱え唸った
すると
「ここは,三を三回かけますよ」 
綺麗な白い指がノートを指差している
我はノートに書き込み気付く
「成る程!流石………!?」
この匂い
この魔力
この見た目
「お前………シェルフか?」
シェルフ,それは我専属の執事だった者
見た目も匂いも魔力も酷似いる
我は戸惑いつつ聞くとシェルフは我の前に跪き
「お久しゅうございます」
「シェルフ,よく参ったと言いたいがどうして来たのだ?」
我は素直に驚いた
シェルフはそのままの見た目でいるから
我は幼女
シェルフは男性のままだ
「神様がこのままで行けと言うので」
神よ
我もそうして欲しかった
じゃが両親が何というかじゃな………
「取り敢えずお茶を出そう」
ガチャガチャと食器を選ぶ
「いいえ,私はもっとしたいことがございます」
何だと?
「何じゃ………」
シェルフと言いたかったが
「魔王様!会いたしゅうございました!」
がバリと突然の抱擁に我は固まる

肩に濡れている感触がする限りこやつは泣いている
やれやれ
「泣き虫は変わらんか?」
我は笑いながらそっとシェルフの頭を優しく撫でた
「向こうの世界は村人が暴れてしまい多数殺されました………」
何だと!?村人達がか!?
「王は笑いました」
王よ
貴様はいつになく憎らしい者となったな!
「私共は自害し,この世界に来ました」
成る程
と言うことは村人達も来ているのか?
いや,そうじゃない者達もいるだろう
「済まなかったの」
済まなかった
「何故魔王様が謝るのです!?」
何故?
「我が死ぬことがなければ王は改心したであろう」
「魔王様!」
我が口を開こうとした瞬間扉が開く
「ただいま~!って………」
母よ
「お前!誰!?」
父よ
「私はシェルフ、この方の執事になりたくて来ました」
両親が目を見開く
駄目………
「あらー!良いわね!」
じゃなかった
「お金はどうすれば?」
そうじゃな
「要りません,代わりにこの方を主人にさしてもらいますね」
我を抱き上げて擦り寄るシェルフに両親は微笑ましく見ている
我は困りつつもまたあの日々が来るのかと嬉しかった
我は魔王今世は幼女まだ成長期
次こそ
幸せな世界を作りたい
そう思った
「魔王様ー」
違うぞ
「我は今伊織じゃ」
そう言うと
「伊織様!」
シェルフは嬉しそうに笑い我の名前を言う
「しつこいのぉお前は」
我は溜息を吐きつつもシェルフの淹れたコーヒーを口にした
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