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チート執事は新たな場所へ
一
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朝と夜の務めが終わり寮に帰る
私の部屋にはジムレベルのトレーニング器具
「まずは腹筋かな」
私は腹筋を始める
「十………三十…」
腹筋を五十やった後私は背筋を六十した
汗が流れる
私はシャツを脱ぎ着替えようとした
「何者ですか」
私はギロリと扉を睨む
扉の外から匂いがする
「すみません、用件を言いに」
校長の声だった
(何故?)
私はシャツを着て扉を開ける
「何でしょう」
校長を中に入れ、紅茶を淹れた
「………」
校長は顔を伏せたまま黙っている
私は黙って話してくれるのを待つ
(悲しいのと寂しい匂いだがどうしたのでしょう)
「凛」
校長は顔を伏せたまま私を抱き締める
「………如何なさいましたか?」
そっと校長の背中に手を回しトントンとリズム良く叩く
校長は震えていた
「…他の人に仕える気はないかね」
声すら震えていた
私はそっと校長を優しく抱き締める
「誰でしょう?」
優しく問う
「………双子の男の子と女の子だそうだ」
(双子ですか)
私は校長を見つめる
校長は黙ったまま泣いていた
「泣かないでください」
困ったように校長は笑う
「済まない」
(校長…)
「いえ」
私は首を振る
校長はこの事をどう思っているのかすぐ分かった
「校長は、どう思っていますか?」
優しく私は微笑む
「………私は行くべきかと思う」
(流石、校長ですね)
私は微笑んだまま頭を下げる
「校長、最後の命令を」
と
校長は黙った
そして
「霧桜学園へ行きなさい」
と言った
「畏まりました」
私が顔を上げると校長は泣いていた
「だがやっぱり寂しいものだ…」
よろよろと私を抱き締めて泣いている
私は泣けない
だからこそ
校長が代わりに泣いていると
そう言っていた
翌日
私は荷物をまとめていた
校長はまだ寝ている
私は荷物をまとめ終え、紅茶のセットを持ち歩き出す
今日からこの靴音が変わる
今日から校長ではない人を起こす
私はまた変わる
「失礼いたします」
中に入ると
「あぁ、おはよう」
校長は笑って椅子に座っていた
優しく、誇らしく
そこにいた
「起きていらしたのですか」
私はにこりと微笑み校長に紅茶を淹れる
それを静かに受け取る…訳もなく
校長は私の胸に何かをつけた
(何でしょう………)
それは新しいZの紋章
私は顔を上げる
「達者でな」
「はい」
校長、ありがとうございます
校長、お世話になりました
ポロリと涙が一粒流れ落ちる
「凛、泣くな」
「お世話になりました」
頭を下げる
優しい手が頭に触れた
とても優しく温かい
ありがとう
貴方がいたから
私はいます
次の主人へと私は参ります…
コツコツと歩いて行くと車が一台置いてあった
私はそれに乗り運転をする
校長が手を振っていた
私は片手を胸に当て一礼する
「さぁ、今日も一日頑張りましょう」
そう呟いたのだった
私の部屋にはジムレベルのトレーニング器具
「まずは腹筋かな」
私は腹筋を始める
「十………三十…」
腹筋を五十やった後私は背筋を六十した
汗が流れる
私はシャツを脱ぎ着替えようとした
「何者ですか」
私はギロリと扉を睨む
扉の外から匂いがする
「すみません、用件を言いに」
校長の声だった
(何故?)
私はシャツを着て扉を開ける
「何でしょう」
校長を中に入れ、紅茶を淹れた
「………」
校長は顔を伏せたまま黙っている
私は黙って話してくれるのを待つ
(悲しいのと寂しい匂いだがどうしたのでしょう)
「凛」
校長は顔を伏せたまま私を抱き締める
「………如何なさいましたか?」
そっと校長の背中に手を回しトントンとリズム良く叩く
校長は震えていた
「…他の人に仕える気はないかね」
声すら震えていた
私はそっと校長を優しく抱き締める
「誰でしょう?」
優しく問う
「………双子の男の子と女の子だそうだ」
(双子ですか)
私は校長を見つめる
校長は黙ったまま泣いていた
「泣かないでください」
困ったように校長は笑う
「済まない」
(校長…)
「いえ」
私は首を振る
校長はこの事をどう思っているのかすぐ分かった
「校長は、どう思っていますか?」
優しく私は微笑む
「………私は行くべきかと思う」
(流石、校長ですね)
私は微笑んだまま頭を下げる
「校長、最後の命令を」
と
校長は黙った
そして
「霧桜学園へ行きなさい」
と言った
「畏まりました」
私が顔を上げると校長は泣いていた
「だがやっぱり寂しいものだ…」
よろよろと私を抱き締めて泣いている
私は泣けない
だからこそ
校長が代わりに泣いていると
そう言っていた
翌日
私は荷物をまとめていた
校長はまだ寝ている
私は荷物をまとめ終え、紅茶のセットを持ち歩き出す
今日からこの靴音が変わる
今日から校長ではない人を起こす
私はまた変わる
「失礼いたします」
中に入ると
「あぁ、おはよう」
校長は笑って椅子に座っていた
優しく、誇らしく
そこにいた
「起きていらしたのですか」
私はにこりと微笑み校長に紅茶を淹れる
それを静かに受け取る…訳もなく
校長は私の胸に何かをつけた
(何でしょう………)
それは新しいZの紋章
私は顔を上げる
「達者でな」
「はい」
校長、ありがとうございます
校長、お世話になりました
ポロリと涙が一粒流れ落ちる
「凛、泣くな」
「お世話になりました」
頭を下げる
優しい手が頭に触れた
とても優しく温かい
ありがとう
貴方がいたから
私はいます
次の主人へと私は参ります…
コツコツと歩いて行くと車が一台置いてあった
私はそれに乗り運転をする
校長が手を振っていた
私は片手を胸に当て一礼する
「さぁ、今日も一日頑張りましょう」
そう呟いたのだった
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