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チート執事は新たな場所へ
ニ
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車を運転して早二時間
私は言われた通り駐車場に車を停めて屋敷の門を叩く
「天音と申します」
自分が名乗ると同時にインターホンの奥で何か走る音がした
私は構える
ガチャリと開かれると中からは中学生くらいの男の子と女の子が居た
「「天音さん!」」
ぎゅーと抱き着かれる
私は困ったようにそっと抱き留めた
(何故私の名前を?)
不思議そうにしていると御二方は微笑み
「待ってたよ!」
と
「俺達の執事!」
そう言われて私は一礼する
「Z執事の天音凛と申します」
キラキラとした目で私を見る御二方
私は中に入らせて貰い、紅茶を淹れる
「私は姫華!そして」
「俺は青斗!」
そう言い、御二方はワクワクと待っていた
(警戒しないのですかね?全くそんな匂いがしない………)
私は御二方の前に紅茶を出す
「「頂きます!」」
御二方は微笑み、カップを持つ
「どうぞお召し上がり下さいませ」
私は静かにその様子を見る
御二方はカップに口をつけ飲むとほっと安心した
そんな匂いがする
私は御二方の好きなもの嫌いなものを聞く
が
「「当ててみて!」」
と言われる
私は静かに顎に手を当て悩む
その姿を二人はうっとりと見つめていた
「では食物で言えば姫華様は甘いものがお好きで、お嫌いなものは苦いものですかね?」
「凄い!合ってる!」
顔を赤くして私に微笑む姫華様
「続いて青斗様は特に好き嫌いはないですが、強いて言うならば辛いものがお好きですかね?」
「流石!合ってる!」
私にキラキラとした笑顔をつける青斗様
私は「恐縮です」と言い微笑んだ
「ねぇねぇ!魔法って使える?」
突然の質問に私は冷静に答える
「はい」
私がそう答えると姫華様は両手を握り合い私を見た
「見たいなぁ、何て」
(見たいけど嫌がらせたくないそんな匂いがする…)
「良いですよ」
私は片手の手袋を取り掌に息を吹きかける
すると
掌にガラスの花が出来た
「「わぁ!」」
御二方の手にそっと乗せ
「どうぞ」
と言う
二人は静かにそれを見つめ
「「ありがとう………」」
と言った
私は懐中時計を見て
「御二方様、そろそろおやつの時間でございます」
にこり微笑む
「「………あの」」
御二方はガラスを置いて私の裾を掴む
私はそっと御二方の思いを口にする
「今日は蜂蜜ホットミルクに致しましょう」
「「え?」」
私はクスリと笑う
「緊張していらっしゃる、偽っていては疲れてしまいます」
御二方はその言葉を聞いて目を見開いた
「分かってたのか?俺達が無理してんの」
青斗様から驚きの匂いがして姫華様からは申し訳ないと言う匂いがする
私は頷き
「私は御二方様の執事、是式のこと分からなくてどうします?」
「っ⁉︎俺の負けだ」
青斗様は二ヘラっと笑い私に抱き着く
姫華様はまだ警戒をしていた
通りで警戒心の匂いが隠れていたのか分かる
必死に隠していたからその匂いで分からなかった
「さぁ、ソファへお座り下さい」
「はーい」
「………うん」
蜂蜜ホットミルクを作り御二方に渡す
そして
私はくるりと勢いよく振り向き御二方の前に立つ
「シールド」
そう呟く
「やれやれ、奇襲とは好ましくない」
私の目が鋭くなる
目の前にはナイフを持つ大勢の集団の姿があった
御二方は怯えて私に抱き着く
私は御二方の肩にそっと触れる
「このまま動かないで下さいね」
「「………コク」」
頷く御二方を見て微笑み御二方から離れた
シールドから出ると私に向かって走って来る
「あまり舐めないで下さい」
回し蹴りをし、背負い投げをした
ナイフを叩き落とし首を強く叩く
近くにあったシーツを相手に被せ上からかかと落としをする
「凄え…」
「…!」
(後ろ!凛!)
不意に姫華様から声がした
私はとっさに躱す
後ろにいた敵に私は回し蹴りをした
「こんなものですか」
私は蹲る彼らを見て埃を払う
そして
懐中時計を見る
「只今三分もかかりました」
シールドを解除すると御二方が泣きそうな顔をしていた
私はそっと抱き締めて背中を優しく叩く
「もう大丈夫です」
「「うん!凛が無事でよかった!」」
その言葉に私は目を見開いた
自分の身より私のことなんかを心配している
何て
「お優しい」
のでしょう
私は言われた通り駐車場に車を停めて屋敷の門を叩く
「天音と申します」
自分が名乗ると同時にインターホンの奥で何か走る音がした
私は構える
ガチャリと開かれると中からは中学生くらいの男の子と女の子が居た
「「天音さん!」」
ぎゅーと抱き着かれる
私は困ったようにそっと抱き留めた
(何故私の名前を?)
不思議そうにしていると御二方は微笑み
「待ってたよ!」
と
「俺達の執事!」
そう言われて私は一礼する
「Z執事の天音凛と申します」
キラキラとした目で私を見る御二方
私は中に入らせて貰い、紅茶を淹れる
「私は姫華!そして」
「俺は青斗!」
そう言い、御二方はワクワクと待っていた
(警戒しないのですかね?全くそんな匂いがしない………)
私は御二方の前に紅茶を出す
「「頂きます!」」
御二方は微笑み、カップを持つ
「どうぞお召し上がり下さいませ」
私は静かにその様子を見る
御二方はカップに口をつけ飲むとほっと安心した
そんな匂いがする
私は御二方の好きなもの嫌いなものを聞く
が
「「当ててみて!」」
と言われる
私は静かに顎に手を当て悩む
その姿を二人はうっとりと見つめていた
「では食物で言えば姫華様は甘いものがお好きで、お嫌いなものは苦いものですかね?」
「凄い!合ってる!」
顔を赤くして私に微笑む姫華様
「続いて青斗様は特に好き嫌いはないですが、強いて言うならば辛いものがお好きですかね?」
「流石!合ってる!」
私にキラキラとした笑顔をつける青斗様
私は「恐縮です」と言い微笑んだ
「ねぇねぇ!魔法って使える?」
突然の質問に私は冷静に答える
「はい」
私がそう答えると姫華様は両手を握り合い私を見た
「見たいなぁ、何て」
(見たいけど嫌がらせたくないそんな匂いがする…)
「良いですよ」
私は片手の手袋を取り掌に息を吹きかける
すると
掌にガラスの花が出来た
「「わぁ!」」
御二方の手にそっと乗せ
「どうぞ」
と言う
二人は静かにそれを見つめ
「「ありがとう………」」
と言った
私は懐中時計を見て
「御二方様、そろそろおやつの時間でございます」
にこり微笑む
「「………あの」」
御二方はガラスを置いて私の裾を掴む
私はそっと御二方の思いを口にする
「今日は蜂蜜ホットミルクに致しましょう」
「「え?」」
私はクスリと笑う
「緊張していらっしゃる、偽っていては疲れてしまいます」
御二方はその言葉を聞いて目を見開いた
「分かってたのか?俺達が無理してんの」
青斗様から驚きの匂いがして姫華様からは申し訳ないと言う匂いがする
私は頷き
「私は御二方様の執事、是式のこと分からなくてどうします?」
「っ⁉︎俺の負けだ」
青斗様は二ヘラっと笑い私に抱き着く
姫華様はまだ警戒をしていた
通りで警戒心の匂いが隠れていたのか分かる
必死に隠していたからその匂いで分からなかった
「さぁ、ソファへお座り下さい」
「はーい」
「………うん」
蜂蜜ホットミルクを作り御二方に渡す
そして
私はくるりと勢いよく振り向き御二方の前に立つ
「シールド」
そう呟く
「やれやれ、奇襲とは好ましくない」
私の目が鋭くなる
目の前にはナイフを持つ大勢の集団の姿があった
御二方は怯えて私に抱き着く
私は御二方の肩にそっと触れる
「このまま動かないで下さいね」
「「………コク」」
頷く御二方を見て微笑み御二方から離れた
シールドから出ると私に向かって走って来る
「あまり舐めないで下さい」
回し蹴りをし、背負い投げをした
ナイフを叩き落とし首を強く叩く
近くにあったシーツを相手に被せ上からかかと落としをする
「凄え…」
「…!」
(後ろ!凛!)
不意に姫華様から声がした
私はとっさに躱す
後ろにいた敵に私は回し蹴りをした
「こんなものですか」
私は蹲る彼らを見て埃を払う
そして
懐中時計を見る
「只今三分もかかりました」
シールドを解除すると御二方が泣きそうな顔をしていた
私はそっと抱き締めて背中を優しく叩く
「もう大丈夫です」
「「うん!凛が無事でよかった!」」
その言葉に私は目を見開いた
自分の身より私のことなんかを心配している
何て
「お優しい」
のでしょう
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