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過去編3
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ボクは元々小柄で、成長が遅かった。
だから菫さんの庇護対象の中に、普通より長くいることができただけだった。
菫さんが数年も前から響君や蓮君に興味を示していなかったのは、ボクよりも2人の身体の成長が早かったからなのだ。
少しずつ、確実に成長していたボクのことを、菫さんは疎ましく思っていたらしい。
ボクと、何も知らない小さな弟。
同時に菫さんの視界に入った時、ボクの醜さが際立った。
無垢なものだけを愛おしみたかった菫さん。
パパを憎むボクは、もう可愛いだけの子どもじゃなかった。
そして菫さんは、ボクをいない者として扱うようになった。
菫さんが守ってくれなくなって、高宮家の人たちからの暴力や暴言が悪化した。
高宮家に寄生している子ども。
高宮家に恥をかかせるな。
高宮家に恩を返せ。
あの人たちは、躾だと言えば、ボクに何をしてもいいと思っていた。
高宮家の中でのボクの扱いは最悪だった。
だけど高宮家以外の人たちからすると、ボクは学校に行かせたくないくらい過保護に育てられた箱入り息子だった。
ボクの顔はママに似て可愛かったから、余計に勘違いされていた。
高宮家に来た知らない偉い人たちは、みんなボクに、大切に育てられて幸せだねと言っていた。
ボクはどういうわけか、知らない偉い人にはパパの本当の息子だと思われていた。
高宮家たちの人はあえて否定をしないで、ボクがなにか粗相しないか見張っていた。
そして10歳になったボクは、あるパーティに参加することになった。
高宮家の長男の息子、跡取りとして、大々的にお披露目されることがどういうことなのか、高宮家の人たちは、全部わかっていてボクをあそこに連れて行った。
ボクは、弟のスペアだった。
本当の息子で本当の跡取りである弟がいずれ受けるかもしれない悪意を、ボクを使って、排除する。
ボクは最初から、それだけの目的のために育てられていた。
厳しく躾けていたのも、それらしい振る舞いを身につけさせるためだったのだと、パーティに出向く前に教えられた。
結果、あの事件が起こった。
ママの記憶から、ボクの存在を消してしまうほどの、事件が。
だから菫さんの庇護対象の中に、普通より長くいることができただけだった。
菫さんが数年も前から響君や蓮君に興味を示していなかったのは、ボクよりも2人の身体の成長が早かったからなのだ。
少しずつ、確実に成長していたボクのことを、菫さんは疎ましく思っていたらしい。
ボクと、何も知らない小さな弟。
同時に菫さんの視界に入った時、ボクの醜さが際立った。
無垢なものだけを愛おしみたかった菫さん。
パパを憎むボクは、もう可愛いだけの子どもじゃなかった。
そして菫さんは、ボクをいない者として扱うようになった。
菫さんが守ってくれなくなって、高宮家の人たちからの暴力や暴言が悪化した。
高宮家に寄生している子ども。
高宮家に恥をかかせるな。
高宮家に恩を返せ。
あの人たちは、躾だと言えば、ボクに何をしてもいいと思っていた。
高宮家の中でのボクの扱いは最悪だった。
だけど高宮家以外の人たちからすると、ボクは学校に行かせたくないくらい過保護に育てられた箱入り息子だった。
ボクの顔はママに似て可愛かったから、余計に勘違いされていた。
高宮家に来た知らない偉い人たちは、みんなボクに、大切に育てられて幸せだねと言っていた。
ボクはどういうわけか、知らない偉い人にはパパの本当の息子だと思われていた。
高宮家たちの人はあえて否定をしないで、ボクがなにか粗相しないか見張っていた。
そして10歳になったボクは、あるパーティに参加することになった。
高宮家の長男の息子、跡取りとして、大々的にお披露目されることがどういうことなのか、高宮家の人たちは、全部わかっていてボクをあそこに連れて行った。
ボクは、弟のスペアだった。
本当の息子で本当の跡取りである弟がいずれ受けるかもしれない悪意を、ボクを使って、排除する。
ボクは最初から、それだけの目的のために育てられていた。
厳しく躾けていたのも、それらしい振る舞いを身につけさせるためだったのだと、パーティに出向く前に教えられた。
結果、あの事件が起こった。
ママの記憶から、ボクの存在を消してしまうほどの、事件が。
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