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現在編5
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何階ですかと、彼女は言う。
僕が答えると、彼女は綺麗に笑ってからボタンを押した。
エレベーターに二人きり。
ママの顔を見るのも久しぶりなのに、こんなに近くに居られるなんて、信じられない。
単純に嬉しい一方で、僕ら2人の距離を思い知らさせた。
親子なのに、他人の振りをしなければいけない。
なんという悲劇だろう。
僕ら親子には何の罪もなかったはずなのに、高宮奏に出会ってしまったせいで、こんなことになってしまった。
それでも、ママが幸福そうなのは、救いだった。
ママは、僕が居なくても生きていける。
もしも弟の婚約者として接してしまったら、存在を認識されてしまい、いきなり消えたら心配されてしまうだろう。
このまま他人ならば、今後僕がどうなろうと、ママは傷つかなくて済むのだ。
僕が降りると言った階にエレベーターが止まっても動かないでいると、ママは不思議そうに僕を見た。
僕ははっとして、足をもたつかせながら、エレベーターを飛び出した。
お礼を言いそびれたと振り向いた時には、もう扉は閉まっていた。
僕が答えると、彼女は綺麗に笑ってからボタンを押した。
エレベーターに二人きり。
ママの顔を見るのも久しぶりなのに、こんなに近くに居られるなんて、信じられない。
単純に嬉しい一方で、僕ら2人の距離を思い知らさせた。
親子なのに、他人の振りをしなければいけない。
なんという悲劇だろう。
僕ら親子には何の罪もなかったはずなのに、高宮奏に出会ってしまったせいで、こんなことになってしまった。
それでも、ママが幸福そうなのは、救いだった。
ママは、僕が居なくても生きていける。
もしも弟の婚約者として接してしまったら、存在を認識されてしまい、いきなり消えたら心配されてしまうだろう。
このまま他人ならば、今後僕がどうなろうと、ママは傷つかなくて済むのだ。
僕が降りると言った階にエレベーターが止まっても動かないでいると、ママは不思議そうに僕を見た。
僕ははっとして、足をもたつかせながら、エレベーターを飛び出した。
お礼を言いそびれたと振り向いた時には、もう扉は閉まっていた。
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