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言いたくない過去(2)
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彼の車にそのまま連行……
「あの、、逃げてすいませんでした。ごめんなさい……」
謝ったのに彼はこっちを向こうともしなければ、話を聞いてもいなさそうだ
「あ、あの~?」
バンッ
手を掴まれ彼がこちらの助手席に乗り出す形で壁ドンの様な体勢で手首を掴んできた。
「ひっ」
「あのさ、逃げたことはもういいよ?でもあいつ誰?美奈のこと美奈ちゃんって呼んでたよね……」
なんか怒ってる……?
「あの、中学の時のクラスメイト……」
「へぇー、元彼?」
こ、こわい。なんでそんなに笑ってるのに笑顔が黒いんだろ。
「ち、違うよ。」
「じゃあなんであんなに美奈に執着してるの?それに昔と違うって?美奈のことも凄い悪くいったよね、あいつ。どういう仲だったの?」
話したくない……私の黒歴史とも言える記憶。こんなこともう忘れたいのに。
「い、言いたくないです。もう忘れたいことなので…」
「昔はなんでも言ってくれたのにね……美奈は変わっちゃったね。どんな辛い話も俺は美奈に寄り添うのに……」
彼はそういうと残念そうな顔をしながら少しだけ笑った。
笑った………?
「んっんん」
彼の唇が私の唇へと触れた。
そして彼の舌が私の口内を弄り始めた。いきなりの出来事で身動きが取れない。
堪能されること数分
「ちょっ!…何するんですかっ!しかも笑って…?!」
「んー、悔しいからキスした…」
それだけいうと再び向き直ってシートベルトを私に装着させて、彼も装着……
車は動き出した……
お見合いをするというホテルまで……
最近彼がキスを当たり前にする様になった気がする。いくら私のことを好きと言ってくれたって信用できない。こんな短時間に私なんかを好きと言ってくるやつなんてきっと嘘つきか何かだ。
キスとかは流石に阻止しないとなぁ~……
「ねぇ美奈?あんな輩にこれからも会ったり付き纏われたりするの?」
「へ?もう多分ないです……今の家知ってる中学の同級生とかはいないので」
「ふーん……でも心配だなぁ~俺と一緒に住めば?そっちの方が安心じゃない?」
「へ?む、無理ですっ!なんでそうなるんですか!?」
「だって理由話してくれないじゃん!だったら俺も俺なりに美奈を守りたい」
「いや、あの……あなたと暮らした方が危ない気がします……」
「あなたじゃない……崇人って呼んで」
ワントーン下げて言われればびびってしまう。
「……はい。」
昔は崇人お兄ちゃんって呼んでたなぁ~
「昔みたいに崇人お兄ちゃんでもいいけどね?」
見透かしたようにいう彼に私の顔は赤くなった。
崇人お兄ちゃんはそれをみてクスクスと笑っていたみたいだ………
昔を思い出すなぁ~。昔はこんな関係じゃなくて、本当の兄弟みたい…だったはずだ。
会うたびおでこにキスとかはあったけど、それは当たり前だったしなぁ~
他にも手繋いで学校まで送ってもらっていた気がする。本当に懐かしいなぁ~
……ん?キスしたっけ!?キスは当たり前じゃなくない?今考えるとおかしくないか……?
前も言ってたけど本当にあんな小さかった私を好き…だったとかありえないよね……?
でも……こんなキスしてくるお兄ちゃんなんていないよぉ~……(泣)
「あの、、逃げてすいませんでした。ごめんなさい……」
謝ったのに彼はこっちを向こうともしなければ、話を聞いてもいなさそうだ
「あ、あの~?」
バンッ
手を掴まれ彼がこちらの助手席に乗り出す形で壁ドンの様な体勢で手首を掴んできた。
「ひっ」
「あのさ、逃げたことはもういいよ?でもあいつ誰?美奈のこと美奈ちゃんって呼んでたよね……」
なんか怒ってる……?
「あの、中学の時のクラスメイト……」
「へぇー、元彼?」
こ、こわい。なんでそんなに笑ってるのに笑顔が黒いんだろ。
「ち、違うよ。」
「じゃあなんであんなに美奈に執着してるの?それに昔と違うって?美奈のことも凄い悪くいったよね、あいつ。どういう仲だったの?」
話したくない……私の黒歴史とも言える記憶。こんなこともう忘れたいのに。
「い、言いたくないです。もう忘れたいことなので…」
「昔はなんでも言ってくれたのにね……美奈は変わっちゃったね。どんな辛い話も俺は美奈に寄り添うのに……」
彼はそういうと残念そうな顔をしながら少しだけ笑った。
笑った………?
「んっんん」
彼の唇が私の唇へと触れた。
そして彼の舌が私の口内を弄り始めた。いきなりの出来事で身動きが取れない。
堪能されること数分
「ちょっ!…何するんですかっ!しかも笑って…?!」
「んー、悔しいからキスした…」
それだけいうと再び向き直ってシートベルトを私に装着させて、彼も装着……
車は動き出した……
お見合いをするというホテルまで……
最近彼がキスを当たり前にする様になった気がする。いくら私のことを好きと言ってくれたって信用できない。こんな短時間に私なんかを好きと言ってくるやつなんてきっと嘘つきか何かだ。
キスとかは流石に阻止しないとなぁ~……
「ねぇ美奈?あんな輩にこれからも会ったり付き纏われたりするの?」
「へ?もう多分ないです……今の家知ってる中学の同級生とかはいないので」
「ふーん……でも心配だなぁ~俺と一緒に住めば?そっちの方が安心じゃない?」
「へ?む、無理ですっ!なんでそうなるんですか!?」
「だって理由話してくれないじゃん!だったら俺も俺なりに美奈を守りたい」
「いや、あの……あなたと暮らした方が危ない気がします……」
「あなたじゃない……崇人って呼んで」
ワントーン下げて言われればびびってしまう。
「……はい。」
昔は崇人お兄ちゃんって呼んでたなぁ~
「昔みたいに崇人お兄ちゃんでもいいけどね?」
見透かしたようにいう彼に私の顔は赤くなった。
崇人お兄ちゃんはそれをみてクスクスと笑っていたみたいだ………
昔を思い出すなぁ~。昔はこんな関係じゃなくて、本当の兄弟みたい…だったはずだ。
会うたびおでこにキスとかはあったけど、それは当たり前だったしなぁ~
他にも手繋いで学校まで送ってもらっていた気がする。本当に懐かしいなぁ~
……ん?キスしたっけ!?キスは当たり前じゃなくない?今考えるとおかしくないか……?
前も言ってたけど本当にあんな小さかった私を好き…だったとかありえないよね……?
でも……こんなキスしてくるお兄ちゃんなんていないよぉ~……(泣)
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