ねぇ、ホントの気持ち教えてよ。

Belle

文字の大きさ
2 / 4
出会い

綾人目線

しおりを挟む
今日から新しい学校か~可愛い子いるかな♡

俺は綾人。自分で言うのもアレだけど、俺ってけっこうイケメンだと思う。しかも、モテる。

親の都合で引越しすることになったけどラッキー   ここの学校けっこうレベル高くね?俺のハッピーライフまってろー!      ドシャッ

え?転けた?えっ、前の子転けたんだけど   うわぁーいたそー   ここでいっちょイケメンアピールしとくか

「大丈夫ですか?」
 
「あっ…はいっ。大丈夫ですっ。ありがとうございますっ。し、失礼しますっ!」バビューン

ポカーン  「あ、ははは変わった子だな。おもしれー」

ってか、何あの子。すっごい可愛いかったんだけど!え、下手したらそこら辺の女達より可愛い♡前髪長くて隠れてたけど、目もぱっちりでまつ毛長かったし、肌白かった、しかも顔真っ赤だったな。エロいわー。気になる…

………………

えーっと俺は…あった4組か。

ガラガラ    〘2年4組 〙

っ!あの子じゃん!やった!ボーッとしてる姿も可愛い♡

モブ♂︎「おっ君転校生?かっこいいね~俺○○、よろしくな!」

「俺は綾人。よろしく。ところで、あの子知ってる?」

「ん?あぁ、如月か。如月朔、1年の時も一緒のクラスだったけど話したことないんだよね。いつもボーッとしてるよ。如月がどうかしたの?」

「いいや、なんでもない。それよりさー」

へぇー朔くんかぁ。話しかけてみようかなー

………………

あっ!前に朔くんがいる!

「ねぇねぇ、そこのキミ」

「えっ?」

自然に、自然に、落ち着け俺、やべぇ心臓バクバクだなんでこんな緊張してんだ?

「あっ!やっぱり今朝の子だ。転けてた子。同じクラスなんだね!俺はね橘綾人今年からこっちに引越して来たんだ~ってことで俺のこと教えてあげる!………………それで、それでってあれ?あの子は?」

やべぇやっちゃった。いきなりすぎたかな。嫌われた?どこいったんだろう

モブ♂︎「如月なら左の方行ったよー  にしても、お前よく喋るな~  」

「ありがとうっ!」

体が勝手に動いてた…なんで?でも今は如月を追いかけたい。謝りたい。そんで…

………………

…っクソッどこいったんだ。みつかんねー

ガラガラ「…………○○#@&’」

ん?こっちの方から話し声?こっちには確かあまり使われない第2資料室があったはずだけど…

っ!如月っ!と、誰だ?あの男。クソ、あいつもなかなかのイケメンだな、女まで連れてやがる。うん?如月、困ってんじゃねーか。

考えるより先に体が動いた

「っあ!いたいた!朔ー!」

さくぅー!?何呼び捨てしてんだよ俺!落ち着け~

「っ!橘くん!」

ぐっ!ぎゃんかわ♡

おぉー男の俺をみる視線が怖い。どうしてだ?もしかしてコイツ…如月も困ってるみたいだし逃げよ

「行こ!朔」

「う、うん」

………………
〘2年4組 〙

えっ、ちょっと待って。どさくさに紛れて如月の手握っちゃったぁぁぁぁ   小さくて、細くて、力入れたらポッキリいきそうなくらい
あぁぁぁ可愛い~♡

おっと、落ち着け俺

「で、朔、何があったの?」

あ、やべ。朔呼びがなおんない。嫌かな?なれなれしい?

「…え?名前なんで知ってるんですか?」

今気づいたの?うぅぅ可愛い♡

「クラスの子に聞いたの。俺のことは綾人って呼んで!名前呼んでみてよ。綾人って」

はぁ!?何言ってんだ俺!正気か!?

「…あ、綾人…くん」

ズッキュン   あ、ささった、今の胸にささった、きたわこれ、ズッキュンってきたわ

「で、何があったの?」

「えっ…と…」

は?誰だよ。朔にこんな顔させるやつ、泣かせんなよ。あの男か。朔、あいつとどういう関係なんだ?もしかして、あいつのことが好きなのか?許せねぇ、俺なら朔にこんな悲しい思いさせないのに…

…ちょっと待て。俺、何言ってんだ。何にこんなイライラしてんだ?朔を悲しませたから?なんで?すき、なのか?俺が、朔を?いや、ちが…くないっ!俺は朔のことが好きだ。今日会ったばっかだけど、朔のことを守りたい、一番そばにいたい、笑顔がみていたい。

けど、今この気持ちを朔に伝えたら、きっと朔は困った顔するんだろうな。朔はきっと優しいから、俺が傷つかないように。

この気持ちはしまっておこう。その時がくるまで、その時まで朔に他の悪い虫は寄せ付けないようにしないと!朔ってば、無意識に可愛い振りまいてるからな。

自分じゃ気づかないかもしれないけど、今日1日みてて、朔を狙ってるやつ男女ともにけっこういたぞ。

あのクソ男も、多分だけど朔のこと好きだよな。でもなんで女といたんだ?

あぁーもうっ!とりあえず今は朔の話を聞いてやろう。

「ゆっくりでいいから話してみな?」




しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

同僚に密室に連れ込まれてイケナイ状況です

暗黒神ゼブラ
BL
今日僕は同僚にごはんに誘われました

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

偽物勇者は愛を乞う

きっせつ
BL
ある日。異世界から本物の勇者が召喚された。 六年間、左目を失いながらも勇者として戦い続けたニルは偽物の烙印を押され、勇者パーティから追い出されてしまう。 偽物勇者として逃げるように人里離れた森の奥の小屋で隠遁生活をし始めたニル。悲嘆に暮れる…事はなく、勇者の重圧から解放された彼は没落人生を楽しもうとして居た矢先、何故か勇者パーティとして今も戦っている筈の騎士が彼の前に現れて……。

お兄ちゃんができた!!

くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。 お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。 「悠くんはえらい子だね。」 「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」 「ふふ、かわいいね。」 律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡ 「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」 ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。

チョコのように蕩ける露出狂と5歳児

ミクリ21
BL
露出狂と5歳児の話。

処理中です...