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22.今夜から
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夜です。始めたのはお昼頃だったのに・・・もう夜です。あれからずっと抱かれ続け、喘ぎ過ぎて声は涸れ、身体も重くてヒールをかける気力もない。何度懇願しても止めてくれなくて、ついには泣きが入ってやっと終わった。
「ソニア、そろそろ機嫌直せ。膨れてるお前も可愛いがやはり笑ってるのが一番可愛い」
いつもならきゅん、とくる直球も効果減、です。彼の言う通り、私は今ご機嫌ナナメですから。だって・・・もう許して、と何度言ったか。
レドが乳白色のお湯の中で私を抱きしめる。向かい合って彼の膝に跨るように座っているので、素肌が密着する。バスタブの横に置いた飲み物を手に取って口に含み、口移しで飲ませてくれる。若干だが体力回復の効果があるらしい。飲み下すと舌が入ってきてそのままキスに移行した。
「っんぅ…んぁ…ン」
「…ソニア…ん」
じゅるっと音を立てながら舌を絡め取られる。唇が離れ、喉に溜まった彼の唾液をコクン、と飲み下すと肌がぞくりと粟立つ。これも今日何度もレドにやらされ、すでに飲み下す癖が付いてしまった。
「…よし」
満足そうなレド。
「ん…」
「ワインも用意してある。少しくらいなら飲んでも大丈夫だろ?な?…ソニア」
そう囁いて耳を食む。たった1日で彼に隅々まで制圧され、知り尽された身体は素直な反応を示す。
「あん…もう…」
そろそろ機嫌直さないと大人げないかな。どうもレドの前では子供っぽくなってしまう時がある。
「飲むか?」
「うん」
バスルームから出ると、レドはビスタの様子を見て皆にも顔を見せてくると言って私室を出ていった。
私はリビングのソファーに座りながら自分にヒールをかける。重かった身体がだいぶ楽になった。
改めて自分の恋人となったレドの私室を見渡す。
オーナー部屋から入るとまずリビング。綺麗な石で造られたローテーブルに黒い革張りのソファー。暖炉、色の濃い木目調のローチェスト。意外と家具は少ない。
リビングの奥にダイニングキッチン。暖か味と清潔感のあるブラウンとオフホワイトの配色、木製のカウンターやスパイスラックは私の好みともバッチリ一致する。そこで今日の恥辱の第1段階が行われたのだ。廊下を挟んで至極のバスルーム。
リビングの左はベッドルームともう1つ部屋がある。ベッドルームには存在感抜群のキングサイズのベッドにクローゼットと鏡くらい。もう1つの部屋は何があるのか知らない。
後、酒場の地下には貯蔵庫があって穀物や野菜、酒類などが大量に保管されている。勿論ワインセラーもある。レドの私室の地下にもあって、酒場のと扉で繋がっている。
そうだ、もう1つあった。それは玄関。廊下の奥にこの部屋専用の玄関がある。だがオーナー部屋と酒場の間にもあるので、この部屋の玄関はレドしか使っていないようだ。
◇
2人で作った夕食を食べ、リビングのソファーに移動してワインを飲む。今夜はなんとスパークリングだ!この世界にスパークリングがあるとは知らなかった私は、今超ご機嫌です!調子がイイ奴、と言われようが平気なくらいに!
「美味しい~!これ好き!」
「フッ、良かったな。機嫌は直ったみたいだな」
そう言って私の腰を引き寄せ、ちゅっと軽くキスする。
「んっ」
「荷物は1人で運べるか?俺は居住スペースにはあまり入らないようにしてるんだ」
「…え?」
「無理そうなら誰か呼ぶが」
「……え?」
・・・それってもしかして、ここに来いって事?
私が呆けていると今度はレドの機嫌が悪くなってくる。
「…ここに来るなんて考えてなかったってか?」
「そ、そういう訳じゃ…」
「じゃあ何だ?」
レドが私のグラスを取ってテーブルに置く。
「え、えっと…」
いずれはそうなるかと思ってたけど、まさか今日からなんて!
「部屋に帰って1人で眠るつもりだったのか?」
グイッと抱き寄せられ、鼻先が擦れるほど近くで睨まれる。
「だって、今日言われるなんて思ってなくて…」
「俺の気持ちがそんなもんだと?」
「何でそんな話に…ッんン!ん、レド」
言い終わる前に噛みつくようにキスされる。唇を食まれ、舌を激しく吸われ、すぐに頭の芯がぽ~っとしてくる。
「ん”ッ、あ”…」
私の口に唾液を流しこんで舌を開放する。
「飲め」
「ん…んく」
言葉に従い彼の唾液を飲み込む。
「んあ…」
「俺は、もう一晩だってお前と離れて眠る気はない」
「レド…」
「…いいな?」
「うん…荷物、持ってくる」
キスに流されたと思わなくないが、私だって一緒は嬉しい。
「よし」
了承するとレドが私を抱く手を緩める。
「黙って部屋を空けてきちゃっていいの?先にマスターに言わなくて大丈夫?」
「俺が言っておくから、荷物とって来い」
早く行って早く戻ってこい、と急かされて部屋を出た。
今日告白して、今日初体験(激しめ)して、今日から同棲・・・。なんてスピーディーな流れ。速すぎて目が回りそうです。
「ソニア、そろそろ機嫌直せ。膨れてるお前も可愛いがやはり笑ってるのが一番可愛い」
いつもならきゅん、とくる直球も効果減、です。彼の言う通り、私は今ご機嫌ナナメですから。だって・・・もう許して、と何度言ったか。
レドが乳白色のお湯の中で私を抱きしめる。向かい合って彼の膝に跨るように座っているので、素肌が密着する。バスタブの横に置いた飲み物を手に取って口に含み、口移しで飲ませてくれる。若干だが体力回復の効果があるらしい。飲み下すと舌が入ってきてそのままキスに移行した。
「っんぅ…んぁ…ン」
「…ソニア…ん」
じゅるっと音を立てながら舌を絡め取られる。唇が離れ、喉に溜まった彼の唾液をコクン、と飲み下すと肌がぞくりと粟立つ。これも今日何度もレドにやらされ、すでに飲み下す癖が付いてしまった。
「…よし」
満足そうなレド。
「ん…」
「ワインも用意してある。少しくらいなら飲んでも大丈夫だろ?な?…ソニア」
そう囁いて耳を食む。たった1日で彼に隅々まで制圧され、知り尽された身体は素直な反応を示す。
「あん…もう…」
そろそろ機嫌直さないと大人げないかな。どうもレドの前では子供っぽくなってしまう時がある。
「飲むか?」
「うん」
バスルームから出ると、レドはビスタの様子を見て皆にも顔を見せてくると言って私室を出ていった。
私はリビングのソファーに座りながら自分にヒールをかける。重かった身体がだいぶ楽になった。
改めて自分の恋人となったレドの私室を見渡す。
オーナー部屋から入るとまずリビング。綺麗な石で造られたローテーブルに黒い革張りのソファー。暖炉、色の濃い木目調のローチェスト。意外と家具は少ない。
リビングの奥にダイニングキッチン。暖か味と清潔感のあるブラウンとオフホワイトの配色、木製のカウンターやスパイスラックは私の好みともバッチリ一致する。そこで今日の恥辱の第1段階が行われたのだ。廊下を挟んで至極のバスルーム。
リビングの左はベッドルームともう1つ部屋がある。ベッドルームには存在感抜群のキングサイズのベッドにクローゼットと鏡くらい。もう1つの部屋は何があるのか知らない。
後、酒場の地下には貯蔵庫があって穀物や野菜、酒類などが大量に保管されている。勿論ワインセラーもある。レドの私室の地下にもあって、酒場のと扉で繋がっている。
そうだ、もう1つあった。それは玄関。廊下の奥にこの部屋専用の玄関がある。だがオーナー部屋と酒場の間にもあるので、この部屋の玄関はレドしか使っていないようだ。
◇
2人で作った夕食を食べ、リビングのソファーに移動してワインを飲む。今夜はなんとスパークリングだ!この世界にスパークリングがあるとは知らなかった私は、今超ご機嫌です!調子がイイ奴、と言われようが平気なくらいに!
「美味しい~!これ好き!」
「フッ、良かったな。機嫌は直ったみたいだな」
そう言って私の腰を引き寄せ、ちゅっと軽くキスする。
「んっ」
「荷物は1人で運べるか?俺は居住スペースにはあまり入らないようにしてるんだ」
「…え?」
「無理そうなら誰か呼ぶが」
「……え?」
・・・それってもしかして、ここに来いって事?
私が呆けていると今度はレドの機嫌が悪くなってくる。
「…ここに来るなんて考えてなかったってか?」
「そ、そういう訳じゃ…」
「じゃあ何だ?」
レドが私のグラスを取ってテーブルに置く。
「え、えっと…」
いずれはそうなるかと思ってたけど、まさか今日からなんて!
「部屋に帰って1人で眠るつもりだったのか?」
グイッと抱き寄せられ、鼻先が擦れるほど近くで睨まれる。
「だって、今日言われるなんて思ってなくて…」
「俺の気持ちがそんなもんだと?」
「何でそんな話に…ッんン!ん、レド」
言い終わる前に噛みつくようにキスされる。唇を食まれ、舌を激しく吸われ、すぐに頭の芯がぽ~っとしてくる。
「ん”ッ、あ”…」
私の口に唾液を流しこんで舌を開放する。
「飲め」
「ん…んく」
言葉に従い彼の唾液を飲み込む。
「んあ…」
「俺は、もう一晩だってお前と離れて眠る気はない」
「レド…」
「…いいな?」
「うん…荷物、持ってくる」
キスに流されたと思わなくないが、私だって一緒は嬉しい。
「よし」
了承するとレドが私を抱く手を緩める。
「黙って部屋を空けてきちゃっていいの?先にマスターに言わなくて大丈夫?」
「俺が言っておくから、荷物とって来い」
早く行って早く戻ってこい、と急かされて部屋を出た。
今日告白して、今日初体験(激しめ)して、今日から同棲・・・。なんてスピーディーな流れ。速すぎて目が回りそうです。
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