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10.好意の押し売り(*)(★)
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異性間と男同士の性的な接触(挿入なし)が1回ずつあります。男性の自慰の描写もあります。苦手な方はブラウザバックをお願いします。
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ヨハンの謹慎中、ロゼはめげずにヨハンのところに来て背中に軟膏を塗りたがったが、ヨハンはいつも追い返していた。謹慎明け後はヨハンとロゼの勤務時間が必ずしも合わないので、こんな攻防ももう終わりだとヨハンは安心していた。
「ヨハンいる? ロゼだけど」
ヨハンは小さく舌を打ったが、一応返事をした。
「今日は親父に軟膏を塗ってもらったからいいよ」
「軟膏のことはいいから部屋に入れて。今日で謹慎終わりでしょ? お祝いにクッキー持って来たの」
下女のような使用人にとってクッキーはちょっとした贅沢品だ。彼女の気持ちを無にしては申し訳ないとは思いつつも、部屋に入れたら面倒だから断ることにした。
「女の子を男1人の部屋に入れるわけにいかないよ」
「部屋の前でごちゃごちゃ話してるのを見られるほうがまずいから、とりあえず入れて」
それもそうだし、せっかくの好意を無にしてはやっぱり悪いかと思ってヨハンは扉を開けた。ロゼはクッキーだけでなく、紅茶を入れたポットとカップも持っていた。
「明日からゆっくりお茶を飲む時間もないでしょう? 一緒にお茶しようよ」
ヨハンはせっかく持ってきてくれたのだからとロゼの紅茶とクッキーをもらった。ヨハンはフェルディナントのところで高級な紅茶を飲みなれている。ロゼの紅茶は味に深みがない割に妙に甘ったるい香りがした。2口、3口と飲んだところで口から胃まで熱くなってきた。
「おい、何を入れた!」
「ヨハン、楽しもうよ。ああ、すごい胸板……もっと触らせて」
ロゼはヨハンにしなだれかかってシャツのボタンを器用に外して胸板に直接触り、乳首を舐めた。そしてもう片方の手をヨハンの股間に伸ばして揉み始めた。
「あら? 全然大きくならないじゃない。おかしいなぁ」
「止めろ!」
ヨハンはロゼを突き飛ばし、部屋の前に押し出した。ヨハンのシャツのボタンは胸まで開いていて乱れており、ヨハンは顔を赤くしていた。
「ヨハン?! どうしたの?!」
ちょうどフェルディナントがヨハンを見舞おうとして来て、服を乱したヨハンとロゼを見て目を丸くした。ロゼは雇い主の息子であるフェルディナントを見ると、顔を青くして逃げ去った。
「なんでもない、帰ってくれ」
「具合悪そうだよ。どうしたの?」
ヨハンの顔は真っ赤で汗を大量にかいていた。
「いいからっ! 早く帰ってくれっ」
フェルディナントはヨハンの肩を押して部屋の中へ無理矢理入った。
「駄目だ、離れてくれ!」
「どうして?……あ?!」
ヨハンの息は荒く、シャツが汗で濡れて肌が透けて見えた。トラウザーの中心部はテント状に盛り上がり、テントの頂点には我慢汁が染み出してきていた。
「ロゼに……媚薬を盛られた……はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
「どうすればいい?」
「自分で……シコって……出したら……おさまるはず……はぁはぁはぁ……」
「手伝うよ」
「み、見ないでくれっ……」
フェルディナントは構わずにヨハンのトラウザーの前を寛げ、いきり立って濡れた肉棒を握って扱き始めた。
「これでいいの? あのクソ実習もちょっとは役に立つな」
「あうっ……は、離してっ……ああっ……フェルっ……あううっ…」
白濁がフェルディナントの手や顔とヨハンのシャツに飛び散った。それを見てヨハンは顔を赤くしたかと思えば、すぐに青くなり、慌てふためいた。
「ああっ! ごめん! すぐに拭いて!」
「いいよ、まだ硬いじゃないか。もっと発散しなきゃだめだろ?」
「後は自分でやるから!」
「手伝うよ」
「俺が嫌なんだ! これ以上、見られたくない!」
フェルディナントは一瞬傷ついた顔をしたが、すぐに部屋から出て行った。
フェルディナントが去ったのを確認すると、ヨハンはまだ天井に向かってそそり立つ剛直を握り、扱き始めた。
「……ごめん、フェル、ごめん……ああっ、フェル、フェル!!」
ヨハンはその後、一心不乱に陰茎を扱き続けて数回射精し、やっと身体の熱が収まった。
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ヨハンの謹慎中、ロゼはめげずにヨハンのところに来て背中に軟膏を塗りたがったが、ヨハンはいつも追い返していた。謹慎明け後はヨハンとロゼの勤務時間が必ずしも合わないので、こんな攻防ももう終わりだとヨハンは安心していた。
「ヨハンいる? ロゼだけど」
ヨハンは小さく舌を打ったが、一応返事をした。
「今日は親父に軟膏を塗ってもらったからいいよ」
「軟膏のことはいいから部屋に入れて。今日で謹慎終わりでしょ? お祝いにクッキー持って来たの」
下女のような使用人にとってクッキーはちょっとした贅沢品だ。彼女の気持ちを無にしては申し訳ないとは思いつつも、部屋に入れたら面倒だから断ることにした。
「女の子を男1人の部屋に入れるわけにいかないよ」
「部屋の前でごちゃごちゃ話してるのを見られるほうがまずいから、とりあえず入れて」
それもそうだし、せっかくの好意を無にしてはやっぱり悪いかと思ってヨハンは扉を開けた。ロゼはクッキーだけでなく、紅茶を入れたポットとカップも持っていた。
「明日からゆっくりお茶を飲む時間もないでしょう? 一緒にお茶しようよ」
ヨハンはせっかく持ってきてくれたのだからとロゼの紅茶とクッキーをもらった。ヨハンはフェルディナントのところで高級な紅茶を飲みなれている。ロゼの紅茶は味に深みがない割に妙に甘ったるい香りがした。2口、3口と飲んだところで口から胃まで熱くなってきた。
「おい、何を入れた!」
「ヨハン、楽しもうよ。ああ、すごい胸板……もっと触らせて」
ロゼはヨハンにしなだれかかってシャツのボタンを器用に外して胸板に直接触り、乳首を舐めた。そしてもう片方の手をヨハンの股間に伸ばして揉み始めた。
「あら? 全然大きくならないじゃない。おかしいなぁ」
「止めろ!」
ヨハンはロゼを突き飛ばし、部屋の前に押し出した。ヨハンのシャツのボタンは胸まで開いていて乱れており、ヨハンは顔を赤くしていた。
「ヨハン?! どうしたの?!」
ちょうどフェルディナントがヨハンを見舞おうとして来て、服を乱したヨハンとロゼを見て目を丸くした。ロゼは雇い主の息子であるフェルディナントを見ると、顔を青くして逃げ去った。
「なんでもない、帰ってくれ」
「具合悪そうだよ。どうしたの?」
ヨハンの顔は真っ赤で汗を大量にかいていた。
「いいからっ! 早く帰ってくれっ」
フェルディナントはヨハンの肩を押して部屋の中へ無理矢理入った。
「駄目だ、離れてくれ!」
「どうして?……あ?!」
ヨハンの息は荒く、シャツが汗で濡れて肌が透けて見えた。トラウザーの中心部はテント状に盛り上がり、テントの頂点には我慢汁が染み出してきていた。
「ロゼに……媚薬を盛られた……はぁっ……はぁっ……はぁっ……」
「どうすればいい?」
「自分で……シコって……出したら……おさまるはず……はぁはぁはぁ……」
「手伝うよ」
「み、見ないでくれっ……」
フェルディナントは構わずにヨハンのトラウザーの前を寛げ、いきり立って濡れた肉棒を握って扱き始めた。
「これでいいの? あのクソ実習もちょっとは役に立つな」
「あうっ……は、離してっ……ああっ……フェルっ……あううっ…」
白濁がフェルディナントの手や顔とヨハンのシャツに飛び散った。それを見てヨハンは顔を赤くしたかと思えば、すぐに青くなり、慌てふためいた。
「ああっ! ごめん! すぐに拭いて!」
「いいよ、まだ硬いじゃないか。もっと発散しなきゃだめだろ?」
「後は自分でやるから!」
「手伝うよ」
「俺が嫌なんだ! これ以上、見られたくない!」
フェルディナントは一瞬傷ついた顔をしたが、すぐに部屋から出て行った。
フェルディナントが去ったのを確認すると、ヨハンはまだ天井に向かってそそり立つ剛直を握り、扱き始めた。
「……ごめん、フェル、ごめん……ああっ、フェル、フェル!!」
ヨハンはその後、一心不乱に陰茎を扱き続けて数回射精し、やっと身体の熱が収まった。
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