不審者が俺の姉を自称してきたと思ったら絶賛売れ出し中のアイドルらしい

春野 安芸

文字の大きさ
59 / 167
第3章

059.小学生と高校生

しおりを挟む
 人々が多く賑わっている。
 祭りで得た様々な食べ物を携えて。
 皆が行く方向は、向かう目的は同じ。しばらくの後に空に咲き誇る花火を見るためだ。

 花火大会の会場――――観覧席の一番いい場所は当然有料席となる。
 運営によって既に区分けがされており、ブルーシートと共に番号がふられている。
 番号は40番から55番まで。1から39はどこいったかと不思議に思ったが、ここよりちょっと離れた位置にあるらしい。そちらは価格とランクが少し下がる場所だとか。
 そして貰ったチケットに振られた番号は51番。つまり一番いい場所というわけだ。さっきまでのライブといいこれといい、至れり尽くせりぶりに頭が上がらない。

 事前にネットで調べた限りだと、ここらの区画は有料席といっても購入方法自体公表されなかったらしい。
 一説によるとスポンサー席だとかコネ席だとか。エレナはどこでこのチケットを手に入れてきたのだろう……いや、大体想像がつく。
 既に到着している人々は暑い夏だというのにスーツをビシッと決めていて、そんな噂もあながち間違いではないかと横目で眺めながら目的の区画へ向かう。

「遅いわよ~。何してたの~?」

 ロープで区切られた別ルート。
 多くの人々が塊になっているのを横目に逆行するのは少しだけ優越感を感じるものだ。しかしこれはあくまで貰い物。自分の力のものではないと襟を正して道を進むとようやく受付が見えてきた。
 遠くには待ちくたびれたように腕を組んで待ち構えている母さんの姿が。
 何って言われても……母さんがさっさと置いていったんでしょうに。言い返しそうになった心を抑えて二人のまつ受付テントに向かう

「ごめんごめん。チケット持ってるよね?」
「もちろん。誰かさんとちがってないじゃない」

 母さんはチケットをピラピラと俺たちに見せつけてから受付に向かう。
 よかった。これで失くされたら彼女たちに顔向けが出来ない。

 しかし誰かさんって……俺か?
 ……俺しかいないだろうなぁ。財布の件しかり。



「――よしっ。慎也!受付終わったけど、この名札を下げなきゃいけないらしいわ!」
「受付ありがと。名札頂戴?」
「…………」
「母さん?」

 先導して受付をやってくれた母さんから名札を受け取ろうとするも、その手はこちらに伸ばされることがなかった。
 どうしたのかともう一度呼んでみると、少しだけ驚いた表情を見せる母さんの視線は俺を捉えていないことに気づく。

 視線の先は間違いなく俺。しかし焦点は俺ではない。もっと奥……俺の後方に向けられている気がした。
 その視線に追従するように隣りで手を繋いでいた紗也が振り向くと不満そうな声が聞こえてきた。
 俺も何かと後ろを振り向く――――前に、幾つかの暖色にライトに照らされてクリアだった視界は一気に何かに覆われる。

「――――ふふっ、だーれだ!?」

 突如として視界が闇に覆われた。
 同時に襲われるのは目を塞ぐような温かい感触とピッタリと背中に張り付く人肌程度の暖かな感触。
 これは…………きっと何者かが俺の目を塞いでいるのだろう。その証明として後ろから聞こえるのは女性の声だ。問題は誰かということ。

 誰だ?
 声からして女性は確定。あとは誰かということ。
 正直心当たりは無くはない。しかし喧騒の中かつ突然の声で人までの判断までできなかった。
 他に何かヒントとかは…………。

 …………そうか。目を隠している腕が俺の肩に当たって下に伸びている感触から考えるに、ここまでしなきゃ俺の背丈に手が届かないのか。
 極端に低い背、そして背中に伝わるささやかな柔らかさ、最後に先程まで聞いていた自信満々の声色。

「…………エレナ」
「せいかいっ! どう?楽しんでる?」

 俺の解答を肯定するよう視界に光が戻って振り返ると、そこには衣装を隠すためなのか厚手のコートを着込んだエレナが満足げに立っていた。 服こそコートで隠しているものの一番彼女だと証明するその金髪は隠す素振りも見せず、堂々とした様子で仁王立ちしている。

「おかげさまでね。 ……リオもアイさんも来てくれたんだ。今日はありがとね」

 少し遅れて追いついたのは茶色い髪と黒髪の2人の少女、リオとアイさんだ。
 2人もエレナに合わせたのか、暑そうなコートをそれぞれ羽織っている。
 リオはノーカラーコートでアイさんはダッフルコート。リオ、前開いてるから完全に隠しきれてないよ。

「いえいえっ!私は何もしてませんし、楽しんで貰えてるなら何よりで……」
「…………」

 返答をするアイさんは謙遜の境地だし、リオに至っては目をそらされた。何故……?

「その様子だとちゃんと受付も済んだようね。これから入る所?」
「うん。エレナ達は?」
「私達も同じよ。 はい、これ」

 そう彼女が懐から取り出したのはさっきまで母さんが持っていたものと同じチケット。
 よく見てみると違うところは数字だ。俺たちは51と記載されていた部分がこのチケットだと52。
 ……ん?連番? ってことは、隣?

「……これ、隣だけどもしかして狙って?」
「当然じゃない。じゃなきゃリスクを負ってまでここまで来ないわ」

 彼女たちが外に出る……それは人目に晒されてパニックになる可能性が生じるということ。それだけ考えても此処まで移動するのには十分リスクを負うことになるのだろう。
 幸いながらここらは祭り会場からも一般席からも離れていて、来る者といえばこの有料席を利用する人しか居ない。
 利用者も幸いにもスーツを着込んだ何やらお偉そうな方々ばかりで、横目で見られはするもののパニックどころかざわめく様子など一切見られない。

「……まぁ予想はしてたよ。 とりあえず、話は受付済ませてからで――――ん?」
「――――あら」

 俺とエレナが向かい合って会話をしているとトスン――――と、突然の軽い腹部の衝撃が走り俺たちは揃ってそちらに目を向ける。

「……紗也?」

 俺が視線を下にずらすとそこには、さっきまで隣に居たはずの紗也がおでこをグリグリと俺の鳩尾付近でこすりつけてて、妙な唸り声を発していると思ったら勢いよくこちらに顔を上げてきた。

「お兄ちゃんまだぁ!? 早く中に行こうよ!」
「あら、もうちょっとくらいいいじゃない。 ねぇ、慎也?」
「えっ? あぁうん」
「む~~!!!」

 エレナが挑発するように目配せすると紗也のこすりつけがどんどん強くなっていく。
 痛……くはないけど引っ付かれて暑い。更に摩擦で暑さ倍増だ。

「エレナちゃん……だっけ?」
「私? えぇ、そうよ」
「小学生はママといっしょに来ないとダメなんだよ!」
「そうね。私みたいな小学生はママと……って、なんでよ!」

 紗也のその台詞に今まで自信満々だったエレナは流れるようにノリツッコミを見せてくる。
 さすがアイドル。芸人も目指せるのでは無いだろうか。

「えっ、だって……お兄ちゃんが……」

 しかし紗也はノリツッコミと認識してなかったのかその頭には疑問符が浮かび、それを見たエレナも少し困惑の表情に変わっていく。

「えっと、紗也ちゃん。 誰がママとだって?」
「だってエレナちゃん、小学生でしょ? お兄ちゃんそう言ってたもん!!」

 やっべ。
 そういえば散々エレナのこと小学生って紹介してたっけ。あの時エレナ自身で訂正してたけど、結局信じきれなかったんだろう。

 …………視線が怖い。
 戸惑ってた視線がこっちに固定され睨んできてかなり怖い。

「ねぇ……慎也。あの子になんてこと教えてるのかしら?」
「ごめん。でも反省も後悔もしてない」

 もはや言い訳など無用。素直に認めると今度はエレナの頬が膨らみ始めた。
 しまいには人差し指で脇腹をズンズンと突き刺してきて地味に痛い。

「……慎也、ちゃんと紗也ちゃんに教えてくれる?」
「エ、エレナ…………」
「い・い・わ・ね?」
「………はい」

 あ、これ怒ってるやつだ。
 しばし無言で突く攻撃を甘んじて受け止めていると次第にその力も弱くなっていき、その手の動きが完全に止まる頃には彼女の満面の笑みが俺を射抜いていた。
 しかし圧はさっきの比ではない。従わないとなにされるかわかったものではない。 

「紗也。本当はエレナって、俺の一つ上なんだよ」
「そうなの? 本当に……高校生……?」

 慌てて訂正するものの紗也の目は未だ訝しげだ。
 無理もない。俺も保険証がなければ未だに信じていなかっただろうから。

 一応信じたのか棚に上げたのか、それ以上は何も言わずエレナも怒りのオーラを引っ込めてくれた。
 けど身体は俺に抱きついたまま動こうとしない。

「ねぇ、エレナ。 私もいいかな?」
「あら、アイ。相変わらず女の子に対しては大丈夫なのね。 紗也ちゃん、ちょっといい?」
「?」

 そんな時助け舟のように会話に入ってきたのはアイさんだった。彼女は胸元に手をやって少し緊張しながらもエレナに紹介を求めてくる。

「この人はお兄さんと同い年のアイっていうの。仲良くしてくれる?」
「よろしくね。 紗也ちゃん」
「アイ、さん……」

 エレナの誘導に従うように視線を上にやってアイさんへと顔を向ける。
 その表情は慈愛の笑み。まさに恐怖症持ちなんて夢にも思わないような天使の笑みで紗也に微笑んでいた。 俺も微笑まれたい。一瞬でノックアウトしてしまう自信がある。

 しかし当の紗也は、一度軽く会釈した後、エレナとアイさんを交互に見比べて…………

「エレナ……さんが……年上?」
「ぷふっ! ……さぁ、どうかしらね?」
「ちょっとアイ!ちゃんと否定しなさいよ! 紗也ちゃん、本当に私のほうが歳上なのよ?」

 信じられないかのような呟きにアイさんが吹き出してエレナが咎める。
 ……うん。 気持ちはよく分かるよ。俺もいつも思ってるから。

「紗也、信じられないだろうけど本当だよ。 信じられないだろうけど」
「なんで二度言ったのかしら? これはまだくすぐりが足りないようね」
「ごめんなさいお姉さま!!」

 俺に抗議するよう手を動かすエレナにすかさず謝罪する。
 こんなところでくすぐられたらたまったものじゃない。 紗也の手前、喰らうまでなら即謝罪だ。

「……ま、いいわ。 思った以上に時間かかっちゃったわね。 早く入りましょ?」
「りょ、了解、です」

 未だにくすぐりの恐怖を怯えながら一足先に受付に向かうエレナの後をついていく。
 その間ずっと、紗也は俺にひっついたままだった――――
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

付き合う前から好感度が限界突破な幼馴染が、疎遠になっていた中学時代を取り戻す為に高校ではイチャイチャするだけの話

頼瑠 ユウ
青春
高校一年生の上条悠斗は、同級生にして幼馴染の一ノ瀬綾乃が別のクラスのイケメンに告白された事を知り、自身も彼女に想いを伝える為に告白をする。 綾乃とは家が隣同士で、彼女の家庭の事情もあり家族ぐるみで幼い頃から仲が良かった。 だが、悠斗は小学校卒業を前に友人達に綾乃との仲を揶揄われ、「もっと女の子らしい子が好きだ」と言ってしまい、それが切っ掛けで彼女とは疎遠になってしまっていた。 中学の三年間は拒絶されるのが怖くて、悠斗は綾乃から逃げ続けた。 とうとう高校生となり、綾乃は誰にでも分け隔てなく優しく、身体つきも女性らしくなり『学年一の美少女』と謳われる程となっている。 高嶺の花。 そんな彼女に悠斗は不釣り合いだと振られる事を覚悟していた。 だがその結果は思わぬ方向へ。実は彼女もずっと悠斗が好きで、両想いだった。 しかも、綾乃は悠斗の気を惹く為に、品行方正で才色兼備である事に努め、胸の大きさも複数のパッドで盛りに盛っていた事が発覚する。 それでも構わず、恋人となった二人は今まで出来なかった事を少しずつ取り戻していく。 他愛の無い会話や一緒にお弁当を食べたり、宿題をしたり、ゲームで遊び、デートをして互いが好きだという事を改めて自覚していく。 存分にイチャイチャし、時には異性と意識して葛藤する事もあった。 両家の家族にも交際を認められ、幸せな日々を過ごしていた。 拙いながらも愛を育んでいく中で、いつしか学校では綾乃の良からぬ噂が広まっていく。 そして綾乃に振られたイケメンは彼女の弱みを握り、自分と付き合う様に脅してきた。 それでも悠斗と綾乃は屈せずに、将来を誓う。 イケメンの企てに、友人達や家族の助けを得て立ち向かう。 付き合う前から好感度が限界突破な二人には、いかなる障害も些細な事だった。

男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)

大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。 この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人) そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ! この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。 前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。 顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。 どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね! そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる! 主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。 外はその限りではありません。 カクヨムでも投稿しております。

【完結】かつて憧れた陰キャ美少女が、陽キャ美少女になって転校してきた。

エース皇命
青春
 高校でボッチ陰キャを極めているカズは、中学の頃、ある陰キャ少女に憧れていた。実は元々陽キャだったカズは、陰キャ少女の清衣(すい)の持つ、独特な雰囲気とボッチを楽しんでいる様子に感銘を受け、高校で陰キャデビューすることを決意したのだった。  そして高校2年の春。ひとりの美少女転校生がやってきた。  最初は雰囲気が違いすぎてわからなかったが、自己紹介でなんとその美少女は清衣であるということに気づく。  陽キャから陰キャになった主人公カズと、陰キャから陽キャになった清衣。  以前とはまったく違うキャラになってしまった2人の間に、どんなラブコメが待っているのだろうか。 ※小説家になろう、カクヨムでも公開しています。 ※表紙にはAI生成画像を使用しています。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった

ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます! 僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか? 『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』

小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!

竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」 俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。 彼女の名前は下野ルカ。 幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。 俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。 だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている! 堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!

友達の妹が、入浴してる。

つきのはい
恋愛
 「交換してみない?」  冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。  それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。  鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。  冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。  そんなラブコメディです。

キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。

たかなしポン太
青春
   僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。  助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。  でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。 「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」 「ちょっと、確認しなくていいですから!」 「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」 「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」    天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。  異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー! ※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。 ※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...