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065.再びの願い
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「さて、何のお願いを聞いてもらおうかな……」
「うぅ…………」
入学初日の放課後。寮にある俺とシエルの自室。
入学式だのテストだの、これまでの生活とは一変した怒涛のスケジュール。まだ燦々とした太陽が世界を照らしているにも関わらずベッドに倒れ込みたいところだが、今日ばかりは身体に鞭打って部屋の中央で仁王立ちしていた。
自室内は昨晩のゆったりとした空気感と違い、張り詰めた雰囲気。心配そうにするシエルと、野次馬半分・ストッパー半分の気概でいるマティに見つめられながら俺は眼下の少女を見下ろした。
仁王立ちする俺の前で正座をする紫髪の少女、セーラ・オマリー。
悔しそうに声を漏らしながら視線は下に向け、力強く握った拳は軽く震えている。
彼女とはこの数日でできた二つの因縁がある。
一つは昨日列に割り込まれて言い争いになったこと
もう一つはテストの結果を巡って約束を取り付けたこと。
それこそ『勝った者が負けた者の言うことを聞く』というシンプルなものだ。
シンプルが故に恐ろしい。彼女が勝った暁には一生舎弟の未来が待っていたというのだ。
しかしながら結果は俺の辛勝。事情が事情なだけに100点は当たり前だが彼女が一問ミスの95点というのはさすが首席といったところか。
「スタン、『一緒にお風呂入れ』とかそういうお願いにしたら怒るからね」
「――――!!エッチなのはいけませんっ!!」
「二人とも、そういう恥じらいを持ってるならなんで前の…………いや、いいや」
脇から聞こえてきたのは野次馬ならぬお目付け役であるマティの釘刺し。
二人がそんな羞恥心を持っていることに心底驚いた。それならば以前泊まった時何故三人でお風呂に入ったのか聞き返したくなったが聞いたら最後、やぶ蛇で事態がややこしくなるのが目に見えているため疑問を飲み込む。
「……いいわ。覚悟はできた。あたしに何でも命じなさい」
「おや、随分殊勝だね」
一層監視が強くなるような視線を感じつつ眼の前の少女へ視線を戻すと、観念したようにセーラは顔を上げた。
迷いながらも見上げる目には覚悟と諦観が見て取れる。
「別に。アレだけ煽って『やっぱなし』なんて言うほど落ちぶれてないもの。貴族たるもの決めたことには大人しく従うわ」
「――――それが例え『一生召使い』って言っても?」
「っ……!え、えぇ。貴族に二言は無いわ」
まるで武士のような貴族だ。
しかし彼女自ら言ったことを反芻するように言い返すと、先程の覚悟に迷いが生じたのかスッと目が逸れる。
さすがにそこまでの心意気はなかったようだ。目から力がどんどん失われ、次第に怯えるような表情に変わっていくのを見て俺は一つため息を吐いて目線を合わせるようにしゃがみ込む。
「うん、決めた」
「……それがあんたの……あなた様の命令……ですか?」
ゆっくり上がってくる顔には涙が浮かび、言葉遣いはまさしく命令を体現するかのように変わっていた。
しかしまだ気が早いと、それは違うと首を振る。
「いや、違うよ。俺の命令は――――」
そこで言葉を区切って視線を向けるのはシエル。
俺が何を命じるのか気が気でないのだろう。胸元で強く手を握り心配そうに見つめていた彼女は、突然俺と目が合ったことでどうしたのかとコテンと首を傾げる。
「―――セーラ、昨日列に割り込んだ件、その時ぶつかったシエルにちゃんと謝って」
それこそが考えていたセーラへの命令。
「えっ…………」
「わ、私!?」
「……ははっ!」
事態が飲み込めなかったのか呆然とするセーラ、名指しされたことで驚くシエル、そして笑い出すマティと命令を耳にした少女たちの反応は様々。
俺は最初から、昨日の騒動からセーラにはきちんと謝ってもらうと心に決めていた。宣戦布告はまさに渡りに船、命じる内容はこれしか考えていなかった。
「ご主人さまっ!いくらなんでも私のためにだなんて――――わぷっ!」
「いいんじゃない?さすがスタンだわ。もしかして勝負を受けた時からそのことを考えてたの?」
抗議の意を示すシエルの口を塞いだマティは俺の考えに乗り気のようだ。
当然のごとくその問いには頷いてみせる。
「もちろん。シエルには反対されるだろうから黙ってたけどね」
「そりゃあ願いを使われる本人としてはね。でも……ふふっ、さすがは王女様へのお願いすらシエルちゃんの入学に使ったスタンね。随分愛されてるじゃない」
「~~~~!~~~~!」
バタバタとなにか言いたそうにもがいているが口を塞がれているため何言っているかわからない。
そんな暴れようとするシエルと押さえつけるマティをそこそこに正面へ目を向ければセーラは目を丸くしながら呆然と俺を見つめている。
「どう?この命令ならできるよね?」
「――――聞いたことがある」
「えっ?」
「前のパーティーで噂になったのを聞いたことがあるわ。『王女様から金でも権力でも、婚約者にもなれる願いの権利を与えられたのに、学校の入学という全てを台無しにしたような願いにする大馬鹿者がいた』って……」
「何だその噂は……」
セーラが呟いたその噂。確かにそんな大馬鹿者は心当たりがある。
しかしあの時俺が選んだ願いを聞いた者は数少ない。俺も戸惑いながらまさかと思い”心当たり”に目を向けると、茶色の髪を持つ”心当たり”と目が合うと同時に顔を背かれ唐突に下手な口笛を吹き始めた。
噂が流れているという事実とその犯人を同時に知りながら、セーラの信じられないといった視線に頬を掻く。
「まぁ、ね。そういうこともあったかな?」
「本当だったのね……。そんなの……一人で空回ってたあたしがバカみたいじゃない……」
グッと力拳を強く握りながら俯いた彼女からは一雫の何かが床に落ちた。
それは安堵か、落胆か、歓喜か、それとも……。
「シエル……さん」
「~~~~!~~~~!――――ほえ?」
彼女の中で折り合いがついたのだろう。
グイッと拭うように目を袖で覆い顔を上げたセーラは一直線にシエルのもとへ。
未だ二人で格闘していたのだろう。いつの間にかマティによって組み敷かれていたシエルはセーラの呼びかけに呆けた声を上げる。
「ごめんなさい。昨日は列に割り込んだ上にあなたを危うく転けさせるところだったわ」
それはセーラなりの精一杯の謝罪だった。
深く深く頭を下げ、真摯に昨日のことを謝罪する姿に最初は呆けていたシエルもハッとするようにその場から飛び上がる。
「い、いえっ!私は気にしておりませんので!」
「だめっ!ちゃんと許すって言ってもらえない限り私は私を許せないっ!」
「許します!許しますってばぁ!!うぅ……ご主人さまぁ……」
もはやセーラの前だと言うのに呼び方が戻ってしまっている彼女にクスリを笑う。
しかしこれ以上は命じた俺が止めないと収拾がつかなさそうだ。綺麗な姿勢で謝るセーラ、それを前に困惑するシエルを見ながら、ゆっくりと二人を止めるため立ち上がった――――。
「うぅ…………」
入学初日の放課後。寮にある俺とシエルの自室。
入学式だのテストだの、これまでの生活とは一変した怒涛のスケジュール。まだ燦々とした太陽が世界を照らしているにも関わらずベッドに倒れ込みたいところだが、今日ばかりは身体に鞭打って部屋の中央で仁王立ちしていた。
自室内は昨晩のゆったりとした空気感と違い、張り詰めた雰囲気。心配そうにするシエルと、野次馬半分・ストッパー半分の気概でいるマティに見つめられながら俺は眼下の少女を見下ろした。
仁王立ちする俺の前で正座をする紫髪の少女、セーラ・オマリー。
悔しそうに声を漏らしながら視線は下に向け、力強く握った拳は軽く震えている。
彼女とはこの数日でできた二つの因縁がある。
一つは昨日列に割り込まれて言い争いになったこと
もう一つはテストの結果を巡って約束を取り付けたこと。
それこそ『勝った者が負けた者の言うことを聞く』というシンプルなものだ。
シンプルが故に恐ろしい。彼女が勝った暁には一生舎弟の未来が待っていたというのだ。
しかしながら結果は俺の辛勝。事情が事情なだけに100点は当たり前だが彼女が一問ミスの95点というのはさすが首席といったところか。
「スタン、『一緒にお風呂入れ』とかそういうお願いにしたら怒るからね」
「――――!!エッチなのはいけませんっ!!」
「二人とも、そういう恥じらいを持ってるならなんで前の…………いや、いいや」
脇から聞こえてきたのは野次馬ならぬお目付け役であるマティの釘刺し。
二人がそんな羞恥心を持っていることに心底驚いた。それならば以前泊まった時何故三人でお風呂に入ったのか聞き返したくなったが聞いたら最後、やぶ蛇で事態がややこしくなるのが目に見えているため疑問を飲み込む。
「……いいわ。覚悟はできた。あたしに何でも命じなさい」
「おや、随分殊勝だね」
一層監視が強くなるような視線を感じつつ眼の前の少女へ視線を戻すと、観念したようにセーラは顔を上げた。
迷いながらも見上げる目には覚悟と諦観が見て取れる。
「別に。アレだけ煽って『やっぱなし』なんて言うほど落ちぶれてないもの。貴族たるもの決めたことには大人しく従うわ」
「――――それが例え『一生召使い』って言っても?」
「っ……!え、えぇ。貴族に二言は無いわ」
まるで武士のような貴族だ。
しかし彼女自ら言ったことを反芻するように言い返すと、先程の覚悟に迷いが生じたのかスッと目が逸れる。
さすがにそこまでの心意気はなかったようだ。目から力がどんどん失われ、次第に怯えるような表情に変わっていくのを見て俺は一つため息を吐いて目線を合わせるようにしゃがみ込む。
「うん、決めた」
「……それがあんたの……あなた様の命令……ですか?」
ゆっくり上がってくる顔には涙が浮かび、言葉遣いはまさしく命令を体現するかのように変わっていた。
しかしまだ気が早いと、それは違うと首を振る。
「いや、違うよ。俺の命令は――――」
そこで言葉を区切って視線を向けるのはシエル。
俺が何を命じるのか気が気でないのだろう。胸元で強く手を握り心配そうに見つめていた彼女は、突然俺と目が合ったことでどうしたのかとコテンと首を傾げる。
「―――セーラ、昨日列に割り込んだ件、その時ぶつかったシエルにちゃんと謝って」
それこそが考えていたセーラへの命令。
「えっ…………」
「わ、私!?」
「……ははっ!」
事態が飲み込めなかったのか呆然とするセーラ、名指しされたことで驚くシエル、そして笑い出すマティと命令を耳にした少女たちの反応は様々。
俺は最初から、昨日の騒動からセーラにはきちんと謝ってもらうと心に決めていた。宣戦布告はまさに渡りに船、命じる内容はこれしか考えていなかった。
「ご主人さまっ!いくらなんでも私のためにだなんて――――わぷっ!」
「いいんじゃない?さすがスタンだわ。もしかして勝負を受けた時からそのことを考えてたの?」
抗議の意を示すシエルの口を塞いだマティは俺の考えに乗り気のようだ。
当然のごとくその問いには頷いてみせる。
「もちろん。シエルには反対されるだろうから黙ってたけどね」
「そりゃあ願いを使われる本人としてはね。でも……ふふっ、さすがは王女様へのお願いすらシエルちゃんの入学に使ったスタンね。随分愛されてるじゃない」
「~~~~!~~~~!」
バタバタとなにか言いたそうにもがいているが口を塞がれているため何言っているかわからない。
そんな暴れようとするシエルと押さえつけるマティをそこそこに正面へ目を向ければセーラは目を丸くしながら呆然と俺を見つめている。
「どう?この命令ならできるよね?」
「――――聞いたことがある」
「えっ?」
「前のパーティーで噂になったのを聞いたことがあるわ。『王女様から金でも権力でも、婚約者にもなれる願いの権利を与えられたのに、学校の入学という全てを台無しにしたような願いにする大馬鹿者がいた』って……」
「何だその噂は……」
セーラが呟いたその噂。確かにそんな大馬鹿者は心当たりがある。
しかしあの時俺が選んだ願いを聞いた者は数少ない。俺も戸惑いながらまさかと思い”心当たり”に目を向けると、茶色の髪を持つ”心当たり”と目が合うと同時に顔を背かれ唐突に下手な口笛を吹き始めた。
噂が流れているという事実とその犯人を同時に知りながら、セーラの信じられないといった視線に頬を掻く。
「まぁ、ね。そういうこともあったかな?」
「本当だったのね……。そんなの……一人で空回ってたあたしがバカみたいじゃない……」
グッと力拳を強く握りながら俯いた彼女からは一雫の何かが床に落ちた。
それは安堵か、落胆か、歓喜か、それとも……。
「シエル……さん」
「~~~~!~~~~!――――ほえ?」
彼女の中で折り合いがついたのだろう。
グイッと拭うように目を袖で覆い顔を上げたセーラは一直線にシエルのもとへ。
未だ二人で格闘していたのだろう。いつの間にかマティによって組み敷かれていたシエルはセーラの呼びかけに呆けた声を上げる。
「ごめんなさい。昨日は列に割り込んだ上にあなたを危うく転けさせるところだったわ」
それはセーラなりの精一杯の謝罪だった。
深く深く頭を下げ、真摯に昨日のことを謝罪する姿に最初は呆けていたシエルもハッとするようにその場から飛び上がる。
「い、いえっ!私は気にしておりませんので!」
「だめっ!ちゃんと許すって言ってもらえない限り私は私を許せないっ!」
「許します!許しますってばぁ!!うぅ……ご主人さまぁ……」
もはやセーラの前だと言うのに呼び方が戻ってしまっている彼女にクスリを笑う。
しかしこれ以上は命じた俺が止めないと収拾がつかなさそうだ。綺麗な姿勢で謝るセーラ、それを前に困惑するシエルを見ながら、ゆっくりと二人を止めるため立ち上がった――――。
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