82 / 82
16 ちえりの家で
ちえりの家で4
しおりを挟む
「ふふ・・・素晴らしいわよ。ちえりさん」
L字型のソファの反対側で、麗華は腰掛けたまま冷静な表情を崩していなかったが、しかし熱を帯びた声で口を開いた。
「ちえりさんの愛は、言ってみれば究極の自己犠牲ね。貴女が今、有梨香さんに身を捧げようとする姿・・・。ようやく、有梨香さんを満足させる資格の欠片が見えてきたわね」
麗華は立ち上がり、着ているものを脱ぎ始める。下着も一切脱ぎ捨てスレンダーで美しい裸体を露わにすると、バッグの中から何かを取り出す。
彼女の手にしたものは、ペニスバンドだった。ただ、彼女がいつもわたしを犯す時に用いている、毒々しい色使いの、異様な形状をしたものではない。ごく普通の、平均的な成人男性の男根と同じ大きさや形をした、黒いディルドが装着されたものだ。それを腰に巻き、麗華はわたしとちえりのすぐそばまで歩み寄ると、ちえりの背中を細い指でなぞった。
「ちえりさん。貴女の献身的な思いが、有梨香さんの空虚を一時的にせよ埋めたことは認めてあげる」
麗華の声は低く、どこか儀式めいた響きを持っていた。彼女は跪き、まだわたしにしがみついているちえりの肩に手を置くと、無理やり引き剥がすのではなく、優しく、けれど拒絶を許さない力で脇へと退かせた。
「でも、それは愛のひとつの形でしかないのよ、ちえりさん・・・。有梨香さん、次は私が貴女に愛の真理を刻みつけてあげるわ。貴女がお父さまたちに、されてきたようにね」
麗華はソファで仰向けに横たわるわたしの上に覆い被さってくる。絶頂の余韻のせいだけではない。逆らえない魅惑的な力でも働いているかのように、わたしは麗華の前で身動きできずにいた。
「ちえりさんも、よく見ておいて。貴女が与えたのがぬくもりなら、私が与えるのは・・・有梨香さんを支配し、彼女を形作る業とも言えるものよ」
まだ乱れた息が整わないまま、身じろぎせずにいるわたしに、麗華はルージュ色の唇を押し付け、食みつくすように奪ってきた。ちえりの拙いキスとは違う、呼吸さえも支配し、肺の中の空気をすべて自分のものに書き換えてしまうような、熟練した、そして狂おしいほどに情熱的な接吻。
「ん・・・んんっ・・・!麗華、さん・・・っ」
わたしの体が、意思とは関係なく、ちえりの時とは明らかに違う反応を見せる。指先が震え、背中が弓なりに反り、麗華の肩を掴む手に力がこもる。ちえりとのセックスには暖かささえ覚えていたわたしが、麗華の前では、まるで嵐に翻弄される小舟のように、快楽という名の暴力に屈服していく。
わたしは一方の脚を掴まれて、麗華の肩に抱え上げられる。彼女の前で大きく股を開かされると、ちょうど黒いディルドの先が、わたしの秘裂に狙いをつけるように向けられる。
麗華はわたしを悠然と見下ろし、ちえりにも聞こえるような大きさで囁く。
「有梨香さん。貴女は、セックスの快楽から離れては生きていけない・・・。お父さまも、こうしてあなたを愛してきたのでしょう?だから、これからは私が一緒にいてあげる。この絶望的なまでの陶酔こそが、貴女と私の生きる理由なのよ」
麗華が腰を押し出し、ディルドの先がわたしの秘裂を押し割って侵入してくる。無機質な冷たさではあるが、十分な存在感のある異物が、アソコを内側から押し広げる。いくら数多の性体験や、出産の経験まであるとはいえ、まだ少女の体には、十分に大きなディルドなのだ。ちえりが先ほどまで触れていた場所に、より深く、より執拗に上書きをしていく。
「あ、ああ・・・っ!麗華さんっ・・・!」
「しっかり味わうのよ、有梨香さん・・・このディルドはね、私の処女を捧げたものなんだから」
「え・・・?れ、麗華さん・・・の?」
「ええ。前は私、男嫌いだったでしょう?だから、女の子どうしで愛し合うために、これで・・・ね」
そう語る麗華の美しい顔は、高揚する気持ちを抑えられないと言わんばかりに、うっとりとしていた。
わたしの片脚を担ぎ上げたまま、麗華が腰を激しく前後に動かしてディルドを抽送させると、密着し引き摺られるアソコの内側の粘膜と一緒に、白濁した愛蜜が掻き出される。ディルドが黒いために、その上に纏わりつく白い淫汁は、余計に卑猥なコントラストを放つ。
「どうかしら、私を女にしたモノの味は・・・」
「あっ!あっ!ああ!あんっ!れ、麗華さんっ・・・!」
「いやらしい声を上げて・・・でも、まだまだこれからよ」
麗華はわたしのもう一方の脚も抱えて持ち上げると、すでに脚をのせている側とは反対の肩に担いだ。わたしは体をくの字に、と言うよりはつの字のような形に折り曲げられ、上から麗華にのしかかられて犯される体勢になる。
麗華は腰を使いながら、さらに両手でもわたしの乳房を掴み、指先で乳首を押しつぶすように扱き始めた。アソコだけでなく、乳首からも愉悦を送り込まれて、わたしの体は否応なく昂らされてしまう。
「ああっ!ああ!乳首ダメですっ・・・!」
「こんなにしこり立てているくせに。悦んでいるんでしょう?」
艶かしく微笑みながら、麗華は顔を近づけ、強引にわたしの唇に唇を重ねてきた。口の中に舌を入れられ、彼女の涎を有無を言わせず流し込まれてしまう。
「んんっ!んん・・・!」
アソコからも、乳房からも、口からも、麗華の淫欲と一緒に快楽を送り込まれて、わたしは頭の中が真っ白になっていく。
いったん唇を離した麗華は、快楽に染まったわたしの表情を確かめるように上から見下ろして、真っ赤な唇を妖しく歪めて微笑んだ。そして、さらに被虐的な命令を下してくる。
「有梨香さん、口を開けなさい。私の涎を注いであげる」
「はぁ、あ、ああ・・・はい・・・」
体を満たす快楽と、魅惑的な麗華の姿に逆らえず、わたしは自ら口を開く。麗華は唇を尖らせ、たっぷりと口の中に含んだ涎を、わたしが差し出した舌の上に垂らしていく。
(ああ・・・すごく、いやらしいのに・・・嬉しくなってる、わたし・・・)
麗華の涎を口で受け止めて、わたしは自分の涎と混ぜるように、口の中に含む。汚いものという感覚はなく、むしろほのかに甘ささえ感じてしまう。
被虐的な悦びが肉体的な快楽を増幅させているだけではない。それを麗華にされているという事実が、わたしの心を揺さぶっている。
「あ、ああ・・・麗華、さま・・・」
わたしの口から思わず漏れた言葉は、ちえりとの間では決して出なかった、隷従に近い喘ぎ声だった。 その様子を間近で見せつけられたちえりは、激しい嫉妬と、それ以上に圧倒的な格の差を見せつけられた絶望に打ちひしがれたかのように、顔を背ける。
「どうしたの、ちえりさん?目を逸らしてはダメよ。貴女が愛している有梨香さんは、今、私に犯されながら、こんなにも幸せそうな顔をしているわ」
麗華は再び力強くディルドをアソコの奥深く打ち込みながら、首だけを向けてちえりに勝ち誇ったような笑みを向けた。
「これが、私の愛よ。有梨香さんは、決して性の快楽から、マゾの悦びから逃れられない。貴女には、そんな彼女をこうして地獄の底まで連れて行く覚悟があるかしら?」
それは、実の父親との貫通、そして性奴隷を飼育するような父親を愛してしまった麗華だからこそ言える覚悟だった。彼女もまた、わたし同様に背徳的な快楽の深淵に沈む決心をしているのだ。だからこそ、似た境遇のわたしと想いを共にしたいと願っているのだ。
わたしは麗華の腕の中で、焦点の定まらない瞳を彷徨わせ、退廃の淫欲に潤んだ麗華の瞳を見つめた。打ち込まれるディルドのもたらす快感に、熱にうなされたように喘ぐ。
「ああっ!あっ!あっ!れ、麗華さまっ・・・!はげし・・・っ!」
「ああ、いいわ・・・!有梨香さんっ!とっても素敵な顔・・・!もっと見せてちょうだいっ!」
「あっ!あ!あっ!ダメ・・・!あ、イクっ!イクイクううっ!」
乳首を摘まれ、激しくアソコ奥を突き上げられ、わたしは体を折り畳まれたままの格好で、ひときわ大きな嬌声を上げた。硬直した手足を小さく震わせて、絶頂に達してしまう。
「有梨香っ・・・!」
ちえりは、視界が真っ暗になるような嫉妬と絶望に襲われていたが、わたしがアクメを極めた声ではっと我に返ったようだった。自分が抱きしめた純粋な有梨香とは別の、麗華の与える淫欲に溺れる性奴隷としての有梨香。そのギャップに、ちえりの心は千切れそうになってはいたが。
「・・・ずるいです。麗華さんは、そうやって力や知識で有梨香を縛っているだけじゃないですか!」
ちえりはソファに駆け寄り、麗華の腕からわたしを引き剥がそうとした。 しかし、麗華は動じず、逆に、片手でちえりの手首を強く掴み、自分の方へと引き寄せた。
「だったら、貴女も混ぜてあげるわ・・・。有梨香さんを愛すると言ったわね?なら、私の教える愛も知っておくべきよ。有梨香さんがどんな時に声を上げ、どんな時に私を求めるのか・・・じっくり学びなさい」
麗華は腰を引いて、体を起こすとわたしから離れた。アソコから引き抜かれたディルドから、粘度の高い本気汁が、白い糸を引いて滴り落ちる。
その隙に、ちえりはわたしの胸に顔を埋めるように抱きついてくる。麗華に上からのしかかられていた姿勢から解放されたものの、わたしはソファのシート上に戻した両脚をだらしなく広げたままぐったりと脱力してしまっていた。すぐには体に力が入らず、アソコの奥を何度もディルドで責められたせいで、腰の奥にじんわりと痺れにも似た感覚が残る。泣きついてくるちえりの頭に手を添えるのがやっとだった。
そんなちえりを見下ろし、麗華はさらに言い放つ。
「有梨香さん、ちえりさんに教えてあげて・・・貴女が私に触れられて、どんな気持ちになるか。そして、この子にも同じことをしてあげなさい」
ちえりが胸に埋めていた顔をあげると、わたしと目が合う。わたしは彼女の頭に添えた手を引き寄せて、涙目のちえりの唇を、自分の唇に押し当てた。
「んっ・・・有梨香・・・」
「ちえり・・・ごめんね。でも、麗華さんの言う通りなの・・・」
いったん唇を離し、息のかかるほどの距離でちえりとわたしは見つめ合う。
「・・・わたしはセックスの快楽から逃れられない、性奴隷なの・・・どんなにちえりに愛してもらっても、それは変わらないと思う・・・」
「有梨香・・・」
「それでもいい?それでも・・・わたしを愛してくれる?こんな汚い女の子でも・・・」
ちえりはわたしの言葉を遮るように、再び唇を押し付けてきた。ちえりの舌が口内へと入り込み、彼女の熱い想いを込めて掻き回してきた。麗華はその様子を、満足げに、そして彼女の愛情を持って見守っていた。
やがて、唇を離したちえりが、わたしを真剣な眼差しで見つめた。
「当たり前じゃない!どんな有梨香だって、あたしは受け入れる。あたしが好きになった有梨香は、今の有梨香なんだから・・・」
「そう・・・ちえりさん、貴女の愛と、私の愛、今の有梨香さんには、両方必要なのかもしれないわね・・・」
わたしの本性を知ってもなお、一途に信じて尽くそうとしてくれるちえりの献身的な愛と、わたしの心の底に渦巻くどす黒い欲望さえも満たそうとしてくれる麗華の背徳的な愛。わたしは、自分の知りたいと願う『愛』の形をおぼろげに感じながら、抗えない快楽の渦に飲み込まれていくのだった。
L字型のソファの反対側で、麗華は腰掛けたまま冷静な表情を崩していなかったが、しかし熱を帯びた声で口を開いた。
「ちえりさんの愛は、言ってみれば究極の自己犠牲ね。貴女が今、有梨香さんに身を捧げようとする姿・・・。ようやく、有梨香さんを満足させる資格の欠片が見えてきたわね」
麗華は立ち上がり、着ているものを脱ぎ始める。下着も一切脱ぎ捨てスレンダーで美しい裸体を露わにすると、バッグの中から何かを取り出す。
彼女の手にしたものは、ペニスバンドだった。ただ、彼女がいつもわたしを犯す時に用いている、毒々しい色使いの、異様な形状をしたものではない。ごく普通の、平均的な成人男性の男根と同じ大きさや形をした、黒いディルドが装着されたものだ。それを腰に巻き、麗華はわたしとちえりのすぐそばまで歩み寄ると、ちえりの背中を細い指でなぞった。
「ちえりさん。貴女の献身的な思いが、有梨香さんの空虚を一時的にせよ埋めたことは認めてあげる」
麗華の声は低く、どこか儀式めいた響きを持っていた。彼女は跪き、まだわたしにしがみついているちえりの肩に手を置くと、無理やり引き剥がすのではなく、優しく、けれど拒絶を許さない力で脇へと退かせた。
「でも、それは愛のひとつの形でしかないのよ、ちえりさん・・・。有梨香さん、次は私が貴女に愛の真理を刻みつけてあげるわ。貴女がお父さまたちに、されてきたようにね」
麗華はソファで仰向けに横たわるわたしの上に覆い被さってくる。絶頂の余韻のせいだけではない。逆らえない魅惑的な力でも働いているかのように、わたしは麗華の前で身動きできずにいた。
「ちえりさんも、よく見ておいて。貴女が与えたのがぬくもりなら、私が与えるのは・・・有梨香さんを支配し、彼女を形作る業とも言えるものよ」
まだ乱れた息が整わないまま、身じろぎせずにいるわたしに、麗華はルージュ色の唇を押し付け、食みつくすように奪ってきた。ちえりの拙いキスとは違う、呼吸さえも支配し、肺の中の空気をすべて自分のものに書き換えてしまうような、熟練した、そして狂おしいほどに情熱的な接吻。
「ん・・・んんっ・・・!麗華、さん・・・っ」
わたしの体が、意思とは関係なく、ちえりの時とは明らかに違う反応を見せる。指先が震え、背中が弓なりに反り、麗華の肩を掴む手に力がこもる。ちえりとのセックスには暖かささえ覚えていたわたしが、麗華の前では、まるで嵐に翻弄される小舟のように、快楽という名の暴力に屈服していく。
わたしは一方の脚を掴まれて、麗華の肩に抱え上げられる。彼女の前で大きく股を開かされると、ちょうど黒いディルドの先が、わたしの秘裂に狙いをつけるように向けられる。
麗華はわたしを悠然と見下ろし、ちえりにも聞こえるような大きさで囁く。
「有梨香さん。貴女は、セックスの快楽から離れては生きていけない・・・。お父さまも、こうしてあなたを愛してきたのでしょう?だから、これからは私が一緒にいてあげる。この絶望的なまでの陶酔こそが、貴女と私の生きる理由なのよ」
麗華が腰を押し出し、ディルドの先がわたしの秘裂を押し割って侵入してくる。無機質な冷たさではあるが、十分な存在感のある異物が、アソコを内側から押し広げる。いくら数多の性体験や、出産の経験まであるとはいえ、まだ少女の体には、十分に大きなディルドなのだ。ちえりが先ほどまで触れていた場所に、より深く、より執拗に上書きをしていく。
「あ、ああ・・・っ!麗華さんっ・・・!」
「しっかり味わうのよ、有梨香さん・・・このディルドはね、私の処女を捧げたものなんだから」
「え・・・?れ、麗華さん・・・の?」
「ええ。前は私、男嫌いだったでしょう?だから、女の子どうしで愛し合うために、これで・・・ね」
そう語る麗華の美しい顔は、高揚する気持ちを抑えられないと言わんばかりに、うっとりとしていた。
わたしの片脚を担ぎ上げたまま、麗華が腰を激しく前後に動かしてディルドを抽送させると、密着し引き摺られるアソコの内側の粘膜と一緒に、白濁した愛蜜が掻き出される。ディルドが黒いために、その上に纏わりつく白い淫汁は、余計に卑猥なコントラストを放つ。
「どうかしら、私を女にしたモノの味は・・・」
「あっ!あっ!ああ!あんっ!れ、麗華さんっ・・・!」
「いやらしい声を上げて・・・でも、まだまだこれからよ」
麗華はわたしのもう一方の脚も抱えて持ち上げると、すでに脚をのせている側とは反対の肩に担いだ。わたしは体をくの字に、と言うよりはつの字のような形に折り曲げられ、上から麗華にのしかかられて犯される体勢になる。
麗華は腰を使いながら、さらに両手でもわたしの乳房を掴み、指先で乳首を押しつぶすように扱き始めた。アソコだけでなく、乳首からも愉悦を送り込まれて、わたしの体は否応なく昂らされてしまう。
「ああっ!ああ!乳首ダメですっ・・・!」
「こんなにしこり立てているくせに。悦んでいるんでしょう?」
艶かしく微笑みながら、麗華は顔を近づけ、強引にわたしの唇に唇を重ねてきた。口の中に舌を入れられ、彼女の涎を有無を言わせず流し込まれてしまう。
「んんっ!んん・・・!」
アソコからも、乳房からも、口からも、麗華の淫欲と一緒に快楽を送り込まれて、わたしは頭の中が真っ白になっていく。
いったん唇を離した麗華は、快楽に染まったわたしの表情を確かめるように上から見下ろして、真っ赤な唇を妖しく歪めて微笑んだ。そして、さらに被虐的な命令を下してくる。
「有梨香さん、口を開けなさい。私の涎を注いであげる」
「はぁ、あ、ああ・・・はい・・・」
体を満たす快楽と、魅惑的な麗華の姿に逆らえず、わたしは自ら口を開く。麗華は唇を尖らせ、たっぷりと口の中に含んだ涎を、わたしが差し出した舌の上に垂らしていく。
(ああ・・・すごく、いやらしいのに・・・嬉しくなってる、わたし・・・)
麗華の涎を口で受け止めて、わたしは自分の涎と混ぜるように、口の中に含む。汚いものという感覚はなく、むしろほのかに甘ささえ感じてしまう。
被虐的な悦びが肉体的な快楽を増幅させているだけではない。それを麗華にされているという事実が、わたしの心を揺さぶっている。
「あ、ああ・・・麗華、さま・・・」
わたしの口から思わず漏れた言葉は、ちえりとの間では決して出なかった、隷従に近い喘ぎ声だった。 その様子を間近で見せつけられたちえりは、激しい嫉妬と、それ以上に圧倒的な格の差を見せつけられた絶望に打ちひしがれたかのように、顔を背ける。
「どうしたの、ちえりさん?目を逸らしてはダメよ。貴女が愛している有梨香さんは、今、私に犯されながら、こんなにも幸せそうな顔をしているわ」
麗華は再び力強くディルドをアソコの奥深く打ち込みながら、首だけを向けてちえりに勝ち誇ったような笑みを向けた。
「これが、私の愛よ。有梨香さんは、決して性の快楽から、マゾの悦びから逃れられない。貴女には、そんな彼女をこうして地獄の底まで連れて行く覚悟があるかしら?」
それは、実の父親との貫通、そして性奴隷を飼育するような父親を愛してしまった麗華だからこそ言える覚悟だった。彼女もまた、わたし同様に背徳的な快楽の深淵に沈む決心をしているのだ。だからこそ、似た境遇のわたしと想いを共にしたいと願っているのだ。
わたしは麗華の腕の中で、焦点の定まらない瞳を彷徨わせ、退廃の淫欲に潤んだ麗華の瞳を見つめた。打ち込まれるディルドのもたらす快感に、熱にうなされたように喘ぐ。
「ああっ!あっ!あっ!れ、麗華さまっ・・・!はげし・・・っ!」
「ああ、いいわ・・・!有梨香さんっ!とっても素敵な顔・・・!もっと見せてちょうだいっ!」
「あっ!あ!あっ!ダメ・・・!あ、イクっ!イクイクううっ!」
乳首を摘まれ、激しくアソコ奥を突き上げられ、わたしは体を折り畳まれたままの格好で、ひときわ大きな嬌声を上げた。硬直した手足を小さく震わせて、絶頂に達してしまう。
「有梨香っ・・・!」
ちえりは、視界が真っ暗になるような嫉妬と絶望に襲われていたが、わたしがアクメを極めた声ではっと我に返ったようだった。自分が抱きしめた純粋な有梨香とは別の、麗華の与える淫欲に溺れる性奴隷としての有梨香。そのギャップに、ちえりの心は千切れそうになってはいたが。
「・・・ずるいです。麗華さんは、そうやって力や知識で有梨香を縛っているだけじゃないですか!」
ちえりはソファに駆け寄り、麗華の腕からわたしを引き剥がそうとした。 しかし、麗華は動じず、逆に、片手でちえりの手首を強く掴み、自分の方へと引き寄せた。
「だったら、貴女も混ぜてあげるわ・・・。有梨香さんを愛すると言ったわね?なら、私の教える愛も知っておくべきよ。有梨香さんがどんな時に声を上げ、どんな時に私を求めるのか・・・じっくり学びなさい」
麗華は腰を引いて、体を起こすとわたしから離れた。アソコから引き抜かれたディルドから、粘度の高い本気汁が、白い糸を引いて滴り落ちる。
その隙に、ちえりはわたしの胸に顔を埋めるように抱きついてくる。麗華に上からのしかかられていた姿勢から解放されたものの、わたしはソファのシート上に戻した両脚をだらしなく広げたままぐったりと脱力してしまっていた。すぐには体に力が入らず、アソコの奥を何度もディルドで責められたせいで、腰の奥にじんわりと痺れにも似た感覚が残る。泣きついてくるちえりの頭に手を添えるのがやっとだった。
そんなちえりを見下ろし、麗華はさらに言い放つ。
「有梨香さん、ちえりさんに教えてあげて・・・貴女が私に触れられて、どんな気持ちになるか。そして、この子にも同じことをしてあげなさい」
ちえりが胸に埋めていた顔をあげると、わたしと目が合う。わたしは彼女の頭に添えた手を引き寄せて、涙目のちえりの唇を、自分の唇に押し当てた。
「んっ・・・有梨香・・・」
「ちえり・・・ごめんね。でも、麗華さんの言う通りなの・・・」
いったん唇を離し、息のかかるほどの距離でちえりとわたしは見つめ合う。
「・・・わたしはセックスの快楽から逃れられない、性奴隷なの・・・どんなにちえりに愛してもらっても、それは変わらないと思う・・・」
「有梨香・・・」
「それでもいい?それでも・・・わたしを愛してくれる?こんな汚い女の子でも・・・」
ちえりはわたしの言葉を遮るように、再び唇を押し付けてきた。ちえりの舌が口内へと入り込み、彼女の熱い想いを込めて掻き回してきた。麗華はその様子を、満足げに、そして彼女の愛情を持って見守っていた。
やがて、唇を離したちえりが、わたしを真剣な眼差しで見つめた。
「当たり前じゃない!どんな有梨香だって、あたしは受け入れる。あたしが好きになった有梨香は、今の有梨香なんだから・・・」
「そう・・・ちえりさん、貴女の愛と、私の愛、今の有梨香さんには、両方必要なのかもしれないわね・・・」
わたしの本性を知ってもなお、一途に信じて尽くそうとしてくれるちえりの献身的な愛と、わたしの心の底に渦巻くどす黒い欲望さえも満たそうとしてくれる麗華の背徳的な愛。わたしは、自分の知りたいと願う『愛』の形をおぼろげに感じながら、抗えない快楽の渦に飲み込まれていくのだった。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳の主婦・加恋。冷え切った家庭で孤独に苛まれる彼女を救い出したのは、ネットの向こう側にいた二十歳(はたち)と偽っていた17歳の少年・晴人だった。
「未成年との不倫」という、社会から断罪されるべき背徳。それでも二人は、震える手で未来への約束を交わす。少年が大学生になり、社会人となり、守られる存在から「守る男」へと成長していく中で、加恋は自らの手で「妻」という仮面を脱ぎ捨てていく…
【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜
来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、
疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。
無愛想で冷静な上司・東條崇雅。
その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、
仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。
けれど――
そこから、彼の態度は変わり始めた。
苦手な仕事から外され、
負担を減らされ、
静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。
「辞めるのは認めない」
そんな言葉すらないのに、
無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。
これは愛?
それともただの執着?
じれじれと、甘く、不器用に。
二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。
無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。
※この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる