TS少女総受けファンタジー~拾われたTS少女は流されやすい~

熊と猫

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二章『新しい生活』

2-8

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 私の作った朝食を、三人がおいしいと言ってが喜んで食べてくれた。
 作った事に対しても特に何も言われなかったので、どうやらこの朝食作戦は成功したと言っていいだろう。

 そして、食べ終えた食器等を洗い、アリスと一緒にソファーでマッタリするという幸せな時間を過ごしていた。
 本当にこんなに幸せでいいんだろうか。朝食を食べてる時から頬が緩みっぱなしです。

 そうして幸せな時間を満喫していた所で、出掛ける準備をしたローレルが階段を降りてドアのほうへと歩いて行くのが目に入った。
 アリスもそれに気付いた様で、ソファーから腰を上げてドアの方へと歩いて行ったので、私もそれに倣ってドアの方へと歩いて行くことにする。
 出掛けるのなら、恐らくドアまで見送りに行くのだろう。

 そして二人が二言三言程会話をした所で、アリスの少し後ろに居た私を、ローレルが呼んで手招きする。
 何か用事だろうかと前に出てローレルの元へと近づいて行くと、徐にその場でしゃがみ込んで私の頬へとキスをして何かを言っている。
 突然の出来事に顔が火照るのを感じ、キスされた頬を押えて目を伏せたのだが、それがいけなかった。
 ローレルは私の目の前でしゃがんでいる訳で、視線を下げるとその少し開いた胸元が見えちゃった訳で。
 直ぐに視線をまたローレルの顔へと戻したが、一瞬でやけに目に張り付いた先の光景が脳裏に浮かんで更に顔が火照る。

 そして、未だ心ここに有らずな私を他所に、にこやかに微笑みながら私に向かってバイバイと手を振られたので、それにこたえて私も手を振る。
 バタンと閉まるドアにまだ手を振りながら顔の火照りが収まるのを待っていると、ふと隣から視線を感じてそちらへと目をやると、何やら私へと責める様な目を向けていたアリスと目が合ってしまった。
 先程までの火照りはどこへやら、一瞬で血の気が引いた。
 恐らく胸元へと視線が行ってしまったのを見られたのだろう。そして私は顔を赤くしていた……。
 不味い。軽蔑された。嫌われてしまう。
 いくら私が現在少女の姿をしていると言っても油断のし過ぎだと自分を叱責する。が、時すでに遅し。
 思った以上にだらしない顔をしていたのかもしれない。有ろうことか女性の胸元を見てっ!
 不味い。どうすれば。と、思考がグルグルと回って訳が解らなくなりかけた所で、アリスがその場にしゃがみ込んだので直ぐに駆け寄る。
 多分怒られる。言い訳したいがそんな言葉は喋れない。
 ならもう、謝るしかないという思考へと到達した私は、すぐさま謝ることにする。
 アリスにだけは嫌われる訳にはいかないんですっ。

 そして、すぐさま駆け寄って謝ると、アリスは私を抱き上げて何かを諭す様に声をかけてくれる。
 怒る、と言うより叱っているのだろう。
 うん、反省しよう。女性の胸元見てデレデレしてるなんてビンタを貰っても可笑しくない所業だ。
 どうやらそこまでは怒っていないというのが声色から感じられるので、内心ホッとしていた所でそれは起こった。
 更に言葉を続けていたアリスが、不意打ちとばかりにさきのローレルと同じく私の頬へとキスをしたのだ。
 びっくりして顔を上げると、先程の表情とは一変して優し気に微笑むアリスの顔が目に映る。
 どういう状況なのかイマイチ呑み込めず、顔が熱くなっていく所へもう一度不意打ちのキスが飛来してきた。
 どうすればいいのか解らず、恐らく真っ赤になっているであろう顔が恥ずかしいので顔を伏せてチラチラとアリスの表情を覗き見るが変わらず笑みを浮かべている。さっきまで叱られていた筈なのになぜ……。
 と考えていた所へ、またキスが飛来した。
 もう慌てるしかない。
 そこへ今度は、アリスが顔を横に向けて自分の頬を指さし、チョンチョンと触っている。
 これは、私もしろという事だろうかと、何となく理解してしまった。
 どうすればいい。しかし、アリスがそれを望んでいるのなら私に否という選択肢は無いのだろう。
 どれ程恥ずかしくてもっ。

 私は意を決して、その頬へと顔を寄せていく。
 イヤー、アリスの顔が近い近い近い。
 近づくにつれて、恥ずかしすぎて直視するのが無理になった為、ギュッと目を瞑って私の唇をその頬へと軽く押し当てる。

 「ちゅっ……」

 小さな音だったはずだが、その音はやけに耳にハッキリと届いた。
 それを自分がしたのだと自覚すると更に顔が熱くなる。

 そこから暫くはもう訳が分からない状況で記憶が余り有りません。
 やけにテンションの高いアリスが私へとキスの嵐をお見舞いしてきたのは覚えているが、どれ程の時間そうしていたのかは良く解らない。
 次に気付いた時には、やけに冷ややかな目を此方へと向けているエルが目に入った時だった。
 そりゃドアの近くでそんな事してたら何してんの?って感じになるのは良く解る。

 しかし、今にして思うと、ローレルのキスはどうやら行ってきますのキスみたいなモノだったのだろう。
 海外ドラマとか洋画とか見たらけっこうホッペにちゅっちゅとしてた気がするし、この世界もそう言う文化があるのかもしれない。

 しかし、少々、いや、かなり、私には刺激が強い……。慣れるのに時間が掛かりそうだ。
 ちゅっとされたら、こっちもちゅっとしないといけないんでしょ?
 何それハードル高い。
 でもアリスにはもうしたので、アリス相手ならちょっと頑張れば出来るかも。

 でも叱られていた筈があのキスの嵐は一体なんだったんだろう。
 まぁ良く解らないが、嫌われていないのならそれでいいかと、それ以上の思考を放棄する私であった。


 ☆アイリエス☆



 朝食を食べ終えた後、食器を洗ってソファーでアシュリーと一緒に暫しの食休みをする。
 エルは今日の昼にここを発つ予定なので現在は部屋で準備の真っ最中だ。
 ローレルももう少しで出発する予定だ。

 今日はアシュリーと買い物に行くつもりなのだが、二人を見送ってから私達も買い物に街へ出発する予定だ。

 この持ち家は私達が買った物だが、流石に一括で払える程安い買い物ではない。
 一等地という訳では無いが、サイズもそれなりに広く、家具等の魔道具も充実させたので思った以上に高くついた。

 その額は流石に冒険者稼業だけでは賄える訳が無く、冒険者組合や国への貢献を盾に格安でお金を借りて現在返済中なのだ。
 まぁ私達としては根無し草で各地を冒険者として回るのにも飽き飽きとして来ていたので、ここを拠点にしてから非常に落ち着いた生活を送っていると言えるだろう。
 返済に追われる事も今の所は全く無く、ある程度余裕もある程だ。
 それもこれも、各地を回って貯めていた貯金と、今現在三人共が副業として職を持っているという所も大きいだろう。
 割のいい仕事があれば本業は冒険者なので其方に出向く事になるが、副業の方はある程度融通の利くモノなので問題無い。

 それで、先の二人の出掛け先だが、副業の為に今日街を出る予定という訳である。
 当初はそれ程急ぐ予定では無かったのだが、副業の方をある程度終わらせて、どうやらアシュリーとの時間を手に入れようという魂胆だろうと思われる。
 かく言う私も、二人の内の一人、ローレルがまずは近場に行くという事なので二日で戻る予定の為、それと入れ替わりで私も副業の方へと向かう予定だ。
 そして、ローレルと入れ替わりでエルが戻る予定となっている。
 アシュリーとの留守番をグルグルと交代でする予定だ。そしてそれが終われば、アシュリーを本格的に私達のパーティーに入れる手筈となっている。

 因みに副業の方だが、私が国の騎士団での臨時教官を、ローレルはその回復魔術と支援魔術の腕を買われて、冒険者組合の紹介で、教会と提携していて、各地の教会の施設、孤児院等でその魔術を教えている。
 そして最後にエルだが、彼女の魔導学園を首席で卒業しているという肩書は伊達ではなく、当初は国の研究員や魔導学園の教員等といった方面に強く勧誘されていたのだが、それを蹴って私と冒険者になるという道を選んだ。
 冒険者になってからもその勧誘が止む事は無かったのだが、拠点を構えた事を機にその話を受けて、現在彼女は魔導学園の非常勤の教員として授業を受け持っている。
 まぁ不定期開催の魔術講座見たいな感じなのだろうか。
 立ってでもその授業を受けたいという生徒が後を絶たない程に人気の授業らしい。
 一芸に秀でた彼女等の特権の様な副業だ。金払いも良い。

 閑話休題。

 まぁ私達の懐事情は置いておいて、件のアシュリーだが、どうやらローレルとエルも随分とアシュリーの事を気に入っている様だ。
 当初一歩引いた所から様子を見ていたローレルも、砦を出てからはやけに積極的にアシュリーに構う様になっている。
 砦からの道中である程度の話し合いはしており、三人が全員で彼女の保護者という点と、三人がそれぞれアシュリーの面倒を見るという点は既に決まった事だ。
 それに勿論文句は無い。
 私も四六時中、ずっとアシュリーの傍に居続ける事は不可能なので、ある程度は二人の協力も必要になってくるだろう。
 現在アシュリーの中で私は特別だと確信しているが、果たしてずっとそうだと言えるだろうか。
 万が一だが、その万が一も起こり得る可能性も捨てきれない。
 もっと深く深く、アシュリーの心を繋ぎ止めて置かなければ……。

 と、少し考え事をしていた所で、どうやらローレルが出発する様だ。
 近場だという事なので手荷物も少なく、何時も通りの軽装に身を包んだ姿が目に入った。

 さて、見送りをしようと立ち上がった所で、隣に腰かけていたアシュリーも一緒に立ち上がり、ドアまで連れ立って歩いて行く。

 『さて、ではそろそろ私は行ってきますね。留守をお願いします』
 『あぁ、問題無い。道中に危険はまずないとは思うが、重々気を付けてな』
 『えぇ、二日後のアシュリーとのお留守番の為にも気を付けますとも』
 『あ、あぁ、そうか……』

 ローレルめ、段々と隠す気も無くなって来たな。
 ローレルは強敵だが、エルは別の意味で心配だ。
 少しやり過ぎてアシュリーに逃げられている所を何度か見かけたので、二人で留守番となると、本気でアシュリーに嫌われる何てことになったら……。
 まぁその時はその時か。

 『では、行ってきますね』
 『あぁ、行ってらっしゃい』
 『おっと、そういえば』
 『ん?なんだ、忘れ物か?』
 『えぇ、そんな所です。アシュリー』

 忘れ物でもしたのかと言う私の問いに、ローレルはニコリと意味深に微笑んでアシュリーの名前を呼びながら手招きをする。
 少し首を傾げながらそれを眺めていると、同じく首を傾げながら近寄って来たアシュリーがローレルの前で止まった所で、徐にローレルはその場にしゃがみ込み、その頬にちゅっとキスをした。
 一瞬で目に見えて顔を赤くしてその頬を押えるアシュリーに、私はその予想外の行為にポカンとする。

 『ふふふ、行ってきますね。アシュリー』
 『な、なななな……』
 『ふふ、行ってきますよ。アリス』
 『ぬぬぬ、あ、あぁ、気を、つけてな……』

 我に返ると、既に笑みを浮かべながら手を振ってドアを出ていくローレルを見送るしかない。
 出ていく直前にアシュリーにも微笑みながら手を振り、それに応える様に手を振るアシュリー。
 バタンとドアが閉じるが、未だ心ここに有らずと言った具合に顔を赤くして手を振るアシュリーを横目に見る。
 ……ちょっと、照れすぎじゃないか?そんなに嬉しかったのだろうか。
 まだ顔が赤い。

 と、ここで私の視線に気付いたのか、ハッとした様にアシュリーは私を見上げて、その赤く染まった頬が一瞬でサッと青ざめた。
 ここで私はしまったと自分を叱責する。
 言っては何だが私は生来目付きが悪い。
 アシュリーは別だが、この目付きの所為でか、子供に好かれる等と言った事は皆無に等しい程だった。
 恐らくこの目の所為で睨んでいる様に見えたのかもしれない。
 嫉妬等と、情けない事だが、押えられなかったのだから仕方ない。まぁ悟られた私が愚かだった……。
 直ぐにフォローしなければと、しゃがみ込んだ所へ、直ぐにアシュリーは駆け寄ってくる。
 今にも泣きそうな程に悲痛な表情だ。
 怒られたとでも思っているのだろうか。
 直ぐに抱き上げて頭を撫でると、ぎゅっとしがみ付いて来る。

 「アリス、ご、ごめんなさいっ!」
 『いや、さっきは私が悪かったんだ。ごめんな、アシュリー。つまらない嫉妬だ、お前は悪くないんだ。よしよし……』

 私のつまらない嫉妬で、ここ最近落ち着いていたアシュリーの表情をまた曇らせてしまったという事に、心が痛む。
 しかし、それと同時にやはり私はこの子にとって特別なのだと、再確認して心が満たされる。
 私に怒られる事や嫌われる事等を極端に恐れているのかもしれない。
 そんな事がある訳が無いのに。怒る、というか叱る事はあるかもしれないが、嫌う等という事は天地がひっくり返ってでも有り得ないと言い切れる自信がある。
 そう伝えられればいいのだが、上手く伝わらない。
 そうだ、これからはもっと愛情表現をして行くというのはどうだろうか。
 それこそ先のローレルの行為が、いいヒントになったのでは?

 『大丈夫だ、アシュリー。私はお前の事が大好きだぞ、怒ってなんかいないんだ。謝らなくていいんだ。ん、ちゅっ……』
 「!!??」

 先のローレルがしたように、頬へとキスをすると、ギュッと首にしがみ付いていたアシュリーがバッと顔を上げて驚いた表情を浮かべた。
 それを見て私は微笑み、もう一度頬へとキスをする。
 すると、目に見えてもう一度その顔が耳まで赤く染まっていく。
 恐らく、家族ともスキンシップ等をあまりしていなかったのか、こういったスキンシップにかなり恥ずかしがっている様だ。
 赤くした顔を伏せてチラチラと此方を伺っている様が酷く愛らしい。
 不意打ち気味にもう一度ちゅっと頬へとキスすると今度はあわあわと慌てだした。
 笑ってはいけないと思いつつも、小さく笑いが零れる。

 そしてふと思いついた私は、アシュリーもしてくれないかと期待を込めて、顔を少し横に向けて、自分の頬をチョンチョンと突いてみる。
 どうやらその行為が伝わった様で、目を見開いた後、私の顔をチラチラと覗き見ながら少しの間考え込む事数秒。
 意を決した様にその目をギュッとつぶり、段々と近づくアシュリーの顔。
 そして、次の瞬間。

 「ちゅっ……」
 『おぉ、ふふふ……、本当に可愛い奴めっ! よしよし、お返しだ。ちゅぅー……』

 少し、いや、かなり嬉しかったのでテンションが上がってしまった。
 反省はしよう。しかし後悔はしていない。

 上がったテンションのままにアシュリーの頬等へキスの嵐を降らせる私が我に返ったのは、出掛ける準備を終えて階段を降りて来たエルのジト目に晒されつつ、冷ややかな声で、『何してんの……?』という声が聞こえた時だった……。

 反省はしよう。しかし、後悔は、していない!
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