32 / 354
第31話 【BLACK EDGE 其の31 村に到着】
しおりを挟む
BLACK EDGE
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第31話
【BLACK EDGE 其の31 村に到着】
森を抜けたブラッドとフェアはついに目的地であるフリジア村に着いた。
この村は小さな村であるが、活気あふれている。人々は一生懸命働いており、村人達は支え合って過ごしている。
村に着いたブラッドは近くを歩いている村人に話を聞くことにした。
「あ、すみません。この村に魔女がいるって噂を聞いてきたんですけど」
ブラッドがそう聞くと、村人はあー、あいつか~。と言い、村にある大きな屋敷を指差した。
「アリエルならあそこにいるよ。だが、どんな噂を聞いてきたんだか知らないが、あいつには関わらない方がいい」
村人はブラッドに忠告する。
「なんでだ?」
「あの子がなぜ魔女と呼ばれているか、知っているか?」
二人は首を振る。それもそのはずだ。ブラッドとフェアはメテオラに魔女の噂を伝えられてやってきたのだ。
メテオラも噂程度で聞いただけであり、詳しいことは知らなかった。だが、今はそんな噂でも頼るしかない。
それに噂では不思議な力を使うと言われている。魔法の存在しないこの世界で、そんな力を持つからこそ魔女と呼ばれていると思っていた。
村人は説明してくれる。
「彼女は目的のためならなんでもする魔女なんだよ。彼女と関わって行方不明になった者はもう十二人もいる」
何があったのかは分からないが、魔女のアリエルはこの村では好かれていない様子だ。
「行くなら止めないが、彼女には期待しない方がいいよ」
そう言って村人は近くのお店に入っていった。買い物中だったらしくそれを呼び止めていた。
だが、魔女に関わり、行方不明が十二人。
なんだか恐ろしくもあるが、面白そうでもある。
それにそれが魔女の仕業なら本当になんらかの力があるのかもしれない。
ブラッドはフェアに聞く。
「お前は来るか?」
「当たり前よ。これは私の問題なんだから」
この話を聞いてフェアが怯えていないか心配だったが、問題なさそうだ。
本心では怯えているのかもしれないが、子供達の方が優先なのだろう。
ブラッド達は魔女の家に向かった。家に着くと扉を叩く。
すると中から声が聞こえた。
「鍵空いてるんで、ご自由にどうぞ~」
言われた通り、扉を開いてみると鍵は空いており中に入れた。
中は広いが掃除をしていないのか蜘蛛の巣が張っている。埃だらけで物も乱雑に置かれていた。
ブラッド達が声の主を探そうと、あたりを見渡すが誰もいない。
上から物音が聞こえた。それも大量に何かが落ちる音だ。
何かあったのかと、ブラッド達は急いで上の階へと上がる。2階は階段で登れたが3階は屋根裏らしく梯子で登った。
登った先では、本に埋もれた人間がいた。
著者:pirafu doria
作画:pirafu doria
第31話
【BLACK EDGE 其の31 村に到着】
森を抜けたブラッドとフェアはついに目的地であるフリジア村に着いた。
この村は小さな村であるが、活気あふれている。人々は一生懸命働いており、村人達は支え合って過ごしている。
村に着いたブラッドは近くを歩いている村人に話を聞くことにした。
「あ、すみません。この村に魔女がいるって噂を聞いてきたんですけど」
ブラッドがそう聞くと、村人はあー、あいつか~。と言い、村にある大きな屋敷を指差した。
「アリエルならあそこにいるよ。だが、どんな噂を聞いてきたんだか知らないが、あいつには関わらない方がいい」
村人はブラッドに忠告する。
「なんでだ?」
「あの子がなぜ魔女と呼ばれているか、知っているか?」
二人は首を振る。それもそのはずだ。ブラッドとフェアはメテオラに魔女の噂を伝えられてやってきたのだ。
メテオラも噂程度で聞いただけであり、詳しいことは知らなかった。だが、今はそんな噂でも頼るしかない。
それに噂では不思議な力を使うと言われている。魔法の存在しないこの世界で、そんな力を持つからこそ魔女と呼ばれていると思っていた。
村人は説明してくれる。
「彼女は目的のためならなんでもする魔女なんだよ。彼女と関わって行方不明になった者はもう十二人もいる」
何があったのかは分からないが、魔女のアリエルはこの村では好かれていない様子だ。
「行くなら止めないが、彼女には期待しない方がいいよ」
そう言って村人は近くのお店に入っていった。買い物中だったらしくそれを呼び止めていた。
だが、魔女に関わり、行方不明が十二人。
なんだか恐ろしくもあるが、面白そうでもある。
それにそれが魔女の仕業なら本当になんらかの力があるのかもしれない。
ブラッドはフェアに聞く。
「お前は来るか?」
「当たり前よ。これは私の問題なんだから」
この話を聞いてフェアが怯えていないか心配だったが、問題なさそうだ。
本心では怯えているのかもしれないが、子供達の方が優先なのだろう。
ブラッド達は魔女の家に向かった。家に着くと扉を叩く。
すると中から声が聞こえた。
「鍵空いてるんで、ご自由にどうぞ~」
言われた通り、扉を開いてみると鍵は空いており中に入れた。
中は広いが掃除をしていないのか蜘蛛の巣が張っている。埃だらけで物も乱雑に置かれていた。
ブラッド達が声の主を探そうと、あたりを見渡すが誰もいない。
上から物音が聞こえた。それも大量に何かが落ちる音だ。
何かあったのかと、ブラッド達は急いで上の階へと上がる。2階は階段で登れたが3階は屋根裏らしく梯子で登った。
登った先では、本に埋もれた人間がいた。
0
あなたにおすすめの小説
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
元公爵令嬢は年下騎士たちに「用済みのおばさん」と捨てられる 〜今更戻ってこいと泣きつかれても献身的な美少年に溺愛されているのでもう遅いです〜
日々埋没。
ファンタジー
「新しい従者を雇うことにした。おばさんはもう用済みだ。今すぐ消えてくれ」
かつて婚約破棄され、実家を追放された元公爵令嬢のレアーヌ。
その身分を隠し、年下の冒険者たちの身の回りを世話する『メイド』として献身的に尽くしてきた彼女に突きつけられたのは、あまりに非情な追放宣告だった。
レアーヌがこれまで教育し、支えてきた若い男たちは、新しく現れた他人の物を欲しがり子悪魔メイドに骨抜きにされ、彼女を「加齢臭のする汚いおばさん」と蔑み、笑いながら追い出したのだ。
地位も、居場所も、信じていた絆も……すべてを失い、絶望する彼女の前に現れたのは、一人の美少年だった。
「僕とパーティーを組んでくれませんか? 貴方が必要なんです」
新米ながら将来の可能性を感じさせる彼は、レアーヌを「おばさん」ではなく「一人の女性」として、甘く狂おしく溺愛し始める。
一方でレアーヌという『真の支柱』を失った元パーティーは、自分たちがどれほど愚かな選択をしたかを知る由もなかった。
やがて彼らが地獄の淵で「戻ってきてくれ」と泣きついてきても、もう遅い。
レアーヌの隣には、彼女を離さないと誓った執着愛の化身が微笑んでいるのだから。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
社畜のおじさん過労で死に、異世界でダンジョンマスターと なり自由に行動し、それを脅かす人間には容赦しません。
本条蒼依
ファンタジー
山本優(やまもとまさる)45歳はブラック企業に勤め、
残業、休日出勤は当たり前で、連続出勤30日目にして
遂に過労死をしてしまい、女神に異世界転移をはたす。
そして、あまりな強大な力を得て、貴族達にその身柄を
拘束させられ、地球のように束縛をされそうになり、
町から逃げ出すところから始まる。
神スキル【絶対育成】で追放令嬢を餌付けしたら国ができた
黒崎隼人
ファンタジー
過労死した植物研究者が転生したのは、貧しい開拓村の少年アランだった。彼に与えられたのは、あらゆる植物を意のままに操る神スキル【絶対育成】だった。
そんな彼の元に、ある日、王都から追放されてきた「悪役令嬢」セラフィーナがやってくる。
「私があなたの知識となり、盾となりましょう。その代わり、この村を豊かにする力を貸してください」
前世の知識とチートスキルを持つ少年と、気高く理知的な元公爵令嬢。
二人が手を取り合った時、飢えた辺境の村は、やがて世界が羨む豊かで平和な楽園へと姿を変えていく。
辺境から始まる、農業革命ファンタジー&国家創成譚が、ここに開幕する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる