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第17話 『人狼は誰なりや?』
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遊び場
著者:ピラフドリア
第17話
『人狼は誰なりや?』
イロハは元気よく言う。
「フルーツだよね!!」
しかし、それは罠だった。
「ふふふ、イロハ。そ~れ~は~、どうかな?」
アキが悪い顔をしながら、イロハのことを見る。
「え? 何が?」
「ま、冗談なんだけどね」
「おい」
「ははは~、じゃあ、続けようか」
まぁ、それはアキの冗談だったようだ。
しかし、ここまで来るのでそこそこの時間は経った。大まかには物が固まってきたはずだ。
マホは指を立てる。
「これでかなり絞れてきた。今までのヒントで同じだとすると、あれとあれの可能性が高い」
そう、フルーツであり、赤色で丸い。そして手のひらサイズとなるとかなり絞られる。
「でも、人狼が話を合わせているという可能性もある。ここは勝負に出るタンミングだと思う」
マホの言う通りだと思う。ここまでヒントを出し合った。まだ人狼が答えに辿り着いていないとしたら、勝負に出るのはありだろう。
だが、どう動くべきか……。
「でも、どうするんだ?」
アキは首を傾げる。それにマホは答える。
「うーん。そうだなぁ、どの料理に使われているか? とか?」
そうか。その手があった。
同じフルーツでもどの料理で使われているのかとかは違う。そこから絞ることができるのだ。
「じゃあ、私が先に言うぜ。パフェだ」
最初に答えたのは、アキだ。
「…………パフェ?」
ミホは不思議そうに首を傾げた。
「あれ、ミホは違うの?」
マホが聞くと、
「…………………あ、あれか」
しばらく経ってミホは何かに気づいたようだ。
ここでタイマーがなる。投票の時間だ。
まだヒントは少ないが、ここで絞るしかない。
携帯を回して投票していく。
そして投票が終わり、中央に携帯を置いた。
「よし、投票結果は!?」
投票はミホが投票された。
しかし、ミホは違かったようだ。
「え!?」
「…………私、さくらんぼ」
ミホがなんだったのかみんなに教える。
「ふふふ、私がいちごで人狼だー!!」
人狼だったのは、アキのようだ。
しかし、そんなアキにイロハは言う。
「いや、自分が人狼だったの気づいてなかったでしょ」
「ぎく!?」
アキが人狼でいちご。村陣営はさくらんぼだったようだ。
「まぁ、アキがいちごかー。てか、なんでパフェで止まったの?」
「上に乗ってるさくらんぼ忘れてた」
アキはいちごパフェのイメージで言ったのだろう。しかし、さくらんぼであるイロハとマホには上に乗っているさくらんぼをイメージさせたようだ。
しかし、ミホは上に乗っているのを忘れていたようだ。
著者:ピラフドリア
第17話
『人狼は誰なりや?』
イロハは元気よく言う。
「フルーツだよね!!」
しかし、それは罠だった。
「ふふふ、イロハ。そ~れ~は~、どうかな?」
アキが悪い顔をしながら、イロハのことを見る。
「え? 何が?」
「ま、冗談なんだけどね」
「おい」
「ははは~、じゃあ、続けようか」
まぁ、それはアキの冗談だったようだ。
しかし、ここまで来るのでそこそこの時間は経った。大まかには物が固まってきたはずだ。
マホは指を立てる。
「これでかなり絞れてきた。今までのヒントで同じだとすると、あれとあれの可能性が高い」
そう、フルーツであり、赤色で丸い。そして手のひらサイズとなるとかなり絞られる。
「でも、人狼が話を合わせているという可能性もある。ここは勝負に出るタンミングだと思う」
マホの言う通りだと思う。ここまでヒントを出し合った。まだ人狼が答えに辿り着いていないとしたら、勝負に出るのはありだろう。
だが、どう動くべきか……。
「でも、どうするんだ?」
アキは首を傾げる。それにマホは答える。
「うーん。そうだなぁ、どの料理に使われているか? とか?」
そうか。その手があった。
同じフルーツでもどの料理で使われているのかとかは違う。そこから絞ることができるのだ。
「じゃあ、私が先に言うぜ。パフェだ」
最初に答えたのは、アキだ。
「…………パフェ?」
ミホは不思議そうに首を傾げた。
「あれ、ミホは違うの?」
マホが聞くと、
「…………………あ、あれか」
しばらく経ってミホは何かに気づいたようだ。
ここでタイマーがなる。投票の時間だ。
まだヒントは少ないが、ここで絞るしかない。
携帯を回して投票していく。
そして投票が終わり、中央に携帯を置いた。
「よし、投票結果は!?」
投票はミホが投票された。
しかし、ミホは違かったようだ。
「え!?」
「…………私、さくらんぼ」
ミホがなんだったのかみんなに教える。
「ふふふ、私がいちごで人狼だー!!」
人狼だったのは、アキのようだ。
しかし、そんなアキにイロハは言う。
「いや、自分が人狼だったの気づいてなかったでしょ」
「ぎく!?」
アキが人狼でいちご。村陣営はさくらんぼだったようだ。
「まぁ、アキがいちごかー。てか、なんでパフェで止まったの?」
「上に乗ってるさくらんぼ忘れてた」
アキはいちごパフェのイメージで言ったのだろう。しかし、さくらんぼであるイロハとマホには上に乗っているさくらんぼをイメージさせたようだ。
しかし、ミホは上に乗っているのを忘れていたようだ。
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