森と花の国の王子

あーす。

文字の大きさ
137 / 418
誘拐されたレジィリアンス

過酷な 調教 その1

しおりを挟む
 レジィリアンスは口の中に押し込まれた、生臭い男の一物が。
蕾の奥に挿入された棒を動かされる度、仰け反り無言で喘ぐ度、固く。
大きくなるのを感じた。

やがて頭頂部の髪を掴まれ、激しく口の中で抜き差しし始める。
「ぐ…ふっ…!!!
ぐ…っ!」

苦しくて…気持ち悪くて、必死でもがくけど…。
鎖で上に吊り上げられた腕は、下がらなかった。

「ぐっ…!!!」

口の中に…苦い、どろりとした液が滴る。
やっと、男は口の中からそれを引き出し、レジィリアンスは激しく咳き込んだ。

「ぐっ!
けほっ!けほけほっ…けっほん!!!」

口の端にどろりと液が垂れ、レジィは口の中から吐き出そうと、顔を下げた時。
また髪を掴まれ、顔を上げさせられる。

「吐き出すな。
飲むんだ」

レジィはかっ!!!と目を見開く。
が背後。
蕾に突き刺された棒を、ぐっ!!!と押し込まれ、レジィは身を跳ね上げた。

「ああっ!!!」

男はレジィが仰け反りながら、口の中から液をまき散らす様を見て、鼻を鳴らす。
「…ふん…。
もっと聞き分け良く、しないとダメか…」

男が部屋の隅、暗がりへと行くと、紐を引く。
間もなく扉が開き、二人の男が入って来た。

「随分甘やかされた、御姫様だ。
身の程を思い知るよう、可愛がってやれ」

男達は無言で頷くと、レジィの両横に膝を付く。

顔を下げていたレジィは、髪を掴まれ顔を上げさせられ…。
強引に口づけられて、目を見開く。
ぬめった舌が入り込み、気持ち悪さと息苦しさに呻こうとする。
が、男の手がはだけた胸のシャツの間に入り込み、手が素肌を這い始める。
もう一人の男は短剣を取り出すと、レジィのシャツや衣服を切り裂き始めた。

「ぃ…う…んっ!!!」

乳首をきつく抓られ、レジィは身を跳ね上げる。
同時に、蕾に突き刺された棒が激しく動き始め、身がどくん!!!
と大きく跳ねた。

「…勃ってるな…。
よっぽど…ここがイイか?」

短剣で衣服を切り裂いた男が、言いながら露わになった白い胸に顔を寄せる。
次の瞬間、もう片方の乳首に噛みつかれ、レジィは痛み混じりに激しく感じ、身を捩った。

けれど髪を掴まれたまま、口づけを外す事が出来ず、舌は口腔内で暴虐武人にくねり続ける。

「んん…っ!!!」

一番愛撫して欲しい、男の印は触れて貰えず、レジィは必死で肩を揺すって身もがいた。

やっと男が、舌を口から抜き、口づけから解放された時。
レジィは体が火照りきって、息苦しくて…意識が遠のいた。

けれど…。
激しい刺激を短期間に受け、股間は張り詰め、じんじんと辛く…。
遠ざかりかけた意識が、引き戻される。

「…っく…っ」

「よほど、ヨかったんだな?
滴らせてるぜ…」
「触れて欲しいか?
…なら、勃たせろ」

口づけしてた男は立ち上がると、レジィの目前で股間を開く。

揺れる一物を目前に突き出され、レジィは目を見開いた。

「ぃやっ!!!
や…っ!!!
止めて!!!」

激しく身もがくが、吊り上げられた腕は縛られたまま降ろせず。
後腔を幾度も棒で突かれ、レジィは腰を突き出す。

「…イかせるな。
自分から咥えなきゃ、お仕置きしないとな」

目前で男の萎えた一物が、グロテスクに揺れ続ける。
レジィは目前に突き出されたそれから、顔を背けた。
が、もう一人の男は短剣を床に置くと、何かをポケットから取り出し…。
それをレジィの、誇張した男の印の、根元に通す。

固いけれど、ぐにゃりとした感触。
太いゴムのようだった。

が、ギリ!!!と引かれ、きつく喰い込む。

「やぁっ!!!」

根元が締め付けられ、レジィは唇を噛んだ。

「…ちゃんと舐め上げたら…ご褒美に外してやるぜ…」

耳元で、下卑た声で囁かれ、レジィリアンスは唇を噛む。
けれど容赦無く、後腔に突き刺された棒が動く。

「あ…んっ!」

感じた声を上げ、仰け反ると。
男達は笑う。

「…どうした?
まだ…我慢出来るのか?」

蕾の奥深くを抉る棒は、小刻みに動いたかと思うと、激しく感じる場所を突き刺し続けた。

「ああっ!!!
あんっ…!!!」

刺激されればされるほど…きつくとどめられた、男の印が辛い…。

「…可愛い一物が、ヨダレ垂らしてるぜ?
イきたいんだろう?」

けれどレジィは唇を噛んで、首を横に振る。

「…強情な御姫様だ…。
可愛い顔に似合わず、結構根性座ってるな?」
「感心してる場合か。
さっさともっと、追い詰めろ」

背後の男が更に棒を動かす。

「ぃ…ああっ!!!」

レジィは飛び上がらんばかりの刺激に、身を跳ね上げ…。
そして、気絶した。

「…ちっ…。
気を失ってるぜ?」
「…お頭はああ言ったが…。
少しは薬使わないと、調教できないぜ?」
「…だな」

男達の声が遠くに…朧に聞こえ、レジィは消えて行く意識の中。
高い上空を舞う鷹が、旋回しながら自分を見つめてるイメージが瞼の奥に浮かび上がるのを見た。

遙か上空。
けれどくっきりと明るく鋭い、緑の瞳。

凄くきつく輝くのに…レジはたった一つの、希望のようにその鷹を見つめた。

見返す鷹の、明るい緑の瞳は、少し悲しげに曇った。

ふっ…とレジィは完全に意識を消し、暗黒の眠りに落ちて行った。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

完成した犬は新たな地獄が待つ飼育部屋へと連れ戻される

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

捜査員達は木馬の上で過敏な反応を見せる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

少年探偵は恥部を徹底的に調べあげられる

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

処理中です...