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記憶を無くしたレジィリアンス
エウロペの介抱
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エリューンが寝台に手を付き、身を起こす。
「…あれ?
やっぱ尻、痛い………」
身を起こしかけ、片膝付いて起き上がろうとした姿勢のまま、固まる。
きっっっ!
とデルデに振り向くと
「あんた、突っ込んだ?!」
と叫ぶ。
デルデは内心狼狽えまくった。
が、百戦錬磨の彼は、妖艶に笑った。
「だって君が、望んだろう?」
エリューンはその途端、頭の中が疑問符だらけになって、固まる。
「…俺……の方…から…言っ…た?」
デルデだって記憶が不確かなのに、言い切った。
「覚えて無いの?
第一私の方から君に迫ったりしてたら。
今頃顔に、殴られた痣が残ってる」
エリューンがまた、琥珀の瞳を見開いたまま、固まる。
「…覚えて無い………」
デルデは演技、し倒した。
「それは、残念だ…。
君もまんざらじゃない様子だったのに」
「????????」
デルデもほぼ、覚えて無くて。
横に誰かいる時、寝ぼけ眼で行った時同様。
とても気持ち良かった感覚しか無くて。
それでも覚えてる風を装い、言い切った。
「君も気持ち良さそうに、私の手の中で放ってた」
エリューンはデルデに、塗れた粘液の手の平を見せられ、異論を唱えたかったけど…。
デルデの手に握られた感触が蘇り、言葉が出なかった。
デルデはさっさとガウンを引き寄せ、立ち上がって着たけれど。
エリューンは寝台に腰掛け、シャツのボタンを止めながら、まだ
「???」
と無言。
ズボンとブーツを履き、立ち上がりかけて…ヨロめいた。
デルデが咄嗟、腕を掴んで支える。
「…大丈夫?」
「…尻の奥が、痛い」
デルデは無言で、頷いた。
その後、尋ねた。
「エウロペ、薬草持ってるかな?」
エリューンに顔を上げて睨まれ、デルデは小声で囁いた。
「…私が貰いに行くと、君に使うと言わなくても。
エウロペは直ぐ察して、問い正して来ると思う」
エリューンも頷くと
「私が自分で!
貰います!」
と言い切った。
でも戸口に歩きながら、蹌踉めきまくるエリューンを見、デルデはため息吐いた。
「座ってて。
エウロペ、呼んで来るから」
エリューンは結局扉に辿り着く前に寝台に促され、仕方無しに腰下ろす。
間もなく、デルデがエウロペを連れて、部屋にやって来た。
エウロペは目を見開いたまま、尋ねる。
「…覚えて無いそうなんだけど」
エリューンが頷く。
エウロペは横に立つ、自分より背が高く、腕組みしてるデルデを見上げる。
「君の記憶も、朧なの?」
デルデは頷く。
「夢だと思ってた」
エウロペは首捻り、サイドテーブルのボトルを取り上げる。
「…これって…解熱剤として飲む酒で…確か幻覚作用もある、かなり強い酒だよね?」
エリューンもデルデも、呆然としてエウロペの手に握られた、ボトルを見る。
「…こんなの飲んじゃ…無理無いか。
服着たの?
悪いけど、お尻出して」
デルデは流石に青年にそれは…。
と、思ったけど、エリューンは素直に腰浮かし、ズボンをまくる。
「寝台に乗って」
エウロペに言われたまま、寝台に乗ってお尻を突き出す。
エウロペは持って来た練り薬を薬草を巻いたものに塗りつけ、エリューンの蕾に挿入しようとし…。
蕾が白濁液で、汚れてるのを見て
「中で出した?
もしかして」
と今だ扉の横に腕組みして立つ、デルデに振り向き、尋ねる。
デルデが項垂れるので、ため息吐くと別の布に酒を浸し、それを指に巻き付け、中の液を掻き出し始めた。
「…っ!」
「…ここがちょっと、傷付いてるかな?」
ひとしきり掻き出した後。
薬草を巻いた物を挿入する。
「…これで動いても、痛まないと思うけど。
立ってみて」
エリューンはズボンをたくしあげ、ボタンを止めて寝台から出る。
「…ええ、痛みません」
「痛み出したら言って。
薬草変えるから」
エリューンは頷く。
エウロペは部屋を出ようとして、扉の横で腕組みして立つデルデが、目を見開いていたので言い訳た。
「エリューンはしょっ中、傷を作ってたので。
毎度私が手当し、慣れてる」
「例え傷口が、お尻の穴でも?」
デルデに呆けて尋ねられ、エウロペは頷く。
「高熱を出した時は、いつも座薬を入れてたから」
デルデはため息と共に顔を下げ、大きく頷いた。
自分と、試そうと言った時も。
躊躇いもせず脱いだのは…その習慣のせいと、納得出来て。
エウロペが部屋を出た後。
エリューンも横を通ったけど。
やっぱりどっか、艶めいて見えて…。
デルデは視線をエリューンの横顔に吸い付けた。
けれどエリューンに振り向かれ、睨まれかけて、自重した。
廊下で
「話を聞いた方がいい?」
と尋ねるエウロペの声の後、エリューンの
「覚えて無いのに、聞いて貰う事ってあります?」
と返事が聞こえ、エウロペの深いため息を聞いた後。
デルデも同様、深いため息を吐き出した。
「…あれ?
やっぱ尻、痛い………」
身を起こしかけ、片膝付いて起き上がろうとした姿勢のまま、固まる。
きっっっ!
とデルデに振り向くと
「あんた、突っ込んだ?!」
と叫ぶ。
デルデは内心狼狽えまくった。
が、百戦錬磨の彼は、妖艶に笑った。
「だって君が、望んだろう?」
エリューンはその途端、頭の中が疑問符だらけになって、固まる。
「…俺……の方…から…言っ…た?」
デルデだって記憶が不確かなのに、言い切った。
「覚えて無いの?
第一私の方から君に迫ったりしてたら。
今頃顔に、殴られた痣が残ってる」
エリューンがまた、琥珀の瞳を見開いたまま、固まる。
「…覚えて無い………」
デルデは演技、し倒した。
「それは、残念だ…。
君もまんざらじゃない様子だったのに」
「????????」
デルデもほぼ、覚えて無くて。
横に誰かいる時、寝ぼけ眼で行った時同様。
とても気持ち良かった感覚しか無くて。
それでも覚えてる風を装い、言い切った。
「君も気持ち良さそうに、私の手の中で放ってた」
エリューンはデルデに、塗れた粘液の手の平を見せられ、異論を唱えたかったけど…。
デルデの手に握られた感触が蘇り、言葉が出なかった。
デルデはさっさとガウンを引き寄せ、立ち上がって着たけれど。
エリューンは寝台に腰掛け、シャツのボタンを止めながら、まだ
「???」
と無言。
ズボンとブーツを履き、立ち上がりかけて…ヨロめいた。
デルデが咄嗟、腕を掴んで支える。
「…大丈夫?」
「…尻の奥が、痛い」
デルデは無言で、頷いた。
その後、尋ねた。
「エウロペ、薬草持ってるかな?」
エリューンに顔を上げて睨まれ、デルデは小声で囁いた。
「…私が貰いに行くと、君に使うと言わなくても。
エウロペは直ぐ察して、問い正して来ると思う」
エリューンも頷くと
「私が自分で!
貰います!」
と言い切った。
でも戸口に歩きながら、蹌踉めきまくるエリューンを見、デルデはため息吐いた。
「座ってて。
エウロペ、呼んで来るから」
エリューンは結局扉に辿り着く前に寝台に促され、仕方無しに腰下ろす。
間もなく、デルデがエウロペを連れて、部屋にやって来た。
エウロペは目を見開いたまま、尋ねる。
「…覚えて無いそうなんだけど」
エリューンが頷く。
エウロペは横に立つ、自分より背が高く、腕組みしてるデルデを見上げる。
「君の記憶も、朧なの?」
デルデは頷く。
「夢だと思ってた」
エウロペは首捻り、サイドテーブルのボトルを取り上げる。
「…これって…解熱剤として飲む酒で…確か幻覚作用もある、かなり強い酒だよね?」
エリューンもデルデも、呆然としてエウロペの手に握られた、ボトルを見る。
「…こんなの飲んじゃ…無理無いか。
服着たの?
悪いけど、お尻出して」
デルデは流石に青年にそれは…。
と、思ったけど、エリューンは素直に腰浮かし、ズボンをまくる。
「寝台に乗って」
エウロペに言われたまま、寝台に乗ってお尻を突き出す。
エウロペは持って来た練り薬を薬草を巻いたものに塗りつけ、エリューンの蕾に挿入しようとし…。
蕾が白濁液で、汚れてるのを見て
「中で出した?
もしかして」
と今だ扉の横に腕組みして立つ、デルデに振り向き、尋ねる。
デルデが項垂れるので、ため息吐くと別の布に酒を浸し、それを指に巻き付け、中の液を掻き出し始めた。
「…っ!」
「…ここがちょっと、傷付いてるかな?」
ひとしきり掻き出した後。
薬草を巻いた物を挿入する。
「…これで動いても、痛まないと思うけど。
立ってみて」
エリューンはズボンをたくしあげ、ボタンを止めて寝台から出る。
「…ええ、痛みません」
「痛み出したら言って。
薬草変えるから」
エリューンは頷く。
エウロペは部屋を出ようとして、扉の横で腕組みして立つデルデが、目を見開いていたので言い訳た。
「エリューンはしょっ中、傷を作ってたので。
毎度私が手当し、慣れてる」
「例え傷口が、お尻の穴でも?」
デルデに呆けて尋ねられ、エウロペは頷く。
「高熱を出した時は、いつも座薬を入れてたから」
デルデはため息と共に顔を下げ、大きく頷いた。
自分と、試そうと言った時も。
躊躇いもせず脱いだのは…その習慣のせいと、納得出来て。
エウロペが部屋を出た後。
エリューンも横を通ったけど。
やっぱりどっか、艶めいて見えて…。
デルデは視線をエリューンの横顔に吸い付けた。
けれどエリューンに振り向かれ、睨まれかけて、自重した。
廊下で
「話を聞いた方がいい?」
と尋ねるエウロペの声の後、エリューンの
「覚えて無いのに、聞いて貰う事ってあります?」
と返事が聞こえ、エウロペの深いため息を聞いた後。
デルデも同様、深いため息を吐き出した。
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