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ゲーム開始 3
しおりを挟むやっと…女が帰った!
ギュンターが寝室から出て来るっ!
しかもっ!
椅子に座ってる俺の前に立ち
「シたいのか?」
とさりげなく、格好良く聞く。
うーんいい男過ぎて目が♡になって、言葉が出ない。
女達が思わずしなだれかかっちゃう気持ち、解りまくり♡
腕を引かれ、立ち上がってギュンターの胸に抱きしめられちゃうと、胸がきゅんきゅん。
ああ、ギュンターの体温♡
このまま浸っていたい…。
けれど。
くい。と顎を上げられ、顔が…綺麗な顔が近づいて来るっ!
唇に唇が、微かに触れた、だけで、くらっ!
唇で唇を包み込まれると、膝の力が抜けるっ!
『経験値、2じゃ、無理無いわよね…』
賢者の声。
ギュンターは難なく、くたっ。とギュンターにしがみつく俺の脇に腕を入れて、引き上げてくれて…。
けど少し、気遣うように囁く。
「…挿入(い)れない方がいいな。
まだ、痛むんだろう?」
って言うから、俺は言葉が出ない。
「(どどど、こういう場合、どうするのっ?!)」
賢者が喚く。
『あんたが行動した、後は批判できるけど!
あくまで、あんたがゲームの主導だから!』
「(忠告ナシ?!
せ…せめて、ヒントっ!)」
“ともかく、挿入ナイと経験値も上がんないっ!”
レイデンの叫びに頭の中で叫び返す。
「(それがヒントっ?!)」
「…でも俺…ずっと…目の前で見てて…。
もう、お尻の奥が疼いて…辛いんです…。
薬が効いてきて、痛みは減りました。
だから…」
と言って、うるうるした瞳で見上げてみる。
がしかし。
ギュンターは微笑む。
「無茶しなくても…指でも疼きは押さえられる」
俺は焦りまくった。
「(ゆ…指だと経験値はっ?!)」
“上がっても、0.5”
“…ぐっ………”
俺。
こんな美形とシた事無くて、顔見た・だけでテンション上がりまくって、脳みそ働かない。
ともかく…。
ギュンターに寝室に連れて行かれ、また俯せにされて、お尻ペロン。とめくられ、触診…。
なんだけど。
指が…挿入(はい)って動く、度に、体が火照る…。
やっぱ、頭皮マッサージの時も思ったけど。
ギュンターの指の動きって凄い…。
程無く。
俺のタケノコがどんどんおっきくなって行って…。
とうとう
「あんっ!」
って、感じて仰け反ってしまった………。
ギュンターは俯せてる俺の肩を引き、横向かせると、今度は前。
俺の、勃ち上がったタケノコを取り出し、やんわり…握ってくれるんだけど、お尻の指は動いたまま。
だからもうそれ、ダケで気持ち良くなって…。
タケノコを快感に導いてくれるギュンターの腕にしがみついて…また、声を上げていた。
「あ…んっ…!」
甘く喘ぐんだけど…。
俺の色香で、ギュンターがケダモノになって俺を襲ってくれそうな、気配もナイ…。
そうこうしてる間に、俺、気持ち良すぎて…。
俺に覆い被さって愛撫してくれてる、ギュンターの腕にしがみついたまま…イっちゃいました…。
挿入(い)されてナイけど、もうすんごく、気持ち良かった………。
『全然ダメよね…』
賢者の声の後、レイデンの声も響いた。
“これじゃいつまで経っても、ゲームクリア出来ないよ…”
けど俺は満足し切って、一度離れて手を拭いたギュンターが、横に腰掛けてくれた時。
ギュンターにしがみついて体を起こし、両腕をギュンターの首に巻き付けて…感謝の、キスをしてしまった。
ギュンターの唇ってば、秘やかで爽やかな吐息で、もう二度も三度も、顔の角度傾けてキスを繰り返してしまった…。
けどその後。
「動けそうか?」と聞かれ、頷いた俺が馬鹿だった。
「剣が強く、なりたいんだよな?」
と聞かれて、また、頷く。
腕を引かれて起き上がり、居間に連れて来られると、剣を手渡され。
柄の握り方を教わり。
そして振り方も。
「痛まない程度に、振ってろ」
そう言ってギュンターは戸口へ。
「どこへ…?」
と聞くと
「用事だ」
そう言って…扉が閉まる。
俺は二度、剣を振った後、聞いた。
「(結局、俺の経験値って…)」
『普通だったらここで、もう4になってる筈だけど』
賢者の後に、レイデンが言った。
“2.5”
俺は、がっくり…と項垂れた。
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