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屈辱の儀式
4 屈辱の時 レオ
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やっと14に成って…ファオンは《勇敢なる者》の選抜を受ける資格を得た。
二つ上の兄、キリアンは南の尾根の《勇敢なる者》。
五つ上のファーレーンは東の尾根の。
だから絶対北の尾根の《勇敢なる者》になると…。
父に決意を告げたのに…。
ファオンは項垂れきった。
ここに、新たな《勇敢なる者》として、彼らの一員として、並びたかった。
なのに選出されたのは、抱かれる者…!!!
赤毛のレオが長い髪をばさり。と振って振り向く。
瞳は明るいブルーだったが、射るように輝く。
背が高く、上半身裸。
広い肩幅で筋肉は隆々。
胸板も厚く、腕も太く…。
ファオンはあまりの逞しさに目を見張る。
低い、ライオンの咆吼のような声。
「初めの儀式だ。
まずは全員で抱く」
レオと同じくらい分厚い筋肉のファルコンは、真っ直ぐのサラリとした銀髪を背に滑らせて、ファオンを見つめる。
アランは少し表情を引き締め、アリオンはいつもの無表情。
シーリーンはむっ。とした顔をしていた。
一番嫌いな、意地悪なリチャード。
この中にリチャードがいる事が、ファオンはたまらなかった。
いつもいつも、意地悪をされた。
ほんの、子供の頃。
幼かった頃ファオンは、あまりにも綺麗で可愛かった。
だから子供の集会に初めて行った時、女の子と間違えられていた。
リチャードはその事を虐めた。
「女みたいな女々しい奴」
そう言って。
好きな時に、好きなようにされる…。
この先、意地悪なリチャードに、どんな酷いことをされるか解らない…。
その時、いつも優しかったアランが、やって来て腕を引く。
「…覚悟しとけ。
皆、ケダモノだから」
ファオンがその、懐かしい顔にほっとしたのは一瞬だけ。
アランの瞳は冷たく、腕を引かれて中央に引き出され、床に敷かれた毛皮の上に、突き倒されて仰向けに転がった。
「!」
直ぐに右からレオがのし掛かり、顔を寄せて口付けて来る。
左の衣服が退けられ、左の乳首をファルコンが激しく歯を立てた後、吸い付いた。
「っ!」
右足。
左足も掴まれ、持ち上げられて開かされる。
双丘を掴まれ、その間の蕾に、指が差し入れられた。
「んっ…んっ!」
右の乳首にアランが舌を這わす。
ファルコンと違って、優しかった。
右足と左足を両側から引かれて開かされ、足を持ち上げられた時、レオが顔から身を起こしていく。
ファオンはそれでも腕を振ろうとしたけれど、アランとファルコンに掴まれ、自由に出来ない。
股間にレオの、赤毛が見える。
両方の腿を掴まれたと思うと、指が一瞬入った蕾に、一気に太いそれが突き刺さる。
「…っ!う゛っ!あ!」
ずずずっ!
太い…太いレオのものに押し開かれ、凄い圧迫感でファオンの息は止まりそう…。
手足を振るが、四肢は全部掴まれ、どこにも逃げ場がない。
「ああ…あああああっ!!!」
叫ぶけれど、レオのものは容赦無く突き刺して揺さぶる。
「あ…あ…あっ!!!」
痛みと…息が止まりそうな苦しさ。
必死でもがく。
けれど四肢を掴まえる誰一人として、助けてくれる者はいいない。
ずっ!ずっ!ずっ!
やがてぬちゃっ!ぬちゃっ!
と卑猥な音と共に、抜き差しはどんどん早くなって行く。
「っ!っ!っ!う……………」
耐えきれなくて、ファオンは必死で首を横に振って、泣く。
助けて…!
四肢は千切れそうに感じた。
入れられた場所は引き裂かれてるみたいに。
涙が次々沸いて来る。
けれどファオンと親しかった、アラン。
アリオン。
シーリーンですら、暴れる手足を掴まえ、放さない。
「ああっ!」
千切れるんじゃないか。
そう思う程激しく突かれた後、レオは引き抜いて、ファオンは肩を上げ下げして息を吐き出す。
涙が頬を伝い行くのを感じた。
二つ上の兄、キリアンは南の尾根の《勇敢なる者》。
五つ上のファーレーンは東の尾根の。
だから絶対北の尾根の《勇敢なる者》になると…。
父に決意を告げたのに…。
ファオンは項垂れきった。
ここに、新たな《勇敢なる者》として、彼らの一員として、並びたかった。
なのに選出されたのは、抱かれる者…!!!
赤毛のレオが長い髪をばさり。と振って振り向く。
瞳は明るいブルーだったが、射るように輝く。
背が高く、上半身裸。
広い肩幅で筋肉は隆々。
胸板も厚く、腕も太く…。
ファオンはあまりの逞しさに目を見張る。
低い、ライオンの咆吼のような声。
「初めの儀式だ。
まずは全員で抱く」
レオと同じくらい分厚い筋肉のファルコンは、真っ直ぐのサラリとした銀髪を背に滑らせて、ファオンを見つめる。
アランは少し表情を引き締め、アリオンはいつもの無表情。
シーリーンはむっ。とした顔をしていた。
一番嫌いな、意地悪なリチャード。
この中にリチャードがいる事が、ファオンはたまらなかった。
いつもいつも、意地悪をされた。
ほんの、子供の頃。
幼かった頃ファオンは、あまりにも綺麗で可愛かった。
だから子供の集会に初めて行った時、女の子と間違えられていた。
リチャードはその事を虐めた。
「女みたいな女々しい奴」
そう言って。
好きな時に、好きなようにされる…。
この先、意地悪なリチャードに、どんな酷いことをされるか解らない…。
その時、いつも優しかったアランが、やって来て腕を引く。
「…覚悟しとけ。
皆、ケダモノだから」
ファオンがその、懐かしい顔にほっとしたのは一瞬だけ。
アランの瞳は冷たく、腕を引かれて中央に引き出され、床に敷かれた毛皮の上に、突き倒されて仰向けに転がった。
「!」
直ぐに右からレオがのし掛かり、顔を寄せて口付けて来る。
左の衣服が退けられ、左の乳首をファルコンが激しく歯を立てた後、吸い付いた。
「っ!」
右足。
左足も掴まれ、持ち上げられて開かされる。
双丘を掴まれ、その間の蕾に、指が差し入れられた。
「んっ…んっ!」
右の乳首にアランが舌を這わす。
ファルコンと違って、優しかった。
右足と左足を両側から引かれて開かされ、足を持ち上げられた時、レオが顔から身を起こしていく。
ファオンはそれでも腕を振ろうとしたけれど、アランとファルコンに掴まれ、自由に出来ない。
股間にレオの、赤毛が見える。
両方の腿を掴まれたと思うと、指が一瞬入った蕾に、一気に太いそれが突き刺さる。
「…っ!う゛っ!あ!」
ずずずっ!
太い…太いレオのものに押し開かれ、凄い圧迫感でファオンの息は止まりそう…。
手足を振るが、四肢は全部掴まれ、どこにも逃げ場がない。
「ああ…あああああっ!!!」
叫ぶけれど、レオのものは容赦無く突き刺して揺さぶる。
「あ…あ…あっ!!!」
痛みと…息が止まりそうな苦しさ。
必死でもがく。
けれど四肢を掴まえる誰一人として、助けてくれる者はいいない。
ずっ!ずっ!ずっ!
やがてぬちゃっ!ぬちゃっ!
と卑猥な音と共に、抜き差しはどんどん早くなって行く。
「っ!っ!っ!う……………」
耐えきれなくて、ファオンは必死で首を横に振って、泣く。
助けて…!
四肢は千切れそうに感じた。
入れられた場所は引き裂かれてるみたいに。
涙が次々沸いて来る。
けれどファオンと親しかった、アラン。
アリオン。
シーリーンですら、暴れる手足を掴まえ、放さない。
「ああっ!」
千切れるんじゃないか。
そう思う程激しく突かれた後、レオは引き抜いて、ファオンは肩を上げ下げして息を吐き出す。
涙が頬を伝い行くのを感じた。
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