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行ってみたいな!あちこちへ
66 転移実験
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まだペンダントはできてないから、庭の土から取り出した銀で鱗を縁取って作ったペンダントをお守りにと渡した。俺はデザインセンスがアレなので縁取りをして革ひもを通す輪を付けただけのもの。魔術的な加工はなんにもできない…
更にティスに魔力の糸を繋ぎたかったけど、それに魔力を使ってしまって転移できないと困るので止めた。
きっとお守りが守ってくれる!!
…微妙なご利益みたいだけど。
とか考えてたらものすごく濃厚なキスを送られて腰が抜けた。連れて行きたい、じゃないでしょ。
呆れたストゥに引き離されて追い出されるティス。
「まったく、しょうがねぇな。」
「俺が転移できるようになったから、日本に帰っちゃうんじゃないかって不安みたい。」
「まぁ、その気持は分からんでも無いが…」
「ぜったい帰らないよ?」
「そうだな。タケルがオレ達を悲しませる訳ないよな。」
子供抱っこでリビングに運ばれながらそんな話をした。
「置き土産か?」
と半勃ちの股間を撫でられた。これくらいならすぐ治まるから放置して下さい!
「そうだ、これ食べて見て。」
俺は作っておいたラムレーズンアイスを出した。こっちの人達はかなりお酒を飲むからラムレーズンは好きだと思う。俺も味は好きだけど、たくさんは食べられない。
…樹に止められてたから。
俺、何かやったのかな?
ストゥは今まで食べた中で一番美味いと言ってくれた。
朝のスマホチェック。
樹からまた報告が。
〈プリント完了。宝くじは1種類ごとに儲けが出るようだ。同じスクラッチはハズレ、別のスクラッチは\200のを1枚買って\2,000当たり。スポーツクジはハズレ。〉
【おれ告白された!】
【前から気になってた子だから即OKだぜ!】
〈凪から告ればもっと早かったのにな。〉
【…自信なくて…】
〈いや、あの子バレバレだったろ?〉
【嘘だぁ。なんか目につくな、って程度だったろ?】
〈お前の視界に入るためにダッシュして先回りしてた。〉
【えぇっ!?おれそんなに愛されてたの?】
相変わらずの凪と樹。写真を取り寄せ、メッセージを送信。
《良かったね、凪。》
《樹、プリントありがとう!》
この時間は2人とも学校かな?
「ストゥ、写真できたよ。これなら使えるね。」
「大きいのも部屋に飾ってあるぞ。」
「恥ずかしいよ!」
「今夜はオレの部屋で寝るか?」
そう言えば2人の部屋って全然使ってない。
「そうしようか。」
次のフレーバー用にバニラアイスを仕込む。昨日買ってきた果物でフルーツソース、砂糖と牛乳でキャラメルソース。
フルーツシャーベット、ミルクシャーベット、果実酒のシャーベット。
アイスはこれくらいあれば良いよね。
料理用にコルを採りに行きたいな。
「ねえ、コルを採りに行きたいんだけど、良い?」
「良いぞ。なら馬を借りに行くか。」
「転移で行こう。少しずつにするし、ストゥがそばにいてくれれば大丈夫でしょう?」
「オレじゃ魔力を分けてやれないぞ…」
「短距離にするから。ね?」
「無理しないな?」
「うん!」
荷物を準備が終わってもチビが帰って来ない。まあ、繋がってるから大丈夫だろう。念のため糸を出している指を口元に添えて
「チビ、お出かけするからね。」
と言うと、くいくいと引っ張られる感覚があった。了解と言う事だろう。
荷物を持ってまずは町の外へ転移する。大丈夫そう。次は宿場町の手前の野営地に転移。問題ない。次の宿場町の先の野営地に転移。少し疲れた…かな?
「こんなに連続で転移して大丈夫か?」
「うん、ほんの少し疲れたけど、青龍の鱗を凪達の所に送った時の方が疲れたよ。でもここから先はすぐだから。」
コルの群生地を思い浮かべて転移!
目的地に無事到着。
「…どうだ?」
「うん、大丈夫。2~3時間歩いたくらいの疲れかな?」
「そうか。じゃあその辺で休んでいろ。チビとの繋がりは?」
「そっちも平気。」
でも遠いから不安になってないかな?糸に向かって話しかけてみる。
「俺はここにいるよ。」
一瞬グイッと引っ張られる感じがして、しゅるしゅると早送りで巻き戻しているような感じだ。急いで飛んできてるのかな?
チビを思い浮かべながらここへ、と祈ると突如空中に現れたチビが猛スピードで突っ込んで来た。
ガツッ!
見事に頭と頭をごっつんこ。飛び散る火花。俺もチビも、そのまま気を失った。
更にティスに魔力の糸を繋ぎたかったけど、それに魔力を使ってしまって転移できないと困るので止めた。
きっとお守りが守ってくれる!!
…微妙なご利益みたいだけど。
とか考えてたらものすごく濃厚なキスを送られて腰が抜けた。連れて行きたい、じゃないでしょ。
呆れたストゥに引き離されて追い出されるティス。
「まったく、しょうがねぇな。」
「俺が転移できるようになったから、日本に帰っちゃうんじゃないかって不安みたい。」
「まぁ、その気持は分からんでも無いが…」
「ぜったい帰らないよ?」
「そうだな。タケルがオレ達を悲しませる訳ないよな。」
子供抱っこでリビングに運ばれながらそんな話をした。
「置き土産か?」
と半勃ちの股間を撫でられた。これくらいならすぐ治まるから放置して下さい!
「そうだ、これ食べて見て。」
俺は作っておいたラムレーズンアイスを出した。こっちの人達はかなりお酒を飲むからラムレーズンは好きだと思う。俺も味は好きだけど、たくさんは食べられない。
…樹に止められてたから。
俺、何かやったのかな?
ストゥは今まで食べた中で一番美味いと言ってくれた。
朝のスマホチェック。
樹からまた報告が。
〈プリント完了。宝くじは1種類ごとに儲けが出るようだ。同じスクラッチはハズレ、別のスクラッチは\200のを1枚買って\2,000当たり。スポーツクジはハズレ。〉
【おれ告白された!】
【前から気になってた子だから即OKだぜ!】
〈凪から告ればもっと早かったのにな。〉
【…自信なくて…】
〈いや、あの子バレバレだったろ?〉
【嘘だぁ。なんか目につくな、って程度だったろ?】
〈お前の視界に入るためにダッシュして先回りしてた。〉
【えぇっ!?おれそんなに愛されてたの?】
相変わらずの凪と樹。写真を取り寄せ、メッセージを送信。
《良かったね、凪。》
《樹、プリントありがとう!》
この時間は2人とも学校かな?
「ストゥ、写真できたよ。これなら使えるね。」
「大きいのも部屋に飾ってあるぞ。」
「恥ずかしいよ!」
「今夜はオレの部屋で寝るか?」
そう言えば2人の部屋って全然使ってない。
「そうしようか。」
次のフレーバー用にバニラアイスを仕込む。昨日買ってきた果物でフルーツソース、砂糖と牛乳でキャラメルソース。
フルーツシャーベット、ミルクシャーベット、果実酒のシャーベット。
アイスはこれくらいあれば良いよね。
料理用にコルを採りに行きたいな。
「ねえ、コルを採りに行きたいんだけど、良い?」
「良いぞ。なら馬を借りに行くか。」
「転移で行こう。少しずつにするし、ストゥがそばにいてくれれば大丈夫でしょう?」
「オレじゃ魔力を分けてやれないぞ…」
「短距離にするから。ね?」
「無理しないな?」
「うん!」
荷物を準備が終わってもチビが帰って来ない。まあ、繋がってるから大丈夫だろう。念のため糸を出している指を口元に添えて
「チビ、お出かけするからね。」
と言うと、くいくいと引っ張られる感覚があった。了解と言う事だろう。
荷物を持ってまずは町の外へ転移する。大丈夫そう。次は宿場町の手前の野営地に転移。問題ない。次の宿場町の先の野営地に転移。少し疲れた…かな?
「こんなに連続で転移して大丈夫か?」
「うん、ほんの少し疲れたけど、青龍の鱗を凪達の所に送った時の方が疲れたよ。でもここから先はすぐだから。」
コルの群生地を思い浮かべて転移!
目的地に無事到着。
「…どうだ?」
「うん、大丈夫。2~3時間歩いたくらいの疲れかな?」
「そうか。じゃあその辺で休んでいろ。チビとの繋がりは?」
「そっちも平気。」
でも遠いから不安になってないかな?糸に向かって話しかけてみる。
「俺はここにいるよ。」
一瞬グイッと引っ張られる感じがして、しゅるしゅると早送りで巻き戻しているような感じだ。急いで飛んできてるのかな?
チビを思い浮かべながらここへ、と祈ると突如空中に現れたチビが猛スピードで突っ込んで来た。
ガツッ!
見事に頭と頭をごっつんこ。飛び散る火花。俺もチビも、そのまま気を失った。
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