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行ってみたいな!あちこちへ
70 危機一髪?
しおりを挟む「…ティス?」
何かの必死の訴えのような気配にティスを連想する。何かあったのだろうか。
「どうした?」
「ん…何かイヤな感じがする…」
チカチカとと青龍の契約印が赤く光りだす。
「ストゥ、俺ティスの所に行ってくるね。」
安心させるようににっこり笑い、すぐに転移する。往復で2泊3日の護衛だからそれ程遠くはない。
「止めて下さい!!」
ティスを強くイメージして転移した先は大きなベッドのある豪華な部屋。どこかのお屋敷か高級な宿屋だろう。
そこのベッドに裸にされ腕を縛られてもがくティスと、同じく裸でティスの足首を押さえつけてM字開脚させている、幼さを残した若くて綺麗な少年。銀髪のふわふわ髪で赤い瞳はウサギを連想させる。
ティスは媚薬を使われたのか身体中を上気させて潤んだ瞳からは今にも涙がこぼれそうた。
ティスの足の間に入り込んだ少年はうっとりとティスの身体を眺めている。その手が足を上へと滑りすでに立ち上がった中心に触れるのを見てイラっとする。
「触るな!」
俺は鋭く叫んで突風で少年を吹き飛ばす。そして駆け寄ってカマイタチで腕を縛るロープを切り、解毒をする。媚薬は軽減できるけど完全な解毒はできない。お酒もそうだし、毒と薬の中間の扱いなのだろうか?
「ぐ…何なんだお前は!?どうやってこの部屋に入ったんだ!」
ベッドの向こうからの声には一瞥するのみで無視する。
「タケル…ありがとうございます。」
「大丈夫?俺、間に合った?」
力なく微笑むティスに問えば肯定が返って来た。良かった。
「私を無視するな!
…なんだ、私に抱かれたかったのか?」
何を言っているのだろう?
「タケル、その格好は…」
うぅっ!そう言えば彼シャツノーパンだった!
「こ、これは、その…」
狼狽える俺に追い打ちをかけるように後孔からどろりとストゥの白濁が溢れた。
「あっ…」
すぐにそれに気づいたティスが指を入れて浄化する。
そのまま指を抜かずに中を掻き回され快楽に流されそうになった。
「あん!ダメ…やぁっ…」
「ミーティスの代わりにその身を差し出すのか。だがお前のように幼い者に…」
「俺、は…成人…だ…」
「私はほぼ成人だ。」
「未成年て事じゃないか!!」
「お前はどう見ても未成年だろう!」
「俺は18だ!んやっ!ティス、そこダメぇ!」
媚薬が残っているティスは抑えが効かないようで、俺が話をしているのに構わず内部のしこりを刺激する。
ウサギ少年を吹き飛ばした時に彼が持っていた潤滑油が溢れたようで、それを掬って俺に塗り込めていた。そしてそのまま押し倒されて足を高く上げられ挿入…
「ティスのばかぁ…こんな…人前でこんな事…」
「すみません、タケル。初めてこの姿のタケルを見た時からこうしたいと夢見ていたもので…我慢できません!」
「なんだ、ミーティスは真ん中が良かったのか。よし、すぐに私も…」
「拘束!」
バカウサギを金属の輪を生成して拘束する。部屋の隅にあった盾を素材として。豪華な紋章が施された盾は実用向きではなく、式典用の物だったかも知れないが、気を使ってやる必要もないだろう。
「ティスに触るな、って言ってるの理解できない?」
睨みつけてもまるでこたえてないのが腹立たしい。まぁ、ベッドに押し倒されてる状態だから間抜けなのは仕方がない。
「タケル、そんなに可愛く睨んだら喜ばれてしまいますよ。」
「や!ちょっ…ティス、お願い!今ぁ…動か、ないで…」
ちゅっちゅっとキスをしながら律動を開始するティスに抗議しても、取り合ってもらえない。仕方がないので魔力を流して絶頂へと押し上げる。少しは落ち着いてくれるかな?
バカウサギは肘の上で1つ、両足首で1つ、両手も後ろ手に固定したのでイモムシ状態だ。その姿でベッドの向こうからティスの痴態に見入っている。見るなコラ!
「何でこんな事をしたんですか?」
少しは落ち着いたティスを正座させといてバカウサギに向き合う。
「ミーティスが気に入ったからだ。もうすぐ成人だし、少しくらい早くても構わないだろうと考えて筆下ろしをさせてもらうことにしたのだ。」
「ティスの意志は?」
「若者の教育は年上の者の義務だ。」
ぶっちーーーーーーーーーん!!
悪びれる様子もなくそう主張されて俺はキレた。
応援ありがとうございます!
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