39 / 114
第一章
side蒼 ⑱
しおりを挟む
大学に入って一月。
目まぐるしい毎日を送っている。
一縷からは毎日メールが来る。
日本とだと時差がある関係で、何通もやり取りできないけど、一日一通は返している。
だけどそろそろメールの返信も間隔を開けよう。
毎日メールしてちゃ、日本にいた頃と何も変わっていない。
一縷から自立するんだ。一縷の隣にいられるような強さを手に入れるために。
今は一縷におんぶに抱っこ状態。全然強くない。
誰にも文句言わせないためには、もっと実力をつける必要があった。
僕はΩの中でも発情期が重いレベルの体質だったこともあって、なかなか薬が効きにくかった。
だから薬学部に進学した。僕みたいに発情期が重いレベルの子でも効く薬を作りたかった。
それが一番の理由。というのは建前。
薬の開発なんて何年もかかるし、開発費用も莫大だし、実際使われるようになるまでなんて更に時間がかかる。
だけど、一度認めてもらったら、莫大な力が手に入る。
僕がやろうとしてる強さはすごく時間のかかる方法だった。
だけど、これさえできたら誰にも文句なんて言わせない自信があった。
だからこの道を選んだ。これが本音。
それまで一縷は待ってくれるかな?
相変わらず一縷からは毎日のようにメールが届く。
だけど、いつまでも毎日メールすると自立できなくなりそうので、僕から課題が多くて忙しいので返信が遅れると簡単なメールをして、少し距離を置いた。
目まぐるしい毎日を送っている。
一縷からは毎日メールが来る。
日本とだと時差がある関係で、何通もやり取りできないけど、一日一通は返している。
だけどそろそろメールの返信も間隔を開けよう。
毎日メールしてちゃ、日本にいた頃と何も変わっていない。
一縷から自立するんだ。一縷の隣にいられるような強さを手に入れるために。
今は一縷におんぶに抱っこ状態。全然強くない。
誰にも文句言わせないためには、もっと実力をつける必要があった。
僕はΩの中でも発情期が重いレベルの体質だったこともあって、なかなか薬が効きにくかった。
だから薬学部に進学した。僕みたいに発情期が重いレベルの子でも効く薬を作りたかった。
それが一番の理由。というのは建前。
薬の開発なんて何年もかかるし、開発費用も莫大だし、実際使われるようになるまでなんて更に時間がかかる。
だけど、一度認めてもらったら、莫大な力が手に入る。
僕がやろうとしてる強さはすごく時間のかかる方法だった。
だけど、これさえできたら誰にも文句なんて言わせない自信があった。
だからこの道を選んだ。これが本音。
それまで一縷は待ってくれるかな?
相変わらず一縷からは毎日のようにメールが届く。
だけど、いつまでも毎日メールすると自立できなくなりそうので、僕から課題が多くて忙しいので返信が遅れると簡単なメールをして、少し距離を置いた。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
47
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる