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第四十一話 寝不足
「ふぁあああ……」
「何だ、寝不足か?」
「うん、まぁ、そんな感じ……かな。ちょっと寝る前に女子会トークが盛り上がっちゃって」
大きなあくびを噛み殺しながら、うーんと精一杯伸びをする。
引きこもっていたせいで無縁だった女子会。さらに初めて聞く恋愛トークが展開されて、ついつい楽しくなって夜更かししてしまった。
みんなの話はどれもこれも興味深くて、今まで恋愛のことなんて恋愛小説でしか読んだことがなく、前世に至っては恋愛どころじゃない人生だったゆえに等身大の恋愛トークにどハマりしてしまったのだ。
とはいえ、さすがに夜更かししすぎてしまってあまり寝れてないため非常に眠い。
意識してないとすぐにでも意識が飛びそうなほどだ。
そのせいで、朝からぽやぽやとしていて副寮長には怒られるし、朝食は食べ損ねるしで散々だった。
「仲直りがちゃんとできてよかったな」
ぽんぽんとなぜか頭を撫でられる。父以外の男性にされたのは初めてで、不意打ちにドキドキした。
「あ、うん。それはそうだね。その節はお世話になりました」
「急に改まるな。調子が狂う」
「何でよ、失礼ね。ふぁぁぁ、それにしてもお腹空いたー……」
「まだ授業始まったばかりだぞ」
「そうなんだけど。朝食、食べ損っちゃって」
「女子会トークというのは俺にはよくわからないが、ほどほどにしろよ」
「うん、そうする。さすがに今回で懲りたわ」
うーん、ともう一度大きく伸びをする。
そうでもしてないと、重い目蓋がすぐにでも落ちてしまいそうだった。
「ところで、先程からエディオンの視線を感じるんだが」
「気にしないで。私も見ないようにしてるから」
「でも、いいのか? すごい視線で見てるぞ?」
「いいの。アイザックも気づかないフリしといて」
エディオンと一緒になるのを避けるために、今日は寮でアイザックを見つけるやいなやすぐさま声をかけて、一緒に授業を受けていた。
ちなみに、今受けているのは飛行術の授業である。
一通り説明を受けたあと、現在は実技訓練中なのだが、授業開始から今までエディオンからの視線を感じるも、気づかないフリをしている。
どうやらエディオンはアイザックが一緒にいると声をかけづらいらしい。
視線は感じれど近づいてきたり声をかけてきたりする様子はないのでそのまま放置していた。
「そういえば、フードはもうやめたんだな」
「だって、アイザックが禿げるって言ってたでしょ」
「あぁ、そんなことも言ったな。とはいえ、やはりこのほうがいい。顔もよく見えるしな」
不意にアイザックが屈んだかと思えば私の顔を覗き込んできて、びくりと大きく身体が跳ねる。
あまりまじまじと顔を見られることに慣れてないため不意打ちに驚いたものの、何となく嫌ではない自分がいて、そんな自分の心境にさらに驚いた。
「何だ、寝不足か?」
「うん、まぁ、そんな感じ……かな。ちょっと寝る前に女子会トークが盛り上がっちゃって」
大きなあくびを噛み殺しながら、うーんと精一杯伸びをする。
引きこもっていたせいで無縁だった女子会。さらに初めて聞く恋愛トークが展開されて、ついつい楽しくなって夜更かししてしまった。
みんなの話はどれもこれも興味深くて、今まで恋愛のことなんて恋愛小説でしか読んだことがなく、前世に至っては恋愛どころじゃない人生だったゆえに等身大の恋愛トークにどハマりしてしまったのだ。
とはいえ、さすがに夜更かししすぎてしまってあまり寝れてないため非常に眠い。
意識してないとすぐにでも意識が飛びそうなほどだ。
そのせいで、朝からぽやぽやとしていて副寮長には怒られるし、朝食は食べ損ねるしで散々だった。
「仲直りがちゃんとできてよかったな」
ぽんぽんとなぜか頭を撫でられる。父以外の男性にされたのは初めてで、不意打ちにドキドキした。
「あ、うん。それはそうだね。その節はお世話になりました」
「急に改まるな。調子が狂う」
「何でよ、失礼ね。ふぁぁぁ、それにしてもお腹空いたー……」
「まだ授業始まったばかりだぞ」
「そうなんだけど。朝食、食べ損っちゃって」
「女子会トークというのは俺にはよくわからないが、ほどほどにしろよ」
「うん、そうする。さすがに今回で懲りたわ」
うーん、ともう一度大きく伸びをする。
そうでもしてないと、重い目蓋がすぐにでも落ちてしまいそうだった。
「ところで、先程からエディオンの視線を感じるんだが」
「気にしないで。私も見ないようにしてるから」
「でも、いいのか? すごい視線で見てるぞ?」
「いいの。アイザックも気づかないフリしといて」
エディオンと一緒になるのを避けるために、今日は寮でアイザックを見つけるやいなやすぐさま声をかけて、一緒に授業を受けていた。
ちなみに、今受けているのは飛行術の授業である。
一通り説明を受けたあと、現在は実技訓練中なのだが、授業開始から今までエディオンからの視線を感じるも、気づかないフリをしている。
どうやらエディオンはアイザックが一緒にいると声をかけづらいらしい。
視線は感じれど近づいてきたり声をかけてきたりする様子はないのでそのまま放置していた。
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「だって、アイザックが禿げるって言ってたでしょ」
「あぁ、そんなことも言ったな。とはいえ、やはりこのほうがいい。顔もよく見えるしな」
不意にアイザックが屈んだかと思えば私の顔を覗き込んできて、びくりと大きく身体が跳ねる。
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