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第二章 朝比奈と高塚
5オメガとは*
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三日間ずっと俺は亜紀良と一緒にベットに籠っていた。もう時間の感覚も曖昧だったし、アルファの匂いのする亜紀良と離れたくなかった。
「じゅん君。大丈夫かい? 身体はどうや?」
「ん……ちょっとだるい。特に腰が重くて動けへん」
「そうか。そりゃ悪かったわ。僕もタガが外れてしもたみたいや。めちゃくちゃ可愛かった。凄くよかったよ」
ちゅっと頭上にキスを落とすと抱きしめてくれる。亜紀良といると満たされた気持ちになる。
「でも、今日からは抑制剤を飲んでくれるか?」
「抑制剤? 飲まなあかんの?」
「初めての発情期やからな。安定してないはずや。僕のおらんところでじゅん君になんかあったら大変やからな」
「おらんとこって亜紀良さんまたどこか行くん?」
「ああ。急な仕事が入っててな。今日までは何とか休みをもぎ取ったんだが、そろそろ限界や。そやからしばらく庇護者のところに行ってくれるか?」
「……庇護者のとこ? 嫌や。今の俺の状態わかってて言うんか!」
「だからこその庇護者や。君の苦痛をやわらげるんはアルファにしかでけへん。それに彼らは君の理解者や。……まさかハジメ君のところに行くとか言う気やないやろうな」
「なんでハジメが出てくるん? そりゃ以前はなんもわかってなかったからそう言うたけど、こんな事友達とは出来へん。あいつは大事な俺の親友や」
「そうか。大事なんか。妬けるな」
亜紀良のいう事が理解できないまま抑制剤を飲み庇護者の元に送られた。身体の奥がまだ疼いている。これがオメガの性なんか。
「じゅん君来たんか。無理せんでいいよ。奥の寝室で横になると良いからな」
「ありがとうございます」
連れて来られたのは庇護者の中でも実力者である庵野の自宅だった。重厚な家具が置いてある部屋に通されるとベットの上で横になった。
「じゅん君? 大丈夫か?」
庵野が部屋に入ってきたようだ。途端に身体の奥が疼きだしたのが分かる。どうして? 薬は飲んだのに。安定してないから?
「ぁあ凄い甘い匂いだ。わしも久しぶりに高ぶってしまいそうだ」
俺は青くなった。身体は疼いてツライが誰でもいいわけじゃない。
「可哀そうに。辛そうやな」
「ぁ……今は触らんといて……」
「わしは嫌がる事はする気はないよ」
庵野が優しく髪を撫でる。祖父が生きていたらきっとこんな感じだったんだろうなと思わせてくれる人だ。
「だけどこういう時は気を許したアルファのフェロモンと一緒に居た方が落ち着くのも早い。君を抱きしめてもいいか?」
きっとこの人は俺が嫌がれば何もしない。そういう人。
「す、少しだけなら……」
思ってたよりも震えた声がでた。亜紀良に抱かれた時の事を想いだすと怖かったからだ。自分は誰でもいいのではないかと。
庵野が後ろからそっと抱きしめてくる。その温かさにほっとする自分に嫌悪する。首の後ろにキスをされると体が跳ねた。
「ひっ!」
「やっぱり無理してるんだね。悪いが熱をとらせてもらうよ。気持ちの良いことしかしないから。身をゆだねてくれ」
「やぁ……やめ……」
庵野は後ろから手を回して俺の股間を掴んできた。そこはすでに半勃ち状態だったのだ。
「う、うそ……やぁ」
庵野の大きな手に触られ身体が震えた。
「やぁ……んぁあ……っ……はぁ」
「可愛い声だ。いいよもっと声にだしてごらん」
「こんなの……や……んんぁ……」
「後ろも可愛がってあげようか? 遠慮しなくていいんだよ」
言葉巧みに言われるままになっていく自分が恐ろしかった。
「あ……あき……ら……いやぁ……んん」
「可愛いね。どれ。そろそろアレを挿れてあげようかな」
すっと人肌が離れていくとホッとしたような物足りないような感覚でいっぱいになる。
「おまたせ。まったく亜紀良君もよほど君に執着してるようだね。こんなものを作らせるなんてね。だがコレをこうして使える私は役得かもしれないな」
「え?……なに……ぁっ! んあああ」
後ろから重量があるものが身体の中へと挿ってくる。これってまさか……。
「後ろもほどよく濡れてるから痛みはないだろうが人工物だからね。ゆっくり挿入するよ」
「な、なに? これ……」
「コレは亜紀良君の:張型(ディルド)だよ。自分の雄を模ったらしいよ。じゅん君を後ろで喜ばす時はこれを使ってくれと渡されていたのさ」
なんてことをするんだ! 亜紀良さんのばか!
「恥ずかしがらなくてもいいよ。今日は私は黒子になるつもりでいるからね。コレを自分のだと思って君を可愛がることに徹するから」
「何を言って……んぁあっ……ぁっだめ……そこ」
「ここかい? よしよし動かしてあげるからね」
結局、身体の熱が引くまで庵野は俺を慰めてくれた。
「心配しなくてもいい。わしはもう勃たないんだよ。だから気に病むことはないし、本音を言うとこうして君に触れれるのではないかと邪な気持ちも持っていた。悪いたぬきジジイなのだよわしは」
庵野にそんなことを言わせてしまった事に恥じた。
「ごめんなさい。俺……」
「謝るんじゃないよ。庇護者とはこういうものだ」
そうだ。亜紀良にも言われたじゃないか。
「……ありがとう」
「そう。それでいいんだ。甘えておくれ」
庵野のやさしさが目に染みる。俺は恵まれてるのだろうか?
数日間を庇護者の庵野の元で過ごした。今回はさすがにバース性について理解できた。アルファはオメガを本能的に従えたくなるようだ。オメガは強いアルファのフェロモンを浴びせられると思考がストップしてしまう。庵野が壮年者でよかった。若く野心が多いモノだったら俺は今頃どうなってたかわからないだろう。認めたくないが発情期に目の前にアルファがいたらまた俺は身体を開いてしまうかもしれない。
だが、亜紀良に取らされた行動が本当によかったのかは答えが見つからない。一人で居たらもっと苦しんだのだろうか?
「じゅん君。わしはこう見えても精神科医でもあるんだよ。亜紀良は君を心配してわしに預けたんじゃろうな。君といろいろ話しながらわしはいつも君のカウンセリングをしていたのさ」
「ええ? カウンセリング?」
「じゅん君も産まれてすぐ母親から引き離されたやろ? 高塚家はアルファを産ますためには内外かまわずのところがあるからな」
「俺もって他にもいるってこと?」
「亜紀良もそうやよ。先代は長男が何かあった時の為にスペアのアルファが欲しかったようでな、あの兄弟は母親が違うんや」
「そうだったんや」
それでアルファ重視の高塚家を嫌ってるんか?
「あの辛辣な口調は自分を守るためでもあるんや。親の優しさやぬくもりを知らぬ子は少なからず心に傷を持つ」
「…………」
「亜紀良はね、頭の回転が良すぎるんだよ。どうすれば一番最適解かを考えて行動してしまう。扱ってる仕事がロボット工学系のせいかもしれないがね。ただ我々は人間だ。そこにはやっかいな感情がともなう。亜紀良は人の感情に鈍感なんだよ」
「それは、よくわかります。亜紀良さんはいつも正論なんや。間違ったことは言ってないんやけど、胸に突き刺さる。でもなんで自分がそれに傷つくのがわからないんや……」
「ん~。拗れてるなぁ。でもその答えを出すのは自分の力で出した方が良い。壁が出来た時は立ち向かって登って制覇してごらん。どうしてもダメになりそうな時はわしのところにおいで」
「じゅん君。大丈夫かい? 身体はどうや?」
「ん……ちょっとだるい。特に腰が重くて動けへん」
「そうか。そりゃ悪かったわ。僕もタガが外れてしもたみたいや。めちゃくちゃ可愛かった。凄くよかったよ」
ちゅっと頭上にキスを落とすと抱きしめてくれる。亜紀良といると満たされた気持ちになる。
「でも、今日からは抑制剤を飲んでくれるか?」
「抑制剤? 飲まなあかんの?」
「初めての発情期やからな。安定してないはずや。僕のおらんところでじゅん君になんかあったら大変やからな」
「おらんとこって亜紀良さんまたどこか行くん?」
「ああ。急な仕事が入っててな。今日までは何とか休みをもぎ取ったんだが、そろそろ限界や。そやからしばらく庇護者のところに行ってくれるか?」
「……庇護者のとこ? 嫌や。今の俺の状態わかってて言うんか!」
「だからこその庇護者や。君の苦痛をやわらげるんはアルファにしかでけへん。それに彼らは君の理解者や。……まさかハジメ君のところに行くとか言う気やないやろうな」
「なんでハジメが出てくるん? そりゃ以前はなんもわかってなかったからそう言うたけど、こんな事友達とは出来へん。あいつは大事な俺の親友や」
「そうか。大事なんか。妬けるな」
亜紀良のいう事が理解できないまま抑制剤を飲み庇護者の元に送られた。身体の奥がまだ疼いている。これがオメガの性なんか。
「じゅん君来たんか。無理せんでいいよ。奥の寝室で横になると良いからな」
「ありがとうございます」
連れて来られたのは庇護者の中でも実力者である庵野の自宅だった。重厚な家具が置いてある部屋に通されるとベットの上で横になった。
「じゅん君? 大丈夫か?」
庵野が部屋に入ってきたようだ。途端に身体の奥が疼きだしたのが分かる。どうして? 薬は飲んだのに。安定してないから?
「ぁあ凄い甘い匂いだ。わしも久しぶりに高ぶってしまいそうだ」
俺は青くなった。身体は疼いてツライが誰でもいいわけじゃない。
「可哀そうに。辛そうやな」
「ぁ……今は触らんといて……」
「わしは嫌がる事はする気はないよ」
庵野が優しく髪を撫でる。祖父が生きていたらきっとこんな感じだったんだろうなと思わせてくれる人だ。
「だけどこういう時は気を許したアルファのフェロモンと一緒に居た方が落ち着くのも早い。君を抱きしめてもいいか?」
きっとこの人は俺が嫌がれば何もしない。そういう人。
「す、少しだけなら……」
思ってたよりも震えた声がでた。亜紀良に抱かれた時の事を想いだすと怖かったからだ。自分は誰でもいいのではないかと。
庵野が後ろからそっと抱きしめてくる。その温かさにほっとする自分に嫌悪する。首の後ろにキスをされると体が跳ねた。
「ひっ!」
「やっぱり無理してるんだね。悪いが熱をとらせてもらうよ。気持ちの良いことしかしないから。身をゆだねてくれ」
「やぁ……やめ……」
庵野は後ろから手を回して俺の股間を掴んできた。そこはすでに半勃ち状態だったのだ。
「う、うそ……やぁ」
庵野の大きな手に触られ身体が震えた。
「やぁ……んぁあ……っ……はぁ」
「可愛い声だ。いいよもっと声にだしてごらん」
「こんなの……や……んんぁ……」
「後ろも可愛がってあげようか? 遠慮しなくていいんだよ」
言葉巧みに言われるままになっていく自分が恐ろしかった。
「あ……あき……ら……いやぁ……んん」
「可愛いね。どれ。そろそろアレを挿れてあげようかな」
すっと人肌が離れていくとホッとしたような物足りないような感覚でいっぱいになる。
「おまたせ。まったく亜紀良君もよほど君に執着してるようだね。こんなものを作らせるなんてね。だがコレをこうして使える私は役得かもしれないな」
「え?……なに……ぁっ! んあああ」
後ろから重量があるものが身体の中へと挿ってくる。これってまさか……。
「後ろもほどよく濡れてるから痛みはないだろうが人工物だからね。ゆっくり挿入するよ」
「な、なに? これ……」
「コレは亜紀良君の:張型(ディルド)だよ。自分の雄を模ったらしいよ。じゅん君を後ろで喜ばす時はこれを使ってくれと渡されていたのさ」
なんてことをするんだ! 亜紀良さんのばか!
「恥ずかしがらなくてもいいよ。今日は私は黒子になるつもりでいるからね。コレを自分のだと思って君を可愛がることに徹するから」
「何を言って……んぁあっ……ぁっだめ……そこ」
「ここかい? よしよし動かしてあげるからね」
結局、身体の熱が引くまで庵野は俺を慰めてくれた。
「心配しなくてもいい。わしはもう勃たないんだよ。だから気に病むことはないし、本音を言うとこうして君に触れれるのではないかと邪な気持ちも持っていた。悪いたぬきジジイなのだよわしは」
庵野にそんなことを言わせてしまった事に恥じた。
「ごめんなさい。俺……」
「謝るんじゃないよ。庇護者とはこういうものだ」
そうだ。亜紀良にも言われたじゃないか。
「……ありがとう」
「そう。それでいいんだ。甘えておくれ」
庵野のやさしさが目に染みる。俺は恵まれてるのだろうか?
数日間を庇護者の庵野の元で過ごした。今回はさすがにバース性について理解できた。アルファはオメガを本能的に従えたくなるようだ。オメガは強いアルファのフェロモンを浴びせられると思考がストップしてしまう。庵野が壮年者でよかった。若く野心が多いモノだったら俺は今頃どうなってたかわからないだろう。認めたくないが発情期に目の前にアルファがいたらまた俺は身体を開いてしまうかもしれない。
だが、亜紀良に取らされた行動が本当によかったのかは答えが見つからない。一人で居たらもっと苦しんだのだろうか?
「じゅん君。わしはこう見えても精神科医でもあるんだよ。亜紀良は君を心配してわしに預けたんじゃろうな。君といろいろ話しながらわしはいつも君のカウンセリングをしていたのさ」
「ええ? カウンセリング?」
「じゅん君も産まれてすぐ母親から引き離されたやろ? 高塚家はアルファを産ますためには内外かまわずのところがあるからな」
「俺もって他にもいるってこと?」
「亜紀良もそうやよ。先代は長男が何かあった時の為にスペアのアルファが欲しかったようでな、あの兄弟は母親が違うんや」
「そうだったんや」
それでアルファ重視の高塚家を嫌ってるんか?
「あの辛辣な口調は自分を守るためでもあるんや。親の優しさやぬくもりを知らぬ子は少なからず心に傷を持つ」
「…………」
「亜紀良はね、頭の回転が良すぎるんだよ。どうすれば一番最適解かを考えて行動してしまう。扱ってる仕事がロボット工学系のせいかもしれないがね。ただ我々は人間だ。そこにはやっかいな感情がともなう。亜紀良は人の感情に鈍感なんだよ」
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