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開幕 始まりの国
第2話 始まりの終わり~しょっぱいのと甘いのを交互にたべるとエンドレスループが完成する~
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アイリス様が連れて行かれた
もう2度と彼女と会うことはないのでしょうね
「わ、悪かった!」
おぉ!王子達が保身に走った
「…もういいのです。もう終わりましたから」
セレスティーナ様らしくない笑顔に身震いする
他の方々は見惚れていらっしゃるが私は到底そんな気になれない
「許してくれるのか、セレスティーナ!」
「いいえ」
笑顔のままセレスティーナ様が答えて周りの方々はピシリと固まる
「お父様…この度はお騒がせして申し訳ありません」
「いや。セレスティーナが無事ではればよい。」
「そしてお父様…わたくしのお願いを聞いていただけますか?」
「…何だ?」
「わたくし、セレスティーナを今日よりジルベール家を抜けます。家族の縁を…切ってくださいまし」
ぺこりと頭を下げるセレスティーナ様に会場の空気が凍る
「ま、まてセレスティーナ嬢。そなたには何も非はないではないか」
おぉ!国王が動揺している。ちなみに第一王子もだ
え?王妃様?何だか納得した顔をしているけどいいのそれ?
「お言葉ですが、陛下。この度の騒動、私が絡んだ事により話が広がりました。幸い、我がジルベール家には優秀な兄が家督を継ぎます。そこに騒動を落とした私が居座ってもまとまるものもまとまりません。
それに、どのような形にしても婚約破棄がなされてしまった。こうなっては貰い手もいません。
私は市井で生きてゆきます」
しっかりと国王の目を見て言うセレスティーナ様
流石、貫禄がありますねー
「…わかった。判断は任せよう」
そう言って国王はセレスティーナ様のお父上を見た
「…セレスティーナ。強く、生きてくれ」
「ここまで、育ててくださってありがとうございました。大好きでしたよ。お父様、お母様、兄様。
お体にお気をつけて…
では皆様、ごきげんよう」
セレスティーナ様は優雅に一礼し、踵を返して会場を立ち去るため歩き始める
カツンッ
「もう、いいかしら?」
「そうね。でも私がまだよ」
セレスティーナ様が私の前で声をかける
横にいる妹は目を白黒させている
「あ、アンタ誰に口聞いて…「ちょっと黙って」
妹が口出ししてくるが黙らせる
私に反論されたことない妹は目を見開いた
「グレーシア!出来損ないのお前がセレスティーナ様に声をかけるなど…身の程をしれ!」
気づいた兄が走ってこちらへ来るのが見えた
「兄上…」
「お前に兄と呼ばれたくない!このアベレージ家の恥め!」
「はぁ」
返事になったようななってないような言葉を返した
私の前に立つ兄は怒り狂っているのか私に殴りかかろうとしていた
周りの令嬢たちが悲鳴をあげるが、セレスティーナ様は楽しそうに笑ったままである
あー…これでいいのね?
一つため息をついてぐっと腰を落とす
そして右腕を思いっきり振り抜いた
バキィッ
静寂が辺りを包む
いや、正確にはズシャッという音だけが響いた
「…うっし!」
「ちょっとガッツポーズはやめておきなさいな」
「えー?仕方ないか」
セレスティーナ様の言葉にむぅと返す
そしてお父様を見た
「…お前は」
ハァと言う顔をしているお父様
兄や妹と違って「仕方ない子だな」という顔をしている…いやむしろ口に出してる
隣のお母様もくすくすと楽しそうに笑っている
「と言うわけでお父様…いえ、アベレージ伯爵。貴方様の子息を私は殴りました。後継である直子を。
…如何なる処罰も受ける所存です」
「…仕方ない。打ち合わせ通りにするか…
今からお前はアベレージ家とは縁を切る。」
「はい。かしこまりました。
今までありがとうございました。」
「…本当に惜しいことをした。また、暇があればあいつらがいないときに顔を出してやってくれ。
妻も喜ぶ」
「勿体無いお言葉…ありがとございます。
では、いつか…」
「終わったかしら?」
私とお父様が微笑み合っていたらセレスティーナ様が声をかけてきた
待たせてごめんね
「そうですね。もう、大丈夫ですわ」
私がそう言うとにぱっとセレスティーナが笑顔になった
「じゃ、いこっか!グレーシア!」
「オッケー!楽しみだねセレスティーナ!!」
バァンと大きな扉を開け放ち私とセレスティーナは走りだしたのだった
「…あれは一体?」
「あら?陛下知らないのですか?あの2人は幼馴染ですよ?」
「え!?」
ポツリとつぶやく王に扇で口元を隠して笑う王妃
「王宮で出会ったそうで…出会った瞬間から親友だそうですわ。たまにわたくしのお茶会にもいらしてましたわ」
「それに、陛下。我がアベレージ家の[幻影]はあの子ですぞ?」
「いつもお世話になってるわねぇ…セレスティーナと一緒に鍛えていたのが懐かしいわ」
アベレージ伯爵夫妻と王妃以外はぽかーんとしていたのだった
「こんなに婚約破棄が上手くいくとは!」
「ほらー用意しといて良かったでしょー?」
「本当!グレイがドラ●エみたいな馬車に荷物を入れて用意しといた方がいいって言ってたから用意したけど…ぴったりね!」
「まぁ。こっから大変だけど…今世でもやろうぜ!相棒!」
「任せて相棒!!」
ハイテンションで2人はパレフール王国を出たのだった
もう2度と彼女と会うことはないのでしょうね
「わ、悪かった!」
おぉ!王子達が保身に走った
「…もういいのです。もう終わりましたから」
セレスティーナ様らしくない笑顔に身震いする
他の方々は見惚れていらっしゃるが私は到底そんな気になれない
「許してくれるのか、セレスティーナ!」
「いいえ」
笑顔のままセレスティーナ様が答えて周りの方々はピシリと固まる
「お父様…この度はお騒がせして申し訳ありません」
「いや。セレスティーナが無事ではればよい。」
「そしてお父様…わたくしのお願いを聞いていただけますか?」
「…何だ?」
「わたくし、セレスティーナを今日よりジルベール家を抜けます。家族の縁を…切ってくださいまし」
ぺこりと頭を下げるセレスティーナ様に会場の空気が凍る
「ま、まてセレスティーナ嬢。そなたには何も非はないではないか」
おぉ!国王が動揺している。ちなみに第一王子もだ
え?王妃様?何だか納得した顔をしているけどいいのそれ?
「お言葉ですが、陛下。この度の騒動、私が絡んだ事により話が広がりました。幸い、我がジルベール家には優秀な兄が家督を継ぎます。そこに騒動を落とした私が居座ってもまとまるものもまとまりません。
それに、どのような形にしても婚約破棄がなされてしまった。こうなっては貰い手もいません。
私は市井で生きてゆきます」
しっかりと国王の目を見て言うセレスティーナ様
流石、貫禄がありますねー
「…わかった。判断は任せよう」
そう言って国王はセレスティーナ様のお父上を見た
「…セレスティーナ。強く、生きてくれ」
「ここまで、育ててくださってありがとうございました。大好きでしたよ。お父様、お母様、兄様。
お体にお気をつけて…
では皆様、ごきげんよう」
セレスティーナ様は優雅に一礼し、踵を返して会場を立ち去るため歩き始める
カツンッ
「もう、いいかしら?」
「そうね。でも私がまだよ」
セレスティーナ様が私の前で声をかける
横にいる妹は目を白黒させている
「あ、アンタ誰に口聞いて…「ちょっと黙って」
妹が口出ししてくるが黙らせる
私に反論されたことない妹は目を見開いた
「グレーシア!出来損ないのお前がセレスティーナ様に声をかけるなど…身の程をしれ!」
気づいた兄が走ってこちらへ来るのが見えた
「兄上…」
「お前に兄と呼ばれたくない!このアベレージ家の恥め!」
「はぁ」
返事になったようななってないような言葉を返した
私の前に立つ兄は怒り狂っているのか私に殴りかかろうとしていた
周りの令嬢たちが悲鳴をあげるが、セレスティーナ様は楽しそうに笑ったままである
あー…これでいいのね?
一つため息をついてぐっと腰を落とす
そして右腕を思いっきり振り抜いた
バキィッ
静寂が辺りを包む
いや、正確にはズシャッという音だけが響いた
「…うっし!」
「ちょっとガッツポーズはやめておきなさいな」
「えー?仕方ないか」
セレスティーナ様の言葉にむぅと返す
そしてお父様を見た
「…お前は」
ハァと言う顔をしているお父様
兄や妹と違って「仕方ない子だな」という顔をしている…いやむしろ口に出してる
隣のお母様もくすくすと楽しそうに笑っている
「と言うわけでお父様…いえ、アベレージ伯爵。貴方様の子息を私は殴りました。後継である直子を。
…如何なる処罰も受ける所存です」
「…仕方ない。打ち合わせ通りにするか…
今からお前はアベレージ家とは縁を切る。」
「はい。かしこまりました。
今までありがとうございました。」
「…本当に惜しいことをした。また、暇があればあいつらがいないときに顔を出してやってくれ。
妻も喜ぶ」
「勿体無いお言葉…ありがとございます。
では、いつか…」
「終わったかしら?」
私とお父様が微笑み合っていたらセレスティーナ様が声をかけてきた
待たせてごめんね
「そうですね。もう、大丈夫ですわ」
私がそう言うとにぱっとセレスティーナが笑顔になった
「じゃ、いこっか!グレーシア!」
「オッケー!楽しみだねセレスティーナ!!」
バァンと大きな扉を開け放ち私とセレスティーナは走りだしたのだった
「…あれは一体?」
「あら?陛下知らないのですか?あの2人は幼馴染ですよ?」
「え!?」
ポツリとつぶやく王に扇で口元を隠して笑う王妃
「王宮で出会ったそうで…出会った瞬間から親友だそうですわ。たまにわたくしのお茶会にもいらしてましたわ」
「それに、陛下。我がアベレージ家の[幻影]はあの子ですぞ?」
「いつもお世話になってるわねぇ…セレスティーナと一緒に鍛えていたのが懐かしいわ」
アベレージ伯爵夫妻と王妃以外はぽかーんとしていたのだった
「こんなに婚約破棄が上手くいくとは!」
「ほらー用意しといて良かったでしょー?」
「本当!グレイがドラ●エみたいな馬車に荷物を入れて用意しといた方がいいって言ってたから用意したけど…ぴったりね!」
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「任せて相棒!!」
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