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第5幕 代替の国
第3話 思いやりの結末~普段しないメガネをかけると視界が歪む気がする~
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「さーて、話し合いしてみよっか?」
「そうだねぇ~」
結局、オズワルドにはオズワルドの側近たちや王妃などに邪魔されて会えずじまいになってしまった
できれば今日を迎える前にちゃんと確認したかったんだけどなぁ
私はそんなことを考えながらセレスと一緒にとある部屋の前に来ていた
私たちの後ろには変装したデュースとエリーがいる
2人には周りの人たちに気づかれないように認識疎外系の魔法もかけている
「…第1王子がなんでこんなところにいらっしゃるんですか?」
オズワルドが部屋から出てきて一瞬驚いた顔をした後、嘲笑うような表情になった
そう。ここはオズワルドの部屋の前である
う~ん。やっぱり違和感
「そう言うなオズワルド。
ちょっと一緒に国王のところまでいかないか?」
「…何ですか?僕の方が優秀だということを知らしめに行くんでしょうか?
それなら大歓迎ですよ!」
国王には謁見許可をすでに取っている
オズワルドはニコニコと笑顔を作っているが、目が笑っていない。
なるほどね
「側妃派風情が王妃の血縁者であるオズワルド殿下に気安く声をかけるな」
オズワルドの側近の宰相子息かぁ~爵位は侯爵だったか?
むしろ君が不敬だよ
仮にも私、第1王子で王族なんだから
え、こんなバカを側近にしてるのやばくない?
「やめなよ。こんなやつに言っても無駄だよ。
仕方ありません。ついていきますよ」
なるほどなるほど
とりあえず、宰相の息子…君もついてくるだろうから好都合だね
「ありがとう。他の側近は大丈夫か?」
「大丈夫です。問題ないですよ」
「なら行こうか」
既に国王に面会の依頼はしていて許可も貰っている
現時点で王妃も側妃も来てくれるらしいし…助かる~
「第1王子デュース殿下と側近3名、第2王子オズワルド殿下と側近1名。到着いたしました」
「うむ。中へ入れよ」
謁見室の扉の前にいた衛兵が声をかけると国王から返事があった
すると両脇にいた衛兵が扉を開ける
壇上の真ん中に国王、向かって左に王妃で右に側妃がいた
壇上の下には宰相がいる
私たちは壇上の前まで行って頭を下げる
「面を上げよ」
その言葉に全員立ち上がり顔を上げる
そして私が口を開いた
「この度はこのような機会を設けてくださり、ありがとうございます」
「堅苦しい挨拶はよい。して、今回は何用だ?」
「国王は知っておりますか?最近暗殺者が異常に増えたこと」
私の言葉にピクリと反応する国王
側妃は首を傾げている
「そうだな。報告は上がっている」
「個人的に尋問しました。そうしたら、面白いことが発覚しましてね?」
クスクスと笑う私にコホンと咳払いするセレス
「宰相?この件に関してはどう思いますか?」
「…なぜ私におっしゃるのですか?私が差し向けたとでも?」
凄んでくるけど全然怖くないな
「宰相になんて失礼な!これだからちゃんと教育されてない者は!」
王妃が私に向かって怒鳴ってくる
国王は目を少し細めている
側妃はずっとこちらを見ている
「証拠ならありますよ
闇ギルドとつながっているんですよね?
契約書やらなにやら出てきましたよ」
「でたらめだ!父上がそんなことするはずがない!!」
宰相の息子がぎゃんぎゃん吠えているけど無視する
「静かに」
国王の一言で静まりかえる
「して、その証拠は出せるか?」
「はい。エリック。」
「ここにございます。お納めください」
セレスが証拠の書類などを近くにきた近衛騎士に渡した
なんだか視界の端で宰相が慌てているけど無視だ、無視
「ほぅ…ギルドにも頼んだのか」
「えぇ。伝手がありましたので…
第三者機関の方が、より正確なものでしょう?」
「でっち上げだ!!」
宰相の息子うるさいな
チラッとセレスを見ると煩わしそうわめいている奴を見ている
コクリと頷くといつものごとく指をパチンッと鳴らして《拘束》していた
口も《静寂》で黙らせているみたいでモゴモゴとだけしている
国王がピクリとこちらを見たが無視した
「…ふむ。確かなのだな…」
「陛下!こんな戯言を聞き入れるのですか!?」
王妃が国王に詰め寄っている
…何か勘違いしていないか?
「王妃。あなたにはこの件には権限はありませんよ」
スッと殺気を混ぜた視線で王妃に伝える
目が合った瞬間、王妃は顔を青ざめさせてストンッと椅子に座った
どっちかというと崩れ落ちたかな?
でも威圧使わなかっただけマシだと思って欲しい。
「…わかった。これを聞き入れよう。
宰相よ。申し開きはあるか?」
国王が尋ねた
「…くっくっく…ハーハッハッハッハ!!!」
急に発狂したように宰相が高笑いをしだした
「そうですね。デュース殿下。あなたが邪魔だ
オズワルド殿下くらい馬鹿で扱いやすかったら生き長らえたものを!!」
憎悪の目でこっちを見ている
やっぱりかー
「だってオズワルド。キミ、モテモテだねぇ~」
ヘラリと笑ってオズワルドに声をかける
その笑顔を見てオズワルドは目を見開いていた
その間にさりげなくセレスがオズワルドとデュース、エリーを国王の方へ連れて行っていた
宰相の息子は…あ、蹴って転がしてるのか
「これさえあれば!!この国は私のモノだ!!」
宰相の手のひらに握られているのは黒い石
…コイツもかぁ!
「ハァ…さてお仕事しますかね?」
腰につけていた剣の柄に手を当てた
「この石の力で!私はこの国の王になる!!」
「その石…どっから手に入れた?」
「これか?これはラーヒット帝国より仕入れた貴重な魔法石だ!
おぉぉぉぉぉ!!力が漲る!!」
石の力で魔力や筋力を全開にして宰相の能力値が跳ね上がる
「グレイ。こっちは大丈夫」
結界を張り終えた、セレスが私に声をかけた
「セレス!お仕事の時間だからがんばろー!」
「そうね!」
バッといつもの恰好に戻し戦闘態勢に入る
周りから声が聞こえているが無視した
「力が漲るぞ!!炎の爆発!!」
火の爆発系の魔法をこちらに向けてきた
私もセレスもジャンプして避ける
先読みで後ろに回っていた宰相の物理攻撃も体をひねって避けた
「なるほど。石の使い方でこんなに変わるのね」
セレスが落ち着いて分析していた
宰相はこちらに意識を向けさせるか
「力任せの攻撃で当たると思ってるのか?」
「ハハハッ!負け惜しみもが過ぎるぞ!」
話しながら人ではありえないスピードで突っ込んでくる
しかし、私はそれも剣でいなして動きを最小限に抑える
防戦一方だが体力は温存しておくに限るしな
「グレイ、そろそろ!」
しばらく攻撃を避け続けていたがセレスの声を聴いて一旦距離をとる
「何だ!観念したのか!?」
ニヤニヤ笑いながら言う宰相に呆れた
セレスの言葉が正しいなら…
「これで!ッ!?」
攻撃を仕掛けようとした宰相が突然血を吐いて崩れ落ちた
「な、何だこれは!?」
ヒューヒューという荒い息遣いをしている
目だけが血走って私を見ているのでにっこり笑って答えてやった
「そりゃー強制的に石の力で能力上げてるならガタがくるのは当たり前じゃん?
それに加えて、私が《浄化》をこっそりかけてたからな。石の消耗も激しいし、汚染されたその体が耐え切れなくても無理はないぞ」
「な、何!?」
「本当は光魔法系で対応しようかと思ったけど…ガタくるの早そうだったし、《浄化》で十分ってセレスが判断したからその通りにしたけど…小物過ぎて正直つまんないな」
倒れている宰相の目の前にしゃがみこんで疑問に答えてあげる
やっさしー!私!え、セレスごめん。自重するよ
「よっ!」
石を魔法を纏った剣でたたき切る
その瞬間効果が無くなり、効果の反動が来たのか宰相がもがき苦しみだしたので、
先に《拘束》を使って《治療》を使った
治ってすぐ逃げられても困るしな
「国王。こいつは国家反逆罪なので拘束しています。衛兵に引き渡しても?」
「あ!ちゃんと魔法も使えないようにしています!」
私の言葉にセレスが補足していた。
「衛兵。連れていけ!」
国王は1つ頷いた後、衛兵に支持を出した
わめいているが気にしないでおこう
「して、お主らは一体?」
「私を誰だと思っているの!?外しなさい!?」
国王が口を開いたと同時に王妃がわめき出した
もちろんセレスの魔法で拘束されてる
「暗殺の資料はそちらでしたが、こちらは別の資料になります」
ニッコニコでセレスが資料を差し出す
その資料に目を通した国王は肩を落とした
デュースとエリーの認識疎外の魔法を外して私は向き直った
「とりあえず、皆様初めまして。
私はグレイと申します。こっちは相棒のセレス。
デュース殿下の依頼により身の警護をしてました~
所属はギルドなので、この国の法律では私たちを裁けないのであしからず。
さて、資料の内容を分かりやすく説明しますね~
まず、王妃が裏でラーヒット帝国とつながっていることが確認できました。
随分派手に遊んでたんですね?麻薬の密輸、散財、男遊び…これはまずいですよね?
あとは…宰相との内通。そしてオズワルド殿下。こちらは宰相との不義の子ですね?」
「まぁ、元々法ギリギリの媚薬を国王に盛って一夜だけ抱かれた時の子にしては月数が合わなかったしね。
《道筋》でその辺は分かったよ」
私とセレスがニコニコ笑いながら伝えると王妃はサッと顔を青ざめさせた
「…やはりか。」
重苦しい溜息を吐く国王。
「後にも先にもその1回のみだった。そして、オズワルドはワシには似ていない。
こそこそと動き回っているのはわかっていたが、宰相が隠蔽していたから追及もできなかった」
「そんな!陛下違います!誤解です!」
「…先の戦いを見ていてもきっと2人は優秀なのだろう。ならば魔法で分かっても違和感はない
王妃も連れていけ」
連れていかれる王妃が叫んでいるが、聞く耳を持たず国王は見向きもしなかった
「あ、そうだ。国王1ついいですか?」
セレスが挙手したのを見て国王は1つ頷いた
「オズワルド殿下には酌量の余地ありです」
「何?」
「セレス、どういうことだ?オズワルドはわがままを通していたぞ?」
デュースが首を傾げながら尋ねた
「ん~…オズワルドくん。言い分は?」
「…ハッ!デュースには王位は似合わない!僕こそが相応しいんだ!!」
「あー。あくまで通したいんだね?わかったよ。
オズワルドくんはわざとこんな不遜な態度を取ってるんだ」
私の言葉にセレス以外の全員が目を見開いた
「で、でたらめを言うな!」
「でたらめじゃないんだよねぇ~これが。
キミがそんな態度になったのは、自分が宰相と王妃の子で国王の血が入ってないと知ったからなんでしょう?」
「そ、そんな訳ない!」
「キミ、自分が万が一でも王にならないよう不遜な態度を取ってふさわしくない、と示した上でデュースが継げるようにしたかったんだよな。
自分はいずれ市井に放り出されることも覚悟して」
「違う…違う!違う!!」
「理由は…側妃とデュースが大好きだったんでしょ?」
オズワルドの頭を優しく撫でるセレス
撫でられた途端にオズワルドの感情が凪いでいくのが分かった
「オズワルド…?」
「…兄上。」
さっきまでの激情が嘘のようにデュースを見るオズワルド
「昔から兄上と側妃様は僕を本当の兄弟のように扱ってくれた。陛下も、本当の母上ですら僕のこと見向きもしないのに同じように怒ってくれたり、遊んでくれたりして本当に楽しかったんだ。
でも、宰相と母上の話を聞いてしまって不義の子だって…
陛下は不義の子って疑ってたからずっと無関心だったんだって分かったし、母上は僕のこと権威を得る物としか見てくれなかった。
兄上に、王になって欲しくて…
どうしたらいいか考えて僕が傀儡になれば権威を握りたい貴族たちが寄ってくるし、僕と一緒に裁かれたら一掃できると思って…」
「馬鹿だな…いや、馬鹿なのは俺の方だな。気づいてやれなくてすまない」
「兄上は悪くない。たくさん、悪口言ってごめんなさい。」
「いいんだ。よく頑張ったな。」
その言葉にオズワルドは泣き出していた
「さて、分かりましたかね?国王?
正直な話、子どもに罪はないのに実の父母だと思ってる人物に冷遇されるなんてどういうお考えですかね?」
「まぁ、国王の立場としては仕方なかったのかもしれませんね。
でも、側妃が出来た人でよかったですねぇ。下手するとクーデターもあり得ましたからね~」
ニコニコとセレスと私が追い打ちをかける
嫌いな女の息子、しかも自分の子じゃない疑惑があったのはわかるんだけどな。
ただ、いたいけな子どもを蔑ろにするのはいかがなものか?
その後の話合いで処分などは後日に決めるということになり、オズワルドは自室に謹慎
宰相の息子は薬の売買に携わっていたということで牢に入れられた
「それにしても、デュースではないことはわかりましたが…本当に似ていますね」
側妃がニコニコとした笑顔で私に話しかけてきた
エリーとセレスのことも見ている
確かに何か意図があるレベルで似ているのは否めない
「残念ながら幻覚の魔法でも認識擬態の魔法でも無くて地顔です」
「最初びっくりしたよね」
セレスがエリーに話しかけた
エリーはこくりと頷いて口を開いた
「暗殺者に殿下と一緒に襲われて…路地裏に逃げ込んだところをお二方に出会い、助けていただきました。」
「そうだったのですね。息子とエミリア嬢を助けていただき、ありがとうございます」
「ワシからも、ありがとう」
側妃は私たちをまっすぐ見て頭を下げた
その後、国王からも頭を下げられた
エリーとデュースはエリーが女の子だったことと国王たちが頭を下げたことに驚いて固まっていた
「頭を上げてください。私たちも2人を守るためとは言え影武者を勝手に行い申し訳ありません。
あと、報酬のほかにもう1つわがままを聞いて欲しいですが…いいでしょうか?」
にっこりと私は笑って尋ねる
「あぁ。叶えられるものであれば叶えよう」
「はい!言質もらいました!!
デュースを王太子に。そしてエミリアを王太子妃にお願いします!」
「こちらで王太子妃教育は済ましています」
セレスが笑顔で告げていた
「なるほどな。デュース。お前は覚悟はもうできたのか?」
デュースは目を見開いた
そして1つ深呼吸して口を開いた
「…正直、国を背負うなんて大層なこと。俺には向いていません。
でも、友人たちや弟が俺に期待してくれるなら…そして」
デュースはそっとエリーの手を握った
「リアが共に居てくれるのであれば、俺は愚王にならず民のためにこの国を良くしていきたいです」
国王を真っすぐ見据えてデュースが宣言した
「エミリアさん。デュースはヘタレだし、こんな下手くそなプロポーズしかできないわ。
それに、ゆくゆくは王妃になるとしたらかなり重い責務が課せられる…それでもよかったら
この子を支えてあげてくれないかしら」
「私は…ずっとデュース殿下と一緒にいました。
本当は女なのに男として育てられて、陛下にも虚偽の申請をしていました。
殿下を支えれないときも沢山ありました。王族になるということは今までの重圧以上になるでしょう。
でも、それでも…殿下の…デュースの隣は私でありたいです。
支えられるなんておこがましいことは明言できません。
しかし、寄り添い困難を一緒に考え、悩んで越えていきたい。楽しいことはこれからも共有したい。
そう思います。
こんな不束者ですが、デュース…私をお嫁さんにしてくれますか?」
「ッ!!リア!俺と結婚してくれ!!」
「はい、喜んで」
その瞬間割れるような拍手が謁見室に広がった
「よかったなぁ~」
「グレイ、鼻水でてるよ」
セレスにティッシュをもらって鼻をかんだ
「さて、そろそろ行くか!」
「うんうん!また結婚式には来るかもしれない!」
私とセレスは笑顔で窓に足をかける
「もう、行っちゃうんですか?」
「寂しくなるな…」
「エリー…デュースが頼りなくなって家出したくなったらいつでも呼んでくれよな!」
「あ!国王、エリーちゃんちの断罪お願いしますね!」
「う、うむ。」
そして私たちはさっさと城から出た
今回も任務完了!な~んて!!
**********************************************************************
・お詫び・(2022.3.28)
作者です。
誤字脱字が多いですが、一番重要なところでエミリア(エリー)とセレスの名前を間違えてしまいました。
コメントを閉鎖しているため、もやもやされた方もいらっしゃったと思います。
スペースを借りてお詫び申し上げます。
大変申し訳ございませんでした。
「そうだねぇ~」
結局、オズワルドにはオズワルドの側近たちや王妃などに邪魔されて会えずじまいになってしまった
できれば今日を迎える前にちゃんと確認したかったんだけどなぁ
私はそんなことを考えながらセレスと一緒にとある部屋の前に来ていた
私たちの後ろには変装したデュースとエリーがいる
2人には周りの人たちに気づかれないように認識疎外系の魔法もかけている
「…第1王子がなんでこんなところにいらっしゃるんですか?」
オズワルドが部屋から出てきて一瞬驚いた顔をした後、嘲笑うような表情になった
そう。ここはオズワルドの部屋の前である
う~ん。やっぱり違和感
「そう言うなオズワルド。
ちょっと一緒に国王のところまでいかないか?」
「…何ですか?僕の方が優秀だということを知らしめに行くんでしょうか?
それなら大歓迎ですよ!」
国王には謁見許可をすでに取っている
オズワルドはニコニコと笑顔を作っているが、目が笑っていない。
なるほどね
「側妃派風情が王妃の血縁者であるオズワルド殿下に気安く声をかけるな」
オズワルドの側近の宰相子息かぁ~爵位は侯爵だったか?
むしろ君が不敬だよ
仮にも私、第1王子で王族なんだから
え、こんなバカを側近にしてるのやばくない?
「やめなよ。こんなやつに言っても無駄だよ。
仕方ありません。ついていきますよ」
なるほどなるほど
とりあえず、宰相の息子…君もついてくるだろうから好都合だね
「ありがとう。他の側近は大丈夫か?」
「大丈夫です。問題ないですよ」
「なら行こうか」
既に国王に面会の依頼はしていて許可も貰っている
現時点で王妃も側妃も来てくれるらしいし…助かる~
「第1王子デュース殿下と側近3名、第2王子オズワルド殿下と側近1名。到着いたしました」
「うむ。中へ入れよ」
謁見室の扉の前にいた衛兵が声をかけると国王から返事があった
すると両脇にいた衛兵が扉を開ける
壇上の真ん中に国王、向かって左に王妃で右に側妃がいた
壇上の下には宰相がいる
私たちは壇上の前まで行って頭を下げる
「面を上げよ」
その言葉に全員立ち上がり顔を上げる
そして私が口を開いた
「この度はこのような機会を設けてくださり、ありがとうございます」
「堅苦しい挨拶はよい。して、今回は何用だ?」
「国王は知っておりますか?最近暗殺者が異常に増えたこと」
私の言葉にピクリと反応する国王
側妃は首を傾げている
「そうだな。報告は上がっている」
「個人的に尋問しました。そうしたら、面白いことが発覚しましてね?」
クスクスと笑う私にコホンと咳払いするセレス
「宰相?この件に関してはどう思いますか?」
「…なぜ私におっしゃるのですか?私が差し向けたとでも?」
凄んでくるけど全然怖くないな
「宰相になんて失礼な!これだからちゃんと教育されてない者は!」
王妃が私に向かって怒鳴ってくる
国王は目を少し細めている
側妃はずっとこちらを見ている
「証拠ならありますよ
闇ギルドとつながっているんですよね?
契約書やらなにやら出てきましたよ」
「でたらめだ!父上がそんなことするはずがない!!」
宰相の息子がぎゃんぎゃん吠えているけど無視する
「静かに」
国王の一言で静まりかえる
「して、その証拠は出せるか?」
「はい。エリック。」
「ここにございます。お納めください」
セレスが証拠の書類などを近くにきた近衛騎士に渡した
なんだか視界の端で宰相が慌てているけど無視だ、無視
「ほぅ…ギルドにも頼んだのか」
「えぇ。伝手がありましたので…
第三者機関の方が、より正確なものでしょう?」
「でっち上げだ!!」
宰相の息子うるさいな
チラッとセレスを見ると煩わしそうわめいている奴を見ている
コクリと頷くといつものごとく指をパチンッと鳴らして《拘束》していた
口も《静寂》で黙らせているみたいでモゴモゴとだけしている
国王がピクリとこちらを見たが無視した
「…ふむ。確かなのだな…」
「陛下!こんな戯言を聞き入れるのですか!?」
王妃が国王に詰め寄っている
…何か勘違いしていないか?
「王妃。あなたにはこの件には権限はありませんよ」
スッと殺気を混ぜた視線で王妃に伝える
目が合った瞬間、王妃は顔を青ざめさせてストンッと椅子に座った
どっちかというと崩れ落ちたかな?
でも威圧使わなかっただけマシだと思って欲しい。
「…わかった。これを聞き入れよう。
宰相よ。申し開きはあるか?」
国王が尋ねた
「…くっくっく…ハーハッハッハッハ!!!」
急に発狂したように宰相が高笑いをしだした
「そうですね。デュース殿下。あなたが邪魔だ
オズワルド殿下くらい馬鹿で扱いやすかったら生き長らえたものを!!」
憎悪の目でこっちを見ている
やっぱりかー
「だってオズワルド。キミ、モテモテだねぇ~」
ヘラリと笑ってオズワルドに声をかける
その笑顔を見てオズワルドは目を見開いていた
その間にさりげなくセレスがオズワルドとデュース、エリーを国王の方へ連れて行っていた
宰相の息子は…あ、蹴って転がしてるのか
「これさえあれば!!この国は私のモノだ!!」
宰相の手のひらに握られているのは黒い石
…コイツもかぁ!
「ハァ…さてお仕事しますかね?」
腰につけていた剣の柄に手を当てた
「この石の力で!私はこの国の王になる!!」
「その石…どっから手に入れた?」
「これか?これはラーヒット帝国より仕入れた貴重な魔法石だ!
おぉぉぉぉぉ!!力が漲る!!」
石の力で魔力や筋力を全開にして宰相の能力値が跳ね上がる
「グレイ。こっちは大丈夫」
結界を張り終えた、セレスが私に声をかけた
「セレス!お仕事の時間だからがんばろー!」
「そうね!」
バッといつもの恰好に戻し戦闘態勢に入る
周りから声が聞こえているが無視した
「力が漲るぞ!!炎の爆発!!」
火の爆発系の魔法をこちらに向けてきた
私もセレスもジャンプして避ける
先読みで後ろに回っていた宰相の物理攻撃も体をひねって避けた
「なるほど。石の使い方でこんなに変わるのね」
セレスが落ち着いて分析していた
宰相はこちらに意識を向けさせるか
「力任せの攻撃で当たると思ってるのか?」
「ハハハッ!負け惜しみもが過ぎるぞ!」
話しながら人ではありえないスピードで突っ込んでくる
しかし、私はそれも剣でいなして動きを最小限に抑える
防戦一方だが体力は温存しておくに限るしな
「グレイ、そろそろ!」
しばらく攻撃を避け続けていたがセレスの声を聴いて一旦距離をとる
「何だ!観念したのか!?」
ニヤニヤ笑いながら言う宰相に呆れた
セレスの言葉が正しいなら…
「これで!ッ!?」
攻撃を仕掛けようとした宰相が突然血を吐いて崩れ落ちた
「な、何だこれは!?」
ヒューヒューという荒い息遣いをしている
目だけが血走って私を見ているのでにっこり笑って答えてやった
「そりゃー強制的に石の力で能力上げてるならガタがくるのは当たり前じゃん?
それに加えて、私が《浄化》をこっそりかけてたからな。石の消耗も激しいし、汚染されたその体が耐え切れなくても無理はないぞ」
「な、何!?」
「本当は光魔法系で対応しようかと思ったけど…ガタくるの早そうだったし、《浄化》で十分ってセレスが判断したからその通りにしたけど…小物過ぎて正直つまんないな」
倒れている宰相の目の前にしゃがみこんで疑問に答えてあげる
やっさしー!私!え、セレスごめん。自重するよ
「よっ!」
石を魔法を纏った剣でたたき切る
その瞬間効果が無くなり、効果の反動が来たのか宰相がもがき苦しみだしたので、
先に《拘束》を使って《治療》を使った
治ってすぐ逃げられても困るしな
「国王。こいつは国家反逆罪なので拘束しています。衛兵に引き渡しても?」
「あ!ちゃんと魔法も使えないようにしています!」
私の言葉にセレスが補足していた。
「衛兵。連れていけ!」
国王は1つ頷いた後、衛兵に支持を出した
わめいているが気にしないでおこう
「して、お主らは一体?」
「私を誰だと思っているの!?外しなさい!?」
国王が口を開いたと同時に王妃がわめき出した
もちろんセレスの魔法で拘束されてる
「暗殺の資料はそちらでしたが、こちらは別の資料になります」
ニッコニコでセレスが資料を差し出す
その資料に目を通した国王は肩を落とした
デュースとエリーの認識疎外の魔法を外して私は向き直った
「とりあえず、皆様初めまして。
私はグレイと申します。こっちは相棒のセレス。
デュース殿下の依頼により身の警護をしてました~
所属はギルドなので、この国の法律では私たちを裁けないのであしからず。
さて、資料の内容を分かりやすく説明しますね~
まず、王妃が裏でラーヒット帝国とつながっていることが確認できました。
随分派手に遊んでたんですね?麻薬の密輸、散財、男遊び…これはまずいですよね?
あとは…宰相との内通。そしてオズワルド殿下。こちらは宰相との不義の子ですね?」
「まぁ、元々法ギリギリの媚薬を国王に盛って一夜だけ抱かれた時の子にしては月数が合わなかったしね。
《道筋》でその辺は分かったよ」
私とセレスがニコニコ笑いながら伝えると王妃はサッと顔を青ざめさせた
「…やはりか。」
重苦しい溜息を吐く国王。
「後にも先にもその1回のみだった。そして、オズワルドはワシには似ていない。
こそこそと動き回っているのはわかっていたが、宰相が隠蔽していたから追及もできなかった」
「そんな!陛下違います!誤解です!」
「…先の戦いを見ていてもきっと2人は優秀なのだろう。ならば魔法で分かっても違和感はない
王妃も連れていけ」
連れていかれる王妃が叫んでいるが、聞く耳を持たず国王は見向きもしなかった
「あ、そうだ。国王1ついいですか?」
セレスが挙手したのを見て国王は1つ頷いた
「オズワルド殿下には酌量の余地ありです」
「何?」
「セレス、どういうことだ?オズワルドはわがままを通していたぞ?」
デュースが首を傾げながら尋ねた
「ん~…オズワルドくん。言い分は?」
「…ハッ!デュースには王位は似合わない!僕こそが相応しいんだ!!」
「あー。あくまで通したいんだね?わかったよ。
オズワルドくんはわざとこんな不遜な態度を取ってるんだ」
私の言葉にセレス以外の全員が目を見開いた
「で、でたらめを言うな!」
「でたらめじゃないんだよねぇ~これが。
キミがそんな態度になったのは、自分が宰相と王妃の子で国王の血が入ってないと知ったからなんでしょう?」
「そ、そんな訳ない!」
「キミ、自分が万が一でも王にならないよう不遜な態度を取ってふさわしくない、と示した上でデュースが継げるようにしたかったんだよな。
自分はいずれ市井に放り出されることも覚悟して」
「違う…違う!違う!!」
「理由は…側妃とデュースが大好きだったんでしょ?」
オズワルドの頭を優しく撫でるセレス
撫でられた途端にオズワルドの感情が凪いでいくのが分かった
「オズワルド…?」
「…兄上。」
さっきまでの激情が嘘のようにデュースを見るオズワルド
「昔から兄上と側妃様は僕を本当の兄弟のように扱ってくれた。陛下も、本当の母上ですら僕のこと見向きもしないのに同じように怒ってくれたり、遊んでくれたりして本当に楽しかったんだ。
でも、宰相と母上の話を聞いてしまって不義の子だって…
陛下は不義の子って疑ってたからずっと無関心だったんだって分かったし、母上は僕のこと権威を得る物としか見てくれなかった。
兄上に、王になって欲しくて…
どうしたらいいか考えて僕が傀儡になれば権威を握りたい貴族たちが寄ってくるし、僕と一緒に裁かれたら一掃できると思って…」
「馬鹿だな…いや、馬鹿なのは俺の方だな。気づいてやれなくてすまない」
「兄上は悪くない。たくさん、悪口言ってごめんなさい。」
「いいんだ。よく頑張ったな。」
その言葉にオズワルドは泣き出していた
「さて、分かりましたかね?国王?
正直な話、子どもに罪はないのに実の父母だと思ってる人物に冷遇されるなんてどういうお考えですかね?」
「まぁ、国王の立場としては仕方なかったのかもしれませんね。
でも、側妃が出来た人でよかったですねぇ。下手するとクーデターもあり得ましたからね~」
ニコニコとセレスと私が追い打ちをかける
嫌いな女の息子、しかも自分の子じゃない疑惑があったのはわかるんだけどな。
ただ、いたいけな子どもを蔑ろにするのはいかがなものか?
その後の話合いで処分などは後日に決めるということになり、オズワルドは自室に謹慎
宰相の息子は薬の売買に携わっていたということで牢に入れられた
「それにしても、デュースではないことはわかりましたが…本当に似ていますね」
側妃がニコニコとした笑顔で私に話しかけてきた
エリーとセレスのことも見ている
確かに何か意図があるレベルで似ているのは否めない
「残念ながら幻覚の魔法でも認識擬態の魔法でも無くて地顔です」
「最初びっくりしたよね」
セレスがエリーに話しかけた
エリーはこくりと頷いて口を開いた
「暗殺者に殿下と一緒に襲われて…路地裏に逃げ込んだところをお二方に出会い、助けていただきました。」
「そうだったのですね。息子とエミリア嬢を助けていただき、ありがとうございます」
「ワシからも、ありがとう」
側妃は私たちをまっすぐ見て頭を下げた
その後、国王からも頭を下げられた
エリーとデュースはエリーが女の子だったことと国王たちが頭を下げたことに驚いて固まっていた
「頭を上げてください。私たちも2人を守るためとは言え影武者を勝手に行い申し訳ありません。
あと、報酬のほかにもう1つわがままを聞いて欲しいですが…いいでしょうか?」
にっこりと私は笑って尋ねる
「あぁ。叶えられるものであれば叶えよう」
「はい!言質もらいました!!
デュースを王太子に。そしてエミリアを王太子妃にお願いします!」
「こちらで王太子妃教育は済ましています」
セレスが笑顔で告げていた
「なるほどな。デュース。お前は覚悟はもうできたのか?」
デュースは目を見開いた
そして1つ深呼吸して口を開いた
「…正直、国を背負うなんて大層なこと。俺には向いていません。
でも、友人たちや弟が俺に期待してくれるなら…そして」
デュースはそっとエリーの手を握った
「リアが共に居てくれるのであれば、俺は愚王にならず民のためにこの国を良くしていきたいです」
国王を真っすぐ見据えてデュースが宣言した
「エミリアさん。デュースはヘタレだし、こんな下手くそなプロポーズしかできないわ。
それに、ゆくゆくは王妃になるとしたらかなり重い責務が課せられる…それでもよかったら
この子を支えてあげてくれないかしら」
「私は…ずっとデュース殿下と一緒にいました。
本当は女なのに男として育てられて、陛下にも虚偽の申請をしていました。
殿下を支えれないときも沢山ありました。王族になるということは今までの重圧以上になるでしょう。
でも、それでも…殿下の…デュースの隣は私でありたいです。
支えられるなんておこがましいことは明言できません。
しかし、寄り添い困難を一緒に考え、悩んで越えていきたい。楽しいことはこれからも共有したい。
そう思います。
こんな不束者ですが、デュース…私をお嫁さんにしてくれますか?」
「ッ!!リア!俺と結婚してくれ!!」
「はい、喜んで」
その瞬間割れるような拍手が謁見室に広がった
「よかったなぁ~」
「グレイ、鼻水でてるよ」
セレスにティッシュをもらって鼻をかんだ
「さて、そろそろ行くか!」
「うんうん!また結婚式には来るかもしれない!」
私とセレスは笑顔で窓に足をかける
「もう、行っちゃうんですか?」
「寂しくなるな…」
「エリー…デュースが頼りなくなって家出したくなったらいつでも呼んでくれよな!」
「あ!国王、エリーちゃんちの断罪お願いしますね!」
「う、うむ。」
そして私たちはさっさと城から出た
今回も任務完了!な~んて!!
**********************************************************************
・お詫び・(2022.3.28)
作者です。
誤字脱字が多いですが、一番重要なところでエミリア(エリー)とセレスの名前を間違えてしまいました。
コメントを閉鎖しているため、もやもやされた方もいらっしゃったと思います。
スペースを借りてお詫び申し上げます。
大変申し訳ございませんでした。
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