君も転生者なのか!? ~だったら2人でハッピーエンドに作り替えませんか?~

EAU

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第11話

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「チャット機能? ええ、よろしいですわ」
 王宮に戻り次第、俺は女神と連絡を取り合い、チャット機能を追加してほしいと頼んだ。

 もう会話から始まるのに、慣れちゃったよ。
 誰かの絶叫でない限り、平和に進められるってことだね。


 【女神】のアイコンを選択すると、ホログラムのように女神の姿が空中に浮かび上がった。
 あれ、やっぱり俺の女神は金髪のナイスバディの姉ちゃんじゃん。女神は交代していないってこと?
「チャット機能は、音声入力しかできないけどいいかしら?」
「いいですよ。使い方はチャットを開いて、メッセージを送りたい人を選んで、それでメッセージを送ればいいんだよね?」
「ええ」
 じゃあ、ファンティーヌ嬢と侍女のリズ殿を登録しないと……って、もう登録されているじゃん。仕事速っ!!
 あ、待って。音声入力ってことは、写真とかスタンプとか送れないってこと? 受信するだけ? ちょっとつまんないんだけど…。
「あの、写真とかスタンプは送れないんですか?」
「送れますよ。チャット画面を開いて『カメラ』か『アルバム』と唱えれば写真を選択できますし、『スタンプ』と唱えれば一覧が出るはずよ」
 唱えればいいのか。心の中でもいいかな?
 試しに『スタンプ』と心の中で唱えてみた。
 するとチャット画面の横に新しい画面が現れ、見慣れたスタンプがズラーっと並んでいた。
 おおぉーーーーー!! すげーーーーー!!
 って、これ、どうやって選択すればいいんだ?
「目を動かしてみて」
「目?」
 女神に言われた通り目を動かすと、スタンプの周りに赤いカーソルが現れ、俺の目の動きに合わせて動き出した。
 おおぉーーーー!!?? ハイテクーーーーー!!
「選ぶときは軽く目を閉じて見て」
 なぬ!? 軽く目を閉じると選択されている!!??
「写真を撮る時も同じで、カメラ機能は【鑑定】アイコンに付いていますわ。【鑑定】と唱えると『鑑定』と『カメラ』という選択肢が出てきますから、『カメラ』を選択して写真を撮る時は目を閉じる。もう少し待ってくれれば〔どうが〕?も出来るようにバージョンアップしますね」
 なんでいきなりハイテク技術が使えるようになったんだ?
 初めて会ったとき、機械の事はわかりませーん!って状態だったのに。
「どうして急に機能が追加で来たんですか?」
「上司に無理言って特別研修を受けさせてもらったの。わたくしの上司、元はカイルと同じ世界に住む日本人だったの。ゲームを開発するえんじにあ?とかいう職種についていたみたいで、こういうのは大得意なの」
「上司?」
「この世界全体を管理されている女神ですわ。自分だけの世界を作りたくて、この世界を作ったそうよ。だいぶ昔のことだから詳しくは分からないけど」
 だいぶ昔っていうけど、前世の世界ではごく最近の事なんだろうな。
 この世界と前世の世界ではどれぐらいの時間が流れているんだろう? 俺が見ていたアニメの二年後にゲーム化されたって聞いたから、それなりの時間が流れている事は確かだけど。
「因みに女神って何人いるんですか?」
「この世界に? 国の数だけ女神はいますわ。一つの国に1人の女神が管理する事になってて、新しい国が出来るたびに上司に仕えている部下が女神になりますの」
 一つの国に1人の女神か……。

 ん? じゃあファンティーヌ嬢があったという女神も、この目の前にいるナイスバディの姉ちゃんと同じってこと? だって、彼女はロリータちゃんって言っていたような?

「質問してもいいですか? ファンティーヌ嬢もこの世界に召喚されたんですよね? 召喚したのはあなたですか?」
「ええ。この国はわたくしが管理していますもの」
「でも、彼女はロリータファッションに身を包んだ金髪の美少女って言っていたんですけど?」
「この姿の事かしら?」
 そういうと女神は高速に一回転し、その容姿を変えた。
 さっきまでナイスバディの姉ちゃんだったその姿は、白いレースをふんだんに使ったロリータファッションに身を包んだ金髪の美少女に変身した。
「わたくし、趣味がコスプレなの! 召喚した人に合わせて姿を変えているのよ。カズアキにこの姿を見せたら興味持ってくれなかったでしょ? だからあなた好みのスタイル抜群の姿にしていたのよ」
 趣味がコスプレ……って、この女神も俺のいた世界から召喚されたのか?
 それともこの世界を作ったと言う上司の影響か?
 その前に、久しぶりに前世の名前で呼ばれたよ。

 女神には内緒にしていたが、ロリータちゃん姿を写真に収めておいた。
 まあ、カメラ機能のテストを兼ねた試し撮りだけどね。
 だけど、今後、何かの役に立ちそうなんだよね。お守りとして保存しておこう。


 チャット機能を手に入れたことで、ファンティーヌ嬢との連絡も取りやすくなった。
 ここの所、ファンティーヌ嬢と一緒にいる時間が多かったからか、周りからは「カイル王子はオルベリザス伯爵令嬢を選ばれた」という噂が上がり、このままではアニメに近い展開になってしまうかもしれない。
 一応、周りには妃候補たちに試験を行う学校作りの手伝いをしてもらっていると伝えてある。ファンティーヌ嬢の父親が近隣諸国と貿易をしており、学校や新しい街作りのために必要な物を取り寄せてもらっていると説明したら、噂はあっという間に消えた。それと同時にファンティーヌ嬢の評価が爆上げしていった。

 もちろん、ファンティーヌ嬢の評価が爆上げしてしまうと、他の令嬢たちが嫉妬しだし、ライバル心むき出しになってしまう。
 なんとかしないとな…なんて思っていたけど、ある光景を目にして俺の心配は消え去った。


 もう少しで妃候補たちの王宮での生活が終わる頃、中庭に妃候補5人が集まってお茶会を開いていた。和気藹々と楽しそうに話している所を見ると嫉妬とか妬みとかなさそうだ。
「こんにちは、皆さん」
 俺が声を掛けると、全員が椅子から立ち上がり「ごきげんよう」と声を揃えて挨拶をしてきた。
「楽しそうですね。何の話で盛り上がっていたんですか?」
「今、ファンティーヌ様からお揃いの服を着てみませんか?って提案されていた所ですの」
 一番身分の高いアイリーン嬢が答えてくれた。
 テーブルの上を見ると、お茶やお菓子の他に、服のデザインが描かれた紙が何枚も散らばっていた。
「お揃いの服…ですか?」
「ええ! 今度、学校という施設でお勉強することになりますよね。その学校という施設で、皆さんで同じ服を着て過ごしませんか?ってファンティーヌ様が提案してくださったの!」
 ロザライン嬢が何枚かのデザイン画を見せてきた。
 確かにそこに描かれている服は、俺もよく知っている『日本の女子高生』の制服が描かれているけど、ゲームでも制服が登場していたのか?
 そう疑問に思っていると、俺の耳元で「ぴろん♪」という音が聞こえた。
 声に出さずにチャット機能を立ち上げると、そこにはファンティーヌ嬢からのメッセージが飛んできていた。
『ゲームでは制服は存在しませんが、制服があった方が学校っぽくなりません?』
 メッセージを読んでからファンティーヌ嬢を見ると、ニンマリとした笑みを浮かべていた。
 これは、男子たちの制服も考えているな?
「わたくしたちは今まで、他の方と違うドレスを要望して作っていただいていましたが、こうして同じ服に身を包むというのも新鮮ですわ」
 アイリーン嬢の顔はニコニコだ。彼女にとって【誰かと一緒】というのは初めての体験なんだろうね。
「ファナの考える服はとても動きやすそうですわ! わたし、早く着てみたいです!」
 こちらもご機嫌のマーガレット嬢。まあ、彼女は実家では平民と同じような服を着ていたって聞いているから、裾の長いドレスは嫌なんだろうね。
「それで、どの服にするのかは決まったのかい?」
「ええ。こちらのデザインに決まりましたわ」
 バーンっ!と効果音が付くのではないかと思うほど、ファンティーヌ嬢が勢いよく俺の目の前にデザイン画を突き出してきた。

 そこに描かれた制服は、襟がセーラーカラーになっているワンピースタイプで、スカートの丈は膝より少し下。スカートの裾より少し長めのブレザー(フロックコートに似ているかな?)も描かれていた。
 胸元のリボンは色や太さ、形は色々あるらしく、それは各令嬢が自由に選ぶ事が出来るんだとか。

 なんとなく、俺が通っていた高校の制服に似ているような気が……?

「男性の制服も同じ形ですの。ただ、男性に関しては基本がシャツにネクタイ、ブレザーという形ですが、それぞれアレンジしていただいても構いませんわ」
「まあ、それでは男性の方のファッションセンスが問われますね」
「いかにカッコよく着こなせるのか、楽しみですね」
 シンディ嬢とマーガレット嬢も楽しそうに声を弾ませている。
 うん、これは俺のファッションセンスも問われるってことなのかい? 前世の俺が通っていた学校も、基本な制服はあったけど、畏まった場所じゃないかぎり、色々とアレンジしていい学校だったから、それで行こうと思っていたんだけどな。
 っていうか、なんでファンティーヌ嬢は、俺が通っていた高校の制服に似せて作ったんだ? 彼女の住んでいた街でも同じような制服を着る学校があったのかな?



 令嬢たちが決めた制服は、すぐに作られた。
 もちろん俺たち男子の制服もすぐに作られ、入学予定者の元に届けられた。

 届いた制服をマネキンに着せ、改めて見ると、やっぱり俺の通っていた高校の制服に激似だ。
「こんな偶然ってあるんだろうか…」
 全国でも珍しい白を基調とした制服。この制服に憧れる人は多かった。
 俺が通っていた高校はかなりの進学校で、全校生徒の数もそんなに多い方ではなく(一クラス25人前後)、入学するのにもかなりの難関校だった。俺は頭だけはよかったから合格できたけど、市内の中学校から一人でも合格者が出ればいいと言われているほどの難関校だ。
 進学校だから勉強だけに特化しているのかと思いきや、部活動の活躍も凄く、特にサッカー部に関しては全国大会初出場で準優勝し、翌年には優勝、その後はベスト4入りは毎年のことだった。プロのサッカー選手も多く輩出し、日本代表に選ばれた人もいたんだとか。俺は興味なかったから詳しくは知らないけど。

「王子、側近候補の事でご相談が……王子? そんなに制服が珍しいのですか?」
 制服をじーっと見ていた俺にセザスが声を掛けてきた。
 別に珍しいってわけじゃないよ。前世で通っていた高校の制服に激似だったから見ていただけだよ。
「いや、全員が同じ服を着るなんて、思いもよらなかったからさ」
「たしかに貴族のご子息やご令嬢は、身に着けている物で家の財力を示していますから、全員が同じ服を着る事は予想外でした。よくご令嬢たちが承諾されましたね」
「そこはファンティーヌ嬢の説得があったんじゃないの? 同じ服でもアレンジすることでその人のファッションセンスが試されるとかなんとか言って」
「ありえそうですね」
 学校生活が楽しみになってきたよ。前世では中途半端に終わってしまった学校生活を、また始められると思うと嬉しくてたまらない!
「で、側近候補がなんだって?」
「入学予定者からのお返事が参りました。今の所、サリュージ王子は入学しないとのことです」
 やっぱりな。この間、親父と大喧嘩していたのを見かけたから、絶対に参加しないと思ってた。
「別に来たくなければ来なくていいよ。強制はしない。他は?」
「オスカー・バンシュハリア殿は承諾されました。サリュージ王子は参加しない事を話した所、即決されたそうです。『これで解放される!』と喜んでおられたそうです」
「え? なんで? オスカーは兄上の親友じゃなかったっけ?」
「将来の為に仲良くしていなさいと親から言われ、親友という役職を演じているそうです。オスカー殿はサリュージ王子のご友人の一人ではありますが、爵位は一番下の伯爵ですから、何かと下に見られているのでしょう」
 おやおやおや? そこはアニメと違う展開だな。アニメのオスカー(と言ってもそれらしい人物)は兄上と凄く仲が良くって、俺(カイル)を陥れる情報をすぐに提供していたのに。俺の今までの行動で変わってしまったのか?
「アンドリュー・ラクミディエル殿は一度はお断りされましたが、シンシア=ディーヌ嬢が説得されて入学を承諾されました」
「シンシア=ディーヌ嬢の幼馴染みだっけ?」
「はい。自分は王子の側近候補に選ばれる身分ではないので資格がないと仰っていました。アンドリュー殿は元々、シンシア=ディーヌ嬢の実家にお仕えする使用人の息子でして、小さい頃にご両親を亡くされた事を哀れに思ったファンジブル伯爵が、遠縁のラクミディエル家へ養子として縁組されたようです」
「なんで伯爵が使用人の息子を貴族の養子に?」
「アンドリュー殿の実の父君がファンジブル伯爵の腹違いの弟だそうです。それを知ったのは最近だそうですが」
 その『最近知った』情報を、なんでお前が知っている?
 あ、もしかして同じ騎士団に所属していたから、それなりに情報を聞き出しやすかったのか?
「パリス・センジャグリ殿も承諾されました。マーガレット嬢の父君が是非!と話に飛びついてきたそうです。本当の目的はマーガレット嬢の近状報告だそうですが」
 マーガレット嬢の父親は娘溺愛かよ。
「レオニード王子も渋々承諾されました」
「渋々?」
「レオニード王子の恋人が頑なに反対され、レオニード王子も乗り気ではなかったそうです」
 あ~……なんか変な事を吹き込んだな、あの隣国のお姫様よ。
「ですが、アイリーン嬢とロザライン嬢が説得してくださいまして、渋々承諾されたそうです。とくにロザライン嬢の泣き落としが一番効果があったと聞いております」
 泣き落とし!? あのロザライン嬢が!?
 見たかった……その現場にいたかった……。
「以上が入学予定者からのお返事です」
「そう、わかった。……って、もう一人いなかったっけ?」
「王宮御用達の宝石商の会計係ジャン=ジャック殿でしょうか? まだお返事はありません」
「断りの返事もないの?」
「それが……ここ数日、ジャン=ジャック殿が職場に姿を見せていないそうなんです。とても真面目な方なので、無断欠席などありえないと伺っていますので、もしかしたら何かの事件に巻き込まれたのではないかと…」
 う~…ん……アニメ通りに話が進んでいるのなら、そろそろカイル(おれ)が闇取引に手を出す頃なんだよな。たしか、親父に媚びを売りたい貴族たちが、国内では手に入らない珍しい物を手に入れたいとかなんとかで、カイル(おれ)に頼ってきたはず。
 でも、今はその兆しはないし、俺の周りは静かだ。
 だとすると、他の所で何かが動いているのかもしれない。
「セザス、ジャン=ジャックはいつから姿を見せていないんだ?」
「5日ほど前からだそうです。自宅は特に荒された形跡もなく、貴重品も残されていたそうなので、自ら姿を消したとは考えにくいそうです」
 5日前か……。5日前って何があったっけ?
 たしか……俺は街づくりに出かけてて、親父はイスランデ王国の使者と面会していたな。この時、宝石商の出入りはあったのか? 
「セザス、明日、ジャン=ジャックの職場を訪ねたい。許可は取れるか?」
「かしこまりました。すぐに動きます」
「頼んだよ」
 このジャン=ジャックの失踪はゲームにもあるイベントなのだろうか?
 いやいや、恋愛シミュレーションゲームの序盤で、攻略対象者が失踪するイベントが発生するなんて、どんなゲームだよ。
 これは俺やファンティーヌ嬢がアニメやゲームにはない行動をしている事で生まれた新しいイベントだ。
 慎重に動かなくては。



        <つづく>

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