祖父ちゃん!なんちゅー牧場を残したんだ!相続する俺の身にもなれ!!

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夏の月16日(金曜日) 夏祭り

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 日が沈むと、松明の明かりが広場を取り囲んだ。

「今年も無事にユーキ殿の誕生日を迎えられた事に感謝し、盛大に夏祭りを始めようではないか!」
 ハキハキとした若々しい声でスピーチをする村長。
 たしか、つい昨日まで白髪でしたよね? なんで薄緑色の髪になっているんですか? 心なしか肌も若返っているような…?
「皆の者、準備はいいか!?」
 村長の掛け声に、広場から雄たけびに近い歓声が上がった。
「それじゃあ、いくぞ! ユーキ様のお誕生日を祝って、カンパーイ!!」
「「「カンパーイ!!」」」
 広場に集まった人たちが、一斉に手にしたグラスを空に掲げると、夜空に大輪の花が咲いた。
 祖父ちゃんがこの村に広めた『花火』とかいう、火薬を使った夜空に大輪を咲かせる道具だという。祖父ちゃんの故郷では、夏の風物詩だとかで、この村に来てから一から作りだしたそうだ。

 王都では考えられない代物だ。
 だって、王都では火薬は戦う道具に使う物。それを人を楽しませる道具に使うなんて、やっぱり祖父ちゃんは凄いよ。

 花火だけじゃない。夏祭りの会場となっている広場に出店しているお店が出す料理も、王都では見たこともない物ばかりだ。
 アンナの店では焼きそばの他にも、小麦粉を水で溶いてから鉄板に薄く伸ばし、その上にキャベツや肉を乗せ、器用にひっくり返しながら焼いた『お好み焼き』という食べ物や、半円にくり抜いた鉄板にやはり水で溶いた小麦粉を流し込み、俺の知らない食材と、海でしか取れないタコという生き物を入れて、細い針のような物でクルクルと回しながら焼いている『たこ焼き』、お好み焼きと同じように水で溶いた小麦粉を、鉄板で薄く焼いて、その上に果物や生クリームを似せて巻いた『クレープ』という食べ物など、作る工程を見ているだけで楽しい物を売っていた。
「クレープは今年初めて売ることにしたの。今までアスカ様だけの特別なお料理だったのよ」
 アンナが嬉しそうは話してくれた。
 祖母ちゃんは甘い食べ物が好きで、自分でもよく作って皆に振る舞ってくれたらしい。
 このクレープはちょっとした技術が必要で、アンナのお母さんが猛特訓して取得したらしいのだが、祖母ちゃんが亡くなってからは作っていなかったらしい。
 なんで今年は売ることにしたんだ?って聞いたら、
「だって、アスカ様のお孫様がいらっしゃったんですもの!」
という事らしい。

 アンナの店以外も覗いてみると、果物屋では、リンゴに薄い膜を張った食べ物を売っていた。
 薄い膜は固くで、でも甘くて、リンゴとの相性はよかった。
「これはリンゴ飴といって、周りの膜は砂糖を溶かして固めたものなんですよ。アスカ様の大好物なんです」
 これも祖母ちゃんの大好物なのか。
「それから、こちらは久しぶりに販売することにしたんですよ」
 そういって、店主が差し出してきたのは、細長い少し黄色っぽい物に、茶色い液体をかけている物だった。
「バナナという果物に、チョコレートをかけているんです。チョコレートは貴重な物で、今まで特別な日にしか提供していなかったんですが、今年は特別に販売することにしました」
「なんで特別に販売を?」
「ユーキ様とアスカ様のお孫様がいらっしゃったからですよ! この食べ物もユーキ様とアスカ様の大好物で、いつも夏祭りの日に売っていたんです。ですが、今はチョコレートの入手が難しくて、冬のアスカ様のお誕生日の日にしか出していなかったんです」
「祖父ちゃんと祖母ちゃんは、これが好きだったんですか?」
「ええ! 故郷の食べ物だそうです」
 なんで祖父ちゃんと祖母ちゃんの故郷の料理がこんなにも浸透しているんだ?
 王都のレストランのマスターが祖父ちゃんから料理を教わっているのなら、これも王都に広める事が出来たはず。なのになんで広めなかったんだ?

 広場を周って、色々な店を覗くと、どこでも、
「アスカ様が得意としていた料理なんですよ」
「ユーキ様が好んで召し上がっていた物なんです」
と、祖父ちゃんと祖母ちゃんの名前がいたるところで出てきた。
 この村の人たち、本当に祖父ちゃんと祖母ちゃんの事が好きなんだな。

 でも、俺に向けられる「期待しています!」感満載の眼差しは……ちょっと勘弁してほしかった。



 広場に置かれた椅子に座って、エリオといろんな物を食べていると、ワイズとジャックが、数人の男女を連れてやってきた。
「ハヤト~、俺たちの仲間を紹介するよ」
「今後、何かと役に立つと思うんだよね」
 そう言いながらワイズとジャックが紹介しようとしているのは、2人の青年と3人の女性だ。年は俺とそんなにかわらないのかな?
「まずは雑貨屋で働いているローズとミカエル」
 金髪のローズという女の子と、同じく金髪のミカエルという青年は顔がとても似ていた。すぐに2人が血縁関係者だということが分かる。
「ローズです。こっちは弟のミカエル。ユーキ様とアスカ様のお孫様にお会いできて光栄です!」
 にっこりと微笑むローズに対して、ミカエルは明後日の方向を見ていた。よく見るとローズがミカエルの袖を掴んでいる。逃げ出さないようにしているんだなってことがよくわかる。
「ミカエルは愛想ないように見えるけど、気にしないでね。誰にでもこんな感じなの。わたしたち雑貨屋は、農作物や花の種や苗を販売しているから、牧場で農作物を育てる時は、わたしたちの所で買ってね。少しなら育て方とかも教えることもできるわ」
「ありがとう。牧場の整備が終わったら寄らせてもらうよ」
「待っているわ」
 終始ニコニコ笑顔のローズ。それに引き換えミカエルは無表情だ。
 でも、2人の顔はそっくりだ。髪型や着ている服を取り換えても、入れ替わったとは気づかないと思う。
「次に薬屋のミント」
「ミントと申します。この村の診療所の一角をお借りして薬屋をしています」
「薬屋ってことは、薬を作れるってこと?」
「ええ。これでも錬金術Aランクですの。ユーキ様とアスカ様が生み出されたお薬を継承させていただいてます。人間に対する薬、動物に対する薬、植物に対する薬など、色々揃えていますので、どうぞご利用ください」
 紺色の髪が主だが、毛先5cmほどを緑色に染めているミントは、どことなく上品な雰囲気がある。ベアトリスも上品な女の子って感じだったけど、ミントは内面からその上品さが滲み出ているようだ。
「最後に服屋のポールとマーガレット。この春に結婚したばっかりなんだぜ」
「ポールです。服屋を営んでおります。こっちは妻のマーガレット」
「初めまして、ハヤト様。わたしもこの春に引っ越してきたばかりなので、お互いに助け合っていきましょ」
「もし牧場で羊毛品を生産するのなら、是非とも我が店にお持ちください。素敵な服に仕上げますよ」
 ポールは俺の目の前に手を差し出してきた。その手首には緑色のバンダナが巻かれていた。

 よくよく見たら、ローズは長い髪を三つ編みにしているが、そこに緑色のリボンを編み込んでいる。
 ミカエルは緑色のスカーフを首に巻いている。
 ミントは緑色のワンピースを着ている。
 ポールは手首に緑色のスカーフを巻いており、マーガレットは青いバンダナを手首に巻いている。
 今まで気にも留めなかったが、エリオも緑色のスカーフを首に巻いており、ワイズは頭に巻いているバンダナが緑だ。ジャックもオーバーオールの肩紐に緑色のバンダナを巻いている。

 えっと……これはなんですか? 何かのチームですか?

 そういえば、アンナも二つに結んでいるリボンが水色だった。水色の髪に水色のリボン?ってちょっとだけ疑問に思った。

「ハヤト様は生産者ランクがBでしたよね?」
 マーガレットがそう訊ねてきた。
「あ…はい」
「ではこちらをプレゼントさせていただきますね」
 そう言いながら、マーガレットは水色のバンダナを俺の前に差し出した。
「え? プレゼント?」
「この村の決まりごとなんです」
「決まり事?」
「はい。ハヤト様は村長からお聞きになっていないのですか?」
 今度はミントが話してきた。
「何も聞いていないけど…」
「あら、村長にしては珍しいですね。この村に移住された方にはちゃんとお話していますのに」
 まあ、あれだけ暴走していた村長だし、話し忘れる事もあるだろうね…。
 それに夏祭りの準備で忙しい時に来てしまったんだし…ね。
「この村で商売をされる方は、体のどこかに身分証明書と同じ色の物を付けなくてはいけないんです。この広場でお店を経営できるのはBランク以上という決まりがありまして、店主は必ずランクに合った色の物を身に着ける決まりになっていますの。ギルドの裏にある職人広場はAランク以上でないとお店は出せません」
 ミントは「ほら」と言いながら、自分の身分証明書を見せてきた。たしかにミントは生産者Aランクの緑色のカードを持っていた。だから緑のワンピースを着ているのか。
「経営者はBランク以上という決まりはありますが、そのお店で働く人はどのランクでも制限はありません。でも、必ずランクと同じ色の物を見に着けなくてはいけませんの」
「じゃ…じゃあ、皆はAランクってこと?」
「はい!」
 Aランクって、王都では国から援助金が出るレベルだぞ? 王都に住む10%ぐらいしかAランク所持者はいなかったと思う。ほとんどがCランク止まりで、俺みたいにEランクの人だって沢山いた。
 この村にはAランク所持者はどれだけいるんだ? だって、この広場、数えただけでも20件近くのお店が並んでいるぞ?
「なんでそんな決まりを…」
「ユーキ様がお考えになられました」
 今度はローズが答えた。
「祖父ちゃんが?」
「ランクが低いと、どうしても質が落ちてしまいますので、ある程度の技術と経験を積まれた方が店を経営した方がいいと提案しました。それに悪質な商売をする方もいますので、その取り締まりを兼ねて、このような制度を設けたのです」
「で…でも、AランクとBランクが隣り合っていたら、絶対にAランクの店にはいるよね?」
「確かにその考えはありますが、それぞれ決まった金額でしか販売できませんので、その時の所持金の関係でお店を選べるので、特に困った事はありません」
「どういうこと?」
「Aランクのお店とBランクのお店では、値段の設定が決まっているのです。Aランクは100銅貨以下にしてはいけない、Bランクは100銅貨以上にしてはいけないって決まりがあるんですよ」
 は? なにそれ!?
 つまり、アンナの両親が経営するレストランでは、最低価格が100銅貨で売られている食べ物が、Bランクが経営するレストランでは100銅貨以下じゃないといけないってこと!?
 どういう決まり事なんだよ!!
「この村で生活していれば、なぜユーキ様がそのような制度を作ったのか、よくわかると思います」
 いやいやいやいや、そんな簡単にわかるようなことじゃないだろ!
 なんで祖父ちゃんはこんなややこしい制度を作ったんだよ!!


「ハヤトくん、夏祭りは楽しんでいますか?」
 広場で祖父ちゃんが考えた制度を理解しようと頭を抱えていると、ベアトリスが声を掛けてきた。
「まあ、なんとか」
「何か悩み事でも?」
「祖父ちゃんと祖母ちゃんのことで、ちょっと…」
「とても素敵なお祖父様とお祖母様ですよね! わたしも小さい頃はよく遊んでもらいました」
 素敵って言われても、俺は祖父ちゃんのことよく知らないし、祖母ちゃんに至っては写真でしか見たことがないんだよね。身内なのに知らないって、ちょっと悲しいな。
「皆、祖父ちゃんと祖母ちゃんを尊敬しすぎだよ。俺、この村でやっていけるかな?」
「大丈夫です。ユーキ様もこの村に来た時、何もできませんでしたから」
「そうなの?」
「そう聞いています。ハヤトくんもきっと大丈夫ですよ。牧場はいつから整備に入るんですか?」
「あ~…おっさ…んじゃなくて、ガンツさんが農具を作ってくれるらしいから、それが出来てからかな?」
「じゃあ、すぐに始められますね」
「あの荒れ果てた畑を整備しないと、何も植えられないけどね」
「秋には間に合いそうですか?」
「なんとか間に合わせる」
「では、早めに秋の野菜やお花の種を用意しておいた方がいいですね。わたし、あの牧場がまた色鮮やかになるのを楽しみにしているんです!」
「あ~……期待に添えられるようにガンバリマス」
「わたしもお手伝いさせていただきますね。一緒に頑張りましょう!」
 にっこりと微笑むベアトリスに、俺はドキッとした。
 なんか知らないけど心臓がバクバクしてる!
 絶対に顔も赤いはず!

 初めて体験するこの胸の高鳴りと共に、夏祭りはさらに盛り上がっていった。



     <つづく>

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