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夏の月19日(月の曜日) 牧場整備に取り掛かります!
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夏祭りが終わって二日後、ガンツさんが農具を作って持ってきてくれた。
農具はクワ、オノ、カマ、ジョウロ、ハンマーの五つ。
黒くピカピカに光るクワは、俺の手にすんなりと馴染み、重いかな?と思っていたけど、何の抵抗のなく振り上げる事が出来た。
「すっごく使いやすい」
農業を始めてやる俺でも、簡単に使える農具を作れるなんて、おっさんの腕は凄いや!
「この農具はユーキが残した貴重な鉱石から作ったんだ。使えば使うほど、ハヤトの手に馴染み、仕事も効率よくできるようになる」
「効率よく?」
「それは使い続けてのお楽しみだ」
ニカっと笑うガンツさん。なんか企んでません? その笑顔が怖いんですけど?
だけど、道具は使いやすくても、農業という物をやっと事がない俺は、クワの扱いが出来ていなかった。
一応、農業指導として雑貨屋のローズとミカエルが手伝ってくれているけど、俺がクワを振り下ろすたびにミカエルから大きな溜息が聞こえてきた。
「ミカエル! 溜息吐いていないで、ハヤト様に教えてあげたら?」
ローズが注意すると、ミカエルはぷいっとそっぽ向いて、俺たちから離れて行ってしまった。
「ごめんなさい、ハヤト様。ミカエル、小さい頃の事が原因で、人と関わろうとしないの」
「小さい頃に何かあったの?」
「それは…」
俺が聞くと、ローズは不自然に視線を逸らした。
それだけで過去に起こったであろう何かが、俺が聞いてはいけないないようだという事がわかった。
「ごめん、話したくないよね?」
「いえ、こちらこそごめんなさい。さ、続きをやりましょ」
ローズは無理に笑顔を作った。
2人の過去に何があったのかは知らない。だけど、その話は俺から聞いてはいけない気がした。2人から話してくれるまで、待ってみるか。
ローズの指導で、牧場の畑すべてを整備するのには根気と時間がいるので、秋に育てる野菜を植えられる場所の確保だけを中心に行うことにした。
牧場の畑は、母屋の北側にある。南側は動物たちの放牧場所となっており(こっちも手入れしなくちゃ)、母屋周辺の北側に畑、その隣(滝のある方向)に祖母ちゃんが作ったと言う花壇があり、牧場の入り口には果樹園が広がっている。
祖父ちゃんはこの畑で四季折々の野菜を育て、祖母ちゃんは花壇で季節の花を栽培し、果樹園では2人で季節の果物を収穫していたそうだ。
祖母ちゃんが亡くなった後、1人で頑張って手入れをしていたそうだが、体力が続かなくなり、作物の苗や種をローズとミカエルの雑貨屋に一時的に預けた。祖父ちゃんの得意技の一つ【時間を止める魔法】を使って保管されているらしく、俺が望めば倉庫の奥から出してくれるらしい。
「でも、祖父ちゃんみたいに上手く栽培する自信がない…」
そう、それが一番の問題。いくら祖父ちゃんが種や苗を残してくれても、それを上手く栽培しないと無駄にしてしまいそうだ。
「では、こうしましょうか。まずお店で販売している種や苗をすべて栽培してみてください。雑貨屋で売っている種や苗は農業初心者向けが多いので、農業のレベルアップには最適だと思います。ある程度、農業をやり方に慣れたら、各季節に品評会が行われるんです。その品評会で好成績を収められるようになったら、お預かりしている物をお渡しします」
「で…でも、何年も掛かっちゃいそう…」
「すぐにできる人なんていませんよ。それこそ職業ランクS以上でないと、すぐに品評会で好成績なんて収められません」
「それはそうだけど……その品評会って何をするんだ?」
「野菜や果物を出品して、見た目、大きさなどの品質と味を競うお祭りです。お題は決まっていないので、その時自信のある物を出品するんですよ」
「それって、お祭りなの?」
俺的には大会のように聞こえるんですけど?
「別名【収穫祭】と呼ばれているんです。品評会の後は、出品された物を使ってお料理を皆で作るんですよ。この品評会で好成績を収めると、農業ランクが上がったり、個人カードに出場した大会の実績も残すことができるんです。それにお料理もするので、ランクの低い料理人にとってはレベルアップのチャンスなんです」
「へぇ~~。個人カードに実績が残るってことは、国認定の大会なんだ」
「ええ。ユーキ様が虹色カード所持された時に、国から認められた大会になったとお聞きしています。他にも、この村で行われる競う催し物は、ずべて国の認可が下りているんです。なので、他の村や街からも実績欲しさに参加される方もいらっしゃるんですよ」
実績を残す大会って、国王主催だけの物だと思ってた。
まあ、王都は国王主催の大会しか行われなかったし、それに出場できるのも職業ランクA以上っていう決まりがあったからな~。
「さ、午前中にある程度、整備してしまいましょ。午後からは秋に収穫できる作物の植え付けをしなくては!」
ローズはやる気満々だった。
俺たちから離れた処にいるミカエルも、黙々とクワで地面を耕している。
自分の土地じゃないのに、こんなに頑張ってくれているんだから、俺も頑張らなくては!!
お昼を挟んで午後の作業も畑の整備になってしまった。
結局畑は1/4も整備できず、取り合えず母屋の前の一角だけ、作物を植えられる場所を確保した。
だって、雑草が思っていた以上に根を張ってて、クワで耕しても耕しても雑草の根っこが除去できなかったんだもん。ローズが言うには、雑草の根っこが少しでも残っていると、すぐに雑草が生えてくるんだって。雑草を生やさないためにも、根っこをすべて除去する必要があったみたい。
長い間ほったらかしにしていたことで、土も固くなってしまい、作物を育てられる環境に戻すのに随分と時間を使ってしまった。
「明日、苗を植えましょうね」
初めての重労働にヘロヘロになっている俺とは違い、ローズもミカエルもケロッとしている。
俺、王都のレストランでは雑用(とこどき料理)ばかりしていたから体力には自信があったんだけど、いつも使わない筋肉を使ったのか、疲労度はMAXになっていた。
動物屋に戻ると、エリオが夕飯を作って出迎えてくれた。
疲労度MAXで戻ってきた俺を見て、エリオはワーワー騒いでいたが、ジャックが俺をソファに無理やり寝かせると、なんとマッサージをしてくれた。
「これからもっと大変になっていくんだぞ。自分の体は自分で管理しろよな」
言葉では厳しい事を言うジャックだが、マッサージをしてくれる手付きはとても優しかった。
「今日、ラッツィオの爺さんに会って、母屋の修理、してくれるってさ」
「本当?」
「弟子入りした若いもんがいるから、修行を兼ねて母屋を作り直すって張り切ってた。ついでに家畜小屋とか鶏小屋も修理するってさ」
「俺から頼まないといけないのに、ありがとう」
「いいってことよ。家畜小屋が直ったら、絶対に羊を飼ってくれよ!」
そういえばジャックは羊の世話をしているんだっけ。
「だけどさ、あの牧場の全ての設備を揃えようとすると、大変じゃないか?」
すでにテーブルに着き、酒を堪能しているワイズが口を挟んできた。
「そうですね。ユーキ様の牧場には経営に役立つ設備がたくさんありましたから」
「あ~…退職金があるので大丈夫だと思います」
「お金で買える物ばかりじゃないぞ。ユーキ様は仲の良かったドワーフ達に頼んで、便利な道具を作って貰っていたんだ。作物から種を作る機械、牛から採取したミルクをチーズにする機械、バターにする機械、ニワトリの卵から調味料を作る機械、羊毛を糸にする機械、雑草を肥料にする機械、ワインを作る機械とか、誰も作れない、どういう仕組みかわからない機械を一杯持っていたんだ」
「…え…?」
「その機械があると、余計な出費をしなくていいとか言って、よく使っていたんだよ。作物の種だって雑貨屋で買わなくても、自分が作った作物からタダで作れるし、ミルクだって加工するには金がかかるからな。店に卸せば金は入るけど、自分が使うとなると手数料を払って作ってもらうか、店頭に並んでいる物を買わないと手に入らないだろ?」
「そりゃそうだ…。じゃあ、その機械も受け継いだ親戚が売っちゃったとか?」
「いや、ユーキ様が亡くなられ時、ドワーフたちがどこかに隠してしまったんだ。この機械はユーキ様とアスカ様の為に作った。2人以外には触らせないって言って」
あ~~…受け継いだ親戚は、祖父ちゃんが金をかけずに牧場経営していたから、だから楽だと思ったんだね~~。そんな素敵な機械があれば、儲かれると思ったんだろうな。
ってことは、オルベリザス伯爵がこの土地を欲しがっていたのも、祖父ちゃんが使っていた機械がどこかにあるかもしれないからってこと!? 娘さんは別荘を建てたいって言っているけど、この時を買い取れば、どこかに隠してある魅力ある機械も買い取ったことになるもんな。
元手がかからない商品を売れる機械だなんて、金儲けにはもってこいだよ。
ジャックのマッサージは、疲れ切っていた俺の体を癒してくれた。
お蔭で翌日はスッキリと起きる事が出来た。
さ、今日は秋に収穫できる作物の植え付けだ。
俺にとって初めての作物。どんなふうに実るのか楽しみながら牧場へと向かった。
が、俺はそこで信じられない光景を目にしてしまった。
なんなんじゃ、これーーーーーーーー!!!!
<つづく>
農具はクワ、オノ、カマ、ジョウロ、ハンマーの五つ。
黒くピカピカに光るクワは、俺の手にすんなりと馴染み、重いかな?と思っていたけど、何の抵抗のなく振り上げる事が出来た。
「すっごく使いやすい」
農業を始めてやる俺でも、簡単に使える農具を作れるなんて、おっさんの腕は凄いや!
「この農具はユーキが残した貴重な鉱石から作ったんだ。使えば使うほど、ハヤトの手に馴染み、仕事も効率よくできるようになる」
「効率よく?」
「それは使い続けてのお楽しみだ」
ニカっと笑うガンツさん。なんか企んでません? その笑顔が怖いんですけど?
だけど、道具は使いやすくても、農業という物をやっと事がない俺は、クワの扱いが出来ていなかった。
一応、農業指導として雑貨屋のローズとミカエルが手伝ってくれているけど、俺がクワを振り下ろすたびにミカエルから大きな溜息が聞こえてきた。
「ミカエル! 溜息吐いていないで、ハヤト様に教えてあげたら?」
ローズが注意すると、ミカエルはぷいっとそっぽ向いて、俺たちから離れて行ってしまった。
「ごめんなさい、ハヤト様。ミカエル、小さい頃の事が原因で、人と関わろうとしないの」
「小さい頃に何かあったの?」
「それは…」
俺が聞くと、ローズは不自然に視線を逸らした。
それだけで過去に起こったであろう何かが、俺が聞いてはいけないないようだという事がわかった。
「ごめん、話したくないよね?」
「いえ、こちらこそごめんなさい。さ、続きをやりましょ」
ローズは無理に笑顔を作った。
2人の過去に何があったのかは知らない。だけど、その話は俺から聞いてはいけない気がした。2人から話してくれるまで、待ってみるか。
ローズの指導で、牧場の畑すべてを整備するのには根気と時間がいるので、秋に育てる野菜を植えられる場所の確保だけを中心に行うことにした。
牧場の畑は、母屋の北側にある。南側は動物たちの放牧場所となっており(こっちも手入れしなくちゃ)、母屋周辺の北側に畑、その隣(滝のある方向)に祖母ちゃんが作ったと言う花壇があり、牧場の入り口には果樹園が広がっている。
祖父ちゃんはこの畑で四季折々の野菜を育て、祖母ちゃんは花壇で季節の花を栽培し、果樹園では2人で季節の果物を収穫していたそうだ。
祖母ちゃんが亡くなった後、1人で頑張って手入れをしていたそうだが、体力が続かなくなり、作物の苗や種をローズとミカエルの雑貨屋に一時的に預けた。祖父ちゃんの得意技の一つ【時間を止める魔法】を使って保管されているらしく、俺が望めば倉庫の奥から出してくれるらしい。
「でも、祖父ちゃんみたいに上手く栽培する自信がない…」
そう、それが一番の問題。いくら祖父ちゃんが種や苗を残してくれても、それを上手く栽培しないと無駄にしてしまいそうだ。
「では、こうしましょうか。まずお店で販売している種や苗をすべて栽培してみてください。雑貨屋で売っている種や苗は農業初心者向けが多いので、農業のレベルアップには最適だと思います。ある程度、農業をやり方に慣れたら、各季節に品評会が行われるんです。その品評会で好成績を収められるようになったら、お預かりしている物をお渡しします」
「で…でも、何年も掛かっちゃいそう…」
「すぐにできる人なんていませんよ。それこそ職業ランクS以上でないと、すぐに品評会で好成績なんて収められません」
「それはそうだけど……その品評会って何をするんだ?」
「野菜や果物を出品して、見た目、大きさなどの品質と味を競うお祭りです。お題は決まっていないので、その時自信のある物を出品するんですよ」
「それって、お祭りなの?」
俺的には大会のように聞こえるんですけど?
「別名【収穫祭】と呼ばれているんです。品評会の後は、出品された物を使ってお料理を皆で作るんですよ。この品評会で好成績を収めると、農業ランクが上がったり、個人カードに出場した大会の実績も残すことができるんです。それにお料理もするので、ランクの低い料理人にとってはレベルアップのチャンスなんです」
「へぇ~~。個人カードに実績が残るってことは、国認定の大会なんだ」
「ええ。ユーキ様が虹色カード所持された時に、国から認められた大会になったとお聞きしています。他にも、この村で行われる競う催し物は、ずべて国の認可が下りているんです。なので、他の村や街からも実績欲しさに参加される方もいらっしゃるんですよ」
実績を残す大会って、国王主催だけの物だと思ってた。
まあ、王都は国王主催の大会しか行われなかったし、それに出場できるのも職業ランクA以上っていう決まりがあったからな~。
「さ、午前中にある程度、整備してしまいましょ。午後からは秋に収穫できる作物の植え付けをしなくては!」
ローズはやる気満々だった。
俺たちから離れた処にいるミカエルも、黙々とクワで地面を耕している。
自分の土地じゃないのに、こんなに頑張ってくれているんだから、俺も頑張らなくては!!
お昼を挟んで午後の作業も畑の整備になってしまった。
結局畑は1/4も整備できず、取り合えず母屋の前の一角だけ、作物を植えられる場所を確保した。
だって、雑草が思っていた以上に根を張ってて、クワで耕しても耕しても雑草の根っこが除去できなかったんだもん。ローズが言うには、雑草の根っこが少しでも残っていると、すぐに雑草が生えてくるんだって。雑草を生やさないためにも、根っこをすべて除去する必要があったみたい。
長い間ほったらかしにしていたことで、土も固くなってしまい、作物を育てられる環境に戻すのに随分と時間を使ってしまった。
「明日、苗を植えましょうね」
初めての重労働にヘロヘロになっている俺とは違い、ローズもミカエルもケロッとしている。
俺、王都のレストランでは雑用(とこどき料理)ばかりしていたから体力には自信があったんだけど、いつも使わない筋肉を使ったのか、疲労度はMAXになっていた。
動物屋に戻ると、エリオが夕飯を作って出迎えてくれた。
疲労度MAXで戻ってきた俺を見て、エリオはワーワー騒いでいたが、ジャックが俺をソファに無理やり寝かせると、なんとマッサージをしてくれた。
「これからもっと大変になっていくんだぞ。自分の体は自分で管理しろよな」
言葉では厳しい事を言うジャックだが、マッサージをしてくれる手付きはとても優しかった。
「今日、ラッツィオの爺さんに会って、母屋の修理、してくれるってさ」
「本当?」
「弟子入りした若いもんがいるから、修行を兼ねて母屋を作り直すって張り切ってた。ついでに家畜小屋とか鶏小屋も修理するってさ」
「俺から頼まないといけないのに、ありがとう」
「いいってことよ。家畜小屋が直ったら、絶対に羊を飼ってくれよ!」
そういえばジャックは羊の世話をしているんだっけ。
「だけどさ、あの牧場の全ての設備を揃えようとすると、大変じゃないか?」
すでにテーブルに着き、酒を堪能しているワイズが口を挟んできた。
「そうですね。ユーキ様の牧場には経営に役立つ設備がたくさんありましたから」
「あ~…退職金があるので大丈夫だと思います」
「お金で買える物ばかりじゃないぞ。ユーキ様は仲の良かったドワーフ達に頼んで、便利な道具を作って貰っていたんだ。作物から種を作る機械、牛から採取したミルクをチーズにする機械、バターにする機械、ニワトリの卵から調味料を作る機械、羊毛を糸にする機械、雑草を肥料にする機械、ワインを作る機械とか、誰も作れない、どういう仕組みかわからない機械を一杯持っていたんだ」
「…え…?」
「その機械があると、余計な出費をしなくていいとか言って、よく使っていたんだよ。作物の種だって雑貨屋で買わなくても、自分が作った作物からタダで作れるし、ミルクだって加工するには金がかかるからな。店に卸せば金は入るけど、自分が使うとなると手数料を払って作ってもらうか、店頭に並んでいる物を買わないと手に入らないだろ?」
「そりゃそうだ…。じゃあ、その機械も受け継いだ親戚が売っちゃったとか?」
「いや、ユーキ様が亡くなられ時、ドワーフたちがどこかに隠してしまったんだ。この機械はユーキ様とアスカ様の為に作った。2人以外には触らせないって言って」
あ~~…受け継いだ親戚は、祖父ちゃんが金をかけずに牧場経営していたから、だから楽だと思ったんだね~~。そんな素敵な機械があれば、儲かれると思ったんだろうな。
ってことは、オルベリザス伯爵がこの土地を欲しがっていたのも、祖父ちゃんが使っていた機械がどこかにあるかもしれないからってこと!? 娘さんは別荘を建てたいって言っているけど、この時を買い取れば、どこかに隠してある魅力ある機械も買い取ったことになるもんな。
元手がかからない商品を売れる機械だなんて、金儲けにはもってこいだよ。
ジャックのマッサージは、疲れ切っていた俺の体を癒してくれた。
お蔭で翌日はスッキリと起きる事が出来た。
さ、今日は秋に収穫できる作物の植え付けだ。
俺にとって初めての作物。どんなふうに実るのか楽しみながら牧場へと向かった。
が、俺はそこで信じられない光景を目にしてしまった。
なんなんじゃ、これーーーーーーーー!!!!
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