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異世界に転移してしまいました。
異世界物に転移してしまいました。
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何の変哲もない毎日。
普通と違うのは、両親がいないぐらいなのよね。
私事、秋本 沙也加(アキモト サヤカ)は、祖父母の家に妹、優里(ユウリ)と遊びに行っていた矢先、自宅周辺で起こった自然災害にみまわれ両親は他界。その後、手続きや何や、大人の諸事情でそのまま祖父母に引き取られた。
高校進学などで両親の遺産を使わせてもらい、妹と二人でマンション住まい。
父さん、母さんありがとう~~って感じで、遺産の中には不動産物件としてマンションもあった。
これは物凄くありがたかった。
親戚の者達に取られずに済んだのは、祖父母のおかげだろう。
高齢になる祖父母の負担も減らしたかったから、高校入学前に急いで引っ越すと言ったら、周りがうるさかった。
祖父母と住んでいる時もうるさかったけど、子供にそんな物件は勿体無いとかケチつけてきた。
親の遺産なんだから、文句言わないでよとも思ったが、そこは祖父が言いくるめてくれたから、良しとしよう。
アルバイトもお互いに頑張って生活費の足しにもしていた。
「ただいま~~」
「おかえり~ご飯出来てるよ。食べるでしょ?」
玄関のドアを開け、靴を脱ぎながら帰って来た妹。
妹とは双子で、今日の私はバイトが休みだったから食事当番をかってでた。
学校も創立記念日とかで、休みだったしね。
妹とは、中学までは同じ学校だったけど、高校は別の所に通う事になった。
私は学費免除になった進学校。学びたいこともたまたまあったしね。
学費免除はありがたい。ある程度の成績を収める必要はあるけれど、家計には助かる。
妹とは別の学校になったのは残念だけど。
妹も、好きな事が学べているようで、まぁ良いだろう。
私にとって、大切な片割れだ。
まぁ、今はそんな事はどうでも良い。
「ユウ?優里どうしたの?何かあった?」
ぼーっとしていた妹に声をかけた。何かあったのだろうか?
もし、イジメなら、やっつけてやるからね!
異性関係なら…影で…
一瞬黒い自分が出て来たが、抑えた。
「ん?何でもないよ。サーヤ。」
そう返事をして、何事もないような笑顔で仏壇に帰宅の挨拶をしに行った。
妹はいつも愛称である(サーヤ)と私を呼んでくれる。
そんな妹は、両親の位牌と写真を飾っている小さな物であるけれど、大切な物の前に座っていた。
祖父母が立派な大きい物を買おうとしてくれたけど、流石に私たち二人が住む場所には大きすぎて合わず、小ぶりの物にしてもらっていた。
「さてと…」
向こうでそう言っている声がきこえ、食卓に来た妹は準備した夕食を美味しそうに食べていた。
私も一緒に食べる。
たわいもない会話をしながら、うん。大丈夫そうだ…
その後、妹が片付けをかってでてくれ、私はお風呂の準備をしようと思った。
「ちょっとお風呂沸かしてくるね」
お風呂の準備のため、お風呂場に向かう。
脱衣所に入り、いきなり足が動かなくなった。
床に足が…
側にあった物にぶつかり、ガタン!!と、大きな物音を立てた。
悲鳴をあげてしまう。
脱衣所の床に、サークルのような物が輝き、それにズズズっと飲み込まれそうになっていく。
嘘でしょ…
慌てて来た妹が私の手を掴み、引き上げようとして、サークルの中に躊躇せず入って来た。
妹だけでもと思ったが、二人とも飲み込まれ…飲み込まれてしまった。
何事もなくサークルは消え去った…
普通と違うのは、両親がいないぐらいなのよね。
私事、秋本 沙也加(アキモト サヤカ)は、祖父母の家に妹、優里(ユウリ)と遊びに行っていた矢先、自宅周辺で起こった自然災害にみまわれ両親は他界。その後、手続きや何や、大人の諸事情でそのまま祖父母に引き取られた。
高校進学などで両親の遺産を使わせてもらい、妹と二人でマンション住まい。
父さん、母さんありがとう~~って感じで、遺産の中には不動産物件としてマンションもあった。
これは物凄くありがたかった。
親戚の者達に取られずに済んだのは、祖父母のおかげだろう。
高齢になる祖父母の負担も減らしたかったから、高校入学前に急いで引っ越すと言ったら、周りがうるさかった。
祖父母と住んでいる時もうるさかったけど、子供にそんな物件は勿体無いとかケチつけてきた。
親の遺産なんだから、文句言わないでよとも思ったが、そこは祖父が言いくるめてくれたから、良しとしよう。
アルバイトもお互いに頑張って生活費の足しにもしていた。
「ただいま~~」
「おかえり~ご飯出来てるよ。食べるでしょ?」
玄関のドアを開け、靴を脱ぎながら帰って来た妹。
妹とは双子で、今日の私はバイトが休みだったから食事当番をかってでた。
学校も創立記念日とかで、休みだったしね。
妹とは、中学までは同じ学校だったけど、高校は別の所に通う事になった。
私は学費免除になった進学校。学びたいこともたまたまあったしね。
学費免除はありがたい。ある程度の成績を収める必要はあるけれど、家計には助かる。
妹とは別の学校になったのは残念だけど。
妹も、好きな事が学べているようで、まぁ良いだろう。
私にとって、大切な片割れだ。
まぁ、今はそんな事はどうでも良い。
「ユウ?優里どうしたの?何かあった?」
ぼーっとしていた妹に声をかけた。何かあったのだろうか?
もし、イジメなら、やっつけてやるからね!
異性関係なら…影で…
一瞬黒い自分が出て来たが、抑えた。
「ん?何でもないよ。サーヤ。」
そう返事をして、何事もないような笑顔で仏壇に帰宅の挨拶をしに行った。
妹はいつも愛称である(サーヤ)と私を呼んでくれる。
そんな妹は、両親の位牌と写真を飾っている小さな物であるけれど、大切な物の前に座っていた。
祖父母が立派な大きい物を買おうとしてくれたけど、流石に私たち二人が住む場所には大きすぎて合わず、小ぶりの物にしてもらっていた。
「さてと…」
向こうでそう言っている声がきこえ、食卓に来た妹は準備した夕食を美味しそうに食べていた。
私も一緒に食べる。
たわいもない会話をしながら、うん。大丈夫そうだ…
その後、妹が片付けをかってでてくれ、私はお風呂の準備をしようと思った。
「ちょっとお風呂沸かしてくるね」
お風呂の準備のため、お風呂場に向かう。
脱衣所に入り、いきなり足が動かなくなった。
床に足が…
側にあった物にぶつかり、ガタン!!と、大きな物音を立てた。
悲鳴をあげてしまう。
脱衣所の床に、サークルのような物が輝き、それにズズズっと飲み込まれそうになっていく。
嘘でしょ…
慌てて来た妹が私の手を掴み、引き上げようとして、サークルの中に躊躇せず入って来た。
妹だけでもと思ったが、二人とも飲み込まれ…飲み込まれてしまった。
何事もなくサークルは消え去った…
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