兄様達の愛が止まりません!

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悪役令嬢回避

約束

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父様達と合流したされたのか、エル兄様達が笑顔で迎えに来てくれた。

「ギル兄様と楽しそうに店番をしていね。」

と笑顔で言われ、思わずびっくりしてしまったんだ。

エル兄様の窮地が未来視で見えていたのに、その事はすっかり頭の中から抜け落ちてしまっていたんだ。
ギル兄様から大丈夫だからと言われていたのもあるんだけれども…。

「薄情な妹でごめんなさい。エル兄様は大丈夫でしか?」

エル兄様の側に行き、耳元で呟いてみたら、「うん、大丈夫。レインの笑顔を見れたからさらに大丈夫。最高の気分だよ」って、可愛らしい笑顔だったんだ。
ギル兄様のお友達のお顔が赤くなっている…
アシュ兄様がエル兄様を抱きしめた後背後に隠すようにされて、微笑ましいとも思ったんだ。

「あの子もダメだよ。婚約もしているからね」って、クラスメイトの方にそう説明されて、思わず首を捻ってしまう。
えっと…。

兄様は「まだ一時間ほど当番が予定されているから、後で合流しよう!」と言われたので、手を振ってそこで別れ、迎えに来てくれたエル兄様達と少し他の店舗や展示を見てまわることにしたの。

どの展示も素晴らしく、お菓子を売っているから、私は二つほど購入したんだ。
母様へのお土産と、兄様達とお茶をするときにいただこうと思って…。

そうこうしていたら、ギル兄様の当番が終わったみたいでこちらに駆けて来られたんだ。
その後、入学式で使われた場所で少しだけ音楽会を開催していると聞き、少し鑑賞しに行ったんだ。
女生徒が綺麗な透き通るようなと言っても良い声で歌われていた。
魔道具を使用しているのか、その会場一体に美しい声が響き渡っていた。

「ギル兄様が魔法トーナメントに行かないか?」と言われて、その前に食事をとなり、せっかくだから学食を食べたいとお願いして案内してもらい一緒に昼食を食べたんだ。
父様は「懐かしいな~。少しも変わっていない」と言われていた。
ここで母様とランチを取ったりもしていたんだって。
私も兄様と学生服姿で一緒に…
そうなると、学園生にならないといけない訳で、あの方法は却下されてしまったから…。

「レイン、行くよ。」

ギル兄様に手を取られて、手を繋いで今日の魔法トーナメント戦を見に行ったんだ。
座席は昨日と同じ場所があの時と同じように行けば空けられる感じで…。
「ありがとう。」と小声で言ってギル兄様のお隣に座ったんだ。
エル兄様もお隣でその向こうはアシュ兄様だった。

そっと周りを見回すと、試合中だからこちらを見る者はいなくてほっとした。
だってギル兄様とアシュ兄様はかっこいいし、エル兄様はお可愛らしいから、時々視線がこっちに来るんだ。
私の方も見てる?って勘違いしそうだけれど…、私の未来は嫌われた「悪役令嬢」だから…
回避の方向で頑張っているんだけどね。まだあの見た時、その時間ではないから…。

そんな事を考えていると、「ワ~ッ!!!!」って大きな歓声が上がり、目の前の展開を凝視した。
魔法は物凄く綺麗なものもあれば、攻撃的にも見えるものもあって驚いたし、魔法同士での戦い方もすごく興奮して楽しんでしまったんだ。
私が出るとしたら、魔法バトルの方かな?頑張って綺麗で優しい魔法を展開させて披露したいと思ったんだ。
見ている人達が感動するような魔法…。
帰ったら練習してみよう。今から頑張ればできそうな気がする。

そんな感じで学園祭は素晴らしいものばかり。興奮がさめやらぬ私達を、父様は嬉しそうに見つめていたんだ。
屋敷に帰った私達は、母様に早速報告し、そこでレイがとんでもないものを披露し出したんだ。
私とギル兄様の店番の映像や写真を見せられた。
今日はギル兄様が出場されていなかったから、一緒に食事をしている写真やその他いろいろ…
隠し撮りだ…。

でも、どの写真も幸せそうに写っていたから怒るに怒れず…
私は恥ずかし過ぎて、ギル兄様の陰に隠れたんだ。
ギル兄様に抱きしめてもらい、背中をポンポンされたら…
うん、少し治った気がする。

母様は微笑んで、父様はなんとも言えないお顔だった。

ギル兄様はその写真と録画した魔道具を、父様からもらえるように交渉されていた。

父様は負けてたけどね…。ギル兄様が嬉しそうないい笑顔をされていた。

「多分、高等部の寮生活の時に持っていくんじゃない?」とエル兄様達が私に呟いてきたから、「もう!!」ってつねったんだ。「イテッ」と言われたけれど、恥ずかしい気持ちでエル兄様に八つ当たりだ。

エル兄様は微笑んで「よかったね」とも言ってくれたんだ。

私とギル兄様は婚約しているから…うん、嬉しいんだ。
でも、恥ずかしいんだけどね…。

「多分だけど、ギル兄様の試合を収めた録画はレインに渡されるんじゃないかな。編集ができたらされる?かもしれないけれど、あの魔道具の構造は僕にはわからないからね…。ギル兄様が学園に行かれるなどいない時に、レインが寂しくならないようにって父様も考えてくれているよう。父様も見たいって言い出す可能性もあるけどね。」

そう言ってウインクもしてきたんだ。
この頃のエル兄様は、少しだけ意地悪もしてくる。
嫌ではない可愛らしい事ばかりだけど、私に取っては恥ずかしく思うことばかりしてくるのよね。
ぷりぷり…。

そうそう、あの時買った魔物素材の布と特殊な糸。あれで兄様達にプレゼントを作ろうと思っているんだ。
難しい物は作れないかもしれないけれど…
この後こっそり取り掛かろう!
数日頑張れば人数分できそうだからね…。


で、今日はギル兄様達とのお約束の日。
私は侍女にお願いして朝早く起こしてもらったんだ。
厨房に向かうと既に母様がエプロン姿で待っていてくださっていたんだ。
私も侍女からエプロンを借りて、料理長が側で見守ってくれていた。
厨房の端っこを借りてね。

他は朝食の準備で大忙しだったんだ。
私達の食事から屋敷の従業員全ての食事がここで作られるんだ。
戦闘状態といっても良いぐらいだと思う。
そんな場所で、料理長が準備してくれていた材料を母様と一緒に手に取り作業開始。
今回は包丁もフライパンも使って良いと言われたから、母様に教えられながらお弁当を作ったんだ。
愛情いっぱいだ。

父様とレイはお仕事で一緒に行けないらしく、執務室で頑張るから気をつけていっておいでと言われて見送ってくれた。母様とアルと一緒にね。

父様とレイが側にいないから、護衛が側で一緒に騎乗してついて来てくれるんだって。
あの時は父様やレイが一緒だったから離れていたんだと教えてくれたんだ。

エル兄様と私の騎乗しているのがポニーであるから、どうしても兄様達の馬よりは遅くなる。
そして走れる距離とかも考慮してくれて、この前行った湖の方ではなく、やや北側ではあるが、森の近くで広い花畑のような場所に連れてきてくれたんだ。

湖よりも小高い場所で、場所によってはあの時行った湖が全貌として見えるんだ。
しかも、小川が流れていて、兄様が言うには森の向こう側に見える山の方から湧き出た水が、ここを流れて湖の方に注がれるんだって。

小川と言っても、私やエル兄様には飛び越えるのは無理そうな幅。
飛び越えたら、マナーの講師に怒られそうだけどね…
深さは浅いから、足をつけるぐらいはできそうだなとも思ったんだ。

兄様の許可でポニーから降りた後、ポニーの綱は…、侍従の人達が向こうの方の繋いでいた。
まだ兄様達の馬みたいに自由行動はできないのね。訓練の時間差だとも思う。
ポニーはつい最近頂いたのだもに…。

ポニー達は近くに生えている草を美味しそうに食べていた。
兄様達の馬が側にいてあげてる感じで、仲良い?とも思ったんだ。

「ここは湖が全体的に見えるんですね。」
「あぁ、そして、この近くの森には珍しい薬草とかも取れてね。近くの村の者や冒険者達が採取しに来たりするんだ。」

そう言って森の方を指して教えてくれたんだ。
鬱蒼と茂った感じではない。
村の者とかが薬草を採取しに来るぐらいだから、安全性が高い森なんだろう。
絶対とは言い切れないけれど…。
そして、冒険者達が薬草採取しながら、魔物や魔獣の間引きも行っているんだろうとも思った。

騎士達も、こう言う時に間引きも行うと言っていたし…。

「ねぇ、森の方言っても良い?」
「ちょっと行ってくる~。」

妖精達がついて来たようだ。
まぁ、森だし良いと思う。
もしかしたら、お友達にも会いにいくのかも知れないし…。
迷子にはまずならないからな…。もし置いてきぼりにしたとしても、気がつくと温室で飛び回っているんだから…。
エル兄様も同じ意見で「行ってらっしゃい!」と見送った。
ふわふわ飛んで可愛らしい…。
うん、和む。

兄様達と昼食を一緒に取り、私と母様とで頑張ったお弁当を美味しそうに食べてくれたのも嬉しかった。時々あ~んとされそうで、それはお断りしたんだ。
お外だし、皆んなが見ているからね。

少しさみそうにされたけれど、「これ、兄様が好きそうだと思って作って入れてみたんです。」と言うと、喜んで全部食べてしまったんだ。エル兄様が「ギル兄様ずるい!!」って文句を言い、アシュ兄様がエル兄様の好みそうな物を受け皿に置いてあげていたんだ。エル兄様はそれを嬉しそうに食べてくださったんだ。
「さすがレイン。母様と同じぐらい美味しいよ。」そう言ってくれて嬉しかったんだ。

食後は侍従や侍女達が片付けてくれて、空腹が満たされたせいかちょっとボーツとする。
ほどよい風が吹いて、花が舞うのが綺麗だとも思った眺めながら…。

木陰でシートを広げているから、ちょっとウトウトしてきて…

「お昼寝してても良いよ。」

そう言って、膝枕してくれて、そっとシーツをかけられたんだ。
兄様に頭を撫でられると、眠気がさらに襲ってきて…
エル兄様も私と同じ。

うん、睡魔が私を呼んでいる…。
ぐっすりと寝てしまったのよね…。





「エルは寝たみたいだね。」
「レインもですか?」
「初めてここまでポニーで乗って来たんだ。疲れたんだろう。昨日までのこともあったしね。…。」
「そうですね…あの事が実際に起こらなくて良かったですよ。」
「そうだな…。まさか伯爵家の令嬢があんな物を手にしてるとはな…。」

そう言って、愛しい者達の頬に指を滑らせたり、髪に指を絡ませたりしていた。

父上が言うには、巷で「恋が叶う」と言うか感じで流行って来ているらしい。お守りと称される物は以前からもあったが、このところ少しおかしな事が起こっていると報告もあがっていたのだとか。

お守りと称される『におい袋』。
時々現れる占い師から購入できるらしい。
支払い金額によって効力が違うらしく、最初に売られだした時は、『少し幸せな気分になる』『気になる人に声をかけられた』『目がよく合う気がする』そんな些細なラッキーな出来事が続く感じの物だったようだ。
それが裏で、占い師から購入できるらしい物は、『意中の者が自分のことを好きになる』と言う代物だったとか…。

実際に娼館に勤めていた者が、常日頃袖にされていた意中の者にその『におい袋』を使用。好感を得て短期間で嫁いだとされた。別件は、友人から婚約者を奪ったとされる者も、その『におい袋』を使ったせいで、相手が急に態度を変えたと言われていた。調べてみると、今回の問題性があるあの『におい袋』と同じ香りで成分も同じだとか…。
今の所は、依存性の報告はされていないが、男女間のいざこざで、事件性に問われだしていたらしい。
取り締まりを行おうとすると、占い師は拠点を変えるのか、逃げ切られていたらしいんだ。

その『におい袋』に入れられている特殊な物が『危険•禁止薬』とされた当時、媚薬として飲用される薬だったらしい。麻薬成分によく似た性質があり、その一つである依存性が懸念された。洗脳効果もだ。国が揺らぐ事態となって、そのような取り扱いになったようだが、快楽を求める者や、自分の欲のために裏で取引が今だにされてるらしい。
飲用であるから効力が強いのだとも言われていたんだ。

恋の悩みはどの世の世界でもある。特に女性は恋の悩みを占い師に伝えたり、神殿で祈ったりするんだ。
その辺りは友人達から聞いていたし、第二皇子にもよく似た物が贈られた経験があると言っていた。
彼の方にもまだ婚約者は決められていないから、貴族の者達は皇族との繋がりが欲しいから、手を出す者もいるのだろうと言っていた。
城での検査が厳しくなった理由の一つなんだろう…。

お守りで少しでも効力があるのなら、金額にもよるが求めるのだろう。
今回は、そんな恋の成就を求めたのが貴族で多少の金額を言われても余裕で出せる者だったんだ。
しかも、その恋が成就すれば未来の侯爵夫人の座を獲れ、その相手は将来有望される優秀な若者…。自分で言うのも恥ずかしいが、そのようになれるように頑張ってきてるんだ。レインの為、領民をしっかり守れる領主となるためにだ
。しかも見目も良いとなれば、娘の恋を応援したいと母親が動くのも理解したくはないが…。
父上とよく似ていると言われているんだ。
昔の父上も苦労されたと言っていた。父上は母上だけだと当時から決めていたらしいが、横槍も入ってくるし、鬱陶しかったとも…。次期侯爵として、邪険にもできないから、躱すワザを身につけたとも…。

相手は娘の幸せと、自己満足もあったのかも知れないが、それを私に向けられては困るんだ。

だが、レインとエルのおかげで事態が変わる。
おかげで私がその毒牙にかかることもなく、父上の友人や、我が家の総力で解決に向かう事ができたんだ。
売っていた販売元も取り締まる事ができたらしいが…またあの刺青の者達が関与していたそうだ。
残党がまだいると言う事か?
トカゲの刺青をもつ者達…。
それ以上は教えてもらえていない。
そこは大人の仕事と言う事だろう…。


「そう言えば、地方で魔物や魔獣の被害が増えて来たようだ…。」
「それは…あの地と同じような事が?」
「いや、あそこまでではないようだが、警戒は必要だろう。伯父上から父上の方に来た連絡でもそのような事が増えて来たと言っていると…。エルやレインが言う『聖女召喚の儀式』と言うものも議題に上がり始めているらしい…。」

すやすやと眠る二人の顔をついつい覗いて見ながらアシュにそう声をかけたんだ。
あどけなく可愛らしい寝顔。私や弟の大切な婚約者の二人だ…。

「確か、兄上と僕が高等部に在学中ですよね。と言う事は、五年ぐらいの猶予はある」
「そうだな。あの『終焉』とされるのが気になる。そうならないように、今からできる事はするべきだと父上達が動かれている。隣国におられる伯父上も、伯父上の協力者達にも依頼して…。」
「なら、僕達も実力を上げ、知識も高めて…この子達を守り、フィンレイ領も領民も守っていかないといけませんね。」

「アシュ、エル達がこだわっている『聖女』と言う存在は、私にとってはどうでも良いんだ。私はエルやレインが私達に教えてくれる未来の事や知識などが、この世界を創生した神が私達に授けてくださっているもののように思えるんだ。だから、特にエルが「時期が早い。」と言っている事がエルやレインの周りで起こっているんじゃないかってね。エルやレインを通して私達に伝えて来て、「どう対応する?」って試されているような気がするんだ。その一つが精霊王との接触でもあると思う。なら、今後もこの子達の言う事や行動を、しっかり確認しながら重要視して守らないといけないと新たな決意に満ちるんだ…。」
「そうですね…。今訓練中の獣人二人に関してもそんな事を言っていましたね…。父上が動いてくださって良かったと思っていますよ。エルやレインを狙うもの達は許せませんが、あの子達が悲しむ事をされる事も許す事ができませんから、気をつけていきましょう。兄上が狙われたことに対してレインが悲しみエルも辛そうでしたから…。」
「それは、対象者がアシュお前であってもそうだろうし、家族の者誰もが狙われてもそうなるだろう。父上達と今後も密に相談しながら守り通そう。」
「もちろんです。この子達が僕達から離れていくことも許せませんが、奪われる事はもっと許せませんからね…。」

そう言って、少し肌寒いのかモゾモゾ動く二人にもう一枚ずつブランケットをかけてやる。

そっと頬を撫でてやり、髪で遊んでしまう。
絶対に守り続けて、ずっと側にいる事を改めて弟と一緒に眠っている二人に永遠の約束として誓うんだ…。





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