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青銅の鏡
お城にお呼ばれしました。
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数日後、帝国の使者が来られているからと、歓迎の宴がお城に方で模様されるそうです。
私の住んでいるお屋敷は侯爵家であるから、もちろん呼ばれています。
小さな子供は参加できないけれど、学園高等部に在籍している者は、余程の理由がない限り招待された家の者として参加が義務付けられていたんでし。
これは多分、私とエル兄様に「城においで」と言う事だろうと思うのよね。
いや「おいで」でなく「来なさい」かも知れない。
エル兄様も同じ意見でうんざりされていました。
私とエル兄様はお城での催しは一度しか参加していませんが、いい思い出はないのです。
ギル兄様…いやギルとアシュ兄様が素敵で人気があり婚約の打診をされていた方々が多かったんです。
全てお断りしていたようですが…
それで私の方に矛先が来たんです。
エル兄様が言うには闇の魔法でここりの奥に潜む嫉妬心などを増長させて攻撃して来たんだろうと言っていました。
物理攻撃ではなくて精神的攻撃です。
その魔法が解けた後の女性達は自分が何を言ったのか覚えていないとか…。
後、エル兄様を襲った者もいて、お城の方で捕えられたそうです。
だからいい思い出がないから本当は行きたくないんです。
貴族としては良くないですけれどもね…。
将来はギルの妻として一緒に参加する事が多いから、なれておいた方がいいんだけれど…。
うん、今回は練習だと思っておこう。
本番に近い練習。だから気合を入れて頑張る。
父様はうんざりしながらも、朝食の席で「夕方からだから、昼間ゆっくりと休んで準備しなさい。」って言っていた。
と言う事は、帰りが遅くなる可能性が高いと言うことですね。
侍女達が頷き合っているから…
何か計画してるんだろうなぁ~。
私にはわからないけれど…。
さっきの意気込みを振り返りながら部屋に戻ると、早速入浴から全身マッサージ。髪や肌の手入れをバッチリされました。薔薇のお花がお風呂に浮かべられていたのはとても良かった。
気分も落ち着くし、癒される。
軽めの昼食を、いつもよりも早い時間に出されて…。
意外とお腹が空いていたから美味しくいただいたんだけどね…。
夜遅くなる可能性も考慮してその後お昼寝をさせてもらって…
緊張していた割にはぐっすり眠ってしまいました。
安眠効果のお茶を飲んだせいかしら。
緊張していたからね。
それとも侍女が気を利かせて密かに焚いてくれた安眠効果のお香の香り?
あれもいい香りで…
そのおかげで本当に短時間であるがぐっすりと眠れたんだ。
「ありがとう」とお礼を言うと、滅相もありません。「主人に対して当然のことですよ」って微笑んでくれたんだ。
優しい微笑みで、いつもお世話をしてくれるこの侍女達には感謝です。
獣人の侍女も侍従も今は仲良しだしね。
起きた後、さっそくお城に行く為に着替えるんだけどね…そう、母様が仕立ててくれた服を着るんだけれど…。
とっても綺麗なんだよ。そして可愛い…。
ギルの色と父様の色が入っていたんんです。
多分エル兄様も同じような感じでアシュ兄様と父様のお色が入った服だと思います。
今回のはデザインとか私たち二人は見てないんです。
母様とデザイナーさんとで私とギルがお揃いで、エル兄様とアシュ兄様がお揃いの物を準備してくれたんです。
かなり熱を入れたそうですよ。
母様がそう言って笑っていましたから。
養子である私達二人だけど、フィンレイ侯爵家の父様筆頭に『大切にしている我が子だ』とのアピールらしいです。そして私にはギルの色、エル兄様にはアシュの色で夫婦と夫夫で『お互いが愛し合っている存在である』事もアピールだそうです。
服装やそれと一緒に使うアクセサリーとかで、そこまで他の人達に伝えれるなんて凄いです。
さすが母様です。
ですが、そう教えられて身につけるのは私とエル兄様であって…うん恥ずかしい…。
他の人が見たら直ぐに理解できるって事です。
う~~~~~~~~~~っ、やっぱり恥ずかしいよ~。
ドレスは袖はスリーブタイプで、ドレスのスカート部分が裾に向かって大きくふくらんだデザインです。まだ小柄な身長ですから、ウエストの位置は高めにしてくれてるんです。ギル兄様と父様のお色の小さな魔石をアクセントのように縫い付けられているんですが、重さは感じないので何か刻印を施しているのかもしれないのよね。
普通に着たら思いと思うけれど、ふんわりとした感じで重さを本当に感じないんです。
髪は少しだけアップにして、そこにも兄様の色と父様の色の魔石で飾られた髪飾りがつけられてるんです。
精霊が摘んでくれたお花も使ってね。
たくさんのお守りがついている感じでしかもそれが綺麗なアクセサリーなんて嬉しいです。
「会場には剣などの武器は持ち込めません。たとえ護身用でもです。ですからご自身の身を守る為に、このような装飾の形にして身につけるんですよ。もし何かでドレスを汚そうとしても弾かれますし、邪な感情をお持ちの方は近づけません。ドレスには綺麗に見えるよう銀糸と金糸で刺繍など施していますが、それも防御付与されていますから、例え猛毒などの薬類を飲ませようとしても解毒されてしまいます。それ以外にも…。」
「何だか物凄いものが多く付与されているような…。」
「はい。当然ですよ。貞操の危機も免れる特殊版です。お相手であるギルベルト様以外は絶対に大丈夫。これほどの物を作り上げるのは大変でしたが楽しくもありました。」
侍女のアンとリリが自信満々で教えてくれている。
「でも、屋敷の者で作った訳ではないでしょう?いつもの店の方に注文して出来上がった物が届けられているはずだし…。確か母様のお気に入りのお店でいつも服を作られていたから、私たち家族のサイズとかはよく知っていたはずだし…。」
「デザインから縫製まではお願いしています。もちろんいつもの信頼できるところにですが…ただもしもの事がありますから、屋敷の侍女達や侍従達で最後全て行いました。ボタン付けから刺繍、宝飾のような小さな魔石の縫い付けまでです。背後のボタンで使われたのは魔石ですし、ドレスには散りばめられたように飾られている魔石も相手のお色…ギルベルト様と旦那様のお色の小さな物を集めて特殊加工を施して…。」
「侍従の皆さんや侍女に皆さんがですか?私の事をそんなに心配してもらい、しかもこのような素晴らしいものを作るあげてくれるなんて…ありがとうございます。」
屋敷の者達がそれだけ私達の事を心配したんだ。嬉しい。
多分エル兄様のも色々と工夫してくれたんだろう。
愛されてる感がして嬉しい。
ギルやアシュ兄様にもしてくれたんだろうな…。
かなり大変だった思うし、時間もかかったと思う。
普段の仕事にプラスしてだから…。
父様にお願いして私達からお礼をしても良い許可を貰いたいな…。
「さぁ、準備ができました。いかがでしょうか?」
リリが私の背後の誰かにそう言うから、えっ?と思って後ろを振り返った。
そこにはいつも以上に輝いているギルがいて…。
「素敵です。そんな素晴らしい格好で他の人達が寄ってきたら…私どうしたらいいのでしょう。困ります。」
思わずギルの方に駆けてしまい、そのまま胸に飛びつきそうになるのを我慢する。
マナー違反です。私は淑女ですから…。
「私の胸に飛び込んでくれると思ったのに残念。ふふふっ…レイン、もし私にレイン以外の者が寄ってきても、相手にはしないよ。貴族の会話として話すだけだ。会話から情報を得て領民やみんなを守るために必要だからね。レイン筆頭に守るのが私の勤めになるからね。だから私にはレインだけです。それにしても…うん、とても可愛い。レインの可愛らしさを引き立たせるドレスですね。さすが母上です。それに多くの魔法が付与されているから私的にも安心です。それよりも、今日は近づかないかもしれないが、方に多くのムシが寄ってきて付いたら困るなぁ~。一緒に屋敷に閉じ籠る?」
「ギルベルト様…そんな事は許されませんよ。皆様が下でお待ちですので、まいりましょう。」
そう促されて、ギルのエスコートで向かったんだ。
エル兄様もアシュ兄様と手を繋いで歩かれている。
チラッと見ましたが、エル兄様の可愛らしさがひきたたされたデザインでした。ついているアクセサリーはアシュ兄様や父様の色で、でもアシュ兄様のお色の物の方が多いですね。刺繍もされていて…私と同じだと言っていたから、うんいい感じです。
アシュ兄様のなんとも言えない愛情いっぱいでエル兄様を見つめているのは、うん恥ずかしいぐらい素晴らしいと思います。
ギルは…チラッとギル兄様の方を向けば、こちらも嬉しそうです。
幸せ…。
父様と母様もいつも以上にかっこいいし、綺麗でした。
父様が独身の頃はきっとオモテになったでしょう。母様もです。
会場で一輪のバラの如くと言った感じで輝いていたんじゃないかって…。
あくまで想像です。
アルとアイは、学園高等部には入っていないから、もちろん留守番。
「ギル兄様、アシュ兄様、素敵です。兄様達の魅力満載ですね。エル兄様やレイン姉様も可愛らしすぎる。天使や妖精…違う、精霊のような何とも言えない雰囲気も…。ギル兄様、アシュ兄様。エル兄様とレイン姉様をよろしくお願いします。」
「えっ?」
「えっと?」
「「もちろんだ。ムシなど近づけないし、。むしろ蹴散らしてくるよ!」」
「「ん?ムシ?」」
私とエル兄様はお互い、こてんと首を傾げたんだ。
お城ってそんなにムシが多いのでしょうか?
「エルもレインもよく似合っている。確かに可愛いな。ギルもアシュもよく似合っているな。しっかりエルとレインを頼んだよ。自身も気をつけるように!」
「本当に私達の子供は可愛らしいし、仲良しね。」
父様と母様もニコニコ笑顔です。
馬車がエントラスに入ってきて、私はみんなが乗れる大きな馬車を想像していたんだけど、いつも使用している馬車でした。
なら…もしかして二台で行くの?と思ったけれど、もう一台はない…。
えっと?
馬車のドアが開けられて、父様達が先に、その後ギル兄様に手を引かれて私と乗り込み次はエル兄様とアシュ兄様ですが…。
入ると、馬車自体に空間属性を付与してますか?
ものすごく魔改造されていると思って、驚きを通り越して唖然としました。
侯爵家のみんなでいつもくつろぐあの部屋ぐらいの広さです。
最後にレイが乗り込んで、父様達や私達に当然のようにお茶を出してくれました。
しかも宴では食事があまり取れないだろうと、軽く軽食も出してくれて…。
「この空間で、もし汚されたとしても、直ぐに浄化されますので大丈夫ですよ。」
レイがそうニコニコしながら教えてくれんです。
せっかくのドレスやスーツが食べたものなどで汚れたら大変ですものね。
やっぱり魔改造だった…。
よく見ると、わかりにくい所に刻印魔法が刻まれていたんです。
馬車の中…もう部屋って言っても良いですよね。その部屋の中に置かれているソファーは屋敷の中で置かれているものと同じで、座りごごちは最高です。
私はギルの隣に、エル兄様はアシュ兄様の隣に当然のように座り…
もう定位置ですよね…。
父様と母様はニコニコされていた。
そうやって家族で会話を楽しんでいたら…うん、ついたようです。
今回は会場前で降りていいらしく、降りた後そのまま階段を上がって行く。
ほんの数段だけですけどね…。
そして城内に入り、少しだけ庭園を眺めて…
何とも言えない美しさを醸し出している会場には、既に多くの人達がいました。
各々既に会話もされているようで…。
父様が会場いるをしたのを見た人達は、父様の所に何人も来られて、笑顔で挨拶されていたんだ。
私達にも挨拶してくれるから、きちんと習った通りに頑張った。
父様と一緒に母様やギル兄様、アシュが対応。時々エル兄様と私にも話をふられて頑張って対応したんだ。
貴族特有の言い回しは難しいですが…。
素直に全部聞いた事を受け入れてはいけないんです。
そうすると、最悪のこともあるそうです。
貴族社会…もっと勉強しないと、将来迷惑かけそう…。
皇王とご家族である皇族の方々の入場合図があり、一斉に会場内にいる者達は首を垂れる。
人が多いので、女性達は簡易的です。
本来女性の基本挨拶とされるカーテシーは少し場所を取るのでこのような大勢の所では難しいんです。
ですから、他の方々も同じです。
それに、目の前に母様がいてくださるから、それを真似たらいいのですよね。
皇王の挨拶で、皆首を上げて皇王達の方を見上げていた。
中央に一番高い豪華な席には皇王が、その横には皇妃殿下が立っていた。
皇王専属執事兼護衛の者はその背後に立っていたんだ。
その姿はさすがとしか言えません。
私達が見る左側には皇子殿下や皇女殿下の皆様が同じように立っておられて…。皇太子殿下を筆頭にやっぱり順番があるのですね…。
そんな事を考えていたら、来客入場の声が会場内に響き渡って…。
サーっと真ん中に道ができたんです。
私とエル兄様はお互いの大切なパートナーの側。
父様と母様の背後に立っているんです。
ギルが私の緊張感を感じ取ってくれて、そっと手を握ってくれました。
ほのかに感じる優しい兄様…ギルの魔力で…落ち着いてくる…。
私もまだ時々ギルをギル兄様と呼んでしまう。エル兄様も私と同じでアシュ兄様をアシュと呼ばないといけないのにアシュ兄様とか兄様と呼んでしまうのよね。
長年そう呼び続けていたからねなんだけれども…その度にキスされて諭されるんのよね…私達…。
「夫に対して、どう呼ぶんだった?」って…。
だから特に緊張した時には要注意。ポロッと出そう。
私達は婚約者でなく婚姻者。夫婦になっているからね。エル兄様は夫夫になっているから…。
エル兄様は男らしくなりたいみたいだけれども、可愛らしいからやっぱり妻的存在ですよ。
「アシュ兄様をー抱き上げて」とか言われて筋肉をつけようと頑張っていたけれど、体質的なのか細身のしなやかさを持っているんです。
「レイン、大丈夫だよ。」
ギルがそっと屈んで私の耳元で呟いてきた。
思わず顔が火照る。
エル兄様も真っ赤になっているから、アシュ兄様にギルが言った言葉と行動をされたのだろう。
ギルの手をぎゅっと握ってしまう…。
すると直ぐに、ギルも優しく握り返してくれたんだ。
ホッ…。
そうしていたら、私達の目の前を悠然と歩いている人物に、ん?侍従の素振りをしているけれど、不思議な雰囲気の人物が…。あの男性は?どう見ても侍従じゃない。もっと高貴な存在だと思う。
帝国にの…多分だけど、皇帝の子息あたり…。もしかして身分を隠してついて来られた?
そう思って見ていたら、。こちらを見たんだ。私はあわなかったけれど、多分エル兄様とチラッと目があったと思う。
気のせいかも知れないけれど…。
そうして歩いて行く客人達は、そのまま皇王達に挨拶し、「このような催しをしてくれたことに感謝を」みたいな事を言われていたんだ。
その後は、楽団が演奏する音楽が流れ出し、誘われるように中央に二人一組で集まってダンスが始まった。
女性達が着ているドレスの裾が広がってまるで綺麗な花のよう…。
カラフルな花の妖精のようにも見えた。
私はギルに手を引かれ、身体を密着させるように、二人は愛しあってる者どうしだとアピールも込めて踊ったんだ。
アシュ兄様とエル兄様も軽やかに華麗に踊っていた。
周りから見ても、愛しあっている二人に…。
エル兄様が愛らしい笑顔でアシュ兄様を見つめられて…。
でもよく目を凝らせば、悔しそうにしているご令嬢や御令息もいるみたいで…。
ダンスは同じパートナーで二回は恋人。三回以上は婚約者や夫婦とされている。
私達は続けて三回も踊ったんだ。
続ける必要性は無いけれど、他の人達が寄ってきそうだからあえてね…。
「レイン。何を考えていた?私以外に集中するには許せないね。」
そう言ってさらに身体を密着させてそっと唇を奪われてしまった。
みんなが見ているのに恥ずかしい…。
「ふふっ、なんて愛らしいんだ。他の虫は蹴散らさないとね。私に集中して…愛してるよ。レインは?」
「ここで?恥ずかしい…」
「レイン…」
「うぅ~っ、あっ、愛してるギル…。」
そう返事すると抱き込まれてフロアから出た。
「ギル?」
「あぁ、エルとアシュが出ていくな…。」
見るとエルとアシュが一緒にグラスを片手にベランダで涼みながら休んでいたんだ。
少し人に酔ったかのかしら?
この世界は十六歳から飲酒が許されているから、アルコールも多く出ていた。
私達はまだだから喉が乾けばジュースを頂いて飲んでいたけれどね。
でもアルコール独特の香りがするから…。
「エル大丈夫か?」
「はい。大丈夫です。もう少ししたら戻りますか?」
「それも良いけれど、庭園の方に降りないか?今日は特別に開園してくださっているからね。」
そう言う声が拾えた。
多分魔法を使ってエル兄様とアシュ兄様の会話を拾ったんだろう…。
エル兄様はアシュ兄様に手を引かれて階段を下り、直ぐ側の庭園の方に足を運ぶようだ。
私達はベランダからそれを見ていた。
見える先は綺麗な花や生垣と噴水の水が月の光を反射させてか綺麗だった。
私の住んでいるお屋敷は侯爵家であるから、もちろん呼ばれています。
小さな子供は参加できないけれど、学園高等部に在籍している者は、余程の理由がない限り招待された家の者として参加が義務付けられていたんでし。
これは多分、私とエル兄様に「城においで」と言う事だろうと思うのよね。
いや「おいで」でなく「来なさい」かも知れない。
エル兄様も同じ意見でうんざりされていました。
私とエル兄様はお城での催しは一度しか参加していませんが、いい思い出はないのです。
ギル兄様…いやギルとアシュ兄様が素敵で人気があり婚約の打診をされていた方々が多かったんです。
全てお断りしていたようですが…
それで私の方に矛先が来たんです。
エル兄様が言うには闇の魔法でここりの奥に潜む嫉妬心などを増長させて攻撃して来たんだろうと言っていました。
物理攻撃ではなくて精神的攻撃です。
その魔法が解けた後の女性達は自分が何を言ったのか覚えていないとか…。
後、エル兄様を襲った者もいて、お城の方で捕えられたそうです。
だからいい思い出がないから本当は行きたくないんです。
貴族としては良くないですけれどもね…。
将来はギルの妻として一緒に参加する事が多いから、なれておいた方がいいんだけれど…。
うん、今回は練習だと思っておこう。
本番に近い練習。だから気合を入れて頑張る。
父様はうんざりしながらも、朝食の席で「夕方からだから、昼間ゆっくりと休んで準備しなさい。」って言っていた。
と言う事は、帰りが遅くなる可能性が高いと言うことですね。
侍女達が頷き合っているから…
何か計画してるんだろうなぁ~。
私にはわからないけれど…。
さっきの意気込みを振り返りながら部屋に戻ると、早速入浴から全身マッサージ。髪や肌の手入れをバッチリされました。薔薇のお花がお風呂に浮かべられていたのはとても良かった。
気分も落ち着くし、癒される。
軽めの昼食を、いつもよりも早い時間に出されて…。
意外とお腹が空いていたから美味しくいただいたんだけどね…。
夜遅くなる可能性も考慮してその後お昼寝をさせてもらって…
緊張していた割にはぐっすり眠ってしまいました。
安眠効果のお茶を飲んだせいかしら。
緊張していたからね。
それとも侍女が気を利かせて密かに焚いてくれた安眠効果のお香の香り?
あれもいい香りで…
そのおかげで本当に短時間であるがぐっすりと眠れたんだ。
「ありがとう」とお礼を言うと、滅相もありません。「主人に対して当然のことですよ」って微笑んでくれたんだ。
優しい微笑みで、いつもお世話をしてくれるこの侍女達には感謝です。
獣人の侍女も侍従も今は仲良しだしね。
起きた後、さっそくお城に行く為に着替えるんだけどね…そう、母様が仕立ててくれた服を着るんだけれど…。
とっても綺麗なんだよ。そして可愛い…。
ギルの色と父様の色が入っていたんんです。
多分エル兄様も同じような感じでアシュ兄様と父様のお色が入った服だと思います。
今回のはデザインとか私たち二人は見てないんです。
母様とデザイナーさんとで私とギルがお揃いで、エル兄様とアシュ兄様がお揃いの物を準備してくれたんです。
かなり熱を入れたそうですよ。
母様がそう言って笑っていましたから。
養子である私達二人だけど、フィンレイ侯爵家の父様筆頭に『大切にしている我が子だ』とのアピールらしいです。そして私にはギルの色、エル兄様にはアシュの色で夫婦と夫夫で『お互いが愛し合っている存在である』事もアピールだそうです。
服装やそれと一緒に使うアクセサリーとかで、そこまで他の人達に伝えれるなんて凄いです。
さすが母様です。
ですが、そう教えられて身につけるのは私とエル兄様であって…うん恥ずかしい…。
他の人が見たら直ぐに理解できるって事です。
う~~~~~~~~~~っ、やっぱり恥ずかしいよ~。
ドレスは袖はスリーブタイプで、ドレスのスカート部分が裾に向かって大きくふくらんだデザインです。まだ小柄な身長ですから、ウエストの位置は高めにしてくれてるんです。ギル兄様と父様のお色の小さな魔石をアクセントのように縫い付けられているんですが、重さは感じないので何か刻印を施しているのかもしれないのよね。
普通に着たら思いと思うけれど、ふんわりとした感じで重さを本当に感じないんです。
髪は少しだけアップにして、そこにも兄様の色と父様の色の魔石で飾られた髪飾りがつけられてるんです。
精霊が摘んでくれたお花も使ってね。
たくさんのお守りがついている感じでしかもそれが綺麗なアクセサリーなんて嬉しいです。
「会場には剣などの武器は持ち込めません。たとえ護身用でもです。ですからご自身の身を守る為に、このような装飾の形にして身につけるんですよ。もし何かでドレスを汚そうとしても弾かれますし、邪な感情をお持ちの方は近づけません。ドレスには綺麗に見えるよう銀糸と金糸で刺繍など施していますが、それも防御付与されていますから、例え猛毒などの薬類を飲ませようとしても解毒されてしまいます。それ以外にも…。」
「何だか物凄いものが多く付与されているような…。」
「はい。当然ですよ。貞操の危機も免れる特殊版です。お相手であるギルベルト様以外は絶対に大丈夫。これほどの物を作り上げるのは大変でしたが楽しくもありました。」
侍女のアンとリリが自信満々で教えてくれている。
「でも、屋敷の者で作った訳ではないでしょう?いつもの店の方に注文して出来上がった物が届けられているはずだし…。確か母様のお気に入りのお店でいつも服を作られていたから、私たち家族のサイズとかはよく知っていたはずだし…。」
「デザインから縫製まではお願いしています。もちろんいつもの信頼できるところにですが…ただもしもの事がありますから、屋敷の侍女達や侍従達で最後全て行いました。ボタン付けから刺繍、宝飾のような小さな魔石の縫い付けまでです。背後のボタンで使われたのは魔石ですし、ドレスには散りばめられたように飾られている魔石も相手のお色…ギルベルト様と旦那様のお色の小さな物を集めて特殊加工を施して…。」
「侍従の皆さんや侍女に皆さんがですか?私の事をそんなに心配してもらい、しかもこのような素晴らしいものを作るあげてくれるなんて…ありがとうございます。」
屋敷の者達がそれだけ私達の事を心配したんだ。嬉しい。
多分エル兄様のも色々と工夫してくれたんだろう。
愛されてる感がして嬉しい。
ギルやアシュ兄様にもしてくれたんだろうな…。
かなり大変だった思うし、時間もかかったと思う。
普段の仕事にプラスしてだから…。
父様にお願いして私達からお礼をしても良い許可を貰いたいな…。
「さぁ、準備ができました。いかがでしょうか?」
リリが私の背後の誰かにそう言うから、えっ?と思って後ろを振り返った。
そこにはいつも以上に輝いているギルがいて…。
「素敵です。そんな素晴らしい格好で他の人達が寄ってきたら…私どうしたらいいのでしょう。困ります。」
思わずギルの方に駆けてしまい、そのまま胸に飛びつきそうになるのを我慢する。
マナー違反です。私は淑女ですから…。
「私の胸に飛び込んでくれると思ったのに残念。ふふふっ…レイン、もし私にレイン以外の者が寄ってきても、相手にはしないよ。貴族の会話として話すだけだ。会話から情報を得て領民やみんなを守るために必要だからね。レイン筆頭に守るのが私の勤めになるからね。だから私にはレインだけです。それにしても…うん、とても可愛い。レインの可愛らしさを引き立たせるドレスですね。さすが母上です。それに多くの魔法が付与されているから私的にも安心です。それよりも、今日は近づかないかもしれないが、方に多くのムシが寄ってきて付いたら困るなぁ~。一緒に屋敷に閉じ籠る?」
「ギルベルト様…そんな事は許されませんよ。皆様が下でお待ちですので、まいりましょう。」
そう促されて、ギルのエスコートで向かったんだ。
エル兄様もアシュ兄様と手を繋いで歩かれている。
チラッと見ましたが、エル兄様の可愛らしさがひきたたされたデザインでした。ついているアクセサリーはアシュ兄様や父様の色で、でもアシュ兄様のお色の物の方が多いですね。刺繍もされていて…私と同じだと言っていたから、うんいい感じです。
アシュ兄様のなんとも言えない愛情いっぱいでエル兄様を見つめているのは、うん恥ずかしいぐらい素晴らしいと思います。
ギルは…チラッとギル兄様の方を向けば、こちらも嬉しそうです。
幸せ…。
父様と母様もいつも以上にかっこいいし、綺麗でした。
父様が独身の頃はきっとオモテになったでしょう。母様もです。
会場で一輪のバラの如くと言った感じで輝いていたんじゃないかって…。
あくまで想像です。
アルとアイは、学園高等部には入っていないから、もちろん留守番。
「ギル兄様、アシュ兄様、素敵です。兄様達の魅力満載ですね。エル兄様やレイン姉様も可愛らしすぎる。天使や妖精…違う、精霊のような何とも言えない雰囲気も…。ギル兄様、アシュ兄様。エル兄様とレイン姉様をよろしくお願いします。」
「えっ?」
「えっと?」
「「もちろんだ。ムシなど近づけないし、。むしろ蹴散らしてくるよ!」」
「「ん?ムシ?」」
私とエル兄様はお互い、こてんと首を傾げたんだ。
お城ってそんなにムシが多いのでしょうか?
「エルもレインもよく似合っている。確かに可愛いな。ギルもアシュもよく似合っているな。しっかりエルとレインを頼んだよ。自身も気をつけるように!」
「本当に私達の子供は可愛らしいし、仲良しね。」
父様と母様もニコニコ笑顔です。
馬車がエントラスに入ってきて、私はみんなが乗れる大きな馬車を想像していたんだけど、いつも使用している馬車でした。
なら…もしかして二台で行くの?と思ったけれど、もう一台はない…。
えっと?
馬車のドアが開けられて、父様達が先に、その後ギル兄様に手を引かれて私と乗り込み次はエル兄様とアシュ兄様ですが…。
入ると、馬車自体に空間属性を付与してますか?
ものすごく魔改造されていると思って、驚きを通り越して唖然としました。
侯爵家のみんなでいつもくつろぐあの部屋ぐらいの広さです。
最後にレイが乗り込んで、父様達や私達に当然のようにお茶を出してくれました。
しかも宴では食事があまり取れないだろうと、軽く軽食も出してくれて…。
「この空間で、もし汚されたとしても、直ぐに浄化されますので大丈夫ですよ。」
レイがそうニコニコしながら教えてくれんです。
せっかくのドレスやスーツが食べたものなどで汚れたら大変ですものね。
やっぱり魔改造だった…。
よく見ると、わかりにくい所に刻印魔法が刻まれていたんです。
馬車の中…もう部屋って言っても良いですよね。その部屋の中に置かれているソファーは屋敷の中で置かれているものと同じで、座りごごちは最高です。
私はギルの隣に、エル兄様はアシュ兄様の隣に当然のように座り…
もう定位置ですよね…。
父様と母様はニコニコされていた。
そうやって家族で会話を楽しんでいたら…うん、ついたようです。
今回は会場前で降りていいらしく、降りた後そのまま階段を上がって行く。
ほんの数段だけですけどね…。
そして城内に入り、少しだけ庭園を眺めて…
何とも言えない美しさを醸し出している会場には、既に多くの人達がいました。
各々既に会話もされているようで…。
父様が会場いるをしたのを見た人達は、父様の所に何人も来られて、笑顔で挨拶されていたんだ。
私達にも挨拶してくれるから、きちんと習った通りに頑張った。
父様と一緒に母様やギル兄様、アシュが対応。時々エル兄様と私にも話をふられて頑張って対応したんだ。
貴族特有の言い回しは難しいですが…。
素直に全部聞いた事を受け入れてはいけないんです。
そうすると、最悪のこともあるそうです。
貴族社会…もっと勉強しないと、将来迷惑かけそう…。
皇王とご家族である皇族の方々の入場合図があり、一斉に会場内にいる者達は首を垂れる。
人が多いので、女性達は簡易的です。
本来女性の基本挨拶とされるカーテシーは少し場所を取るのでこのような大勢の所では難しいんです。
ですから、他の方々も同じです。
それに、目の前に母様がいてくださるから、それを真似たらいいのですよね。
皇王の挨拶で、皆首を上げて皇王達の方を見上げていた。
中央に一番高い豪華な席には皇王が、その横には皇妃殿下が立っていた。
皇王専属執事兼護衛の者はその背後に立っていたんだ。
その姿はさすがとしか言えません。
私達が見る左側には皇子殿下や皇女殿下の皆様が同じように立っておられて…。皇太子殿下を筆頭にやっぱり順番があるのですね…。
そんな事を考えていたら、来客入場の声が会場内に響き渡って…。
サーっと真ん中に道ができたんです。
私とエル兄様はお互いの大切なパートナーの側。
父様と母様の背後に立っているんです。
ギルが私の緊張感を感じ取ってくれて、そっと手を握ってくれました。
ほのかに感じる優しい兄様…ギルの魔力で…落ち着いてくる…。
私もまだ時々ギルをギル兄様と呼んでしまう。エル兄様も私と同じでアシュ兄様をアシュと呼ばないといけないのにアシュ兄様とか兄様と呼んでしまうのよね。
長年そう呼び続けていたからねなんだけれども…その度にキスされて諭されるんのよね…私達…。
「夫に対して、どう呼ぶんだった?」って…。
だから特に緊張した時には要注意。ポロッと出そう。
私達は婚約者でなく婚姻者。夫婦になっているからね。エル兄様は夫夫になっているから…。
エル兄様は男らしくなりたいみたいだけれども、可愛らしいからやっぱり妻的存在ですよ。
「アシュ兄様をー抱き上げて」とか言われて筋肉をつけようと頑張っていたけれど、体質的なのか細身のしなやかさを持っているんです。
「レイン、大丈夫だよ。」
ギルがそっと屈んで私の耳元で呟いてきた。
思わず顔が火照る。
エル兄様も真っ赤になっているから、アシュ兄様にギルが言った言葉と行動をされたのだろう。
ギルの手をぎゅっと握ってしまう…。
すると直ぐに、ギルも優しく握り返してくれたんだ。
ホッ…。
そうしていたら、私達の目の前を悠然と歩いている人物に、ん?侍従の素振りをしているけれど、不思議な雰囲気の人物が…。あの男性は?どう見ても侍従じゃない。もっと高貴な存在だと思う。
帝国にの…多分だけど、皇帝の子息あたり…。もしかして身分を隠してついて来られた?
そう思って見ていたら、。こちらを見たんだ。私はあわなかったけれど、多分エル兄様とチラッと目があったと思う。
気のせいかも知れないけれど…。
そうして歩いて行く客人達は、そのまま皇王達に挨拶し、「このような催しをしてくれたことに感謝を」みたいな事を言われていたんだ。
その後は、楽団が演奏する音楽が流れ出し、誘われるように中央に二人一組で集まってダンスが始まった。
女性達が着ているドレスの裾が広がってまるで綺麗な花のよう…。
カラフルな花の妖精のようにも見えた。
私はギルに手を引かれ、身体を密着させるように、二人は愛しあってる者どうしだとアピールも込めて踊ったんだ。
アシュ兄様とエル兄様も軽やかに華麗に踊っていた。
周りから見ても、愛しあっている二人に…。
エル兄様が愛らしい笑顔でアシュ兄様を見つめられて…。
でもよく目を凝らせば、悔しそうにしているご令嬢や御令息もいるみたいで…。
ダンスは同じパートナーで二回は恋人。三回以上は婚約者や夫婦とされている。
私達は続けて三回も踊ったんだ。
続ける必要性は無いけれど、他の人達が寄ってきそうだからあえてね…。
「レイン。何を考えていた?私以外に集中するには許せないね。」
そう言ってさらに身体を密着させてそっと唇を奪われてしまった。
みんなが見ているのに恥ずかしい…。
「ふふっ、なんて愛らしいんだ。他の虫は蹴散らさないとね。私に集中して…愛してるよ。レインは?」
「ここで?恥ずかしい…」
「レイン…」
「うぅ~っ、あっ、愛してるギル…。」
そう返事すると抱き込まれてフロアから出た。
「ギル?」
「あぁ、エルとアシュが出ていくな…。」
見るとエルとアシュが一緒にグラスを片手にベランダで涼みながら休んでいたんだ。
少し人に酔ったかのかしら?
この世界は十六歳から飲酒が許されているから、アルコールも多く出ていた。
私達はまだだから喉が乾けばジュースを頂いて飲んでいたけれどね。
でもアルコール独特の香りがするから…。
「エル大丈夫か?」
「はい。大丈夫です。もう少ししたら戻りますか?」
「それも良いけれど、庭園の方に降りないか?今日は特別に開園してくださっているからね。」
そう言う声が拾えた。
多分魔法を使ってエル兄様とアシュ兄様の会話を拾ったんだろう…。
エル兄様はアシュ兄様に手を引かれて階段を下り、直ぐ側の庭園の方に足を運ぶようだ。
私達はベランダからそれを見ていた。
見える先は綺麗な花や生垣と噴水の水が月の光を反射させてか綺麗だった。
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