オメガ転生。

学園生活

学園祭

開催宣言後、学園内を一部開放して学園祭が開催された。
みんなで色々準備した。後は…

いろんなクラスの出し物や、展示、その他とそれぞれに盛況の様だ。
うん、良い感じだ。

「翔、向こうの格闘戦観に行かないか？」
「もうそんな時間？」

今日は午後から格闘トーナメント戦が行われる予定となっていた。
魔法あり、剣術ありみたいな感じだ。
上位者には、将来騎士団などに入る時、かなり有利な配慮がされるみたいだ。

「確か高藤が出るんだよな！」
「あぁ、景正は確か魔法騎士を目指すんだったっか？だから、その部門で出るとか言ってたよ」
「そうそう、騎士団の中でも、魔法騎士になりたいからって、いつも早朝から鍛錬してたもんね」

そうなんだよね。彼の兄達も城勤めで、文官と騎士とだったか？
彼の両親は健在で、爵位を持って領地を経営しているから、子供達はここに職務を全うせよ観たいな感じらしい。
長男は跡継ぎだから、領地経営と城勤め兼務らしいけど…
そんな事もあり、自分も希望の道にとか言っていた。
彼ならなれるよ。

でも、僕は何になれるだろうか？何になりたい？
兄みたいなアルファでないから、体力はどうしても劣る。
勿論、後継でもない。
なら、文官を目指すのも良いと思ってるんだけど、文官にも優秀なアルファが多いというし…

嫌々、今までの努力と、前世の経験をいかせば良い線いけると…思いたい…

「そう言えば、一般参加もあったよね。今回、とっておきの特別参加の人がいたんだよね。誰だろう…知ってる？」
「この学園の卒業生と言ってたけどね…でもさ、皇族とか貴族とか多く卒業しているから、結構すごい人が来るかもね。それを観れるだけでも良いと思う」

そんな話をしながら急いで会場に向かう。
ついた時には、結構な観客で、一部立見になっていた。
これ以上なら、人数制限するとか言ってた。