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学園生活
やばいです
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結果…泣かれた。
連れ攫われた事は事実だから、隠してもすぐにバレるだろうから、そこは少し濁しながら話したんだけどなぁ…
ベットで襲われた事は伏せた。
なにせオメガだから、下手に襲われ噛まれでもしたら強制的に番にされてしまう。
その後、大切にされればまだマシだけど、捨てられでもしたら、オメガは狂ってしまうんだ。
番いとして噛んだアルファ以上の強いアルファに再度噛まれて上書きされ、番にしてもらえれば狂わなくてもすむらしいけど、早々そう上手くいくわけがない。
性処理様に飼われて、最後…考えたくないよ…
多分、そこまで考えたのだろう。ぷるぷると身を震わせて、大粒の涙を流し出した。
こうなると、中々泣き止まない…
可愛いんだけど、困った。
昼休み中にどうにかしないと…無理かも…
「玲奈、でも、助けてもらって今僕はここにいるんだよ。ほら、ケガとかしてないだろう?ね?泣かないで」
「ケガだけの問題じゃないでしょう!身体のケガだけじゃ!心だってケガするのよ!心配したんだから~~」
抱きしめて背中をトントンしてあげる。
次第に落ち着いて来たのか、しゃくりあげながら『帰って来てくれて良かった」と言ってくれた。
僕の分まで怒ってくれて、泣いてくれる優しい玲奈。絶対に守らないと。
玲奈自身を大切にして守ってくれる…そんな男性が現れるまで…
真っ赤になった眼をどうにかしないと…瞼とかも腫れてしまってる…
そっと玲奈の頬に触れて、そんな事を考えていたら…掌から温かいものを感じた。
玲奈の頬が温かいからとかではなくて、まさに『手あて』という感じ。
そして、一瞬光ったと思ったら、玲奈のうさぎの様に紅くなった眼も腫れた瞼も癒されていた。
「「えっ?」」
こんな魔法みたいな事、できた事ないよ?どう言う事??
呆然と2人で顔を見合わす。
口を開こうとした時、昼休みが終わる予鈴の音が聞こえて来た。
「えっと…急ごうか」
「そうね、急ぎましょう」
慌てて片付け、お互い教室に戻った。
連れ攫われた事は事実だから、隠してもすぐにバレるだろうから、そこは少し濁しながら話したんだけどなぁ…
ベットで襲われた事は伏せた。
なにせオメガだから、下手に襲われ噛まれでもしたら強制的に番にされてしまう。
その後、大切にされればまだマシだけど、捨てられでもしたら、オメガは狂ってしまうんだ。
番いとして噛んだアルファ以上の強いアルファに再度噛まれて上書きされ、番にしてもらえれば狂わなくてもすむらしいけど、早々そう上手くいくわけがない。
性処理様に飼われて、最後…考えたくないよ…
多分、そこまで考えたのだろう。ぷるぷると身を震わせて、大粒の涙を流し出した。
こうなると、中々泣き止まない…
可愛いんだけど、困った。
昼休み中にどうにかしないと…無理かも…
「玲奈、でも、助けてもらって今僕はここにいるんだよ。ほら、ケガとかしてないだろう?ね?泣かないで」
「ケガだけの問題じゃないでしょう!身体のケガだけじゃ!心だってケガするのよ!心配したんだから~~」
抱きしめて背中をトントンしてあげる。
次第に落ち着いて来たのか、しゃくりあげながら『帰って来てくれて良かった」と言ってくれた。
僕の分まで怒ってくれて、泣いてくれる優しい玲奈。絶対に守らないと。
玲奈自身を大切にして守ってくれる…そんな男性が現れるまで…
真っ赤になった眼をどうにかしないと…瞼とかも腫れてしまってる…
そっと玲奈の頬に触れて、そんな事を考えていたら…掌から温かいものを感じた。
玲奈の頬が温かいからとかではなくて、まさに『手あて』という感じ。
そして、一瞬光ったと思ったら、玲奈のうさぎの様に紅くなった眼も腫れた瞼も癒されていた。
「「えっ?」」
こんな魔法みたいな事、できた事ないよ?どう言う事??
呆然と2人で顔を見合わす。
口を開こうとした時、昼休みが終わる予鈴の音が聞こえて来た。
「えっと…急ごうか」
「そうね、急ぎましょう」
慌てて片付け、お互い教室に戻った。
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