オメガ転生。

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学園生活

やばいです

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「本当に何も無いのか?困ってる事とか?」
「ナイナイ。それより…」

話題を変えて、この腕の檻から逃れたい…
でも、あの事…彼女の事をふってもいいのか?あれは彼女から言った方がいいだろうから、僕からは言わない方が…

「ん?何かあるのか?何か隠し事か?翔は隠し事が下手だからすぐにわかるんだぞ!」
「別に何も隠してない。と言うか、何をそんなに心配してるんだ?」

もしかして、自分の嫌はフラグとか、妹が悪役令嬢になる事を阻止してるとか、そんな事か?確かにそれらは隠してるけどさ…あと、オメガだって事…もしかしてバレたのか?それヤバくない??

焦りながらもそう答えていた。
長い付き合いだから、バレたのか?そうなのか?

「翔?」
「いゃ、何でもない」
「………」
「何でもないし、本当、何も隠してないよ」
「はぁ…………わかった。じゃ、代わりに今さっき聞きかけた事は何?」
「それは…ほら、景正って結構モテるだろ。僕も男だし、どうしたらそんなにモテるのかなぁ…なんて…」

少し上目遣いで聞いてみた。
この事は事実だし、聞いてみたいと興味があったのも事実だ。

いきなり景正の顔が真っ赤に染まっていく。
「えっ?そんなに照れる事なの?」
「ちっ、そんな可愛らしい顔で聞いてくるなんてずるいだろ。本当こっちの気持ちも知らないで…」
「ん?なになに?そんな小さな声で、しかもそっぽ向かれたらわかんないよ」

腕の檻が解除された。
片手で顔を覆いながら、少し後ろに交代してくれて助かったよ。

すかさず距離を少し置く。
でないとまた閉じ込められるかもしれないしな…

「そう言えば、例の女子生徒も景正に興味があるとかないとか…」

ポロッと出てしまった。彼女から聞くと思って黙っとこうと思ったのに、景正の反応が面白くて…
だが、それは少し地雷だったようだ。
表情が怖い。周りからブリザードが…
こういう時は、逃げるが勝ちだ。

「ごめん、用事思い出した。またな…」
「ちょっと待て…おい!!」

脱兎の如く逃げる。
腕を掴まれそうになったが、逃げ足は昔から僕の方が速かったから…逃げれたよ~~~
後で捕まえられたら…逃げれる自信があまりないなぁ…





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