オメガ転生。

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学園生活

やばいです

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鍛錬用の走りやすい服に着替え、寮の回りを走り出す。
この寮に来てからほぼ毎日行っていることではあるが、今日はあの悪夢を見たため、この何とも言えない気分をどうにかしたいと言う気持ちが勝っていた。

はっはっと息を吐きながら数周走った。
しっとりとかいた汗は、いつしか流れる汗となっていた。

ゆっくりと速度を落とし、足を止める。
少しは気分が晴れた。
朝の涼やかな空気を吸い込み、落ち着かせる。

「翔、おはよう。お疲れ」

そう言ってポンとタオルを渡してくれたのは、幼馴染であり友人である景正だった。

「おはよう。景正も鍛錬か?」
「あぁ、いつものな。毎日やっていると、よっぽどでない限り、やらないと気持ちが悪くなるからな」
「そういうものか?」

そういいながら、クスクス笑い合った。

「そう言えば…」
「何だ?」
「いゃ、体調は大丈夫なのか?その…いゃ、何でもない」

歯切れの悪いセリフを吐かれた。
一体何なんだろうか…
よくわからない…が、気にしすぎてもダメか…

「そう言えば、何か変わった事あるか?」
「何でそんなこと聞いてくるんだ?」
「いゃ、この頃のお前、少し変わったと思ってさ」
「それは、良い感じか?それとも悪い感じで?」
「良い感じでと言いたいけど…」
「悪いってことか?」
「悪くはないんだ。ただ心配なだけだ」

そう言いながら、壁際に追い込まれてしまった。
いわゆる壁ドン状態だ。
男女間でなら、ドキドキイベントかもしれないが、男同士だ。悪い意味でドキドキする。
そう、何かを聞き出すために、追い込むための動作…
僕は獲物か??
何だか怖い…
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