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学園生活
そんな事が(雅貴)
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「なるほどね…まぁ、彼が相手だと安心だね。そうか…そんな能力者が三人もいたなんてね。一人をこちらに引き込んだと考えたら、まぁ良しとしよう。後の件も大方片付いたんだね。神殿側も今回のことであの人が協力すると言ったのなら、時間はかからないだろう。貴族側も粛清できる。うん、これを期に一気に膿を出してしまった方がいいだろう…まぁ、やり過ぎは良くないがな」
ため息をつきながらそう答えていた。
だが、何やら楽しそうだ。
こちらとしては、面白くもなんともない。
面倒事は、こちらに丸投げするつもりか?
それとも…
「そう言えば、捕まえた者達だが…」
「何かありましたか?」
「あぁ、あの者に繋がりそうな者達だが…牢の中で自害していた」
「なっ…」
「殺害されていた者もいたか…拘束した時、身体調査もしたはずなのだが…奴の手の者が入り込んでいたようだ」
「もしや、そのまま引き下がるおつもりか?」
「いゃ、そんなわけがないだろう。逃げる獲物は捉えねばな…ただ、国外に出れば厄介だ」
大袈裟なジェスチャーをするが、胡散臭いものだ…
「そこで、私と君と、あやつとで刈り取りに行こうと思うんだ。城には影武者を置いてきたから大丈夫。教皇も協力するだろう。よって早速だが」
パチンと指を鳴らし、結界を解くと…
「兄上、なんでここに?って、えっ?」
「ほら、今から狩に行くぞ」
そう言って、またパチンと指を鳴らすと床一面に魔法陣が展開し、別の場所へ飛ばされた。
「若かれし頃みんなで色々で歩いたおかげだ。知っている場所、いったことのある場所は、こうしてつなげれるのだから、便利便利」
「相変わらず、無茶苦茶ですね」
「そう言うな。せっかく三人と良い侍従と作戦実行できるんだから」
奴の執事はいつもの事だけど理解してるのだろう。私の方それなりに対応できる。
良いことなのか、悪いことなのか…
まぁ、この男がここまでやるのだから、利用させてもらおう…
ため息をつきながらそう答えていた。
だが、何やら楽しそうだ。
こちらとしては、面白くもなんともない。
面倒事は、こちらに丸投げするつもりか?
それとも…
「そう言えば、捕まえた者達だが…」
「何かありましたか?」
「あぁ、あの者に繋がりそうな者達だが…牢の中で自害していた」
「なっ…」
「殺害されていた者もいたか…拘束した時、身体調査もしたはずなのだが…奴の手の者が入り込んでいたようだ」
「もしや、そのまま引き下がるおつもりか?」
「いゃ、そんなわけがないだろう。逃げる獲物は捉えねばな…ただ、国外に出れば厄介だ」
大袈裟なジェスチャーをするが、胡散臭いものだ…
「そこで、私と君と、あやつとで刈り取りに行こうと思うんだ。城には影武者を置いてきたから大丈夫。教皇も協力するだろう。よって早速だが」
パチンと指を鳴らし、結界を解くと…
「兄上、なんでここに?って、えっ?」
「ほら、今から狩に行くぞ」
そう言って、またパチンと指を鳴らすと床一面に魔法陣が展開し、別の場所へ飛ばされた。
「若かれし頃みんなで色々で歩いたおかげだ。知っている場所、いったことのある場所は、こうしてつなげれるのだから、便利便利」
「相変わらず、無茶苦茶ですね」
「そう言うな。せっかく三人と良い侍従と作戦実行できるんだから」
奴の執事はいつもの事だけど理解してるのだろう。私の方それなりに対応できる。
良いことなのか、悪いことなのか…
まぁ、この男がここまでやるのだから、利用させてもらおう…
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