オメガ転生。

学園生活

そんな事が

起きたら、雅貴さんは屋敷にはいなかった。

「雅貴さんが不在なら、僕は家に…」
「ダメですダメです。居ていただかないと」
「そうです。それに、雅貴様から翔様にしていただきたいと」
「えっ？いないなら、まだ家族でもない僕がここに居るのは…それにしてもらいたい事って？」

ベットから出て着替えてから、朝食をいただいていた時に、急な仕事でしばらく帰ってこないことを知ったから、ここにずうずうしくお世話になるのも悪いと思ったからそう言ったんだが、思いっきりこの屋敷の執事や侍従達に止められた。
最後には、執務室のように整えられている僕ようの部屋ってどういう事？？ていう部屋に案内されて、資料を山積みされた。

「翔様、これがこの国過去の事案でして、その後がこのように政策され、今の現状です。これをまずは読破していただいて、これらの資料を整理して欲しいとのことです。勿論、我々も補佐するよう指示を受けておりますから、まずは…」
「えっ？今は大切なものを僕に？」
「はい。まだまだしていただきたいものがありますから…」

そうせかされて、仕方なく資料を見ていく。
事細かく、わかりやすくされている資料もさることながら…うん。面白い…

ついつい楽しんでのめり込んでしまった。