オメガ転生。

学園生活

そんな事が…

残念な気持ちになったが…命あってのものだ。
今回は…

ん？何やら騒がしい…どうした？？

「旦那様、大変です」

侍従の一人が慌てて来た。
執事は？？

「黒田はどうした？」
「そっ、それが…」

ドカドカドカと大勢の足音と、金属音が鳴り響きながら近づいてくる。
これは一体…

あわあわしながら、必死で逃げるよう訴える侍従。
これは、何やら…

急ぎ隠し扉に向かおうとした時…

「おっと、どこに行こうとしてるんだ？」

低音で少し怒気をを滲ませた声がし、いつのまにか騎士団の服を着たもの達が隠し扉を塞いでいた。
しかも、風のような迅速な動きで、自分自身が床にねじ伏せられていた。

「離せ！どう言う事だ！！私が誰だかわかっているのか！」
「うるさいハエですね。少し黙ってもらいましょうか！」
「あぁ、こんな格好を…見てないだろうな！！」
「俺たちが入る前にお前ら二人が入って隠したんだから、見えるわけねえだろ！しかも、そいつを叩きのめしてるし…」

鎖に繋いでいたはずの愛しいものは、いつの間にか枷を外され、彼らの服を着せられて保護されている。
その足元には、彼の方が…踏みつけられている……

「そんな事より、さっさと連行して、しっかり吐かせてくださいね」
「ここまでしたのだから、キッチリとお願いしますね。何なら私が…」

ポキポキと組んだ指を鳴らしながら、威圧してくる…
あぁ…終わった…

ガックリとし、後はされるがまま従わざるを得なかった…