オメガ転生。

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学園生活

そんな事が

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それから数日後、雅貴さんやユリウスに部屋から出ないように強く言われ、仕方なく本を読んだり、宿題をこなしながら過ごした。
学院はちょうど休みだからよかったけれど…
家族の事や、友人の事などは、簡単には教えてくれるけれど、『大丈夫』『元気にしている』などしか教えてもらえなかった。
政治的なものも絡んでいるから、少し待って欲しいとのことだった。

あと、何に使うのか教えてもらえなかったが、髪を少し欲しいと言われて、ちょうど長くなってきたから切ろうと思っていた事を伝えて、散髪がてらに切って渡した。

大切そうに持っていっていたのは気になるけど、あの雅貴さんだし、あのユリウスだから…
変なことには使わないよね…
きっと…

少し心配になって来た…
やっぱり、捨ててもらおう。そうしよう…

そう思い、返してもらおうと思った時には、どこにいったのか消えていた。
一体何をしたんだ??

「ほら、皇帝陛下が囮の件を言っていただろう?あれに使うのです。本当は嫌なんですけどね…」
「髪の一房、いゃ、一本でも嫌なんですけどね…仕方ありませんね」

そうか…政治的なものに… ん??
もしかして、僕のクローンとか作っちゃうの?えっと?そんな事できるんだ??
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